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川の近くに住んではいけないのはなぜ?デメリット11選を徹底解説

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川の近くに住んではいけない

【執筆者:編集部 鳥越菜生】

川の近くに住んではいけないと言う人が多いのは、水害に遭う危険性をはじめ、いろいろと水辺特有のデメリットがあるからです。

しかし川沿いの家や湖に面した家は見晴らしが良く、リバーサイドやウォーターフロントといった名前が付いて人気を集めている場合もありますよね。

そこでこの記事では、川の近くに住むかどうかで悩んだときに知っておきたい、以下の項目について詳しく解説します。

この記事を読むとわかる!
川の近くに住むときのこと
  • 住んではいけないと言われる理由
  • 川が近いことのデメリット
  • あえて選ばれるうれしいメリット
  • デメリットを避けるための対処法

デメリットを回避するポイントも紹介するので、川の近くで賃貸物件を探している人やすでに川沿いに住んでいる人も、ぜひ参考にしてください。

   

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川の近くに住んではいけない理由 | 11のデメリットをチェック

川の近くに住む デメリット

川の近くに住んではいけないと言われるのは、家の近くに川があると、大雨が降ったときに水害が発生する危険性が高まるからです。

それだけでなく川からの強風や湿気のほか環境悪化によっても、日常生活にデメリットとなる場合があることも原因と考えられます。

川の近くに住むときに危惧されるデメリット11選
①浸水被害の危険性
②水害によるライフラインの遮断
③水害後の交通渋滞
④地盤沈下や液状化現象の可能性
⑤土砂崩れの危険性
⑥湿気によりカビが発生しやすい
⑦蚊や虫が多い
⑧悪臭がする
⑨ゴキブリをはじめ害虫の侵入被害
⑩強風で洗濯物が干せない
⑪騒音に悩まされる

まず家が川に近いとどんな危険性やデメリットがあるのかを、詳しく知っておきましょう。

川の近くや湖に面した家に住むデメリット

川が近くにある場合や川沿い・湖に面した家の一番のデメリットは、大雨で増水すると洪水や氾濫により浸水被害を受けるおそれがあることです。

氾濫や洪水の危険性は当然、川や湖などの水辺から遠いほど心配が要らなくなります。(※1)

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
命にかかわる場合もあるので、水害の危険性があると無いとでは大きな違いですよね。

家屋が浸水すると家財が被害を受けて使えなくなるだけでなく、泥や水に含まれる雑菌や病原菌に汚染され、健康被害の危険性もあります。

水害が起これば停電が発生したりガス・水道も使えなくなったりとライフラインが断たれ、復旧まで長時間を要することになるかもしれません。

交通網が断たれて周辺地域でも渋滞が発生するため、通勤や通学もままならない状況になることも考えられます。

近年、地球温暖化による気候変動の可能性が指摘されている通り、猛暑とともに大雨や豪雨の発生頻度も多くなったと言われています。
ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
「気がする」だけでなく、気象庁の観測データからも大雨の年間発生回数が増加しているのは確かなようです。
※参考元:大雨や猛暑日など(極端現象)のこれまでの変化 | 気象庁ホームページ(国土交通省)

川の周辺は地盤が緩い場合もあり、大雨が頻繁に繰り返されるうちに地盤沈下や液状化現象を引き起こして、家が傾くおそれもあります。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
場所によっては、土砂崩れの危険性にも注意が必要です。

また川沿いや湖に面した家は常に湿気が入ってくるためカビが生えやすいので、対策やメンテナンスに注意する必要があります。

川側の部屋は特にカーテンや壁に黒カビが生えたり、本棚やクローゼット内にも湿気が溜まって収納物が傷んだりするので、除湿・収納方法を工夫しなければなりません。

水辺には草が生い茂り、蚊や小さな虫が繁殖している場合も多いです。

周囲の環境や整備状態によってはゴミ溜まりができて悪臭が発生したり、ゴキブリのような害虫のすみかになる場合もあります。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
実は家にゴキブリがいた場合、外から侵入している可能性も高いですよ。

川沿いは遮る建物が無いため、マンションの高層階になると風が強すぎてベランダに洗濯物を外干しできず、ストレスを感じる場合もあるようです。

また河川敷や周辺施設には人が集まることも多いので、騒音被害に悩まされる可能性もあります。

そのほか地域によっては、低い位置にある川沿いより山の手に住む人の方が身分が高い、という考えが残っているために敬遠される場合もあるようです。

殿様や大名などの身分が高いとされた人達が、山の上にある城を中心に君臨していた時代の名残りかもしれません。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
ちょっとスピリチュアルな話では、昔から「水の近くには霊が集まる」と言われるそうです。そのため、怖くて川の周辺は避けているという人もいます。

こうして挙げていくと危険性に加えてデメリットもあり、住んではいけないと言われることも理解できる気がしますよね。

しかし一方で川のそばの家を自ら選んで住みたいという人もいるので、川の近くで暮らす魅力やメリットも確認しておきましょう。

川沿いの家には住みたくなるメリットもある

川の近くや川沿いの物件は遮る建物がないため、日当たりや景観が良く涼しいうえに公園やスポーツ・文化施設も多く、あえて住みたいと思う人もいます。

川沿いや湖に面した家のメリット
  • 見晴らし・景観が良い
  • 自然を身近に感じられる
  • 風通しが良く涼しい
  • 公園や文化施設が近い・使いやすい

水辺には植物のみならず鳥や魚などの動物も多く見られるので、生活の中でいつも自然と触れ合えるというのもうれしいメリットです。

バーベキューや花見が楽しめたり広い公園で子供と遊べたりと、川の周辺が地域の人気スポットとなっている場合もあります。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
ジョギングやスポーツを趣味にしている人にとっても、便利な立地条件ですね。

名前に「リバーサイド」や「ウォーターフロント」の言葉が入ったマンションは、人気物件も多いようです。

リバーサイドとウォーターフロントの違い

「リバーサイド」は川沿いにあるという意味ですが、「ウォーターフロント」は水辺が目前に広がっているという意味なので、川に限らず海や湖などの場合もあります。

川の近くや川沿いと言っても、川幅の大きさ・整備状態・川からの距離や周辺の環境なども異なるので、一概にどこでも危険なわけではありません。

危険性は前もって極力回避しできる限りデメリットも減らせるように、川の近くに住むときにやっておくべき対処法を解説します。

 

川の近くや川沿いの家に住むときの注意点や対処法

水の近く に住む

川の近くに住みたいときは、あらかじめハザードマップや地域の土地情報を活用し、災害の危険度や避難場所などを確認して判断しましょう。

川周辺の整備状況や環境を実際に見て確認し、近隣の評判も調査して、防虫対策の必要性や強風・騒音などの程度を把握しておくと良いですね。

川の近くにすむときにしておくべきこと
  • ハザードマップの確認
  • 土地の高さ(標高・海抜)のチェック
  • 避難場所・経路の確認
  • 過去の災害記録のリサーチ
  • 周辺を歩き川の状況を見て確認
  • SNSも活用し周辺地域や施設・建物の口コミをチェック
  • 防災グッズの準備・食料の備蓄
  • 部屋のカビ対策を工夫する
  • 害虫の侵入防止対策を取る
  • 洗濯(乾燥)方法の工夫

災害に備えるための具体的な情報の調べ方や、立地によるデメリットを防ぐ対処法を詳しくご紹介します。

防災対策を万全に | 事前の調査も重要

川の近くに住むなら、災害時の危険を避けられるように、市区町村役場で周辺地域の防災関連情報を詳しく調べておきましょう。

市区町村の多くはハザードマップを作成し、随時更新しながらホームページにも掲載しています。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
国土交通省の「ハザードマップポータルサイト」でも検索できますよ。
※出典:「ハザードマップポータルサイト」 | 国土交通省
ハザードマップには、水害発生時にどの程度の高さまで浸水する可能性があるかの水深や、緊急避難場所などを地図上にわかりやすく表示してあります。

災害への備えは川の近くに限らずどこに住んでも必要なので、ぜひこの機会にハザードマップで自宅周辺の情報を確認してみてください。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
マンションの高層階は部屋が浸水する心配はないかもしれませんが、1階や地下に設置されている配電盤が浸水すると停電する可能性はあります。

いざというときのため、日頃から防災グッズの準備や非常食・数日分の食糧備蓄も大切ですね。

さらに川の近くに住む場合に特にやっておきたいのが、土地の高さを示す標高・海抜の確認です。

標高:東京湾の平均海面からの高さ~山や土地の高さを表す
海抜:近隣の平均海面からの高さ~主に津波対策として活用

川底より低い土地では氾濫した場合の浸水被害が大きくなり、水が引くまでの時間も長くかかるため復旧が遅くなる可能性があります。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
国土交通省・国土地理院が公開している「地理院地図」はスマホでも見られ、いつでもどこでも標高が調べられて便利です。(※3)
現在地の標高がわかると、出先で思わぬ水害に遭遇したとき、どちらの方向に逃げれば良いかを瞬時に判断できます。

そのほか家やマンションを購入して長く住みたい場合は、将来の地盤沈下や液状化現象の可能性を判断するため、地盤の強度を調べることも大切です。

災害の発生は予測不能な場合が多いので、可能な限り安全を保てるよう事前にしっかり調査・確認し、できる対策を講じて万が一に備えましょう。

災害のような危険性はなくても、虫やカビも毎日の生活に大敵なので、しっかりと防止策を施しておきましょう。

カビ対策や害虫の侵入防止も大切

川の近くで快適に暮らすには、川から入る湿気を逃す対策や、害虫の侵入を防ぐための工夫を施しておくことも大切です。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
湿気対策は、カビによる食品の傷みを防ぐためと、家の建物自体を長持ちさせるためにも重要ですね。

湿気が溜まりやすい押し入れやクローゼットなどの棚には、詰め込み過ぎず隙間を作って収納し、定期的に扉を開けて換気をしましょう。

除湿機やエアコンを活用して部屋全体の湿度を調節するほか、クローゼット内には個別に除湿剤の設置もおすすめです。

場所を取らないコンパクトタイプも発売されていますよ。

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害虫の侵入を防ぐには、網戸の破れを補修するほか、エアコン室外機のホースや壁にある空気孔などの隙間を塞ぐ方法も有効です。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
網戸をしていても小さな虫が入って嫌だという場合は、目の小さい網に張替える方法もありますよ。

室外機の排水用ホースはゴキブリをはじめ害虫の侵入口になるため、次のような便利グッズの活用がおすすめです。

また洗濯物が飛ぶくらい強風で外干しができない場合は、干し方にも工夫が必要ですね。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
室内干しをすると発生しやすい部屋干し臭を抑えるには、雑菌が増えないうちにできるだけ早く乾かすことが大切ですよ。

エアコンの除湿機能を活用しながら、扇風機やサーキュレーターを併用して風を当てる方法がおすすめです。

色柄物の衣類にも使える酸素系漂白剤を加え、部屋干し臭の原因となる雑菌を抗菌・除菌する方法もおすすめですよ。

川の近くに住むときは危険性に備えるのはもちろんのこと、安全で快適に暮らせるように、湿気・害虫対策も工夫しましょう。

 

結論 | 川の近くに住むときは細心の防災対策で備えよう

川の近くに住むときのまとめ
  • ハザードマップを活用し住居周辺の情報を確認
  • 標高や海抜・地盤の強度などから危険性をチェック
  • 防災対策を心がけて常に情報を収集・更新する
  • デメリットの程度や有無を検討
  • 防虫・防カビ対策も工夫してみる

川の近くに住んではいけないと言われるのは、水辺が近いと水害に遭う危険性が高まり、生活上もいくつかデメリットが考えられるからです。

しかし川沿いの家や湖に面した家は、立地によるメリットから人気となっている場合もあります。

川の近くに住むときは水害の危険性に備えて調査や対策はぬかりなく行ったうえで、デメリットもできるだけ防げるように工夫しましょう。

防災のためにできる対処法や、おすすめの防虫・カビ対策などもぜひ参考にしてください。

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