【執筆者:編集部 鳥越菜生】
耳が詰まった感じになると不快でストレスになるため、一刻も早くどうにかしようと治し方を知りたくなりますよね。
Yahoo!知恵袋回答には耳詰まりの解消法についても役立つ情報が多いと評判ですが、治療が必要な場合もあるため要注意です。
そこで今回は耳に膜が張った感じや朝起きたら耳がこもるといった症状で困ったときも、慌てず正しく対処するために知っておきたい、以下の項目について解説します。
耳が詰まった感じのこと
- 知恵袋回答にある治し方情報
- 自分で簡単にできる治し方の方法と注意すべき点
- 症状を引き起こすと考えられる原因と病気の可能性
- 早めに受診した方が良いケース
耳抜きをはじめすぐに試せる簡単な方法はもちろんですが、大切な耳の聞こえを守るための適切な対処法を知っておきましょう。
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目次
耳が詰まった感じの簡単な治し方を紹介 | 知恵袋回答集
いつもと違って耳が詰まった感じで聞こえにくい・耳がこもるような気がするとき、簡単な治し方を知るには知恵袋回答が参考になります。
しかし原因によっては自力での治し方はやりすぎない方が良い場合や、受診までの期間が治り方に影響する場合もあるため注意が必要です。
耳が詰まった感じや水が入った感じの治し方 | |
---|---|
① | 軽く耳抜きを試してみる ・バルサルバ法を行う ※強すぎたり何度もやったりはNG! ・つばや飲みものを飲み込む ・飴をなめる ・あくびをする |
② | 耳から水を出すための方法を試す ・耳を下向きにして片足でケンケン跳び ・ドライヤーで遠くから温風を当てる (耳の中を乾かす) ・水が入った側の耳を下に向けて寝転ぶ |
③ | 病院(耳鼻科)に行く |
耳が詰まったような塞がった感じや水が入ったような感じのことを耳閉感(じへいかん)と言います。
耳がぼーっとする、また聞こえ方に違和感がありこもる感じがするなど、感じ方や表現の仕方はいろいろ違っても経験者が多いでしょう。
耳閉感を引き起こす原因はいくつか考えられますが、自分で治せる場合もあるので、知恵袋回答に紹介されている簡単な対処法を紹介します。
耳に膜が張った感じや水が入った感じのときは耳抜きしてみる
耳が詰まった感じや水が入った感じになったときの対処法は、まず耳抜きを試してみることをおすすめします。
実際に水が入った可能性があるときは、耳から水を出す方法もやってみると良いですね。
- 航空性中耳炎を起こす
- 風邪を引いている
- 耳に入った水が残っている
- 耳垢が詰まっている
- 加齢
- 騒音による音響障害
- 何らかの病気
飛行機や新幹線などに乗ったときに耳がキーンと塞がれたようになる症状には、「航空性中耳炎」という病名が付いています。
急な気圧変化にさらされ耳の奥にある鼓膜の内外で圧の差が激しくなることが原因で、飲み込む動作やあくびをしてみるほか、軽く耳抜きをすると治る場合が多いです。
昨日、耳が詰まった感じがしたから耳抜きしたら強い回転生のめまいで立てなくなって介抱してもらう自体に💦🌀🌀
コナンの映画の銀翼の奇術師で灰原哀ちゃんがいきなり耳抜きするとフラフラすることあるよって言ってたシーンがあるんだけど、そんな感じに💦
みんなも耳抜きする時気を付けて!w pic.twitter.com/OE3RWeRrTH
— 三浦幸恵★ねぎ子 (@negiko57) July 18, 2023
耳抜きは強くやりすぎるとこのような悪影響を及ぼしたり、鼓膜を傷めて逆効果になる危険性があるので勢いには気をつけてくださいね。
航空性中耳炎はしばらくすれば自然に治りますが、風邪や鼻炎が重なると重症化する場合もあります。
風邪を引いて鼻水・鼻詰まりの症状があるとき、朝起きたら耳が詰まった感じになっていたという経験がある人も多いと思います。
「鼻をかんだら耳が詰まった」「鼻かみすぎで耳こもる」といった声が、知恵袋にも寄せられていました。
鼻詰まりがあると耳管に空気が入らないため中耳の空気圧の調節ができず、鼓膜が内側に引っ張られる状態になって耳が詰まった感じになるのです。
風邪を引くとのどや鼻に炎症が生じますが、耳管も腫れて機能低下を起こす場合もあります。
このような風邪による耳詰まりを治す対処法として、耳抜きを何度も行うことは良くありません。
部屋の温度調節に気をつけ睡眠や水分・栄養をしっかりとるなどして、根本にある風邪症状を治すことが大切です。
またダイビングや海水浴などで耳が詰まった感じになった際もよく耳抜きをしますが、片耳だけしか空気が抜けないことも多いですよね。
そのほか入浴やプールなどのあとで、耳がボワーンとする・ボワボワと響くほか耳の中が水っぽいなどの症状がある場合は、治し方②も試してみましょう。
やってはいけないNG行為も紹介しているので、ぜひこちらの記事も併せてご覧ください。
詳しくはこの記事をチェック!
簡単な方法をやってみても治らない場合は、風邪以外にもいろいろな耳の病気が原因になっていることも考えられるため、受診した方が良い場合があります。
一定期間を過ぎると治療が難しくなる場合もあるので、受診のタイミングや、耳が詰まった感じを引き起こす疾患についても知っておきましょう。
耳が詰まった感じの正しい対処法 | 受診が必要な場合
耳が詰まった感じがするとき、めまい・耳鳴り・痛みがある場合は病気が疑われるため、早めに耳鼻科を受診することをおすすめします。
疾患名 | おもな原因と状態 ※()内は状態 ※<>内は耳が詰まった感じ以外の症状 |
---|---|
外耳炎 | ・耳かきやそうじのしすぎ ・耳垢の溜まりすぎ ・細菌感染 (外耳道の炎症) <難聴・痛み・耳だれ> |
急性中耳炎 | ・風邪 ・のどに付いた細菌・ウイルス (中耳の炎症) <痛み・発熱> |
滲出性中耳炎 | ・急性中耳炎をこじらせる ・加齢 (中耳に浸出液が溜まり炎症がある) <難聴> |
慢性中耳炎 | ・中耳炎をこじらせる (鼓膜に穴が開き炎症が慢性化) <難聴・耳だれ> |
メニエール病 | ・原因は不明 (内リンパ液が溜まり内耳がむくむ) <めまい・耳鳴り・難聴> |
ストレス性 内耳障害 |
・ストレス (内耳がむくむ) <めまい・耳鳴り・難聴> |
突発性難聴 | ・明確な原因は不明 ・ストレスや慢性疲労の関わりが濃厚 (急に片耳だけ難聴になる) <めまい・吐き気・耳鳴り> |
耳管開放症 | ・急激な体重減少 ・無理なダイエット ・ホルモンの異常 (耳管が開いたままになる) <自声強調・難聴・めまい> |
耳が詰まった感じや水が入ったような感覚を引き起こす病気は多く、外耳道から鼓膜を挟んで中耳・内耳・耳管と、耳のどの部分も原因になりえます。
中耳炎は子供がなりやすいと言われますが、大人がかかる場合ももちろんあり、滲出性中耳炎は高齢者もなりやすい病気です。
耳が詰まった感じになると…
あ、ストレスたまってんだなと思う🙂— あや (@aya_cocoppu) September 18, 2023
こちらの言われる通り、ストレスの溜めすぎが原因となって耳に異常を生じる場合もあります。
おはようございます☺️
昨夕から突然、体調不良😢
症状は頭痛、目眩、両耳が詰まった感じで少し痛い。
恐らく、自律神経の乱れが原因だと思います。
お天気の変化も関係しているかもね。
自宅の廊下も真っ直ぐ歩けないので、外出は控えて兎に角ゆっくりゆったり静かに過ごします🍀良い1日を🤗
— mew(ミュー) (@mewmewmewk) May 28, 2023
真っ直ぐ歩けない状態になっている様子が、私にも想像できます。
こんなときは気分も悪くなって辛いですよね。
しかし稀に腫瘍やがんの初期症状のひとつである可能性もあるため、何日も放置するのは危険です。
そして中には、早く治療しないと元に戻らなくなる病気があることも覚えておきましょう。
突然朝起きたら耳がこもる場合は要注意
前触れもなく突然片耳がこもって聞こえにくくなった場合は「突発性難聴」の可能性が高く、早期の治療開始が重要なため、1週間以内に受診しましょう。(※2)
突発性難聴は精神的なストレスや過度な疲労が原因とも考えられており、名前通り朝起きてみたら・夕方家事をしていたら急に、など突然症状が表れるのが特徴です。
同じように聴覚神経を損傷する「音響障害」も増えているそうです。(※3)
コンサートやクラブの大音量の中で過ごしたあとや、この頃はスマホの大きい音をイヤホンをして長時間聴き続けることで発症する人も増えています。
突然の難聴でも低音のブーンという耳鳴りがあったり、自分の声が頭の中に反響するように聞こえる場合は、別の病気も考えられます。
生活習慣や癖を見直すことも大切
耳の病気はストレスや疲労蓄積のほか、無理なダイエットや必要以上の耳かき癖が原因になる場合もあるので、生活習慣や癖も必要に応じて見直しましょう。
急激に体重が減少することにより耳管の周りの脂肪が減ると、耳管が開きっぱなしになる「耳管開放症」という病気を引き起こす場合があります。
耳管開放症の見分け方や特徴を詳しく知りたい場合は、次の動画を参考にしてください。
耳管開放症の治し方には投薬・手術による治療法がありますが、過剰なダイエットをしていたらすぐ辞め、できれば今より太ることが自力で改善するポイントです。
また病気があるわけではなく、耳垢が奥の方まで押し込められて溜まりすぎたときにも、片耳が詰まった感じや聞こえにくさが生じることがあります。
耳垢は放っておいても少しずつ耳の外側に向かって送られる仕組みなので、実は耳そうじは無理にしなくても良いのだそうです。
耳の穴にぴったりサイズの綿棒でぐりぐりつつくと気持ち良いですが、耳垢を奥に押し込んでしまい、傷を作って外耳炎の原因になる場合もあります。
こちらのような柔らかい綿棒もおすすめですよ。
たとえ耳垢が詰まっただけでも、奥の方に入って固まり、自力では取れなくなっている場合が多いです。
耳鼻科が未経験で不安な人もいると思いますが、見えない部分だからこそ、心配なことが発生したらあまり迷わず受診してみると良いかもしれません。
耳鼻科では必要に応じて耳垢そうじや聞こえの検査もしてもらえるので、この機会に耳の健康診断をしてみるのもおすすめです。
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結論 | 耳が詰まった感じは耳抜きで治らないなら受診を検討
- まず自分でできる簡単な治し方を試してみると良い
- 強すぎる耳抜きは鼓膜を傷付けるため注意が必要
- 3日目も症状が続いたら耳鼻科を受診した方が良い
- めまい・耳鳴り・痛みがある場合は受診を検討
- 耳の病気が疑われたら1週間以内の受診がおすすめ
耳が詰まった感じや水が入った感じの対処法で悩んだら、知恵袋で紹介されている耳抜きをはじめとした簡単な方法を試してみると良いですよ。
朝起きたら耳がこもる・耳に膜が張った感じになるなど、いろいろなケースがありますが、気圧変化や風邪により発症する場合もあります。
早期治療が必要な耳の病気が隠れている場合もあるので、基本的に3日目にまだ治っていないなら耳鼻科の受診がおすすめです。
突然の異変にも正しく対処できるように、知恵袋回答をまとめた簡単な治し方と耳の病気例もぜひ参考にしてくださいね。