【執筆者:編集部 今冨るみ子】
多くの人は長生きしたいと思いますが、中には早死にする人もいてその共通点や法則がみられます。
ふだんの生活の中で、知らず知らずのうちに早く死ぬ習慣を行っていることもあるでしょう。
そこでこの記事では、早死にする人の11の特徴や性格傾向などについて紹介します。
- 特徴や共通点
- 早く死ぬ習慣
- メンタルへの影響
- 性格傾向
早死にする人の意外な特徴についても知ってもらいたい内容です。
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早死にする人の11の特徴 | 早死にする法則10箇条も
早死にする人の法則で有名なものにハーバード大学のメイヤー教授の【亭主を早死にさせる10箇条】があります。
1.夫を太らせる
2.酒をうんと飲ませる
3.運動しないで座らせておく
4.脂肉、天然のバターをたくさん食べさせる
5.塩分の多い食べ物に慣れさせる
6.甘いもの、コーヒーをたくさん摂らせる
7.タバコをすすめる
8.夜更かしさせる
9.休暇旅行に行かせない
10.始終文句をいっていじめる
この長生きできない人の法則に加え、短命の人に共通するヤバい11の特徴や習慣をまとめました。
- 喫煙している
- アルコールの摂りすぎ
- 運動不足
- 食べすぎ、痩せすぎ
- 塩分・砂糖の摂りすぎ
- カフェインの摂りすぎ
- ストレス
- 過労
- 睡眠不足
- 孤独
- 男性である
スピリチュアル的には早死には「人生の役割や目的を果たした」との意味合いがあるとも言われますが、ほとんどの人はいつもの習慣が原因ではないでしょうか。
まず、1番よく挙げられるのが喫煙です。
早く死ぬ習慣として真っ先に挙げられる喫煙
喫煙は多くの病気と関係しており、始めた年齢が若いほど総死亡率が高くなるといわれています。(※1)
- がん
- 脳卒中
- 虚血性心疾患
- 慢性閉塞性肺疾患
- 結核
- 2型糖尿病
- 歯周病
喫煙に次いで原因として多いのがアルコールです。
過剰なアルコール摂取
お酒の量が多く飲酒期間が長いほど、アルコール性肝障害が進行しやすく早死にのリスクを高めています。(※2)
飲みすぎると多くの人にアルコール性脂肪肝が発生し、そこからアルコール性肝炎になり重症化して死亡する人もいるそうです。
また、アルコール依存症になるとうつ病を発症する人が多く、なかには自殺する人もいるようです。
運動不足も死亡率と深く関わりがあるようです。
運動不足と座りすぎ
運動不足は体力や活動量が減るだけでなく、「高血圧」や「肥満」などの生活習慣病や「心筋梗塞」や「脳卒中」になるリスクを高め、長生きしない可能性が高くなります。
また、座る時間が多い人は座り過ぎていない人に比べて、肥満・2型糖尿病・心臓病にかかる確率が高く寿命が短いことがわかっています。(※3)
しかも、運動をしていたとしても座る時間が長いと寿命は短くなるそうです。
だからといって運動しない方がいいわけでわなく、1日の活動量が多いほど死亡リスクを低下するといわれているので、積極的に体を動かすにこしたことはないですね。
- 免疫力の向上
- ストレス解消
- メンタルヘルスの改善
- 体重のコントロール
- 生活習慣病の予防と改善
- 体力作り・筋力の向上と維持
- 血流促進(腰痛・肩こり・冷え・便秘の改善)
- 良好な睡眠
運動というとハードルが高く思えますが、厚生労働省の目標では18~64歳では「1日8000歩のウォーキング」が健康を保つとされています。
ただ、毎日8000歩歩くのは時間的になかなか難しいですよね。
食べすぎての肥満は早死にのリスクを上げます。
太りすぎも痩せすぎも寿命に影響
食生活の乱れや食べすぎは、「肥満・糖尿病・心臓病・高血圧」などの原因になるおそれがありますが、全死因では痩せすぎのほうがリスクが高くなります。
BMI21以下で全死因で死亡率が上がり19以下は最も高く、低いのがBMI21~27です。
体重と身長から算出される肥満度
BMI = 体重kg ÷ (身長m)×(身長m)
BMI値 | 判定 |
---|---|
18.5未満 | 低体重(痩せ型) |
18.5〜25未満 | 普通体重 |
25〜30未満 | 肥満(1度) |
30〜35未満 | 肥満(2度) |
35〜40未満 | 肥満(3度) |
40以上 | 肥満(4度) |
食べる量も大切ですが、味つけや脂肪にも注意したいところです。
食事の習慣 | 塩分・砂糖・脂肪の摂りすぎ
塩分・砂糖・脂肪の多すぎる食事を続けていると、さまざまな病気にかかるリスクが高まり、早死にする可能性も増えます。
塩分 | ・高血圧 ・胃がん ・食道がん |
---|---|
砂糖 | 肥満 |
脂肪 | ・肥満 ・循環器疾患 |
コーヒーやエナジードリンクの飲み過ぎも死亡リスクを上げる要因です。
カフェインの摂りすぎ
カフェインを摂りすぎると中枢神経系が過剰に刺激され、次のような症状をおこすことがあります。
- めまい
- 心拍数の造花
- 興奮
- 不安
- 震え
- 不眠
- 下痢・吐き気・嘔吐
また、カフェインを長期的に摂りすぎると、人によっては高血圧のリスクが高くなる可能性があるようです。
カフェインはコーヒーとお茶のほかに、清涼飲料水に食品添加物として使用されることもあります。
カフェインの摂りすぎの危険性については、こちらの記事を参考にしてください。
詳しくはこの記事をチェック!
カフェインを大量に摂りたくなるのはストレスがあるからかもしれません。
長期的なストレス
長期的にストレスにさらされていると、うつや身体にも悪影響を与え早死にのリスクを高めます。
- 疲労感・倦怠感
- 食欲の減退、増加
- 体重の減少、増加
- 睡眠障害
- 狭心症、心筋梗塞
- 胃・十二指腸潰瘍、過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎
- 糖尿病
うつによる自殺のリスクも高まるので、次のような心の症状が2週間以上続くなら、早めに精神科や心療内科を受診することが大切です。
- 気分が落ち込む
- 不安、焦り、イライラ
- 趣味が楽しくない
- 意欲の低下
- 集中力や決断力の低下
- 消えてなくなりたいと思う
- 自分を責める
長時間の労働がストレスの原因になることは多いです。
過労は寿命が縮む行為
仕事による過労・ストレスが原因で、脳・心臓疾患、呼吸器疾患などを発症し、死亡することもあります。
また、過労が原因でうつ病などの精神疾患を発症し、なかには自殺する人もいるようです。
過労死の原因と思われる残業時間について、厚生労働省では次のように定めています。
発症前1ヶ月間におおむね100時間又は発症前2ヶ月間ないし、6ヶ月にわたって1ヶ月あたりおおむね80時間を超える時間外・休日労働
このような状態が続くと、疲労がたまり幸福度が下がり、脳・心疾患、精神疾患のリスクが上がり、早死にの要因になるようです。
1.大手広告代理店の営業
2.IT企業の下請けSE
3.チェーン飲食店店長
4.若手官僚
5.病棟勤務の看護師
6.タクシーの運転手
7.LCCの客室乗務員
8.自衛官
9.公立学校の教員
10.トラック運転手
教員の長時間労働は問題になっています。
教員は「自主的」扱いで、タダ働きの「休憩なし・過労死級長時間残業・持ち帰り仕事・部活で休日丸つぶれ」で、一日12時間超労働が常態化。
しかし、勤務時間が7時間45分となっているため、休憩時間(昼休み相当)は45分しかない。
その休憩時間でさえ、業務で消滅してしまうのである。#教師のバトン— 孤独な風のライダー (@Windrid37982227) June 11, 2023
真面目で責任感が強くいい人も過労になりやすいので、注意が必要です。
日本人は世界的にも睡眠時間が短い国ですが、多ければいいわけではないようです。
意外な特徴 | 睡眠は多すぎても危険
睡眠不足はからだに良くないことはよくいわれることですが、実は寝すぎることも死亡リスクが上がることがわかっています。
睡眠時間が7時間のグループと比べて、10時間以上では、死亡全体のリスクが男性で1.8倍、女性で1.7倍高くなりました
引用元:国立が研究センター
一番死亡リスクが低いのは7時間とされていますが、必要な睡眠時間は人によって違います。
日中に眠くならず過ごせていれば足りているので、必ずしも7時間とらなくてもいいようです。
人づきあいがない人も早死にするリスクがあります。
社会的に孤立している
社会的孤立や孤独感による早死にのリスクは、そうでない人に比べると1.5倍という研究がアメリカで発表されています。
- タバコを1日15本吸うことと同じ
- アルコール依存症と同じ
- 運動をしないより高い
- 肥満の2倍
また、うつ病、統合失調症などの精神疾患のほかに、心臓病、血管疾患、がんなどの病気のリスクを高めるようです。
また、社会的に孤立していると、突然の不調で倒れても誰にも気がつかれず死亡リスクが高まることもあります。
この動画では孤独がいかに早死にに関係するかを話しています。
社会的に孤立している人は男性に多いようです。
男性に早死にする人が多い原因
男性は女性よりも病気になりやすいといわれており、早死にのリスクが高いです。
- かかりやすい病気のちがい
- 自己管理がおろそかになりやすい
生殖器以外でかかりやすい病気は、男性は「がん、心疾患、肺炎」などの死因になる病気、女性は「骨粗しょう症、アルツハイマー病、関節症」など高齢になってかかることが多いといわれます。
生活習慣のほかに、早死にする人には性格的にも共通点があります。
早死にする人の性格には共通点があった
短命の人の性格傾向には共通するものがあります。
- 無鉄砲
- ポジティブすぎる
- せっかちで競争心が強い
- 人の悪口をよく言う
- SNSにはまる
- あまり笑わない
ネガティブすぎるのもよくないですが、以外にもポジティブすぎるのは早死にするリスクになるようです。
ポジティブすぎても短命 | 無鉄砲な人
ポジティブなことはいいことですが、すぎるのは短命になりがちです。
ポジティブすぎる人は身体の面でいうと、不調を感じても病院に行かず大きな病気を見逃すおそれがあります。
無鉄砲な性格の人もポジティブすぎて考えなしに行動しがちなので、事故や事件に巻きこまれるリスクが高く早死にしやすいといわれています。
仕事人間は競争心が強く、早死にするリスクになりそうです。
せっかちで競争心が強い | 人の悪口が多すぎる人も
せっかちで競争心が強い人はアメリカのフリードマンによって、「心筋梗塞や狭心症などの冠動脈疾患」になりやすい性格とされています。
また、人の悪口をよくいう人も人に負けたくない気持ちが強いことから、同じく冠動脈疾患になりやすいようです。
最近では1日中SNSを見ている人も多くなり、それが死亡リスクを高めることになっているようです。
SNSに依存する | 笑わない
SNSにはまり1日中している人や、笑うことが少ない人も早死にの可能性が高くなるといわれています。
1日中SNSを見ていると長時間座る姿勢でいることになったり、他人に嫉妬をしかえってストレスを抱えることになったりします。
笑うことは免疫力を高めるという研究があることから、あまり笑わない人は早死にする可能性が高いです。
ほとんどの人は長生きしたいと思うので、食事や運動などの基本的なことに気をつけて、何事もほどほどにがよさそうです。
結論 | 早死にする人の11の特徴は「やりすぎる」ことが共通点
- 喫煙・飲酒が多い
- 食生活の乱れや運動不足
- 過労とストレス
- 男性に多い社会的な孤立
- 性格傾向も関係する
早死にする人の特徴は、過剰な喫煙や飲酒など、健康を維持するのに悪いとされる習慣をしていることが多いです。
メンタルや性格、孤独も早死にに影響しているので、長生きしたい人は気をつけましょう。