郵便局のキャッシュカードに使う暗証番号は、生年月日などのわかりやすい番号は非推奨なので、ランダムな数字を設定するのが望ましいですよね。
でも、いざ郵便局のATMでキャッシュカードを使おうとしたら暗証番号を忘れたようで、何度入力してもエラーが出る・・・なんてことになったら大変です!
実は、私も一度だけ子供のゆうちょ銀行の暗証番号を忘れたことがあります!!
我が家には3人子供がいて、さらに1人に対し2つ口座を作っているので、ごちゃごちゃになった挙句わからなくなるという…。
もちろん、窓口を通して何とかしてもらったわけですが・・・
そこで、今回は
- 郵便局のキャッシュカードの暗証番号を忘れたら引き出しできないの?
- 忘れてしまった暗証番号を確認する方法はないの?
- 暗証番号を間違えたらロックがかかって困った!対応策とは
- 郵便局の窓口に行けない時は誰かに委任できるの?
- もう二度と忘れない暗証番号に変更する方法とは
- 暗証番号よりもセキュリティが高いキャッシュカードにする方法
などの内容を詳しくご紹介していきたいと思います!!
色々な場面で暗証番号を決める機会というのがあるので、私の場合「これなら絶対にわからないだろう!!」という考えで決めてしまい、結果自分もわからなくなるという…(笑)。
郵便局や銀行のキャッシュカードの暗証番号がわからなくなって、お金を下ろせなくなるのは大変ですよね。
郵便局のキャッシュカードの暗証番号を忘れてしまい、お金を引き出せなくなってしまった!!という方はぜひ参考にしてみて下さいね。
目次
郵便局のキャッシュカードの暗証番号を忘れた!どうしたらいいの?
郵便局のキャッシュカードの暗証番号を忘れた場合でも、「絶対にお金が引き出せなくなる」ということはまずありませんのでご安心を!!
では、暗証番号を忘れた場合はどのように対処していけば良いのでしょうか?
郵便局のキャッシュカードの暗証番号を忘れてしまった場合、「ATM」ではお金を引き出すことはできません。
しかし、窓口であれば通帳とお届け印を持参すると、お金を引き出すことができます。
暗証番号を忘れても大丈夫!窓口でお金を引き出す流れ
窓口の方に郵便局のキャッシュカードの暗証番号を忘れた旨を伝えれば、お金を引き出す手順を説明してくれます。
こちらでも、簡単にご紹介しておきますね!
- 「郵便貯金ご出金票」に住所と氏名、電話番号、引き出したい金額などの必要事項を記入する
- 窓口に提出する
- 出金完了!!
このような流れとなっています。
ただ…ここで住所や電話番号に変更がある場合は、さらに届け出が必要になります。
私の場合、転勤前の住所で子供の通帳を作ったので、引っ越してからも住所の変更手続きをしていませんでした。
ですので、「郵便貯金ご出金票」に書いた住所と登録されている住所が違い、それに気づいた郵便局員さんが「住所の変更もあるみたいですね。一緒にしておきましょう。」と親切に対応してくれました。
住所などに変更がある場合、キャッシュカードの暗証番号を忘れてしまった時などに困ることもありますので、住所が変わった時は気を付けましょう。
次項で暗証番号の紹介の手続き方法をご紹介しますが、そちらで必要な持ち物もご案内しています。
それらの持ち物を持っていけば、住所変更もできましたよ!
暗証番号を確認する方法
郵便局のキャッシュカードの暗証番号を照会することはできます!!
- 通帳
- キャッシュカード
- お届け印(口座を作る時に使用したものと同じ印鑑)
- 本人確認書類
の4つを持って窓口へ行くと、後は郵便局員さんが手順を説明してくれるので、その指示に従いましょう。
ただし、その場で暗証番号がわかるわけではありません。
1週間程度で貯金事務センターから「簡易書留郵便」で暗証番号が書かれた紙面が送られてきます。
本人確認書類は何を持っていく?
本人確認書類は保険証などの顔写真が付いていないものでも大丈夫です。
現在は顔写真付きのものではない本人確認書類だと受け付けてもらえないところが増えていますよね?
私は健康保険証だけでは少々不安だったので、一応子供の郵便局のキャッシュカードだったこともあり母子手帳を持っていっていました。
しかし、窓口で「健康保険証でも大丈夫ですか?」と聞いたところ「良いですよ」と言われたので、健康保険証だけで済みましたよ!
本人確認書類は…
- 運転免許証
- 運転経歴証明書(平成24年4月1日以降交付のもの)
- 身体障害者手帳
- 精神障害者保健福祉手帳
- 療育手帳
- 戦傷病者手帳
- 旅券(パスポート)・乗員手帳
- マイナンバーカード
- 写真付きの公的証明書類 など
これらだと、1つだけでOKです。
他にも…
- 各種保険証
- 国民年金手帳
- 児童扶養手当証書
- 特別児童扶養手当証書
- 母子健康手帳(母および子に限る)
などがあるのですが、顔写真が付いていないものだと追加で他の証明書類が必要になる場合もありますので、念のため持参していった方が安心です。
これで暗証番号を知ることができますよ!
私の場合は暗証番号も忘れてるけどお金は引き出さなきゃだし、住所変更はしてないし…かなり散々な状態でしたが、郵便局員さんが丁寧に一つずつ解決してくれたおかげで無事に全てを終えることができました!!
しかし、私の場合ATMで暗証番号を3回間違ってしまったのでロックもかかってしまいました。
このロックの解除方法については、次項で詳しくご説明していきます。
郵便局で暗証番号を3回間違えてロックが!どうやったら解除できるの?
郵便局のATMで暗証番号の入力を3回間違えてしまうとロックがかかり、操作できなくなります。
こちらでは、ロックがかかる仕組みとロックの解除方法をご説明していきますね。
郵便局のATMでロックがかかる仕組み
「ATMで暗証番号の入力を3回間違えてしまうとロックがかかる」というのは、連続3回の場合のみではなく、過去に間違ってしまったものも含めての3回なのでご注意を!!
ちなみにロックがかかってしまった場合も「暗証番号が違います」と表示されるだけなので、自分でカウントして3回になったら、素直に窓口に行きましょう。
また、郵便局の銀行のATMでは「通帳のみでもお金を引き出せるようにする」という設定をしていれば、キャッシュカードで暗証番号を3回間違えても、通帳を入れて正しい暗証番号が入力できれば通帳でお金を引き出すことが可能です。
ただし、キャッシュカードのロックはかかったままになるので、お金を引き出せたにせよキャッシュカードのロック解除は必要になります。
通帳でも暗証番号を累計で3回間違えた場合も、ロックがかかるので気を付けましょう。
間違った回数を「0」に戻すには?
ただ、1回目、2回目に間違えても2回目、3回目に正しい暗証番号が入力できれば、間違った分のカウントは「0」に戻ります。
例えば…
「過去にATMで暗証番号を1回間違えてその時は急いでいたので窓口でお金を引き出した。次にATMを利用した時には正しい暗証番号を入力することができた。」
この場合は、間違えた回数が「0」になります。
ATMのロックを解除する方法
ロックを解除する場合は、キャッシュカード(通帳でも引き出せる設定になっているなら通帳も)と本人確認書類を持って窓口へ行けば、その場ですぐにロックを解除してもらうことができます。
私も、すぐにロックを解除してもらうことができましたよ!
ロックを解除してもらった後、思い当たる数字を試してみてダメだった場合はまたロックがかかってしまうので、出来ればすぐに暗証番号の照会手続きをした方が賢明です。
前項でお伝えした通り、必要な持ち物さえ持参すれば窓口でお金を引き出すことはできますからね!
ただ、「忙しくて郵便局になかなか出向くことができないから、暗証番号の照会手続きやロック解除の手続きができない!!」という人もいますよね。
その場合はどうしたら良いのでしょうか?
次項で見ていきましょう。
郵便局に行けない!暗証番号の照会やロック解除は委任できる?
忙しくてなかなか郵便局へいけない場合、どうにかして暗証番号の照会やロックを解除しておきたいものですよね。
もし、誰かに頼めるとしたら、自分以外の人に暗証番号の照会やロックの解除手続きをしてもらうことはできるのでしょうか?
詳しく見ていきましょう!
代理人に委任する場合の手続き
暗証番号の照会やロックの解除は、本人(通帳の名義人)ではなくても代理で受け付けてもらうことができます。
ただし、代理人が暗証番号の照会やロック解除の手続きを行う場合は「委任状」が必要になります。
委任状自体は、窓口でもらうか郵便局のホームページから印刷して入手することができますよ。
委任状は全て、通帳の名義人である本人が書かなくてはいけません。
委任状には「暗証番号【照会・誤回数消去請求】というチェック欄があり、こちらにチェックを付けると暗証番号の照会手続きもロック解除もできます!
代理人が窓口に行く場合の持ち物
代理人が窓口に行く際の持ち物は…
- 通帳
- キャッシュカード
- 代理人の本人確認書類
- 代理人の印鑑(シャチハタ以外)か通帳の届け出の印鑑
- 委任状
の5点です。
暗証番号の照会、ロック解除のどちらも上記の5点があれば手続きができますよ!
*こちらに記載した「通帳」「キャッシュカード」「届け出の印鑑」は代理人のものではなく、ロックを解除したい人のものを指します。
*持ち物に関しては、私が実際にコールセンターに問い合わせて聞いたものです!
代理人に委任する際の注意事項
委任状にはいくつか注意事項が記載されていますので、こちらで重要部分をご紹介しておきますね。
「委任内容により、委任者さまの公的証明資料の提示および印章が必要となる場合があります」
↓↓↓
私が電話で確認した時は、上記でご紹介した5点の持ち物のみで大丈夫とのことでした。
「代理人さまからご請求をお受けした際、お手続きを委任されたご本人さまに電話で委任内容を確認させていただく場合があります」
↓↓↓
万が一、電話がかかってきてもすぐに出られる電話番号を代理人に伝えておくと安心です。
以上が委任に関するあれこれでした!!
持ち物に関して「やっぱり心配…」という方は、利用する郵便局に電話をかけて確認してから向かうようにすると安心ですね♪
無事に暗証番号の照会ができたら、とりあえずは一安心ですが…また忘れたりすると怖くないですか!?
そうならないためにも、今度はしっかりと覚えておける暗証番号に変更しておきたいところです。
次項では、郵便局の暗証番号を変更する場合の手続き方法をご紹介していきます。
郵便局の暗証番号を変更したい!変え方は?ATMでもできるの?
郵便局のキャッシュカードの暗証番号は変更することができます!!
その方法は2つありますので、それぞれご紹介してきますね。
窓口で暗証番号を変更する
郵便局の窓口に、通帳かキャッシュカードを持っていけば変更してくれます。
ただし、暗証番号の変更には現在使用している暗証番号が必要になるので、「忘れてしまった」「わからない」という場合は、
本記事の1項目目「郵便局のキャッシュカードの暗証番号を忘れた!どうしたらいいの?」
または3項目目「郵便局に行けない!暗証番号の照会やロック解除は委任できる?」をご確認ください!
ATMで暗証番号を変更する
ATM画面の「各種諸届」から変更することができますが、こちらの場合もやはり現在使用している暗証番号が必要です。
暗証番号はなんでもOK?
現在、暗証番号の設定は「生年月日」「規則的な数字の並び」は使えないようになっています。
「1111」などもそうですが、「0912」のように生年月日と推測されると規則的な数字の並びになっていると判断されることもありますので、注意して下さいね。
暗証番号を変更後どれくらいで使えるようになる?
暗証番号を変更しても、通帳やキャッシュカードはすぐに使うことができます。
暗証番号を設定する際は、自分が覚えやすくなおかつ他人には絶対にわからないであろうという番号を設定しましょう。
という私は…「誰にもわからないだろう!」という番号にしたところ、自分が忘れるという…(笑)。このようにならないように、自分が覚えられるというポイントも大事ですね!
とはいっても、どんな暗証番号にしても「不正利用があったらどうしよう…」と心配になりませんか?
「もっとセキュリティをアップさせることができれば…」というあなたにぜひ知っておいて欲しい「生体認証機能」を次項で詳しくご紹介していきます。
あなたの暗証番号は大丈夫?生体認証機能でセキュリティがアップする!
「自分だけにわかる暗証番号にしても心配だから、セキュリティをもっと万全にしたい!!」と考えている人も多いでしょう。
そこで、どのような暗証番号は危険なのか、さらにセキュリティを高めるためにはどうしたら良いのかを本項でご紹介していきます。
不正利用されやすい暗証番号とは?
郵便局でキャッシュカードを作ると、4桁の暗証番号の設定を求められます。
私がここ数年で子供たちの通帳とキャッシュカードを発行した際には、IC端末を差し出され「考えた暗証番号を入力してください」と窓口の方に言われました。
つまり、そこで打ち込んだ暗証番号は紙などに控えることがないので、自分で覚えておかなくてはいけません。
私は忘れないうちに自分にしかわからないように紙に書き留め、数回使ううちに覚えたので破棄しました。
不正利用されたキャッシュカードの80%は、暗証番号が生年月日になっていたものです。
その他にも、他人に推測されやすい暗証番号は危険なのでそういった類の番号を設定している場合は、早急に変更しましょう。
郵便局でキャッシュカードのセキュリティを高める方法
キャッシュカードのセキュリティを高めるには「生体認証機能」を搭載している「ゆうちょICキャッシュカード」への切り替えをするのがおすすめです。
生体認証機能とは…
名義人本人の身体の一部の情報を登録することで、暗証番号のみの場合よりもさらに不正利用されにくいようになります。
郵便局の場合は「指静脈情報」というものを使います。
文字通り、指2本を使って静脈パターンを読み取りICカードに登録します。
ゆうちょICキャッシュカードへの切り替えは簡単!
ゆうちょICキャッシュカードへの切り替え手続きは、ゆうちょ銀行や郵便局の窓口で手続きを行いましょう。
切り替え手続きは無料で対応していますが、紛失して再発行する場合には手数料として1,030円(税込)が必要になります。
生体認証機能機能が搭載されたゆうちょICキャッシュカードを利用できるATMや窓口は以下の通りです。
- ゆうちょ銀行・郵便局(貯金窓口をもつ簡易局を含む)の貯金窓口
- ゆうちょATM
- 指静脈認証対応の提携金融機関ATM
利用したゆうちょATMや提携金融機関ATMに生体認証機能がない場合は、暗証番号で取引ができます。
暗証番号以上にセキュリティを強化したいという場合は、ぜひ郵便局の窓口にて生体認証機能の導入をしてみて下さい。
まとめ
郵便局のキャッシュカードの暗証番号を忘れた時の対応策などを紹介しましたが、最後に重要事項を確認しておきましょう。
- 郵便局のキャッシュカードの暗証番号を忘れても窓口ならお金を引き出せる
- 暗証番号を忘れた場合は窓口に行けば手続きができる
- 暗証番号照会は約1週間後簡易書留郵便で送られてくる
- 暗証番号を3回間違えるとロックがかかり取引ができなくなる
- ロックを解除する場合は窓口で手続きしてもらう
- 暗証番号の照会手続きやロック解除は代理人に委任できる
- 現在の暗証番号がわかれば窓口やATMで暗証番号の変更ができる
- ゆうちょICキャッシュカードに切り替えすると安全性が高くなる
キャッシュカードの暗証番号はとても重要な情報なので、郵便局の対応も暗証番号の入力や暗証番号の照会への対応は慎重になっています。
生体認証機能の導入は任意ですし、導入については手続きがあるので面倒ではありますが、セキュリティアップを図ることができるのでおすすめです。
私自身、冒頭でもお伝えした通り、郵便局のキャッシュカードの暗証番号を一度忘れた経験があるので、それ以降に口座を開設する際は「自分が覚えやすく他人にわかりにくい」を心がけて暗証番号を設定しています。
あなたも口座を開設したり暗証番号を変更したりする場合は、覚えやすくかつ他人にはわかりづらい番号に設定するように心がけて下さいね!