先日久しぶりに冷凍庫を掃除すると、クッキーが数枚入ったジップ付きの保存袋がいくつか出てきました。
「完全に忘れていた。賞味期限が過ぎて1ヶ月どころじゃない・・・半年?いや、もしかしたら1年近く経ってるかも」
と、自分のだらしなさに呆れながら、少しずつ食べてみました。
やはり長期間保存していたらしく、冷凍庫の臭いが移っていて美味しくありません。
今回は、私の手元にあるクッキーの賞味期限、そして、期限切れのクッキーが食べられるか等について調べてみます!
- クッキーの賞味期限はどれくらい?市販品、クッキー生地、手づくりを調査
- 賞味期限切れのクッキー、消費期限はいつ?具体的に計算
- 賞味期限切れ1ヶ月は余裕で食べられる?口コミなどを調査
- クッキーは腐るとどうなる?
- クッキーの正しい保存方法
- クッキーを冷凍するときのポイント
実は、クッキーと一緒に少量のクッキー生地も発見しました。見た目は特に変化がないのですが、数か月保存していたことは確かです。
今回クッキーについて調査していくと、クッキー生地は意外と危険だとわかりました。
クッキー生地に関する情報も交えながら、詳しくご紹介していきます!
目次
クッキーの賞味期限はどれくらい?市販品や手作りなど徹底調査!
市販のクッキーの賞味期限を、徹底調査しました。
店名 | 賞味期限 | 引用元 |
ホノルルクッキー | 製造から3ヶ月 | 紹介記事より |
ステラおばさん | 発送日から 45日以上 |
公式HPより |
エシレ | 21~28日 | 紹介記事より |
西光亭 | 到着から1ヶ月~2ヶ月 | 公式HPより |
マッターホーン | 10日 | 公式HPより |
ルスルス | 2週間 | 公式HPより |
ミッシェルバッハ | 製造から20日 | 紹介記事より |
エルベラン | 夏2週間 冬3週間 |
公式HPより |
ツッカベッカライカヤヌマ | 2週間 | 公式HPより |
ツマガリ | 30日以上 | 公式HPより |
スノーボール | 40日 | 紹介記事より |
モロゾフ | 製造日から345日 | 公式HPより |
スタバ | 表示なし | 紹介記事より |
冷凍クッキー生地 | 90日 | 通販HPより |
ちなみに、手作りクッキーの賞味期限は3日~長くて1週間ほどです。
調理方法や保存方法にもよりますが、プレーンクッキー、メレンゲクッキー、アイシングクッキーなどの種類で、賞味期限に違いはありません。
市販のクッキーは賞味期限が1ヶ月ほどは珍しくなく、長いものだと1年近く日持ちするものもあるんですね!
ただし、農林水産省のホームページには下記のように書かれています。
賞味期限
未開封で保存方法を守ったときの、美味しく食べられる期限
消費期限
未開封で保存方法を守ったときの、安全に食べられる期限
開封後は賞味期限や消費期限に関わらず早めに食べるよう、農林水産省や消費者庁のホームページですすめられていますので、ご注意下さい。
では、市販のクッキーが賞味期限切れになったら、いつまで食べられるのでしょうか?
次に、具体的な計算をしてみます。
クッキーが賞味期限切れに!いつまでなら食べられるの?
消費者庁のホームページに、こんな情報がありました。
難しい言い回しですが、つまり「商品に書かれている賞味期限は、本来の期限よりも短い」ということですね。
上記の表でご紹介したクッキーの販売店は、安全係数の具体的な数字を発表していません。
消費者庁が目安としている0.8から逆算して、本来食べられる期限を計算してみます!
クッキー 賞味期限切れ後の日持ちを計算
上記でご紹介した表の中から、数店をピックアップして計算しました。
【(賞味期限)×1.2=(本来の期限の目安(端数切捨て))】
店名 | 賞味期限 | 本来の期限の目安 |
ホノルルクッキー | 製造から3ヶ月 | 約3ヶ月半 |
ステラおばさん | 発送日から 45日以上 |
2ヶ月弱 |
マッターホーン | 10日 | 12日 |
ルスルス | 2週間 | 16日 |
ミッシェルバッハ | 製造から20日 | 24日 |
モロゾフ | 製造日から345日 | 414日 (約1年と1ヶ月半) |
冷凍クッキー生地 | 90日 | 108日 |
賞味期限が短いマッターホーンだと賞味期限切れ後2日、賞味期限が長いモロゾフだと賞味期限切れ後1ヶ月以上もの期間、日持ちする可能性があるとわかりました。
*食品の実際の日持ち日数は、保存方法などに左右されます。
実際に食べられるかどうかは、ご自分の五感で最終的な判断が必要という点にご注意下さい。
それでは、”実際に賞味期限切れのクッキーを食べた”という実体験を見てみましょう!
賞味期限切れのクッキーを食べた実体験
みなさんは、賞味期限切れ後どれくらいまでクッキーを食べているのでしょうか?
- 【賞味期限切れ1ヶ月】余裕で食べられた味の変化も感じなかった
- 【賞味期限切れ2~3か月】湿気っていなければ普通に食べられる
- 【賞味期限切れ半年】少し油が臭い感じがしたが、食べてお腹も壊さなかった
- 【賞味期限切れ後1年】食べる気もしない。開封せずに捨てた
番外編
- 【手作りクッキー】夏場は日持ちしない。短い期間の保存でも、カビなどをよくチェックして食べられるかどうかを判断する
賞味期限切れの市販のクッキーが食べられるかどうかの境目は湿気っているかどうかで、”半年ほどで異変を感じ始める”という声が多かったです。
次に、クッキーが腐るとどうなるかをご紹介します。
実際に食べられるかどうかを判断するときの、参考になさってみて下さい!
クッキーは腐るとどうなるの?傷んだ時の見分け方がコレ!
クッキーの原材料・小麦粉は、大腸菌などの殺菌がされていないことをご存知でしょうか?
市販品でも手作りでも、加熱時間が短いなどの理由で雑菌が繁殖し、腐る可能性は十分あります。
腐ったときの見分け方を覚えておきましょう!
クッキーが腐った状態をご紹介
クッキーが腐ると、見た目、味、臭いが変化します。
見た目
- カビ
味
- 油が腐った味
- パサパサで食感が悪い
- 湿気っている
- 胸焼けするような変な味
臭い
- 油が腐った臭い
腐る他にも、”トッピングのチョコが溶ける”、”アイシングが劣化する”などで食べられなくなる場合もあります。
クッキー生地が原因の食中毒に要注意!
先ほどもお話しした通り、小麦粉は殺菌処理されていない生の食品です。
クッキー生地を加熱せずに食べて、食中毒になった事例がいくつかあります。
クッキーはもちろんですが、小麦粉を使った他の料理も絶対に生では食べないようご注意下さい。
また、手作りクッキーの生地は、日持ちが2~3日です。
次にご紹介する保存方法を守って、食中毒を予防してくださいね!
クッキーの正しい保存方法とは?冷凍してもいいの?
クッキーは湿気を吸いやすい、意外とデリケートなお菓子です。
正しく保存して、美味しく食べきりましょう!
クッキーの正しい保存方法は
クッキー生地と出来上がったクッキーに分けてご紹介します。
クッキー生地
先ほどご紹介した通り、クッキー生地は日持ちしません。
なるべく早く使い切るのがおすすめです。
保存する場合は低温が第一条件ですので、冷蔵室に入れましょう。
- クッキー生地を棒状にする
- ラップでしっかりと密閉して包む
- ジップ付きの保存袋に入れて、空気を抜く
- しっかりと密閉して冷蔵室に入れる
2~3日で使いきれない場合は、後ほどご紹介する冷凍保存がおすすめです。
出来上がったクッキーの保存方法
市販のクッキーで未開封の場合は、商品に書かれている保存方法を守ります。
ただし、「常温保存」と書かれている場合でも、暑くてジメジメした梅雨の時期などは劣化することもあります。
その場合は、開封後の保存方法を参考になさってみて下さい。
市販品の開封後や手作りクッキーの保存方法
- 市販品は袋から出す、手作りは網の上で粗熱をとる(クッキーの裏側の熱もとる)
- 缶やジップ付きの袋など、密閉度が高い容器に入れる
- できれば乾燥剤(シリカゲル)も一緒に入れる
- しっかり密閉して冷暗所か冷凍で保存する
*保存場所にも注意が必要です。冷蔵庫は、湿気が多くてクッキーの保存には向きません。
冷暗所とは、一般的に0~15℃の場所をさします。
他にも下記のような場所が食品の保存に向いています。
- 直射日光が当たらない
- 温度が一定
- 風通しが良い
豆知識:アイシングはデリケート
アイシングは、砂糖、卵、水を練って作るものです。
水分も含んでいて強度がないので、”アイシング部分はデリケート”と覚えておきましょう!
アイシングクリームが余ってしまった場合の日持ちは1日で、ラップをしてしっかりと密閉し、冷蔵庫で保存します。
アイシングクッキーは早めに食べきるのがおすすめですが、乾燥剤と一緒に密閉する保存方法で劣化を防ぎましょう!
クッキー生地の冷凍保存
クッキー生地は、ラップでしっかり密閉して包み、ジップ付きの保存袋に入れて冷凍します。
冷蔵庫では数日しか日持ちしなかったクッキー生地も、冷凍庫では1ヶ月ほど保存可能になります。
冷凍庫してもカチカチには凍りませんので、下記の形で冷凍すると便利です。
- 棒状で冷凍すると、冷凍庫から出してすぐに切り、そのまま焼けます
- 成形した状態で冷凍し、冷凍庫から出たらすぐに焼いてOKです
クッキーの冷凍保存
クッキーを冷凍保存するポイントは、冷凍庫から出してすぐに食べることです。
冷凍保存の方法は簡単です。
- ジップ付きの保存袋に入れる
- 空気をしっかり抜いて、密閉して冷凍
- 1ヶ月ほど保存可能
クッキーを冷凍すると、クッキーの中に残っている微量の水分が凍ります。
常温に戻す(解凍する)と、凍っていた水分が溶けて湿気ってしまいます。
クッキーを冷凍したら、冷凍庫から出してすぐの、冷たいサクサク感を楽しみましょう。
まとめ
クッキーの賞味期限についてご紹介してきました。
焼き菓子は保存が簡単かと思いきや、意外と”油の劣化の影響”などを考える必要がありましたね。
ポイントをまとめてみます!
- 市販品のクッキーは、賞味期限が1ヶ月以上の商品が多い
- 手作りクッキーの賞味期限は、3日~長くて1週間
- 市販品のクッキーは、賞味期限切れでも食べられる可能性がある
- 賞味期限切れの商品が食べられるかどうかは、自分の五感で判断する
- クッキーが腐ると、見た目や味が変化する
- クッキーは冷暗所での保存が基本
- クッキーを冷凍したら、冷凍庫から出してすぐに食べるのがポイント
今回は、生のクッキー生地で食中毒の危険性があるという情報が衝撃的でした。
我が家では子どもと一緒にクッキー作りを楽しむことがあり、子どもたちが興味本位でペロリとなめないよう、十分に注意したいと思います。
今回知った正しい保存方法を参考に、疲れたときに食べるとほっと一息できるクッキーを、美味しく楽しんでいきたいですね♪