我が家は北海道の海沿いに住んでおり、近くに住む義母から手作りのいくらの醤油漬けをもらいますが、賞味期限は何日くらいなのか、いつまで日持ちするのかいつも迷います。
つい先日も、義母からもらったいくらの醤油漬けを5日くらいかけて食べましたが、日が経つほど味が落ちてきて「これ大丈夫かな~?」と確認しながら食べています。
実際のところ、いくらの賞味期限はどれくらいなのか、生や醤油漬け、冷凍など保存方法でどれくらい日持ちするのかなど、以下の項目について調べてみました。
- いくらの賞味期限を徹底解説!
- いくらが腐ったらどんな状態になる?
- いくらは冷凍しても大丈夫?
- いくらを正しく保存して日持ちさせよう!
我が家では市販されている瓶詰めのいくらや冷凍いくらをもらうことも多いですが、市販品は未開封時の賞味期限しか書いていないので、開封後はどれくらい日持ちするのかわかりません。
本文では、保存方法別のいくらの賞味期限や、賞味期限切れになったいくらの見分け方なども詳しくご紹介していきます。
高級食材のいくらをできるだけ日持ちさせて美味しく食べきる方法も調査したので、ぜひあなたも参考にしてくださいね!
目次
いくらの賞味期限はどれくらい?生・醤油漬け・解凍品まで徹底調査!
「いくらの賞味期限」と聞くと、なんだかとても短そうな気がしませんか?
私は北海道に住んでいながらも、正確ないくらの賞味期限は知りません。
ただ、「いくらの賞味期限は短い」というイメージしかないんですよね~…さすがに賞味期限が1日くらいということはないと思うのですが…。
義母の手作りのいくらの醤油漬けは、先述の通り5日間くらいかけて食べたことがあるので、「醤油漬けにすれば少しは長持ちするのかな~」なんて…。
そんなあいまいな情報しか持たない私ですが、今回は気になって色々と調査してみました!!
こちらでは様々ないくらの賞味期限をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
いくらはどれくらい日持ちする?保存方法別の目安
一口に「いくら」と言っても、色々な状態のものがありますよね。
そこで、こちらでは色々ないくらを取り上げて賞味期限をご紹介していきたいと思います。
いくらの状態 | 入手先 | 賞味期限 |
生 | スーパー | 5日程度 |
生(解凍品) | 7~10日程度 | |
生(冷凍) | 通販 | 1年半程度 |
メーカー | 保存状態 | 賞味期限 |
新潟県・加島屋(瓶詰め) | 冷蔵 | 22日 |
コストコ | 3日(消費期限) | |
手作り | 2日~1週間程度 | |
市販品(冷凍⇒解凍後) | 1週間~10日程度 | |
宮城県・山内鮮魚店 | 冷凍 | 60日(解凍後は冷蔵庫で5日) |
北海道・佐藤水産 | 60日 | |
手作り | 数か月~半年程度 |
メーカー名 | 保存状態 | 賞味期限 |
北海道・株式会社マルア阿部商店 | 冷蔵 | 4日程度 |
手作り | 3~4日 | |
北海道・株式会社マルア阿部商店 | 冷凍 | 4週間 |
手作り | 2ヶ月程度 |
いくらの状態 | 賞味期限 |
いくら入りのおにぎり | 半日程度(市販品は書いている期限に従う) |
生筋子(すじこ) | 消費期限を過ぎたら食べないほうが良い |
*手作りの場合は、つけダレや塩分の濃度などによって日持ち日数が変化するので、レシピの保存日数を参考にしてください。
「いくら」と「筋子」って別物?
「いくら」と「筋子」について疑問に思ったことはありませんか?
実は、この二つ姿は違いますが、同じものなんです!
筋子:鮭科に属する鮭や鱒といった魚の卵を薄い膜(卵巣)に包まれたままになってるもの
(このまま醤油漬けや塩漬けにしたものも「筋子」と呼ぶ)
いくら:筋子を薄い膜(卵巣)から出してバラバラにしたもの
これだけの違いですが、呼び名が変わってくるんですよね。
以上、プチ豆知識でした!!
いくらは思ったより日持ちする食べ物だったんですね~。
私も秋ごろによく北海道石狩市にある「佐藤水産」に足を運ぶのですが、生の筋子がどっさりと売られています。
ただ、私はまだいくらの醤油漬けなどを手作りしたことがないので、眺めるだけですが…(笑)。
いくらは状態によって、それぞれ賞味期限が異なりますので、注意してくださいね!
上記で賞味期限をご紹介させていただきましたが、保存状態や品物、味付けによっては上記の期限まで日持ちしないこともあります。
ですので、いくらを食べる際は自分で確認しなければいけません。
次項では、いくらが腐ったときの見分け方などをご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
いくらは腐るとどうなるの?傷んだ時の見分け方がコレ!
いくらは賞味期限が切れたからといって、すぐに腐るわけではありません。
ただし、記載されているのが「消費期限」の場合は食べないほうが良いでしょう。
- 賞味期限:食品を美味しく食べられる期限
- 消費期限:食品の品質が変わらず安全に食べられる期限
また、賞味期限は未開封時に有効な期限であり、開封後は賞味期限の保証がなくなります。
我が家はいくらの醤油漬け(市販品)も3~5日間くらいかけて食べるので、その都度食べる前に傷んでいないか確認しています。
その確認方法というのが…見た目や臭い、味ですね。
この3つで、いくらが腐っていないかどうかを見分けられます!!
では、いくらが腐ると実際にどのような変化が現れるのか、以下で確認していきましょう。
腐ったいくらの特徴
- 酸っぱい味がする
- 舌がピリピリする
- 悪臭がする
- 白っぽくなっている
- 糸を引く
上記のような様子が見られれば、いくらが腐っている可能性が高いので食べずに捨ててください。
浜育ちの主人もいくらが大丈夫か確認するときは、まず一番初めに臭いを確認します。
明らかに変な臭いがするときは、食べないほうが良いですね。
もしお弁当にいくらを入れる場合は、痛みやすい時期は避けた方が良いでしょう。
いくらは比較的高価なものなので、できれば腐る前に食べきりたいところです。
しかし、必ずしも食べきることができない場合もありますよね。
そこで次項では、長期保存に最適ないくらの冷凍について確認していきたいと思います。
生のいくらは冷凍できる?食感や味はどうなるの?
生のいくら、味付けしたいくらに関しては、最初の賞味期限で触れた通り、冷凍できます!!
ただ、生のいくらは具体的にどのように保存したら良いのでしょうか?
そこで、本項では生のいくらの冷凍方法について詳しい情報をお伝えしていきます。
生のいくらの正しい冷凍方法
生のいくらは冷凍できるのですが、家庭の冷凍庫はゆっくり冷凍されるため、食感や味が落ちたり、いくらの水分が膨張して膜が破れることもあります。
一方、市販品の冷凍生いくらは、急速に冷凍されているのでいくらが破れることがありませんし、食感や味も保たれています。
家庭でいくらを冷凍する場合は、上記のことを踏まえて冷凍しましょう。
いくらの冷凍方法
- 使う分ずつに小分けして、サランラップで包む
- 密封できる袋に入れて、できるだけ空気を抜く
- 冷凍庫で保存する
食べる際は、冷蔵庫で解凍してくださいね。
生のいくらを家庭で冷凍すると、解凍の際に粒がつぶれてしまう可能性が高いので、醤油漬けや塩漬けは冷凍前に行った方が良いでしょう。
ちなみに、義母からもらう手作りの醤油漬けは、生のいくらを冷凍する前に味付けをしているので、粒がしっかりと残っていて美味しく食べられます。
いくらを日持ちさせるためには、やはり生より味付けにするのがオススメです!!
ただ、家庭でいくらの醤油漬けなどを作る機会は少ないですよね。
そこで、次項ではいくらの醤油漬けの作り方と保存方法を詳しくお伝えしていきます。
いくらの正しい保存方法!醤油漬けにして長持ちさせよう!
いくらは醤油漬けにしてから冷凍した方が、粒がつぶれにくく美味しく食べられます。
私はまだ、いくらの醤油漬けを作ったことはないのですが、義母曰く「そんなに難しくない」らしいです。
そこで、以下でいくらの醤油漬けの作り方をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
いくらの醤油漬けの作り方
用意するもの
- 生筋子 200g
- 塩 適量
- 醤油 大さじ2
- 酒 大さじ1
- みりん 小さじ1
- ボウル
- ザル
作り方
- ボウルに海水くらいの塩分濃度で塩水を作る
(海水:水の分量に対し、3%の塩を入れる) - 1で生筋子を軽く洗う
- 別のボウルに40℃程度のぬるま湯を用意する
- 3に生筋子を入れて薄皮から卵を優しく離していく
- さらに別のボウルに冷水を張り、4の卵を入れて軽く洗う
- 5を数回繰り返し、水の赤みがなくなったら卵をザルにあけ水気をよく切る
- きれいなボウルに、醤油、酒、みりんを入れる
- 7に水気をよく切った卵を入れて軽く混ぜ、蓋やラップをして冷蔵庫で3~4時間寝かせる
これで完成!!
筋子の薄皮からいくらを離すのはかなり面倒で時間がかかりますが、簡単にほぐせる裏技があります。
いくらほぐし専用の網も市販されていますが、無ければ普通の焼き網でも代用できます。
いくらを網にこすりつけると、簡単にいくらがポロポロとほぐれてくるので、ぜひお試しください!
瓶に保存する場合は、あらかじめ瓶の煮沸消毒をしておいてください。
余分な漬け汁を切って瓶詰めにして保存すると、冷蔵庫で1週間程度は日持ちします。
また、冷凍すれば数か月~半年程度はもちますよ!
解凍後も、水っぽくなったりせず美味しく食べられます。
解凍する際は冷蔵庫に移し、1~2日程度で食べきるようにしてください。
また、解凍後の再冷凍はできないので、冷凍する場合は1回で食べきれる量を瓶に入れましょう。
義母はよく小さめのタッパーに入れて冷凍保存していますが、それをもらって解凍して食べても問題ありませんでした。
瓶の煮沸が面倒という場合は、小さめのタッパーやジップロックに入れて冷凍するのもオススメです。
ただし、我が家はなんともないというだけなので、タッパーに保存する場合は自己責任でお願いします。
生のいくらを大量にもらって困った時は、味付けをしてすぐに冷凍してくださいね!
まとめ
最後にいくらの賞味期限に関する重要事項を確認しておきましょう。
- 生のいくらは冷蔵で5日程度、冷凍で1年半日持ちする
- 醤油漬けにしたいくらは、冷蔵で1週間程度、冷凍で数か月以上日持ちする
- 醤油漬けや塩漬けのいくらは、生のいくらより日持ちする
- 腐ったいくらは見た目や臭い、味で見分けられる
- 生のいくらは冷凍できるが、解凍の際、粒が割れる可能性が高い
- いくらを冷凍するなら味付けしてから冷凍したほうが良い
いくらの醤油漬けはとっても美味しいです!
ですので、生のいくらが大量に手に入った時は、すぐに味付けをして冷凍しましょう。
いくらの醤油漬けは、そのままご飯に乗せても良し、ちらし寿司にしても良し!!
ぜひあなたも新鮮ないくらが手に入ったら、今回紹介した美味しく食べられる期間を目安にしてくださいね。