ふりかけがあれば、朝の忙しい時でもさっとご飯が食べられますし、お弁当にも大活躍しますよね。
先日、大根の葉が余ったので、手作りふりかけに初挑戦してみましたが、とてもおいしくできて大満足!
ですが、結構大量に作ってしまって賞味期限が気になっています…。
冷蔵庫にしまったまま忘れていて1週間はたったと思うのですが、ふりかけはどれくらい日持ちするのか全く見当もつきません。
そこで、今回はふりかけの賞味期限についてほか、次のようなトピックを調べてみることにしました!
- 市販品や手作りふりかけの賞味期限や日持ち
- 賞味期限切れのふりかけはいつまで大丈夫か
- ふりかけは腐るとどうなるのか
- ふりかけの正しい保存方法
市販のふりかけに関しても未開封や開封後にかかわらず、すっかり賞味期限が切れてしまったものを、パントリーで発見することがあります。
乾燥させた粉末タイプから、しっとり生タイプまで様々なふりかけが販売されていますが、これらの賞味期限の違いについても調べてみました。
後半の章では、市販品や手作りのふりかけを長く美味しく保存させるコツも記載しましたので、ぜひ参考にしてくださいね!
目次
ふりかけの賞味期限・日持ちはどれくらい?市販品や手作りを調査!
ふりかけの賞味期限といっても、様々なメーカーから販売されています。
また、常温で保存するものや、冷蔵保存が必要なもの、手作りのものなど様々なタイプがありますよね。
そこで、メーカーごとのふりかけの賞味期限を調べてみたので、紹介したいと思います。
市販のふりかけの賞味期限はメーカーによってかなり違う!
以下で、常温・冷蔵保存のふりかけの賞味期限を、メーカー別に表にまとめてみました。
メーカー名 | 保存方法 | 賞味期限 | 情報元 |
丸美屋(ふりかけ) | 常温 | 12ヶ月 | 情報サイトより |
丸美屋(ソフトふりかけ) | 8ヶ月 | 情報サイトより | |
玉木屋 | 3ヶ月 | 公式HPより | |
大森屋 | 12ヶ月 | 公式サイトより | |
福さ屋 | 12ヶ月 | 販売サイトより | |
永谷園(大人のふりかけ) | 12~18ヶ月 | 販売サイトより | |
永谷園(アンパンマンふりかけ) | 15ヶ月 | 販売サイトより | |
錦松梅 | 180日 | 公式HPより | |
まるじょう | 12ヶ月 | 販売サイトより | |
澤田食品(シャキット梅ちりめん) | 90日 | 公式HPより | |
澤田食品(いか昆布・要冷蔵) | 冷蔵 | 30日 | 公式HPより |
澤田食品(野沢菜ちりめん・要冷蔵) | 14日 | 公式HPより |
澤田食品のふりかけのように常温で90日もつものや、冷蔵で30日や14日しかもたないものなど、種類によって異なってきます。
また、当然ながらこちらの賞味期限は未開封の場合です。
開封後はどのくらいもつかというと、例えば永谷園の「大人のふりかけ」の場合。
公式サイトで「開封後はチャックをきちんと閉めて保管し、1ヶ月以内にお召し上がりください」とあります。
表で紹介した賞味期限はほんの一例で、メーカーやふりかけのタイプによっても、かなりの幅があることがわかりました。
ですから、購入した商品の賞味期限は必ず確かめてみてくださいね。
ここまでは市販のふりかけの賞味期限を見てきましたが、手作りのふりかけはどのくらい日持ちするのでしょうか?
手作りふりかけはどれくらい日持ちするの?具材別に調査!
大根の葉っぱや、ちりめんじゃこ、出汁をとった後のかつお節などから、ふりかけを自分で作る人は少なくないかと思います。
刻んでささっと炒めるだけで、ご飯が美味しく食べられる優秀な常備菜になってとても便利!
ですが、手作りのふりかけは、どのくらい日持ちするのか気になりますよね。
こちらでは、おにぎりなどにも便利な手作りのふりかけの賞味期限を表にまとめてみました!
種類 | 保存状態 | 日持ち | 引用元 |
ゆかり | 密封状態 | 1年 | 情報サイトより |
ひじき | 冷蔵 | 5〜6日 | 情報サイトより |
冷凍 | 1ヶ月 | ||
小松菜ちりめんじゃこ | 冷蔵 | 5日 | 情報サイトより |
小松菜しらす | 5〜7日 | 情報サイトより | |
大根の葉・かぶの葉 | 1週間 | 情報サイトより | |
人参葉 | 3日 | 情報サイトより | |
サバ缶使用 | 1週間 | 情報サイトより | |
かつお出汁がら | 5〜7日 | 情報サイトより |
以上のように、手作りした場合は素材によっても差がありますが、1週間以内には食べきったほうがよさそうです。
また、手作りふりかけの日持ちは、容器を清潔にするかどうかでも変わってきます。
保存に使う容器は洗ったら乾燥させ、アルコールなどでしっかり消毒してから使用しましょう!
手作りふりかけをアレンジしてみよう!
自分の作った手作りふりかけに、お好みでアレンジを加えてみませんか。
大根やかぶの葉のふりかけに、以下のようなものを加えればいつもと違った味わいが楽しめますよ。
【乾物・香味野菜】
- かつお節
- 桜えび
- ちりめんじゃこ
- 生姜
- いりごま
生姜は、みじん切りか千切りにしてから加えましょう。
【肉・豆腐・ナッツ類など】
- 豚肉・鶏肉(薄切り肉・ひき肉)
- うすあげ
- 豆腐
- くるみ・カシューナッツ・落花生・アーモンド
豆腐は水切りし、ナッツは細かく砕いていてから加えます。
冷蔵保存で1週間程度日持ちしますが、豆腐を加えた場合は3日程度になります。
市販のふりかけは、メーカーにもよりますが開封後は1ヶ月を目安に、また手作りは1週間を目安にしてなるべく早めに食べきったほうがよさそうです。
ところで、もしふりかけの賞味期限が切れてしまったら、食べても大丈夫なのでしょうか?
次項で、詳しくご紹介していきます。
ふりかけが賞味期限切れに!いつまでなら食べても大丈夫?
ふりかけは、すぐには腐らないイメージがあり、開封後に放置してしまうことはありませんか?
でも賞味期限切れに気づいたら、食べてよいものかどうか悩みますよね。
そこでまずは、賞味期限はどのような決まりで設定されているのかから見ていきましょう。
そもそも「賞味期限」ってどういうこと?
市販の商品には、賞味期限や消費期限が記載されていますが、この2つには明確な違いがあります。
農林水産省のホームページでは、次のように説明されています。
賞味期限
- 美味しく食べられる期限
- 比較的長持ちする食材や食品につけられている
例:カンズメ、スナック菓子、カップ麺等
消費期限
- 安全に食べられる期限
- 品質の劣化が早い食材や食品
- 5日以内に品質劣化が認められる場合
例:サンドイッチ、お弁当、生菓子
ふりかけは、生鮮食品などとは違って比較的長持ちするので、「賞味期限」が付けられている場合が多いです。
この賞味期限は、ある程度余裕を持って設定されています。
賞味期限の「ある程度の余裕」はどのくらい?
食品が安全かどうかの検査は、賞味期限と設定される日から、1.2〜1.5倍程度まで継時的に実施されます。
よって少なくとも、記載されている賞味期限の1.2倍の期間までは、安全に食べられるということになります。
つまり賞味期限は、安全と判定された期間よりも短く設定されているのですね。
例えば、永谷園の「アンパンマンふりかけ」の賞味期限は15ヶ月です。
ですので、
となり、賞味期限より3ヶ月過ぎた程度なら、食べられると考えられます。
ただしこれは、あくまでも「未開封」で「正しい保存方法」で保存した場合に限ります。
開封してしまうと、賞味期限は目安にはなりませんので注意してくださいね。
また、賞味期限ではなく消費期限が過ぎてしまった場合は、腐っている可能性が高いので食べないほうがよいでしょう。
中には、賞味期限が2年くらい過ぎても、気にせず食べてしまう人もいるようです。
2年前に賞味期限切れのふりかけ使う
— 🥀みわぴ🥀 (@chibiracing__) 2019年5月30日
また、4年前に賞味期限切れになったものを食べてから、あとで気がついた人もいますので、味に異変はあまりなさそうです。
福岡に来る前におばあちゃんからもらったふりかけ
全て使い切った直後に異常な賞味期限切れに気付く👻 pic.twitter.com/mQkfm4lwaT— 森井あや香 (@1240_am) 2017年5月2日
2年や4年過ぎても大丈夫とはいえ、賞味期限が切れている場合、腐っていないかどうかも気になりますよね。
そこで次は、ふりかけが痛んだらどのようになってしまうかについて、見ていきましょう。
ふりかけは腐るとどうなる?傷んだ時の見分け方がコレ!
賞味期限切れになったふりかけは腐る可能性もありますし、湿気て食べられなくなる可能性はありますよね。
これをどのように見分けるかは、臭いや味、見た目で自己判断することになります。
次のような状態になっていないかどうか、しっかり確認してみてください。
- カビが生えていないか
- 固まっている
- 変色している
- 酸っぱい匂い(異臭)
- 酸っぱい味がしないか
カビはもちろんですが、湿気ていても食べるのは嫌ですよね。
湿気て固まっている程度なら食べられますが、変な匂いが移っていることも多く、あまり美味しくないのでおすすめしません。
市販のふりかけは水分含有量が少ないものは、割と日持ちします。
例えば、永谷園の「大人のふりかけ」や丸美屋の「のりたま」などは、常温保存で長持ちします。
しかし、澤田食品の「野沢菜ちりめん」などは、水分含有量が多いため、冷蔵で14日と賞味期限が短くなるわけです。
手作りのふりかけなども水分を多く含むのでカビが生えやすく、日持ちも短いわけですね。
ふりかけの賞味期限が切れたら、腐っていないかどうかを確認しながら、自己責任で食べることになります。
ですが、きちんと保存することで日持ちが変わってくることも事実。
そこで次章では、ふりかけの正しい保存方法もあわせて確認してみましょう!
ふりかけの正しい保存方法!常温と冷蔵ならどっちがよい?
正しく保存することで、ふりかけをより一層長持ちさせられて美味しく食べられます。
市販のふりかけや手作りのふりかけ、それぞれの正しい保存方法と日持ちさせるポイントを紹介しますので、参考にしてくださいね。
市販のふりかけを保存する際のポイント
基本的に市販品の場合、ふりかけに記載されている方法で保存することです。
永谷園では「ふりかけ」や「おむすびの素」の保存方法を、以下のように紹介しています。
- 開封後はチャックをしっかり閉めて直射日光・高温多湿を避ける
- 約1ヵ月以内に食べ切る
- 常温保存で大丈夫であるが、冷蔵庫保存が風味を保てる
- 室温が35℃以上になる場合は冷蔵庫のほうが理想である
「ごましお」「減塩ごましお」も同様の保存方法ですが、開封後の賞味期限は約3ヶ月と長くなるようです。
冷凍保存も可能ですが、タイプによっては湿気を含むと急激に味が落ちるものもあるので、注意しましょう!
手作りふりかけを保存する際のポイント
手作りふりかけは、正しく冷蔵保存することで長く美味しく味わえます。
食中毒を防ぐことにもつながりますので、ぜひ以下の方法を活用してくださいね。
保存容器をしっかり乾燥・消毒する
水分が多いと食べ物は腐りやすくなるため、長期保存させるためには、保存容器をしっかり乾燥させることがポイントです。
容器を洗った後ですぐに使用したい場合は、水気をしっかり切ってからキッチンペーパーで拭きましょう。
次に、消毒です。
煮沸消毒もよいですが、アルコール消毒も有効です。
消毒する際は、容器だけではなく、ふたもしっかり煮沸・消毒しましょう。
そして、必ず冷ましてから冷蔵庫へ入れることも大切です。
まだ熱い状態で蓋を閉めてしまうと、時間がたって冷めた時に、蒸気が蓋の裏に水滴としてついてしまいます。
そうなると、ふりかけが痛む原因になってしまうので、ここはきちんと押さえておきたいポイントです。
また、その状態で冷蔵庫に入れると冷蔵庫内の温度が上がり、ほかの食材が痛むことにもつながるので、十分に注意しましょう!
まとめ
最後に、ふりかけについて調査したことをまとめます。
- 市販のふりかけの賞味期限はタイプにより冷蔵14日〜常温12ヶ月と異なる
- 手作りふりかけのほとんどは冷蔵保存で約1週間以内
- ゆかりは密封保存すれば約1年日持ちする
- 賞味期限が多少切れてもふりかけは食べられる
- カビがある、変色・異臭している、固まっているふりかけは食べない
- ふりかけの開封後はしっかり密閉保存して、約1ケ月以内に食べ切る
- 市販のふりかけは常温保存できるが、冷蔵保存のほうが風味を保てる
- 手作りふりかけを保存する時は乾燥・消毒した容器を使う
ふりかけを常備しているご家庭は多いかと思いますが、多くの方のイメージ通り、結構日持ちすることがわかりました。
ただし、いかやちりめんなどを使用しているものは、冷蔵保存で2週間~1ヶ月しか持ちません。
また日もちするといっても、3ヶ月~1年半と商品によって大幅に違うので、それぞれの商品ごとに確認するようにしましょう。
今回の調査では、薄切り肉を混ぜたりナッツを混ぜたりなど、新しいふりかけのアレンジも学べました!
お肉などが入ると家族の箸も進みますし、賞味期限以内に無駄なく使いきれるようになりそうです。
皆さんも、今回紹介した情報を参考にふりかけを正しく保存して、無駄なく美味しく召し上がって下さいね♪