【執筆者:編集部 田口菜月】
インカメラと外カメラで撮った写真は、どちらも自身の本当の顔ですが、他人からみた自分の顔に近いのは、外カメラで撮った写真です。
これは、カメラの構造上の違いや、脳の補正などさまざまな要因があります。
そこで本記事では、インカメラと外カメラで撮る写真について、以下項目に沿ってまとめました。
インカメラが本当の顔?のこと
- インカメラと外カメラのちがい
- 自撮りがブサイクに見える理由
- 鏡の自分は本当の顔かどうか
- 自分の本当の顔を確認する方法
外カメラで撮るとブスに見えると不安な人も、その理由が詳しくわかるようになっています。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
インカメラも本当の顔だが他人から見た自分の顔は外カメラが近い
インカメラで撮った写真も自分の本当の顔ですが、外カメラで撮った写真の方が、他人から見た自分の顔に近いです。
理由のひとつに、カメラの構造があります。
インカメラ | 外カメラ |
---|---|
・左右反転する ・広角レンズ |
・左右反転なし ・画質が良い |
左右反転の有無は、見え方に大きく違いが出るので、詳しく見ていきましょう。
外カメラの写真がブスに見える|見慣れた顔が反転しているから
私たちは、自撮りをしたり、化粧をするために鏡を使ったりしますが、そのとき見ているのは左右反転した自分の顔です。
そのため、相手から見た顔とは違い、顔のパーツすべてが逆に見え、外カメラで撮った写真に違和感をおぼえます。
人間の顔は左右差があるため、見慣れた顔でも左右反転すると少し違って見えるのです。
反転するだけでこんなに顔の見え方違う
左右非対称なんだなってよく分かる pic.twitter.com/PAM61hAPdk— 夏野ゆうは (@yuuha_square) June 22, 2023
また、インカメラでは外カメラで撮った写真とは写り方に違いがあります。
自撮りがブサイク|インカメは広角レンズ使用なので違和感
インカメラで写真を撮ると、顔が長いように見えたり、鼻が大きく見えたり、ブサイクに見える場合があります。
なぜかというと、インカメラは近距離でも全体が映るようになっているため、広角レンズが使われているのが理由です。
広角レンズとは
画角の広いレンズのことをいい、画面に広がりが出たり、遠近感が強くなったりします。(※1)
広角レンズを使用すると、近いものは大きく、遠いものは小さくうつるのです。
そのため、自撮りすると、目や鼻などレンズに近い部分は大きく、顎や肩などレンズから遠い部分は小さく見える特徴があります。
インカメ信じない方がいい気がしてきた pic.twitter.com/GXqD9wVzFO
— らぶちゃん♡ (@rabuchandayo) May 25, 2020
インカメを使った自撮り写真は、実際の顔のバランスとは異なりやすいため、他人からみた本当の自分の顔ではない場合が多いです。
鏡の自分も左右反転している|相手から見た自分の顔と異なる
先ほど紹介したインカメラのうつり方と同様、鏡に映る自分は本物ですが、鏡の顔も左右反転した見え方になります。
女優ライトがついているような鏡でバッチリメイクを決めたとしても、他の人が見ている印象とは、左右逆になってしまうのです。
また、鏡で見る自分は無意識にキメ顔をしたり、脳内補正したり、実際の顔より良く見えている場合があります。
人間は何度も繰り返し見るものに、好感を持ちやすい傾向があり、毎日見ている自分の顔に愛着が湧き、ひいき目に見ることがあるようです。
ザイオンス効果
もともと興味がなかった事や物・人に対して、接触回数を重ねるうちに関心をもつようになること
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外カメラも撮り方によって顔や体に歪み
外カメラで撮っても、実際の自分の顔や姿とは異なって写真に残る場合もあります。
というのも、外カメラも撮り方によっては、顔や体のパーツが歪んだり、実際の体のバランスとは異なったりするので、こちらも目で見た他人からの印象とは異なるのです。
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他人から見た本当の自分の顔を知る方法は、いくつかあるのでチェックしていきましょう。
詳しくはこの記事をチェック!
本当の顔を知りたい人必見!外カメラやアプリをつかう
本当の自分の顔を知るには、外カメラを上手に活用したり、アプリを使ったりして、確認ができます。
誰かにお願いする | 自分で確認 |
---|---|
カメラやスマートフォン で写真を撮ってもらう (歪みがないように注意) |
・アプリで反転させて確認 ・インカメラを左右反転なしに 変更する ・スマホスタンドをうまく使い 外カメラで自分自身を撮影 ・左右反転する鏡を使う |
誰かにお願いするのが1番簡単で分かりやすいのですが、ハードルが高い場合は、自分で確認する方法を試してみましょう。
スマホのアプリを使うか設定を変えると本当の顔を確認できる
スマホアプリで、画面が鏡のようになり、ボタンを押すだけで左右反転が切り替えられる便利なものがあります。
スマホアプリは無料のものも多いので、手軽に確認ができるでしょう。
ほかには、iPhoneであれば設定を変更すると、インカメラで撮った写真を左右反転なしにできます。
前面側カメラに表示される通りの(左右反転されない)セルフィー写真を撮るには、「設定」 >「カメラ」と選択してから、「前面カメラを左右反転」(iPhone XS、iPhone XR以降の場合)または「前面写真を左右反転」(iPhone X以前の場合)をオンにします。
引用元:iPhoneユーザガイド
どちらも今あるもので確認できる方法なので、ぜひ試してみてくださいね。
スタンドをうまくつかう|外カメラで他人から見た自分の顔を確認
スマホスタンドをうまく使い、自分自身で撮影するのもおすすめです。
自分の部屋で、目線と同じ位置になるようにスマホをセットし、写真を撮ります。
この時のポイントは、顔の歪みが生じないように上手に調整することです。
シャッター自体は、タイマー機能を使えば簡単に撮れますね。
特殊な鏡を使って本当の顔を確認できる
左右反転していない姿を映してくれる鏡を、リバーサルミラーといいます。
この鏡を使えば、左右反転していない自分の顔を確認できるので、人から見た自分をチェックできます。
ここからは、左右差を埋める垢抜けメイク方法をご紹介します。
左右差を確認して理想の顔に近づくメイク術
インカメラで見た顔と他人から見た顔の差が気になる人は、メイクを活用して左右差のない見た目をつくっていきましょう。
まずは、眉毛です。
眉毛は遠くに鏡をおいて、全体のバランスを確認しながら整えます。
・左右差をチェックしながらすき間を埋めていく
つぎは、目です。
まずは、縦幅・横幅・二重幅のどこに左右差があるのかを鏡を見ながら確認しましょう。
縦幅・横幅の左右差はアイラインで、二重幅の差はアイシャドウで解消できます。
縦幅 | 太めにアイラインをひき、左右差を調整 |
---|---|
横幅 | 小さい目の方に長めにアイラインをひく |
二重幅 | ・二重幅の広いほうにアイラインを太くひき、 アイシャドウを狭くぬる ・二重幅の狭いほうはアイラインを細くひき、 アイシャドウを広めにぬる |
頬の左右差解消メイクもみていきましょう。
頬骨の高さや面積がちがう場合は、チークの位置で修正できます。
・面積がちがう場合は、狭いほうにあわせてチークをいれる
左右差のないバランスの良いメイクができたら、インカメラで見た自分と外カメラの自分の差を気にするのもなくなりそうですね。
鏡に映る顔になりたい人も参考にしてみてください。
結論|インカメラも自分の顔だが他人から見た顔とは違う
- 内カメラで撮る写真は左右反転
- インカメラは広角レンズ使用なので顔が伸びて見える
- 外カメラで撮った写真の方が他人から見た自分に近い
- スマホのアプリを使うか設定を変えると簡単に本当の顔がわかる
- 左右差のない顔はメイクでつくる
インカメラで見た自分も本当の顔ですが、インカメラは左右反転しているため、他人から見た顔や外カメラで撮った写真とは若干異なります。
写真によって顔が違うと感じるのも、インカメラと外カメラで撮っているかのちがいがあるでしょう。
本当の顔を知る方法は、左右反転しないスマホアプリを使用したり、誰かに写真を撮ってもらったりすると確認できます。
他人から見た本当の顔を知りたい人は、ぜひ試してみてくださいね。