先日セルフスタンドで給油中に、ついうっかりガソリンをこぼした時はかなり焦りました!
幸い給油口の下にこぼれただけでボディにはかかっていませんでしたが、新車だったので塗装が色あせたりすると主人に怒られるところでしたよ~。
でも、ガソリンを車やタイヤにこぼしたらどんな影響があるのかわからないので、こぼした部分の処理をどのように行えば良いかも知りません。
そこで、今回はガソリンをこぼした時の対処法についていろいろ調べてみました!
- 車のボディにガソリンがこぼれたらどうするべきか
- 地面にこぼれたガソリンはどうすべき?
- 服についたガソリンは洗濯で落ちる?
- 最悪!!ガソリンを車内の床にこぼした時の対処法
私は最近セルフ給油をし始めたのですが、簡単そうに見えて意外と難しいですよね。
ガソリンをこぼした時に焦らないためにも、ぜひ今回の記事を最後までご覧になって参考にしてくださいね!
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目次
ガソリンを車のボディにこぼした!正しい対処法とは?
最近は、「少しでもガソリン代を安くしよう」とセルフでガソリンを入れる人が多いですよね。
私も、その一人なのですが…車のボディにガソリンをこぼさないか、毎回ヒヤヒヤしています。
ただ、実際ガソリンがこぼれてしまったとき、車のボディやタイヤがどのような影響を受けるのかは知りません。
そこで、本項ではガソリンをこぼしたらどうなるのか、対処法はどうするべきかについて着目していきたいと思います!!
車の塗装やタイヤに影響があるのは本当?
車のボディにガソリンをこぼしたら心配になるのが「塗装に影響がないのか?」ですよね!
原付やバイクだと「ガソリンをこぼすと染みになる」という情報が多いようです。
バイク屋のおっちゃんにもガソリンたらしたら塗装傷むからすぐふき取れって言われたなぁ。
— GKU (@gku_motorcycle) 2018年2月8日
車の場合は、最近の塗装は一昔前の塗装よりも丈夫なので、すぐに拭き取れば色あせなどの心配はないと言われています。
しかし、「全くのノーダメージか?」というと、そうでもないんですよね。
ガソリンは揮発性が高くてすぐ乾くので、こぼしても気にせずそのままにする人もいるようですが、シミが残る可能性があるので注意が必要です。
タイヤにガソリンがこぼれた場合もすぐに拭き取れば問題ないので安心してください。
ガソリンをこぼしたら迅速に処理しよう!
万が一、車のボディやタイヤにガソリンを「ポタポタ」程度にこぼしてしまったときは、ササっと乾いたタオルで拭き取れば大丈夫です。
ただし!!大量にこぼしたらボディにシミができたり、タイヤが痛む可能性があるので、すぐに水をかけて車用の洗剤(中性)で洗っておくと安心ですね。
いずれにしても、ガソリンをこぼしたらすぐに拭き取るか洗うことを心がけましょう。
ガソリンをこぼしたら引火しない!?
ガソリンをこぼすともう一つ心配になるのが「引火」ではないでしょうか?
あなたもご存知の通り、ガソリンは引火しやすいです。
ただ、いくつかの条件が重ならなければ引火するということはあまりないでしょう。
ガソリンをこぼしてもすぐに気化しますが、以下のことには注意してください。
- エンジンをかけたまま給油しない
- 静電気除去シートを使う
- 火の気を近づけない
エンジンをかけたまま給油すると、ガソリンが揮発したガスに引火する危険性があります。
エンジンをかけたままの給油は法律でも禁止されていますよ。
また、静電気除去シートに触れずに給油した場合、体や服に溜まった静電気がガソリンに引火する危険性があります。
タバコやライターの火を近づけると、気化したガソリンに引火する危険性があります。
ガソリンを少しこぼしたくらいでは引火はしませんが、上記のような危険な行為をすると引火する可能性があるのでご注意を!!
「上記の方法では、やはり塗装が心配…」という場合は、「水洗いして、脱脂、再コートする」方法もあります。
詳しい方法は、以下を参考にしてみてください!!
車を脱脂して再コートする方法
脱脂とは、文字通り油分や汚れなどを取り除く作業です。
脱脂で、ガソリンによるシミや汚れを取り除けます。
その上から再コートすると、塗料をキレイに塗れます!!
脱脂に使う道具として代表的なのが、スプレータイプですが最近は使いやすいシートタイプも人気です!!
こちらでは、どちらのタイプも扱っている「99工房」の商品を参考にさせていただきますね。
まずは、スプレータイプで脱脂する方法をご紹介します。
スプレータイプでの脱脂方法
スプレータイプで脱脂をしてから塗装する人は、結構多いです。
その時に使われる代表的なアイテムが以下の商品です!
初めて脱脂する人には、おすすめのスプレーですよ。
使い方
- スプレー缶を上下に振り、脱脂する場所に吹きかける
- スプレーした部分が乾くまえに、布で拭き取る
これで、脱脂完了です!!
「スプレータイプの難易度が高い!!」という人は、次のシートタイプがオススメですよ。
シートタイプでの脱脂方法
シートタイプは初心者でも簡単に使えるので、男女問わずオススメです!
今回は、以下の商品を参考にしています。
使い方
- 脱脂する部分は車用のシャンプーを使ってきれいに洗う
- 脱脂用シートを取り出し、脱脂する部分を拭く
(シートが汚れてきたら、使う面を替えたり新しいシートを使う) - 脱脂部分が乾くまで待つ
これで脱脂完了です!!
どちらの方法でも良いので、脱脂が完了すれば再コートしてOKですよ。
カーコーティングの種類
カーコティングとは、分子が結合して皮膜を作り寿命も長くなる「ガラスコーティング」や「ポリマーコーティング」のことです。
主成分が油で劣化しやすいワックスよりも、耐久性が良くメンテナンスが楽になるのがメリットです。
ガラスコーティングは耐久性が高いものの、コストが高めになりやすいのが特徴です。
ポリマーコーティングは、耐久性やコストもガラスコーティングとワックスの間くらいになります。
お好みや予算に応じて使い分けると良いですね。
ただ…ここまで大掛かりなことになる前に、できればこういった事態を未然に防ぎたいですよね~。
では、ガソリンを車にこぼさないためには、どうしたら良いのでしょうか?
ガソリンをこぼさないようにする方法とは?
ガソリンをこぼしてしまう原因は、主に2つあります。
- ガソリンを満タン目いっぱいに入れようとする
- 給油ノズルを給油口から抜くとき
この2つの原因に対する対処法を見ていきましょう。
「満タン」以上入れない!!
ノズルを給油口にしっかりと差し込み、普通に「満タン」に設定しておけばガソリンは漏れません。
ただ、「満タン」と言っても、ある程度の余裕を残して給油がストップするようになっています。
これを知っている人だと、「もう少し入れられる」と考え、ノズルを少し引いてさらに給油するんですよね。
そうなると、あとは自分の感覚で給油をストップするしかありません。
その結果、入れ過ぎてこぼしてしまうという事態になります。
そうならないためにも、ガソリンは「満タン」から継ぎ足さないほうが良いでしょう。
タオルや布を常備する
私も何度か経験したことがあるのですが…給油口からノズルを抜く際にどうしてもガソリンが「ポタポタ」とこぼれてしまうんですよね。
これを防ぐには、ノズルを抜くときに給油口の下にタオルを置いたり、ノズルを引き抜いたときにタオルで受け皿のような形を取ったりすると、ガソリンをこぼす心配がなくなります。
セルフの場合は、給油場所にタオルやウエスなどが置いてある場合が多いですが、ない場合もありますので車に積んでおくと安心ですよ。
ガソリンに強いコーティングを使うのもおすすめ
ガソリンをこぼしても大丈夫なように、石油系から保護できるコーティング剤もあります。
こぼす心配がありそうな人は、そういったコーティング剤を使用しても良いですね!
先ほど脱脂のときにご紹介した99工房からは「ボデーペンウレタンクリアー」という商品が出ています。
使い方
- ふたを外し、ピンを地面に押し付ける
- 逆さまにし、5~10分待つ
- 逆さまにして、20回程度上下に振る
- コーティングしたい部分に吹き付ける
- 乾くまで待つ
このように、ガソリンをこぼしても車に影響が出ない保護剤もありますので、こぼすのが心配な場合は検討してみてください。
車のボディやタイヤにガソリンをこぼしたときの対処法はわかりましたね!
では、ガソリンが地面にこぼれたときはどうでしょう?放っておいても大丈夫なのでしょうか?
そこで、次項では「ガソリンを地面にこぼしたときの対処法」をご紹介していきます。
ガソリンを地面にこぼしたとき、放っておいても大丈夫なの?
セルフスタンドでガソリンを地面にこぼした場合、「地面だから大丈夫」と思ってはいませんか?
実は、ガソリンを地面にこぼしてしまうと、素材によっては影響が出てしまうんです!!
ガソリンが地面にこぼれるとどんな影響がある?
アスファルトはガソリンと同じ原料でできているため、ガソリンと混ざり合おうとしてグニャグニャになる場合があります。
ガソリンをアスファルトにこぼしてしまった人の話では、「シミは残るものの、ガソリンが揮発すれば固まる」とのことでした。
むしろ、こぼした部分をブラシなどでゴシゴシこすった方が、さらにボロボロになるようです。
そのため、ガソリンスタンドではアスファルトよりも丈夫なコンクリートが採用されています。
コンクリートはガソリンがこぼれても溶ませんが、放置するとシミが残る可能性があります。
応急処置として、こぼした部分に土や砂をまいてガソリンを吸着させると少しマシかもしれませんね。
万が一、シみになってしまった場合は、いくつか対処法があるのでご紹介していきます。
コンクリートにガソリンシミができた時の対処法
コンクリートにガソリンシミができた場合、以下の方法で薄れる可能性があります。
クレンザー
クレンザーを撒き、水をかけてたわしでゴシゴシこすると少しは取れます。
ガソリンをこぼした際に、クレンザーで対処する人が多いようです。
ピカールのデグリース
日本磨料工業株式会社から販売されている「PiKAL 水性デグリース」という商品があります。
こちらは、ピット床やガレージの床の油汚れの洗浄に使える洗剤です。
ガソリンをこぼした部分の掃除にも使えるので、気になるようであれば試してみてください。
こういった物を使ってもシミは完全に消えませんが、自分の家の敷地外であれば上記の対処法を試してみることをおすすめします!
このように、強力なシミとなるガソリンですが、服や靴にこぼしてしまったときはどうなるのでしょうか?
次項では、「服や靴にガソリンがついても取れるの?」という内容をご紹介していきます。
ガソリンが服や靴にこぼれた!洗濯すれば臭いは消えるの?
ガソリンをこぼしたとき、自分の服や靴にもかかる場合もあります。
ガソリンは揮発性が高いのですぐに乾きますが、そのままにしておくのは良くありません。
そこで、こちらでは服や靴にガソリンをこぼしてしまったときの対処法をお伝えしていきます。
ガソリンをこぼした服や靴はどうする?
ガソリンを服にこぼしてしまった時は、以下の対処法を試してください。
服や靴にこぼした
自宅で処理する場合は、次の方法を実践しましょう。
洗濯手順
- ガソリンがかかった部分を火の気のない風通しの良い所で、しっかりと乾かす
- 十分に乾き、臭いが消えたら洗濯する
乾かさずに洗濯をすると、洗濯機もガソリン臭くなってしまうので、しっかり乾かしてから洗濯してくださいね。
臭いがかなり気になる場合は、石油や灯油の臭いを消す消臭スプレーを使うのもアリです。
こちらを乾かした衣類に吹きかけて、また乾燥させた後に洗濯すると臭いが残る可能性も低そうですよね!
もし、ドライクリーニングできる素材の服であれば、ドライクリーニングに出すと高い確率で臭いが消えてきれいになるでしょう。
皮膚にも付着した
皮膚にもかかった場合はすぐに服をぬぎ、ガソリンがかかった部分を大量の水と石鹸で洗う必要があります。
もし、皮膚に炎症が見られたらすぐに病院へ行きましょう。
さて、服や靴、皮膚にこぼしてしまった時は、臭いが取れる可能性が高いですが…車内にガソリンをこぼしてしまった場合はどうでしょう?
そこで、次項では「車内にガソリンをこぼしたときの対処法」をご紹介していきます!
ガソリンを車内にこぼしちゃった!どうしたらいいの?
ガソリンを車内にこぼしたなんて想像すると…悲惨ですよね!!
さらに、あまり起こらない事態なので対処の仕方にも悩むでしょう。
こちらでは、どのように対処すべきなのかを丁寧にご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
車内にニオイを残さない対処が必要
車内の床にガソリンをこぼすと…とても臭くなります!!
私は一度、車内に灯油をこぼしたことがあるのですが、かなり臭かったのと、なかなか臭いが消えなかったのを覚えています。
そうならないためにも、しっかりと対処する必要がありますよ!!
粉類を活用する
ガソリンをこぼしてすぐの場合は、こぼした部分に洗濯用の粉洗剤や小麦粉などをまいて、ガソリンを吸着させます。
吸着できたら、粉を掃除機で吸い込みましょう。
フロアマットは洗う
こぼした場所がフロアマットであれば、まずは風通しが良く火の気のない所で十分に乾かしましょう。
乾いたら、家庭にある洗濯用の洗剤などで洗えば、臭いが取れます。
消臭スプレーを使う
こぼした直後に対処できなかったときや対処後も臭いが気になるは、消臭スプレーを使いましょう。
ただし、ガソリンや灯油の臭いを消すための消臭剤や芳香剤の中には、人体に悪影響を与える商品もあります。
「ベチベルミストPRO」という消臭スプレーは、化学薬品を使っていない天然成分でできた消臭剤です。
そのため、通常の消臭スプレーよりは安全に使うことができるでしょう。
また、ファブリーズもこまめにかけていれば、そのうち臭いが消えるという情報があります。
ただ、ベチベルミストPROのように100%天然成分ではないので、お子さんやペットを乗せる場合はベチベルミストの方が安心かもしれませんね!
換気をする
換気は必須ですね!
換気をしないと臭いがこもってしまうので、なかなか臭いが消えません。
十分に換気をすれば、数日で臭いは消えます。
炭を置く
私が車内に灯油をこぼしたときは、とりあえずペット用シーツで吸収し、換気をしたのですが…。
それでも臭いが残っていたので、こぼした部分の近くに「炭」を置いていました!
数日間うっすら臭いはしたものの、その後は臭いが無くなりました。
炭も結構有効ですよ!
ガソリンを車内にこぼしたときは、上記の方法を試してみてください。
ただし、ガソリンをこぼした部分をアルコールティッシュで拭くのは避けましょう。
その部分が色落ちする恐れがあるのでオススメできません。
これでも、やはりこぼした部分の臭いやダメージが気になる場合もありますよね?
そういう時は、車のクリーニングをお願いするしかありません。
車のクリーニングの費用はどれくらい?
ディーラーやガソリンスタンド、カー用品店では「車のクリーニング」を行っているところが多いです。
ただ、ディーラー以外は「クリーニング料金は問い合わせるように」というところが多かったので、こちらではディーラーで車のクリーニングを頼んだ場合の費用をご紹介していきます。
ディーラー | 料金 |
ホンダ | 21,600~30,780円 |
ネッツトヨタ東京 | 21,600円~ |
私が調べてわかったクリーニング料金は上記2つのディーラーのみでした。
どちらのディーラーも、車種や内装によってはさらに料金がプラスされるという説明があったので、もしクリーニングをお願いするのであれば、しっかりと料金を問い合わせてみてください。
車内にガソリンをこぼすと臭いが充満して大変なことになります。
ただ、しっかりと対処していればいずれ臭いが薄れてきますので、まずは上記の方法で対処してみてくださいね。
まとめ
ガソリンをこぼした時の対処法について、重要事項を確認しておきましょう。
車のボディやタイヤにこぼした場合
- すぐに拭き取れば大事には至らない
- 気になる場合はすぐに洗車する
- そのまま放置するとシミが残る場合もある
- シミが残ったら脱脂してコーティングする方法がある
地面にこぼした場合
- アスファルトはグニャグニャになる場合がある
- コンクリートはシミが残る場合がありなかなか消えない
- クレンザーなどでこするとシミが薄くなる
服や靴にこぼした場合
- 十分に乾かしてから洗濯をする
- ドライクリーニングに出すのが一番効果的
- 皮膚について炎症を起こしら病院に行く
車内にこぼした場合
- 小麦粉などをまいて吸着させ掃除機で吸い込む
- 車をクリーニングしてもらう方法もある
ガソリンをうっかりこぼすしたら、今回紹介した内容を参考にしてみてください。
ただ、ガソリンはとても危険なものなので、日頃から取り扱いには細心の注意を払ってくださいね。
ガソリンをこぼすことが多いセルフでの給油も、正しくノズルを差し込んで自動で給油がストップしたときにノズルを引き抜けば溢れません!
「少しでも多くガソリンを入れたい…」という気持ちを抑えて、正しく給油しましょう。