いざ夕飯の支度をしていて冷蔵庫を開けて…「ブロッコリーの色味が悪くなってる!ブロッコリーって腐るとどうなるの?」こんなことが何回もありました。
ブロッコリーの茎が茶色くなってぬめりが出てきたり、黒い部分が出てきたりしてしまうことはよくありますよね。
ブロッコリーは他の野菜に比べて腐っているのかいないのか…パッと見ただけでは気づきにくい特徴もあります。
まだ大丈夫、まだ大丈夫、なんてしているうちについにブロッコリーに白い綿がついていた!!なんて経験もあります…(泣)
もうそんなことにはならないように、今回はブロッコリーが腐るとどうなるのかなどの項目について解説していきたいと思います!!
- そもそもブロッコリーが腐るとどうなるの!?
- ブロッコリーを長持ちさせたい!賞味期限の目安ってどれくらい?
- 紫色って大丈夫!?美味しいブロッコリーはこう見分ける!
- なんだか苦い!苦味を消す方法と原因
- 栄養価を失わない上手な料理方法はこれ!
お弁当の彩りにも重宝するブロッコリーですが、夏場だと常温では腐るのが心配でなかなか使いにくい食材ですよね。
ブロッコリーが腐るとどうなるのかを覚えておくと、明日からの食生活でとっても役立つことばかり!
美味しくて大人も子供もみんなが大好きなブロッコリーについて、あなたももっと詳しくなってみませんか?
では、さっそく記事を見ていきましょう!!
目次
ブロッコリーは腐るとどうなるの?腐ったブロッコリーの見分け方がコレ!
そもそもブロッコリーは腐るとどうなるのでしょうか?
とっても青々としているため、なかなかわかりにくく、いつのまにか冷蔵庫に入れっぱなしにしていたら腐らせてしまった…なんて人も多いのがブロッコリーですよね。
ブロッコリーにも腐る過程があるので、どのような変化が見られるのか確認しておきましょう!
ブロッコリーが腐ると色が変わる!
生のブロッコリーが腐っていくと、綺麗な緑色から黄色、そして段々と茶色くなっていきます。
ブロッコリーは花を食用とするキャベツの一種がイタリアで品質改良されて今の姿になったため、どうしても花を咲かせようとする働きとして色が変わる特徴があります。
「ちょっと黄色くなってきたな…」という程度なら、その部分を取り除いて食べることは可能なので、そこまで心配はいらないでしょう。
ただし、変色してきてしまったブロッコリーはどうしても味や栄養素が劣化しているので、できるだけ加熱調理をして食べるのがおすすめです。
以下のようになってきたら食べるのをやめましょう!!
食べてはいけないブロッコリーの状態
- 変色して溶けている
- 全体的に柔らかい
- ぬめりがある
- 茎に空洞ができている
- カビが生えている
- 酸っぱい臭いがする
これらのことを気をつけていれば、腐ったブロッコリーで食あたりを起こすなんてことはなくなりますよ。
生よりも茹でたブロッコリーの方が腐りやすい!
生で保存しておくよりも一気に茹でて、使いたい時に使う方法が流行ってきていますよね。
私もよく「作り置き」をするのですが、ブロッコリーは茹でるのもちょっと面倒ということもあり、一気に茹でて保存しておくことが多いです。
ですが、一度火を通して茹でたブロッコリーは生のブロッコリーよりも腐りやすくなっているので、茹でて保存しておきたいという場合は以下のようなことに気をつけましょう!!
茹でたブロッコリーが腐るとこうなる
- 黒く変色する
- 酸っぱい臭いがする
- 食べると酸味を感じる
このようなブロッコリーは腐っていると判断できるので、食べるのは絶対にやめましょう!
ブロッコリーを茹でると水分を多く含んで腐りやすくなるので、しっかりとキッチンペーパーなどで水気をとることがポイントになってきそうですね。
では、次の章では「ブロッコリーの賞味期限や長持ちさせる保存方法」についてご紹介していきたいと思います!
ブロッコリーの賞味期限は?長持ちさせる保存方法はあるの?
「普段は忙しくてそんなに料理に時間を割いてられない!」という方がだんだんと増えていきている今の時代。
いちいちブロッコリーの状態を気にしながら生活なんてできないし、だけどなるべく時短で、だけど美味しくブロッコリーを食べたい!そんなふうに思っている方も多いのではないでしょうか?
では、少しでもブロッコリーの賞味期限を長く持たせる方法をご紹介します!
常温ではダメ!冷蔵庫or冷凍庫で保存するのがおすすめ!
ブロッコリーはもともと日持ちしない野菜と言われており、美味しく食べられる賞味期限として考えるなら冷蔵保存で長くて3日程度が目安と言われています。
しかも一度茹でてしまってから冷蔵保存しても、2日くらいしか持たないという実はかなりの短命野菜…。
だけどできるだけ長く持たせたい!という方のために、長持ちさせるおすすめのポイントを箇条書きにするので、ぜひ今夜から活用してみてくださいね!
生の状態でブロッコリーを保存する場合
- 常温ではなく「冷蔵庫の野菜室」で保存する
- 新聞紙を湿らせて包み、ビニール袋などに入れて保存する
茹でたブロッコリーを冷蔵庫で保存する場合
- ざるにあげて完全に冷まして水気をしっかり取る
- 密封容器で冷蔵庫に入れて保存して早めに食べる
茹でたブロッコリーを冷凍庫で保存する場合
- 茹でる時間は30秒くらいで硬めにする
- 水気をしっかりと取ってから保存する
- 小分けにしてラップで包み、ジップロックなどに入れて冷凍する
このようなポイントを抑えておけば、ただ買ってきて常温で放置してしまうよりも持ちがよくなると言われています。
「時短で料理ができる」「ブロッコリーを長く持たせる」一番のおすすめとしては…
この方法がブロッコリーを長持ちさせる方法として一番おすすめなので、ぜひトライしてみてくださいね!
私もよくこの方法で保存していますが、小分けにしてジップロックに入れて置くと、いろんな料理のときにさっと解凍して使えるのでとっても便利ですよ♪
では続いて、「美味しいブロッコリーの見分け方」をご紹介したいと思います!
あの…紫色になってしまったブロッコリーって食べられるものなのでしょうか!?
美味しいブロッコリーの見分け方は?紫色は腐っている証拠なの?
スーパーに並んでいるブロッコリーを見ても、どれが新鮮で美味しいのか見分け方がよくわからない…という方も多いのではないでしょうか?
私もなんとなく色が濃いもの…形が綺麗なもの…なんて頭の中でつぶやきながら買っていましたが、実は美味しいブロッコリーの見分け方があります!
以下のポイントをしっかり覚えておくだけで、これからスーパーでブロッコリーを買うのがさらに楽しみになるかもしれません♪
美味しいブロッコリーはココをチェック!
美味しいブロッコリーの見分け方は、蕾(つぼみ)や茎の状態や色を確認するのがポイントです。
蕾(つぼみ)のチェックポイント
- こんもりしている
- 密集して固く引き締まっている
- 黄色くなっていない
- 濃い緑色をしていると甘い
- 軽く振ってみて蕾が落ちない
茎のチェックポイント
- 太くしっかりとしている
- 切り口が乾燥していなくてみずみずしい
紫色のブロッコリーは腐っているわけではなかった!
また、たまに紫色になっているブロッコリーを見かけませんか?あれって腐ってるんだよね?と思っている人がほとんどかもしれません。
ですが、紫色のブロッコリーは決して腐っているわけではなく、ポリフェノールの一種の「アントシアニン」が出ているだけで問題なく食べられます。
茹でてしまえばいつも通り緑色のブロッコリーに戻るので安心してくださいね。
寒さから身を守るためにアントシアニンが出ているそうです。
では、続いてブロッコリーがなんだかまずい…カビ臭い…苦い…と感じた時に「苦味を消す方法」とその原因があるので、そちらをご紹介していきたいと思います!
ブロッコリーから腐った味がする!苦いと感じる原因と苦味を消す方法は?
「ん?なんだかブロッコリーから腐った味がするような…」「なんとなく苦味を感じるけど大丈夫なの!?」なんて感じたこと、ありませんか?
実はこういった味を感じるのには訳があるのです!
ブロッコリーが苦いと感じる原因ってなに!?
ブロッコリーが「苦い」と感じるのは腐っているわけではないのでご安心ください。
ブロッコリーの苦味を感じる原因は大きく分けると、ブロッコリーに含まれる成分と収穫時期が関係していると考えられます。
ブロッコリーに含まれる成分
でも、ブロッコリーが苦いと「栽培方法が悪いのでは?なんか変な薬でもついてるのでは?」と不安になってしまいますよね…。
実はプロッコリーに苦味を感じる原因は、「イソチオアシネート」という抗がん作用がある成分が含まれているからです。
この成分を私たちは、味覚として「苦い…」と感じてしまうようですね。
ブロッコリーの収穫時期
特に外国産のブロッコリーは、どうしても収穫から輸入までに期間が経過し劣化したために、苦味を感じやすくなると言われています。
ブロッコリーは冬の寒さを乗り切ることで甘さを増しますが、冬になる前の暖かい時期に収穫されると、どうしても甘みが少ないまま店頭に並んでしまって苦味が際立ってしまう場合があるようです。
ブロッコリーの苦味が気になる時のおすすめ調理法
ブロッコリーを一口大に切ってから電子レンジで加熱させたり茹でたりする人も多いですが、ブロッコリーをカットすると苦味成分であるイソチオネアシートが酸素との働きで多く分泌されて、さらに苦味が増すので注意しましょう。
苦味を抑えるベストな調理法は、ブロッコリーを塩ゆでしてから食べやすい大きさにカットする方法です。
ただ、茹でる調理法は栄養素が逃げてしまうデメリットもあるため、どうしても塩ゆでではなく電子レンジを使いたい場合は、できるだけ苦味を残さないように蒸すのがコツです。
電子レンジでできる蒸しブロッコリー
- ブロッコリーを洗う
- 茎の太い部分だけカットして房は小分けしない
- 耐熱容器にブロッコリーと水を大さじ1~2程度入れる
- ラップをして600Wで3~4分程度加熱(お好みで調整)
- ザルにあけて粗熱をとる
- 食べやすい大きさに房をカットして出来上がり!
では、最後に栄養素たっぷりのブロッコリーの上手な調理方法についてご紹介しちゃいます!
ブロッコリーは栄養豊富!栄養を逃さない上手な調理法とは?
ブロッコリーは野菜の中でも、栄養素がたっぷりのため、度々ダイエットにも最適!というようなことがテレビや雑誌などで紹介されているほど。
では、ブロッコリーは実際どれくらいの栄養素が含まれていて、どんな効果があるのでしょうか!?
ブロッコリーは食べるとこんなにメリットがある野菜だった!!
ブロッコリーに含まれている栄養素を調べてみると、まさに栄養素の宝庫ともいえる野菜だとわかりました!
ブロッコリーに含まれる主な栄養素とはたらきをまとめると、以下の通りになります。
ビタミンC
- 100gあたり生:120mg/ゆで:54mg
- 含有量が非常に多くてレモンより多い
- 生だと100グラムで1日に必要なビタミンCが摂取できる
- かぜやガン予防、老化防止、疲労回復などに効果がある
ビタミンK
- 100gあたり生:160μg/ゆで:150μg
- ゆでてもあまり栄養価が変わらず100gで一日の推奨摂取量を補える
- カルシウムの吸収の手助けをしてくれる
ビタミンE
- 100gあたり生:2.9mg/ゆで:1.7mg
- 1日の推奨摂取量は6mg
- 抗酸化作用が高い
葉酸
- 100gあたり生:210μg/ゆで:120μg
- 1日の推奨摂取量は240μg
- 妊娠前後の女性や胎児に必要な栄養素
こーんなにメリットがあるのってすごいですよね!!
これは食べずにいられない…と思った方も多いかもしれませんが、ビタミンCなどは調理の仕方によって摂取できる栄養素も減ってしまうので、以下のことに注意しながら調理してみてくださいね!
そうなんです。茹でて食べやすく食べたいところなのですが、栄養のことを考えると、やはり生の状態で食べるのがベスト。
ブロッコリーは水溶性のビタミンCが豊富ということもあり、茹でるとどうしても栄養素が減ってしまいます…。
できるだけ生に近い状態で調理するのがおすすめなので、蒸すか天ぷらにすると良いでしょう。
生のブロッコリーを食べる場合の注意点
生でブロッコリーを食べるにはちょっとだけリスクがあります。
虫がついていたり、食感がモサモサして食べにくいなどのリスクもあるので工夫が必要です。
それでもやっぱり生で食べてしっかり栄養素を摂取したい!という方は以下のことに気をつけながら生ブロッコリーにトライしてみてくださいね。
ブロッコリーはしっかり洗う
虫や汚れを洗い流すことが重要なので、まず小房に分けて中までしっかりと水がいきわたるようにします。
そのあとに落としブタなどでブロッコリーをおさえながら「バシャバシャ」というイメージで洗いましょう。
それでも虫が気になる場合は、熱湯に一瞬さっと通すのもおすすめです。
ビニール袋を使う方法など工夫次第で簡単に洗う方法もあります。
わかりやすく解説されている動画もあったので参考にしてください。
細かくカットする
生のブロッコリーは食感がモサモサして食べにくいので、慣れないうちは小さくカットしてサラダなどに入れるのもおすすめです。
また、牛乳や豆乳、果物などと合わせてスムージーにするのも良いですね!
まとめ
いかがでしたか?
今回は以下のことについて解説してきました!
- ブロッコリーが腐ると緑色が黄色から茶色に変色する
- 生よりも茹でた方が腐りやすい
- ブロッコリーの賞味期限は3日程度が目安
- 賞味期限を伸ばすには硬めに茹でてから冷凍するのがおすすめ
- 美味しいブロッコリーは蕾や茎の状態をチェックする
- 紫色のブロッコリーは腐っているわけではない
- 苦味が気になるなら塩ゆでするのおすすめ
- 栄養価を損なうのが気になるなら蒸す・天ぷら・生食がおすすめ
栄養価もたっぷりで、いろんな料理に使えるブロッコリー。
ちょっとした豆知識を持っているだけで、いつも以上にブロッコリーを美味しく、しかも長持ちさせることができるなんてなんだか嬉しいですよね♪
この記事を見ながら、あなたもぜひブロッコリー料理を楽しんでみてくださいね!!