【執筆者:編集部 今冨るみ子】
車のドアボタンが反応しない原因はさまざまで、修理に出す前に確認したいことがいくつかあります。
スマートキーやキーレスキーを電池交換しても光るけど反応しないこともあり、その場合は修理に出さなければならないこともあります。
この記事では車のドアロックボタンが反応しない原因や、スマートキーの鍵が開かないときの対処法について紹介します。
- 修理に出す前に確認したいこと
- 修理が必要になる場合
- 車の鍵が開かないときの対処法
- スマートキーの注意点
電池切れや車のバッテリー上がりはよくあることなので、運転をする人にはぜひ知っておいてほしい内容です。
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目次
車のドアボタンが反応しない原因 | 修理に出す前に確認したいこと
車のドアボタンが反応しない原因はさまざまですが、まずはこれらのことを確認しましょう。
- 電池が切れている
- 電波障害
- ドアが閉まっていない
- 水分や氷
まずは電池切れを疑うのがいいかもしれません。
車の鍵が開かない原因で多いのはスマートキーの電池切れ
車のドアボタンが反応しないときに一番多いのが、リモコンキーの電池切れです。
突然の車の故障🚙
リモコンの電池切れでした🔋
歩いて2km先の
ガソリンスタンドで
売ってませんと言われ、
近くのコンビニに
売ってありますと言われ、
近くのコンビニで
たまたま売ってあった
太陽電池を購入し、ネジ回しで
リモコンを解体して
電池をはめ、車も直りました pic.twitter.com/rkejwOfXj4— 淵上大誠 (@9bJWIBgvUBrKVuJ) August 16, 2023
キーのランプが点灯していなければ電池切れの可能性が高いので、電池交換が必要になります。
また、「朝だけ反応しない」という声もありますが、これも電池交換が近くなっているサインです。
気温が下っている朝は電池の化学反応が鈍くなり、その結果電圧が下がるとリモコンの利きが悪い状態になります。
キーの電池交換は自分でもできることが多いので、動画を参考に試してみてください。
動画はダイハツのタントやムーブのスマートキーの電池交換の仕方です。
電池切れではないのにドアボタンが反応しないときは、別の原因があります。
キーレスが光るけど反応しないのは電波が干渉しているかも
車の近くに電波を放っている機器があると、スマートキーとの接続に干渉することがあり、ドアボタンが反応しないようです。
- スマートフォン
- テレビ塔
- 電源が入ったノートパソコン
- タイヤロックするタイプのコインパーキング
- 金属製のものに接触している
スマートキーは電波で車と交信するため、強い電波を発するものがあると影響を受けて正常に動作しないことがあります。
そのときは、キーを電波を発するものから離した状態でもう1度操作してみましょう。
また、コインパーキングで反応がなかったら、ドアボタンではなくスマートキーの開閉ボタンを押すといいようです。
ドアの閉め方も影響します。
半ドアだと車のドアロックボタンは反応しない
車のロックをかけるときにドアボタンが作動しない場合は、半ドアの可能性もあります。
車は半ドアではロックがかからないようになっているのがほとんどです。
気温や天気も原因になることがあります。
氷や水分が影響することも
車のドアボタンが反応しないのは、水分や氷が原因のこともあります。
冬はドアボタンに付いたた水分が凍って、ドアボタンが動かなくなることがあるようです。
これまでは修理に出す前に確認したいことでしたが、つぎの章からは修理に出す必要があるものです。
スマートキーの電池交換しても反応しない原因 | 修理に出す必要も
スマートキーの電池交換をしたり、そのほかの対処法をしたりしても、ドアボタンが反応しない場合は修理に出す必要があります。
- ドアボタンの故障
- ドアロックの故障
- キーレスエントリーシステムの不具合
- バッテリー
- スマートキーの破損
- 車の不調(電波の受信アンテナや制御ユニットなど)
ドアボタンそのものの故障もあるようです。
ドアボタンの故障
長期間使用していくうちにドアボタンが摩耗したり水や汚れが詰まったりして、反応しなくなることがあると言われます。
ドアボタンが故障している場合は、修理に出す必要があります。
ドアロックボタンの不具合は車の内部が故障していることがあるようです。
ドアロックボタンの故障
1ヶ所のドアロックボタンが効かない場合は、ドアロックアクチュエーターと呼ばれるドアロック機構を電動モーターで作動させる部品の不具合が多いと言われています。
運転席のドアロックボタンが効かない場合は、原因はいくつか考えられます。
- ドアロック用ヒューズ切れ
- カイロリレーの故障
- 運転席の集中ドアロックスイッチの故障
- コントロールユニットの故障
どちらにしても修理に出すことが必要です。
システム自体の故障も原因の1つです。
キーレスエントリーシステムの不具合
キーレスエントリーシステムが故障しているときは、ドアボタンが反応しないことがあります。
キーレスエントリーシステムは、ドアボタンの代わりにキーレスリモコンを使ってドアを開閉するシステムです。
車のトラブルで多いのがバッテリーが上がることです。
バッテリー上がり
バッテリーが上がると、車のロック解除ができない、エンジンかからない、カーナビやエアコンが使えないなどの症状があります。
バッテリーが上がったときの対処法は3つあります。
- ブースターケーブルを使う
- ジャンプスターターを使う
- ロードサービス要請
ブースターケーブルとは、ほかの車のバッテリーから電力を供給するケーブルです。
ジャンプスターターは、車に一時的に電力を供給して、エンジンを始動させることができます。
バッテリーが上がることは誰でも起こる可能性があるので、ブースターケーブルやジャンプスターターを車に乗せておくと安心です。
鍵そのものが壊れることもあります。
スマートキーの破損
スマートキーを破損して使用できなくなると、新品に交換する必要があるようです。
予備があればいいですが、失くしてしまったり、中古の車で付いてなかったりすると、新品を購入しなければなりません。
エンジンの制御を行う部分が不具合のこともあります。
電子制御装置の不具合
ドアボタンが反応しない場合、電子制御装置の故障の場合もあるようです。
その場合は修理費用が高額になるおそれがあるようで、その機会に乗り換えを検討する人もいるようです。
スマートキーが反応がない場合は手動で開けられます。
車の鍵が開かないときの対処法 | スマートキーの注意点
電波の届く範囲で鍵の開閉ができるシステムが導入されているのがリモコンキーで、スマートキーとキーレスキーの2種類です。
スマートキーとキーレスキーは同じようにとらえられがちですが、鍵を差し込むかどうかのちがいがあります。
スマートキー | キーレスキー | |
---|---|---|
ドアの開閉 | 鍵を差し込まない | |
エンジン | 差し込まない | 差し込む |
スマートキーは電波によって、鍵と車体の組み合わせが正しいことを判別し、鍵穴に差すことなくドアの開閉やエンジンの始動などを行うものです。
キーレスキーは車の鍵の取っ手部分に鍵を開閉するためのボタンが付いていて、カギ穴に差して回してエンジンをかけます。
車のドアボタンが反応しなくなった時は、キーレスキーなら鍵を穴に差せばいいですが、スマートキーは別の方法で対処する必要があります。
ロック解除にはメカニカルキー
スマートキーのドアボタンが反応しないときに使うのが、メカニカルキーです。
メカニカルキーは、基本的にスマートキーの出っ張っている部分を引き抜くと出てきて、鍵穴に差し込んで回すとロック解除ができます。
①ブレーキを踏みこむ
②スマートキーをエンジン始動ボタンにあてる
③エンジン始動ボタンを押す
スズキ車のロック解除とエンジンのかけ方を動画が参考になります。
スマートキーを取り扱うときの注意点があるようです。
スマートキーの注意点
スマートキーは便利ですが、「保管場所に気をつける」「早めに電池交換をする」など注意したいことがあります。
スマートキーは強い電波が出るものの近くに置いておくと、電力を消費しやすくなると言われています。
また、スマートキーの電池の寿命は通常1、2年といわれていますが、早めに電池交換をしておきましょう。
ほかにも車について役立つ記事があるので参考にしてくださいね。
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結論 | 車のドアボタンが反応しない原因は修理の前に確認できる
- 電池切れのことが多い
- 電波の干渉や水分、氷などが影響することがある
- 半ドアだとロックできない
- 反応がないときはメカニカルキーでロック解除できる
- スマートキーは電池切れと保管場所に気をつける
車のドアボタンが反応しなかったら、始めに電池切れしていないか確認しましょう。
スマートキーが電池切れでも、メカニカルキーでドアを開けられるので焦らず対処できるといいですね。
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