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食材・料理のQ&A

牛脂の賞味期限と消費期限は何日くらい?冷蔵・冷凍の違いとは

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料理・食材
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ステーキ、すき焼き、ハンバーグ♪など、今晩はお肉を美味しく食べたい、ここぞ!という日は、スーパーから牛脂をもらってきます。

私はいつも当日に牛脂を使っているので賞味期限なんて気にしませんでしたが、もらってから数日後に牛脂を使う場合は何日間くらい日持ちするのか気になってきました。

すぐに使ってもらうことを前提として置いてある牛脂の袋には、賞味期限も消費期限も記載されていませんよね。

そこで今回は、牛脂の賞味期限と消費期限について、詳しく調べました。

 

  • 牛脂の賞味期限消費期限
  • 牛脂の正しい保存方法とは?
  • 牛脂を手作りする方法
  • 牛脂の成分は?1日どれくらいなら摂取OK?
  • 牛脂とラードの違い

 

*ちなみに、賞味期限は美味しく食べることができる期間、消費期限は食べられるギリギリの期間のことです。

極度に忘れっぽい私の脳ミソは、夕飯の支度をする頃には牛脂のことはすっかり忘れています。

次に冷蔵庫の中の牛脂と目が合うのは、1ヶ月以上後ということもしばしば。

「牛脂は生ものだし、日持ちしないだろう。とっくに消費期限が切れているような気がする。」

ということで、我が家では、これまで一体いくつの牛脂が、そのままゴミ箱に葬り去られてきたことか・・・。

正しい賞味期限消費期限保存方法(冷蔵または冷凍)を知っていれば、牛脂をムダにせずに使うことができますよね。

スーパーでもらえる牛脂がなかった!という時のために役立つ、自家製手作り牛脂についても合わせて調べてみました!

この記事を最後まで読んでいただければ牛脂を上手に料理に活かせる方法がよくわかりますので、早速ご一緒に確認していきましょう!

   
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牛脂の賞味期限と消費期限は何日くらい?冷蔵・冷凍で違うの?

スーパーでもらえる牛脂には、基本的には賞味期限や消費期限などの日付は記載されていません。

牛肉は生ものなので消費期限が記載されているのに、なぜ牛脂には賞味期限や消費期限が表示されていないのでしょうか?

 

牛脂に賞味期限や消費期限が表示されない理由

消費者庁のホームページで調べると、「包装の表示可能面積が30平方cm以下の場合は表示しなくてOK」という記載がありました。

なるほど、表示義務がないから牛脂には賞味期限や消費期限を記載していないのですね。

では、どうすれば賞味期限や消費期限を知ることができるのでしょうか?

消費者庁のホームページには、「賞味期限や消費期限を決めるのは、製造業者・加工業者・販売業者となっています。

楽天市場で販売されている牛脂の賞味期限と消費期限を、調査してみました。

 

楽天市場で販売していた牛脂の例

  • 冷凍保存で製造日から30日(プラスチック入りで販売)
  • 冷蔵庫では5日(プラスチック容器入りで販売)
  • 製造日から6か月(缶入りで販売)
  • 2~3ヶ月(ビン入りで販売)

この期限が、賞味期限なのか消費期限なのかについては明記されていませんでした。

賞味期限の長短のポイントは、包装容器温度(冷蔵or冷凍)のようです。

特に缶詰の牛脂が日持ちするのは、理由がありました。

 

酸化を防ぐと牛脂の賞味期限は伸びる?

缶詰の牛脂が日持ちする理由は、酸素に触れる機会が最も少ないからです。

そういえば揚げ物に使った油も、「酸化するので、長期間保存して再使用しないように」という話を聞いたことがあります。

私の母は、揚げ物の残り油を「もったいない」と言って、ずっと使い続けていました。

子供心に、古い油はベタついて、いかにも悪いものという感じを受けたのを覚えています。

牛脂もサラダ油などと同じアブラですから、もちろん酸化しますよね!

アブラが酸化すると、どうなるのでしょうか?

 

酸素などに触れることで、アブラは酸化します。

アブラが酸化すると、体に有害な過酸化油脂(いかにも体に悪そうな名前・・・)が発生します。

過酸化油脂は動脈硬化・ガンなどの原因になる危険性があるそうです。

 

缶詰入りの牛脂は酸素の触れる機会が少ないので、長期間品質を維持できるのだと考えられます。

ただし、開封した途端に酸素に触れてしまい劣化しやすくなるので、早めに使い切ることが大切ですね!

 

牛脂の製造方法でも賞味期限が変わる?

牛脂には2種類の製造方法があります。

  • 脂身をカットしてそのまま提供するもの
  • 精製されているもの

様々な口コミを調べると、「精製された牛脂の方が賞味期限や消費期限が長い」というものがありました。

牛脂を精製する工程では熱を加えますが、”酸化と賞味期限や消費期限の関係”については、確かな情報は得られませんでした。

これらのことから、牛脂の賞味期限と消費期限については下記のように取り扱うのが安全かと思います。

 

  • 牛脂には賞味期限や消費期限が記載されていない場合が多い
  • 消費期限の目安として考えるならスーパーからもらってから1~2日程度
  • 賞味期限の目安として考えるなら冷蔵保存で5日程度冷凍保存で1ヶ月程度

※上記の範囲内でも以下のような異変が見られる場合は使用しない

  • カビの発生や変色
  • 粘り気やベトベト感
  • 変な臭い

 

賞味期限や消費期限の目安はつきましたね。

私は牛脂をスーパーからもらってきても放置しがちですが、酸化のことも考えると家に到着した瞬間から牛脂を正しく保存おくほうがよさそうですよね!

次章では酸化を防げる牛脂の正しい保存方法をご紹介します。

 

牛脂の正しい保存方法とは?腐るとどうなってしまうの?

牛脂は、スーパーの精肉コーナーで冷気がかけられた状態に置いてあります。

家に持ち帰っても、最低限同じ状態で保存するという感じでいいのでしょうか?

それとも、万全を期して、”即刻冷凍庫行き!”の方がいいのでしょうか?

 

冷蔵保存と冷凍保存の見極め方

牛脂の酸化や保存状態などを加味して、一番良いと考えられるのは、冷蔵保存です。

冷蔵保存をして1~2日以内に使用するのが、牛脂のコクや旨味を料理にいかせるベストな方法のようです。

冷凍保存については賛否が分かれる保存方法なので注意が必要です。

冷凍保存は、”劣化を遅らせる”という意味では良い保存方法ですが、牛脂内の水分が抜けて、牛脂を使う目的のコクや旨味も一緒に抜けてしまいます

更に、冷凍庫を開け閉めするときに、牛脂の水分が抜けた部分に空気が入って酸化もします。

冷凍庫に入れると長期間の保存は可能ですが、料理にはあまり効果を発揮しないと考えてよさそうです。

 

牛脂には絶対NGの保存方法

牛脂の保存で絶対にしてはいけないのが、真夏のクーラーが効いていない室内や車内で常温保存することです。

牛脂が融けるのは、33~55度とされています。

一度熱が加わった牛脂は、先ほどご紹介した酸化劣化などのことも考えて、使用するのはおススメできません。

先ほど、牛脂を使用しない方が良い例で、カビやベトベト感などをご紹介しました。

実際に、牛脂にカビが発生した画像を見つけることができました。

ブルーチーズっぽいですね。牛脂内の水分に、カビが発生した状態のようです。

保存状態によっては、画像のような状態になることもありますので使用しないでくださいね。

 

お肉の中でも特に気になる、ひき肉の賞味期限についてもご紹介しています。
↓↓↓
ひき肉の消費期限が2〜3日過ぎた!少しでも心配ならコレを読んで!

 

今回牛脂について詳しく調べていくと、牛脂が手作りできることがわかりました!

自分で作るなら製造日も確実にわかりますし、使う分だけ作って、使い切れば安全ですよね。

 

しまった!牛脂がない!そんな時は牛脂を手作りしてみよう!

スーパーで牛脂をもらうつもりだったけど、必ず置いてあるとは限りませんよね。

どうしても今日も料理に牛脂を使いたいのに困った!という時は、手作りの自家製牛脂を作ってみてはいかがでしょうか?

牛脂を手作りしようなんて考えたこともなかった私ですが、確かにひと手間加えることで美味しくなる料理は沢山ありますものね!

牛脂も手作りした方が、家庭料理のレベルが上がるかもしれませんが、面倒くさいのはちょっと勘弁・・・。

ということで、まずはお手軽な牛脂もどきをご紹介します。

 

超簡単!牛脂もどきの作り方

材料

買ってきた牛肉の脂身

サーロインなどを買う時に、脂身が多くついているものを選びます

 

作り方

脂身を切り取って、弱火で焼くと、脂が出てきます。

少量の脂しか出ませんので、強火にするとすぐに焦げてしまうことに注意です。

野菜炒めなどの場合は、脂身を細かく切って野菜と一緒に炒めれば、旨味がアップします。

サラダ油やオリーブオイルなどを加えて使っても美味しいですよ。

次に、本格的に牛脂を手作りする場合の作り方です。

 

きちんと作る!牛脂の作り方

材料

牛の背脂&同量の水

 

作り方

  1. まずは牛の背脂を細かく刻みます
  2. 刻んだ背脂と水を鍋に入れ、強火で沸騰させます
  3. 沸騰後は火を弱めます(軽く沸騰しているフツフツとした状態を保ちます)
  4. 1時間程、火にかけたまま待ちましょう
  5. 火を止めて、こします
  6. 温度が下がるまで待ちます
  7. 冷めたら、容器に入れて冷蔵庫で冷やします(煮沸した容器が安全です)
  8. 水分と脂に分離しますので、脂だけを取り除きます
  9. 保存容器に入れて出来上がりです!(煮沸した容器が安全です)

う~ん。結構手間がかかりますね。

ただし、この手作り牛脂を使うと、野菜炒めなどの簡単な料理も、コクや旨味で劇的に変化するそうです。

精肉店などで牛の背脂を見かけることがあったら、一度はチャレンジしてみたいと思います!

 

牛脂について調べているうちに、”今夜は牛脂を使ってお肉料理にしよう”という気分が盛り上がってきました。

ところで、牛脂の成分って何なのでしょう?我が家には小さい子供がいるので、一日の摂取量も気になるところです。

牛脂は体に悪い?1日どれくらいまでなら大丈夫なの?

牛脂は牛の脂ですので、”魚や植物の脂と比べたら体には悪そう”と予想できますよね。

本当に体に悪いなら、どのように悪いのでしょうか?逆に、体に良い影響はないのでしょうか?

 

理想的な牛脂の摂取量とは

文部科学省の食品成分データベースで牛脂を調べると、下記のような成分となっています。

 

牛脂100gあたり

  • エネルギー 940kcal
  • 脂質    99.8g
  • たんぱく質  2g

 

1日の理想的な摂取量については、一律に決められないそうです。

理由は、牛脂に含まれる成分には、体内で合成されるものもあるからです。

では、エネルギー量だけでも他のアブラと比べてみましょう。

 

スーパーに置いてある牛脂のブロックは、10g弱です。

牛脂でステーキ1枚を焼いて食事をすることで、約94kcal多く摂取することになるんですね。

我が家にあるサラダ油やオリーブオイルのエネルギーを見ると、10グラムで約90kcalです。

 

料理に使う油を牛脂にしただけでは、摂取するエネルギー量が特別多くなるわけではないんですね。

気になるのは脂質です。

 

牛脂で問題なのは脂質!

脂質は水に溶けにくい物質で、牛肉やバターなどに含まれる脂質は、過剰に摂取することで動脈硬化などの原因となります。

「だったら牛脂は禁止!」と思いたくなるところですが・・・。

先ほどもお話ししたように、脂質に含まれるコレステロールは、食事で摂取しなくても体内で作られています

それに脂質には、血管を強くする・免疫力を高めるなどの良い面もあります。

現在の日本人の通常の食生活では、脂質が不足する可能性はとても低いそうです。

気をつけたいのは、肉料理ばかり食べるなどの偏った食生活をしないことです。

魚や植物の脂と他の食品も、バランス良く摂取することが大切です

最後に、牛脂によく似たラードについてもご紹介します。

牛脂とラードの違いは?ラードの賞味期限はどれくらいなの?

牛脂は牛の脂、ラードは豚の脂ですよね。

私は今まで、牛料理には牛脂豚料理にはラードという使い分けをしていましたが、他に何か違いはあるのでしょうか?

明確な違いは、下記のことでした。

  • 牛or豚
  • ラードの方が低い温度で融ける(27~40度)

 

豚の角煮などの煮物を作ると、ラードが浮いてきますよね。

口コミなどを調査すると、それを保存しておいて、料理の脂として使うという方も多いようです。

賞味期限ですが、市販のラードを調べると180日となっていますが、市販のラードは酸化防止剤を使用しています。

家庭料理から出た自家製ラードを保存する場合は、もっと短い期限と考えてよさそうです。

牛脂と同じく、1ヶ月以内に消費するのが安全ですね。

まとめ

牛脂の賞味期限や消費期限について、詳しく調べてきました。

成分を見て、過剰摂取はダメということもわかりました。

ポイントをまとめてみます。

  • 牛脂には賞味期限や消費期限が記載されていない場合が多い
  • 消費期限の目安として考えるならスーパーからもらってから1~2日程度
  • 賞味期限の目安として考えるなら冷蔵保存で5日程度冷凍保存で1ヶ月程度
  • 上記の範囲内でも以下のような異変が見られる場合は使用しない
    • カビの発生や変色
    • 粘り気やベトベト感
    • 変な臭い
  • 牛脂は手作りすることもできる
  • 牛脂に含まれる脂質を過剰摂取しないように気を付ける
  • 牛脂はの脂、ラードはの脂

 

今回は、家庭でできる本格的な牛脂の作り方も知ることができました。

想像するだけで美味しそうです!

美味しいものを食べると笑顔になりますよね。

ところが保存方法摂取の仕方を間違えると、病気になる可能性もあります

牛脂に限らず、いつまでも美味しいものを沢山食べることができるように、気を付けていきたいですね!

 

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