蒸し暑い夏に悩まされるものと言えば、蚊です。
私は自宅よりも実家の方が蚊の被害に遭うことが多いのですが、家族と比べて自分が一番刺されやすいこともあり、毎年必ず虫よけグッズやかゆみ止め薬を持って帰省するようにしています。
実家では玄関から人が出入りする時に蚊が家に入ってくることが多いので玄関先で蚊取り線香を焚いていますが、それだけでは追い付かず、いつの間にか刺されているんですよね。
せめて寝ている部屋に蚊が入ってくることだけは避けたいけれど…、室内では蚊取り線香は煙たいし、
アースノーマットなんかどうだろう?
帰省中だけならスプレー式で十分?でも”押すだけ”だと効果が薄いかも…。どうせならプラグ式の方がいいかな?などなど、いざ購入しようと思うと、色々と細かいことが気になってきました。
そこで今回は「アースノーマットの効果時間と範囲は?より効果を高める置き方は?」というテーマで
- アースノーマットの効果はどれくらい?プラグ式とスプレー式の違いは?
- 蚊以外にも効果はある?ペットの動物や昆虫への影響は?
- 赤ちゃんがいたら使わない方がいい?妊婦に影響は?
- 【アースノーマットvs蚊取り線香】効果が高いのはどっち?
という内容でまとめてお届けします。
購入を検討している方、買い替えようか悩んでいる方は、この記事を読んで疑問を解消してしまいましょう。「無いよりはマシ」くらいに思って何となく使っているという方も、効果的な使い方をご紹介していますので、ぜひ試してくださいね。
目次
アースノーマットの効果時間と範囲は?プラグ式とスプレー式で違いはある?
先ほども少し触れましたが、アースノーマットにはプラグ式とスプレー式があります。まずはそれぞれの特徴をおさえ、どちらが自分にとって使い勝手が良いのか検討してみましょう。
プラグ式の特徴
- スイッチを入れている間は薬剤が供給されるので、一定の効果が持続する
- 部屋の隅々まで薬剤が届くので、窓や扉を開けておいても外からの侵入を防ぐ
- ノーマルタイプのものは4.5畳~12畳までの範囲に効果がある
- ワイドタイプのものは10畳~24畳まで対応している
- 白や黒などインテリアになじみやすいデザインや、バラの香りのタイプもある
- 電池式もあるので、玄関などプラグだと不便な場所にも対応している
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スプレー式の特徴
- スプレータイプのものは窓や扉を閉め切ってから使用する
- 噴射直後に濃度の高い薬剤が部屋に素早く広がるため、即効性がある
- 飛んでいる蚊に素早く効くため駆除しやすい
- ただし時間が経つにつれ効果は弱まる
- ノーマルだと効果は12時間、ロングだと24時間持続する
- 屋外でも8時間効果のあるプロプレミアムもある
- ワンプッシュするごとに4.5畳~8畳の範囲で効果がある
- バラの香りのタイプもある
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アースノーマットを置く位置は関係ある?より効果を高める置き方は?
「全部の部屋にプラグ式を設置するのはちょっと…」と気が引ける方は、人の出入りの多い場所にプラグ式のアースノーマットを設置しましょう。
どんなに窓を閉め切っていても、人が出入りする際に蚊も一緒に侵入してしまいます。人の体にくっついて入ってきてしまうこともあり、正直に言うと蚊の侵入を完全に防ぐのは不可能だろうと思います。
ただ出入りの多い場所にアースノーマットを置いてスイッチを入れっぱなしにしておけば、常に薬剤の効果が保たれているため、蚊の侵入はかなり防げるはずです。また一人暮らしなどで出入りの回数が限られている方は、帰宅の際にスプレー式で虫よけの習慣をつけておくだけでも違いますよ。
プラグ式のスイッチは常に入れておく方が効果的!
スイッチを入れてから部屋の中が十分な濃度になるには30分程度かかりますから、スイッチは入れっぱなしの方が効果的です。
24時間つけっぱなしだとリキッドの付け替え時期が早くなりそうですが、例えば玄関でしたら朝起きてから夜の人が出入りしなくなる時間帯まで、12~15時間程度つけっぱなしにするだけで効果は十分発揮されると思いますよ。
ちなみにメーカーによれば、アースノーマットのスイッチを入れっぱなしにした時の電気代の目安は12時間で1円だそうです。
部屋のどこに置いてもOK!
部屋中に薬剤の効果を充満させるわけですから、基本的には部屋のどこに置いても最終的に薬剤の濃度は同じになります。そもそもプラグ式はコンセントの位置次第になりますし、置く場所はあまり神経質に考えなくても大丈夫ですよ。
玄関や扉、窓の付近は開け閉めの際の空気の流れで薬剤が薄まってしまいやすいですので、本体を近くに置いておけば蚊の侵入を効果的に防ぐことができます。ただし効果に大きな差が出るわけではないので、本体を蹴飛ばしたりコードに引っ掛かって転んだりしないよう、邪魔にならない場所に置いておく方が安全で使いやすいですね。
スイッチを入れっぱなしにして部屋中に薬剤を満たすとなると、ペットや赤ちゃんがいるご家庭では何か影響が出ないか心配になることでしょうから、次は薬剤の影響について調べてみました。
アースノーマットは蚊以外にも効果があるの?ペットや昆虫がいても大丈夫?
アースノーマットで使用されている薬剤は、ピレスロイド系のメトフルトリンという殺虫成分が使用されています。厚生労働省が厳しく審査し、一般の人が使用しても安全であることが確認された上で製造・販売をしているので、普通に使用していて人体に有害ということはありません。
昆虫や魚を飼っている場合はNG!
メーカーによれば、殺虫成分は蚊やコバエといった小さな害虫を駆除できる程度の微量で使用されていますし、ペットも犬・猫・ハムスター・小鳥などを室内で飼っていても使用に問題はないそうです。普通のタイプでも問題はないのですが、どうしても心配という方は後で紹介しているようなペット用も出ていますよ。
ただし虫や魚には影響が出ることがあるため、
昆虫・金魚や熱帯魚などの魚を飼っている場合は使用できません。
ちなみに使用量が小さな害虫をターゲットとして設定しているため、ハエやゴキブリ、ムカデ、蜂などの大きな虫には効果がありません。特に物陰に潜んでいる場合は薬剤が届きにくいため、小さいけれどダニにもあまり効果がないそうです。アースノーマットは、あくまで「蚊とり」が目的の製品なんですね。
ただ下記の2つの製品は対象害虫が「蚊成虫、ハエ成虫」とあるので、ハエにも効きます。ただしハエに効果があるのは噴射後すぐの間だけですよ。
- アースおすだけノーマット スプレータイプ プロプレミアム 120日分
- おすだけノーマットロング スプレータイプ 200日分スプレー1回で蚊を24時間、ハエを4時間駆除
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アースノーマットは赤ちゃんや妊婦さんがいても使っても大丈夫なの?
厚生労働省が厳しい審査を行った上で、アースノーマットは安全性が認められています。とはいえ赤ちゃんに影響がないかは心配になるものですよね。
アースノーマットに含まれる殺虫成分ピレスロイドは人体に吸収されても尿として排出されるので、妊婦さんや赤ちゃんがいる部屋で使っていても大丈夫です。
どうしても気になるようであれば、
- 閉め切った部屋や狭い部屋で使用する場合は時々換気をする
- スプレー式を噴射する時は、スプレーを使わない人は入室を避けて薬剤を直接吸い込まないようにする
といったことに気を付け、薬剤が強まりすぎないよう配慮するのが良いでしょう。
もちろん、安全性が高いのは使用上の注意や方法を守っている場合です。余分に噴射するなど、過剰に使用するのはやめましょうね。
【アースノーマット vs 蚊取り線香】効果が高いのはどっち?
煙が漂う蚊取り線香は臭いも強くて”効いている感じ”が分かりやすいのに対して、アースノーマットはスイッチを入れても薬剤が飛ぶ様子が見えるわけではないので効果が出ているか分かりづらいですよね。アースノーマットと蚊取り線香は、どちらがより効果が高いのでしょうか?
蚊取り線香の原料はシロバナムシヨケギクという花の成分で、実はアースノーマットにもそれとよく似た作用や構造を持つ化合物が使われています。
蚊取り線香は煙が広がる様子が見えるので効果がわかりやすいですが、煙の広がる範囲にはアースノーマットの薬剤も広がることができますし、似たような成分なので
効果としては”ほぼ同じ”というのが実際のところです。
なので違いと言えば使い方や使用感。「効果に差はないので、あとはお好みで」というわけなんですね。
例えば毎回火をつけたり燃やした後に片づけをするのが面倒くさいという方はアースノーマットが向いています。煙の臭いがある方が効いていると実感できて好きだという方もいますし、子供がいるから火を使う蚊取り線香よりもアースノーマットという方もいます。
ただ犬や猫を飼っている場合は、蚊取り線香は使わない方が良いので、ペットがいる方にはアースノーマットをオススメします。アースノーマットにはペット用もあるので安心ですよ。
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まとめ
<アースノーマット:プラグ式の特徴>
- スイッチを入れている間は薬剤が供給されるので、一定の効果が持続する
- 部屋の隅々まで薬剤が届くので、窓や扉を開けておいても外からの侵入を防ぐ
- ノーマルタイプのものは4.5畳~12畳までの範囲に効果がある
- ワイドタイプのものは10畳~24畳まで対応している
- 白や黒などインテリアになじみやすいデザインや、バラの香りのタイプもある
- 電池式もあるので、玄関などプラグだと不便な場所にも対応している
<アースノーマット:スプレー式の特徴>
- スプレータイプのものは窓や扉を閉め切ってから使用する
- 噴射直後に濃度の高い薬剤が部屋に素早く広がるため、即効性がある
- 飛んでいる蚊に素早く効くため駆除しやすい
- ただし時間が経つにつれ効果は弱まる
- ノーマルだと効果は12時間、ロングだと24時間持続する
- 屋外でも8時間効果のあるプロプレミアムもある
- ワンプッシュするごとに4.5畳~8畳の範囲で効果がある
- バラの香りのタイプもある
<効果的な使い方>
- プラグ式は薬剤が行き渡るまでに約30分かかり、スイッチは入れっぱなしにしておくのが効果的
- 部屋のどこに置いてもOK!最終的に室内の濃度は同じになる
- 窓や扉の近くに置くと外からの侵入を防ぐのに効果的ではある
<ペットや昆虫、赤ちゃんや妊婦さんへの影響は?>
- 犬や猫、ハムスターや小鳥といったペットには影響はない
- どうしても気になる場合はペット用がオススメ
- 昆虫や金魚など魚を買っている場合は影響が出るかもしれないので使用できない
- 大きな虫(ハエ・ゴキブリ・ムカデなど)には効果がない
- 薬剤が届かない物陰などには効果が出にくいのでダニも退治はできない
- 厳しく安全性を確かめられており、赤ちゃんや妊婦さんのいる部屋でも使用可能
- スプレー式の場合は赤ちゃんや妊婦さん、ペットは噴射時に退室しておくと良い
<アースノーマットvs蚊取り線香>
- 成分も似ているため、効果としては”ほぼ同じ”
- どちらを使うかは好みによる
- 犬や猫などペットがいる場合は蚊取り線香がNGなのでアースノーマットが良い
アースノーマットは蚊取りとしての高い効果を発揮します。蚊取り線香と比べると視覚的にも嗅覚的にも実感しやすい煙がないため効果は実感しにくいですが、スイッチを入れるだけやスプレーするだけという手軽さ、また火を使わないという点でも使いやすいですよね。
それに収納の面でも、せいぜい取り換えボトルをストックするくらいなので少ないスペースで済むのが助かります。使いかけのボトルはキャップをして保存しておけば翌年にも使えますから、本体ごと片付けておけますし、経済的ですね。
本体の方は繰り返し使えるものではありますが、7~8年を目処に買い替えるのがオススメですよ。
あくまで薬剤を使用する製品ですのでアレルギー体質の方の使用には注意が必要ですが、安全性は厳しく審査されているため、それほど心配はありません。締め切った部屋や使用目安よりも狭い部屋で使用する際には、換気に注意しましょう。