東京都立大学が恥ずかしい!?どの私立大学のレベルに近い？徹底解説

【執筆者：編集部 今冨るみ子】

東京都立大学が「恥ずかしい」「就職率が悪い」などの口コミがネット上で見られるようですが、大きな誤解です。

近年では人気上昇し、偏差値はますます上がる傾向にあり受験が難化しています。

そこでこの記事では、東京都立大学が実際どの位置にいるのかや学生の口コミ、同じレベルの私立大学などを紹介します。

地方から東京の大学に出てきたいと考えている人にも、ぜひ読んでほしい内容です。

「東京都立大学は恥ずかしい」は大きな誤解

東京都立大学が「恥ずかしい、やばい」という口コミがネット上で見られますが、実際はレベルの高い大学とされています。

xでの口コミで「恥ずかしい」というのは、前の名前の「首都大学東京」についてのもののみでした。

石原慎太郎が名付けた「首都大学東京」。

日本語として語順がおかしい、恥ずかしい言葉。

東京都立大学復活おめでとう！

— 🐖kobutayama🐖 (@kobutayama) August 24, 2018

東京都立大学は、2005年に4つの大学を統合したときに「首都大学東京」と名前を変えていますが、これがとても評判が悪かったようで、2020年には元に戻っています。

名前がとても似ているので、私立の東京都市大学と間違えられることも多いようです。

東京都立大学が（一旦）なくなったあと，東京都市大学ができて，そのあと首都大学東京が東京都立大学に戻ったものだから，混乱しやすくなった。「東京工業大学」の名前がフリーになったらそれを使いたい大学は確かに出てくるかも。論文業績等の履歴が大混乱になるな…

— 山田あすか (@yamada__asuka) January 19, 2023

marchや日東駒専に比べると知名度が低いので「すごい」と言われることは少ないと思いますが、実はレベルの高い大学と言われています。

偏差値は上がる傾向 | 同じレベルの私立大学

東京都立大学は、以前の名前の影響からかfランと誤解されることがあるようですが、実際は難易度が高く評判のいい大学です。

大学紹介「東京都立大学」

西東京でひっそり息をしている隠れ名門大学である。
法学部は文系3科目で受験可能なため、自称進は私文専願の学生まで動員し、国公立の実績を稼ぐ。
石原慎太郎が命名した「首都大学東京」は名前でFランと勘違いされることが多かったが、最近しれっと名称変更している。 pic.twitter.com/7OZZzXBU9L

— じゅそうけん (@jyusouken_jp) October 29, 2022

東京都立大学の偏差値は、2023年現在のものでは55～60となっています。

東京都立大学の偏差値

法学部	60
人文社会学部	57.5〜60
経済経営学部
都市環境学部	55〜60

塾やサイトによってはもっと高い偏差値にしているところもあります。

塾やサイトによってばらつきがあるのではっきりとは言えませんが、東京都立大学の偏差値が55～60とすると、つぎのような私立大学が同じレベルになります。

塾やサイトによってはmarchよりも難しいとするところもあるようです。

東京都立大学には落ちたけど、エリート、勝ち組と思われることが多いmarchには受かったという人もいます。

東京都立大学落ちたんで中央理工行きます。よろしく

— 伊藤 歩生 (@ayu_mdk_) March 8, 2022

主要大学の今を知りたいなら、こちらの書籍がとても参考になります。

東京都立大学は学歴フィルターにも引っかからず、就職率もいいようです。

就職率が悪いどころか好調 | 手厚いキャリア支援

東京都立大学への間違った認識から「就職率が悪い」という口コミがあるようですが、2022年度は96％を超えています。（※1）

就職先も有名企業や公務員など、人気の職場にも多数の学生が行っているようです。

大学のキャリア支援が充実しており、相談やインターンシップ、面接の練習など、手厚いサポートが受けられるようです。

東京都立大学は世間からあまり認知されていませんが、近年さらに人気が上がっているようです。

東京都立大学への入学はますます難化 | 人気上昇の理由

東京都立大学は近年人気が上昇しており、倍率が上がり受験が難化していると言われていますが、その理由はつぎのことがあげられます。

総合大学だからこそできる自由な履修制度も人気です。

 総合大学ならではの履修制度

東京都立大学はさまざまな学部があり、学部に関係なく自分の興味のある講義を受けられます。

所属学部に関わらず文系の人が理系のゼミを受けたり、その逆もできるそうです。

少人数での授業でしっかりサポートしてくれるとも言われています。

学生に対して教授の数が多い

学生に対して教授の人数が多く、ゼミが少人数なのでしっかりと指導してもらえることも人気のようです。

学年の担任の先生がついたり、1年に1回ほど教授との面談があったりなど、困っていることや進路についての相談ができます。

臨床心理士が在室している日もあり、大学生活のほかのことについても気軽に相談できるそうです。

学生の気質も特徴があります。

 堅実で真面目な学生が多い

東京都立大学についての口コミをまとめると、真面目で堅実な学生が多いということでした。

遊ぶことよりしっかり勉強したい人や、落ち着いた雰囲気が好きな人にはぴったりな大学ですね。

また、一部噂になっている東京都立大学のサークルですが、実際は健全な活動のようです。

8/6は昭和記念公園で水遊びをしました🔫💦
人数は少なめでしたが、天気にも恵まれとっても楽しかったです😆🏸
次回は夏合宿で会いましょう～👋 pic.twitter.com/fY7o5D8545

— 東京都立大学お散歩サークル (@tmu_osanpo) August 6, 2019

自然が多く静かで勉強しやすい環境とも言われています。

勉強しやすい環境

東京都立大学のほとんどのキャンパスは、八王子の南大沢の都心からやや離れた自然豊かな場所にあるので、静かな環境で勉強できるのがメリットです。

都心の騒がしさや人混みが苦手だけど、田舎すぎるところも嫌と言う人には合ってますね。

また、「都心から程よく離れているので、遊びほおけることなく勉強できるのがいい」という人もいれば、「遊ぶところがなくて退屈」という口コミもあります。

しかし、都心に比べると家賃は安い傾向なので、地方から出てきて1人暮らしをしなければならない学生にとってはいい場所のようです。

家賃だけでなく学費も安いとも言われています。

 公立で学費が安い | 東京都民は無償化も

公立なので学費が安いことも人気の理由でしょう。

東京都立大学の学費は4年間でおよそ240万円で国立大学と同じくらいで、私立大学と比べるととても安いです。

令和6年からは無償化の目安が910万円に引き上げられると言われており、東京都立大学の人気はますます高まるでしょう。

校舎が新しくてきれいなことも学生にとってはうれしいことですね。

校舎が新しくてきれい | 学食も人気

地方の公立大学の校舎は古いもことが多いのですが、東京都立大学の校舎は新しくきれいだと言われています。

吸い込まれそうな校舎。2020年4月に「首都大学」から名称変更した「東京都立大学」日野キャンパスの2号館。地下には図書館もあるらしい。角度によって表情を変えて撮れたので、色んなところから撮っちゃいました。 pic.twitter.com/DRPuEEwKfP

— 東京の建築&アート巡りオタク | tanrock (@_tanrock_) October 17, 2021

図書館はドラマやPVの撮影によく使われるほど、おしゃれで洗練された建物だそうです。

また、東京都立大学は学食が美味しいと言われています。

東京都立大学の学食を食べてみた。

好きなものだけ取るシステムで、
私はカツ丼＋ソース、揚げ餃子で539円

最近の学食の相場ってこれくらいなのかな？

味は美味いと思います。
肉柔らかいし、卵が優しい。

※水がないので別途ドリンクは買うしかない pic.twitter.com/cgFeZyTPMB

— エガッティー (@monmonsune506) March 1, 2023

レストランのような学食もあるようです。

🏫東京都立大学（旧首都大学東京）

【ルヴェ　ソン　ヴェール南大沢】

お写真を見てどこのレストランだろう！？✨と思われた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか😳
実はここ、学食なんです！！
税込1,650円でこんな素敵なランチがいただけます😊#東京都立大学 #素敵なランチ pic.twitter.com/PVpa2lMJr2

— 早稲田大学学食研究会 (@Wsdgakusyokuken) December 1, 2021

東京都内のほかの大学についても書いています。

結論 | 東京都立大学が恥ずかしいのは知名度が低いための誤解

東京都立大学が恥ずかしいというのは、前の名前の「首都大学東京」についてのことで、実際はレベルの高い学校です。

しかし、何度も名前が変わっていることから知名度が低く、とくに地方ではfランと勘違いされることが多いようです。

もともと隠れた人気の大学でしたが、これからますます入学するのが難しくなってくると思われます。