【執筆者:編集部 鳥越菜生】
溜まった小銭をどうするかで困ったときは、Yahoo!知恵袋の回答に寄せられた裏ワザが参考になります。
小銭をお札に両替したいと思ったら銀行の手数料が高額になる場合もあるため、特に大量の1円玉を入金したいときは頭を悩ませることも多いです。
そこでこの記事では溜まった小銭の処理で悩んだときに役立つ、以下の項目について解説します。
溜まった小銭の対処法のこと
- 知恵袋回答に寄せられたおすすめの両替裏ワザ
- ゆうちょや銀行の硬貨入金にかかる手数料比較
- 大量の1円玉でも気兼ねなく入金・使用する方法
- 裏ワザや硬貨入金時の注意点
カードにチャージする裏ワザや巷で評判でも注意が必要な方法もあるので、せっかく溜めた小銭を大切に活用するため、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
溜まった小銭をどうするかの両替術 | 知恵袋回答の裏ワザ5選
溜まった小銭の処理をどうするべきか悩んだときは、知恵袋回答に寄せられた、商品・サービスや預金などに両替できる裏ワザが参考になります。
- 自動販売機やコインパーキングの支払いに10円玉を使う
- コンビニのセルフレジでの支払いに小額の硬貨を使う
(20枚を過ぎるとNG) - 交通系ICカードに小銭でチャージする
- お賽銭や募金に使う(賽銭箱に投入)
- ゆうちょや銀行の無料で取扱いできる限界枚数まで入金を繰り返す
裏ワザと言っても、まずは地道に支払いに使って減らしていく方法が確実だ、という口コミが多くありました。
販売機やセルフレジなどでの支払いは小銭を使うチャンス
自動販売機で飲み物を買う機会が多い人は、溜まった小銭からできるだけ10円玉を使って払うようにすると、結構な勢いで減らしていけます。
コインパーキングの精算機も10円玉から使える場合が多いので、100円分なら10枚消費できますよね。
コンビニでもこの頃はセルフレジが導入されていて対人より気楽なこともあり、支払いの際にはなるべく小銭を使うという人も多いようです。
しかし硬貨を使う際は、1種類につき20枚が限度と法律で決められていることを知っておく必要があります。
(法貨としての通用限度)
第七条 貨幣は、額面価格の二十倍までを限り、法貨として通用する。
硬貨は一度に何十枚も使われると店側が困るのが実情で、レジの故障原因にもなりやすいようです。
買い物の支払いができるだけ時短になるように、小銭が取り出しやすい財布にしたり、小銭入れを分けて持つようにしたりするとストレスを減らせます。
スーパーもセルフレジを置く店舗が増えていますが、ほぼ無人なこともあり溜まった小銭の処理に利用しようと、支払い時に硬貨を大量投入するもいます。
しかし硬貨の枚数を制限する設定になっている場合もあるうえ、機械が詰まって停止することも多く、店側にとっては迷惑行為のようです。
2022年ごろアメリカ生まれの「コインスター」という、大量の小銭をお札に替えられる両替機が登場し、スーパーに設置されて注目を集めました。しかし残念ながら日本では2022年12月末でサービスを終了し一旦撤退することが発表され、2023年末現在では姿を消しているようです。
そのほか「馴染みの商店に頼んでみると良い」という口コミもありました。
両替の小銭用に喜んでもらえる場合もあるようなので、知り合いの人がいれば尋ねてみても良いかもしれませんね。
枚数で苦情を言われたりレジを詰まらせて怒られたりと嫌な気持ちにならず、堂々と小銭を使える裏ワザがありますよ。
交通ICカードを小銭でチャージして使う | 10円玉もOK
溜まった小銭を気兼ねなく両替するには、SUICA・PASMO・ICOCAなどの交通ICカードにチャージして使う方法がおすすめです。
交通カードといっても買い物の支払いにも使える場合が多いので、チャージしておくと便利ですよね。
詳しくはこの記事をチェック!
ただしチャージに使える硬貨の種類や最低額は、会社や機種のほか地域や時間帯によっても違うので確認してみてください。
交通ICカードには失くしてもすぐ使用停止にできたり、再発行して残高を移行できたりする種類もあるので、紛失が心配な人はぜひこちらも参考にしてください。
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両替とは言えないかもしれませんが、溜まった小銭を減らせてさらに喜ばれる可能性が高い方法もあります。
お賽銭や募金にすれば大量の1円玉も喜んでもらえる
大量の1円玉や5円玉を減らしたいなら、お賽銭や募金にする方法がおすすめです。
お賽銭箱や募金箱には硬貨を大量に投入しても、喜ばれることはあっても怒られることはありません。
神社にお参りするときには、溜まった小銭を袋に入れて持っていくと良いですね。
スーパーやコンビニのレジや病院の窓口などに置いてある募金箱に、支払いの度に小銭を募金していくという方法も良いですね。
しかしゆうちょや銀行で硬貨を両替するには手数料がかかるようになってきているので、入金するならどこがいいかやお得な方法を確認しましょう。
溜まった小銭をお札に両替するのに手数料をかけないコツと注意点
溜まった小銭をお札に両替したいなら、各銀行の大量硬貨取扱手数料が無料で済む枚数を超えないように、手持ち口座に入金していく方法がおすすめです。
残高に応じて、必要なときにATMからお札で出金すると良いですね。
枚数 | ゆうちょ | 銀行A | 銀行B |
---|---|---|---|
1~50 | 0円 | 0円 | 0円 |
100 | 550円 | 0円 | 0円 |
300 | 825円 | 550円 | 0円 |
500 | 825円 | 550円 | 550円 |
1000 | 1100円 | 1100円 | 1100円 |
ゆうちょ銀行では、2022年1月17日に新たな硬貨取扱手数料が設定されました。(※1)
ゆうちょの窓口での入金は51枚以上で550円から段階的に取扱手数料が高くなるので、1円玉や5円玉の入金だと少量でもすぐマイナスになってしまいます。
とはいえゆうちょ銀行には小規模の店舗や商業施設内のテナントタイプもあって、立地が便利で通いやすいのも魅力ですよね。
ほかの金融機関でも無料での取扱い枚数は制限されてきているため、窓口での大量な小銭の両替には、できるだけ手数料がかからない銀行を選ぶことも大切です。
ゆうちょ・銀行の硬貨入金にかかる手数料を比較
大量の硬貨を入金する場合は枚数を概算し、開設口座のある銀行の手数料を比較して、無料で回数も少なく済むよう分けておくことをおすすめします。
ゆうちょ以外の銀行では、窓口での入金にかかる硬貨取扱手数料が無料で済むのは100枚までの場合が多いです。
ただし銀行によって枚数の数え方が1回ごとの場合と、1日の合算でとしている場合があります。
支店ごとに分けて計算する銀行の場合は、1日のうちに複数の支店を回って入金していく方法もありますね。
窓口での入金は失敗したら大変だなと嫌気がさしている人は、ATMの利用がおすすめです。
銀行のATMで100枚ずつ入金する方法もおすすめ
ゆうちょ以外の銀行では、ATMでの硬貨入金は1度に100枚まで投入できて何度でも無料な場合が多いので、大量の小銭処理にもおすすめです。
1円玉が大量にある場合は、1個の重量がぴったり1グラムなので、料理量りを使って計量すると簡単に数を計算できます。
硬貨を種類ごとに収納できるケースを使うと、それぞれの数量把握も簡単ですよ。
しかし調べていると、今後手数料の値上げ改定が予定されている地方銀行もありました。
溜まった小銭をフル活用できるように、あらかじめ銀行の情報を確認し計画的に入金していきましょう。
結論 | 溜まった小銭は計画的に入金・両替・使用しよう
- 両替裏ワザには地道に支払いに使う方法もある
- 10円以上の硬貨は交通ICカードにチャージして使える
- 大量の1円玉や5円玉はお賽銭や募金にすると良い
- 小銭をお札にするにはまず銀行口座に入金がおすすめ
- 銀行への入金は手数料を比較して計画を立てる
溜まった小銭をどうするか悩んだときには、知恵袋回答からおすすめした裏ワザを参考にして、計画的に処理していきましょう。
裏ワザにも硬貨の種類が限られる方法もあるため、まず硬貨の種類ごとにだいたいの枚数を把握しておくと良いですね。
ゆうちょや銀行に入金する場合は無料で済む硬貨枚数を確認し、できるだけ手数料がかからないように小分けして効率の良い方法を考えましょう。
せっかく溜まった小銭をできる限りムダにすることなく、有効活用できるようにしたいですね。