子育て中って、なかなか自分の時間が取れませんよね。
そんな中で、赤ちゃんが寝ている間に何かしたいと考えて、家庭菜園でミニトマト作りに挑戦することにしました!
ところが、ベランダにプランターを置いて調べた通りに育てていたのに、収穫の時期になってもミニトマトが一向に赤くならないんです。(泣)
ミニトマトが赤くならない理由は何なのでしょう…?
こんな疑問がわいたので、以下の内容について調べてみることにしました。
- ミニトマトが赤くならない原因は?
- ミニトマトを早く赤くする方法はある?
- 赤くならないのは肥料のあげ過ぎ!?
- ミニトマトがの正しい育て方とは
今回は、以上の内容をお伝えしますが、ネットで検索すると、私と同じ悩みを持っている人がたくさんいることが分かりました!
鮮やかな赤い色だらこそ美味しそうなわけで、「トマトは赤くならなければトマトじゃない!」…ですよね。
ミニトマトを栽培中で、「ちっとも赤くならない!」とお悩みの方は、ぜひ読み進めていただければと思います。
では、ミニトマトが赤くならない原因から確認していきましょう!
目次
スッキリ解決!ミニトマトが赤くならない原因はコレだった!
ミニトマトの実が赤くならない原因については、いくつか考えられるようです。
まずは、これらに当てはまっていないか確認してみましょう!
苗をいつ植えたのか確認しよう!
そもそもミニトマトが赤くなるまでには、花が咲いてから40~50日程度かかります。
5月頃に苗を植えた場合は収穫できるのは7月頃ですが、遅くに植えた場合はもちろん収穫も遅くなるのです。
日照条件や気温によっては、5月に植え付けたのに、6月末に赤くならないということはよくあります。
まずは、自分が育てているミニトマトはいつ植えたものかを確認し、いつ頃収穫予定かを予想しておきましょう。
確認して、収穫時期になっても赤くならない場合には、いくつかの原因が考えられます。
収穫予定時期なのに赤くならない原因とは?
「もうとっくに収穫予定なのにおかしいな」という場合は、次のことをチェックしてみましょう。
- 日照不足ではないか
- 例年と違った異常気象がなかったか
- チッ素成分の肥料をあげすぎていないか
ミニトマトは、日当たりの良い場所で育てることが鉄則です。
異常気象かどうかも赤くならない要因になりますが、通常の気温だったとしても、梅雨の時期などは雨に濡れないようにすることも大切です。
また、早く育つようにと肥料をあげすぎてしまうことも、実はNGなんですね。
「早く真っ赤に色づいたミニトマトを収穫したい!」とあせるかもしれませんが…。
次章では、トマトを赤くするためにはどうすればよいのか、解決策を紹介するので対策してみてください。
もう秋なのにミニトマトが赤くならない!早く赤くする方法とは?
そもそも、ミニトマトが赤くなるのはリコピンという色素によるもの。
未熟なうちは、クロロフィルという葉緑素の色素の影響で緑色の状態です。
ミニトマトが赤くなる仕組みですが、実が熟して収穫が近くなると、クロロフィルが分解されリコピンが作られるのです。
では、なぜ家庭菜園しているミニトマトにリコピンが作られないのでしょう…?
必要なのは温度!
ミニトマトが赤くなるために必要なのは、実は日光ではなく温度です。
もちろん、生育には光合成が不可欠なので日当たりがよい場所で育てることも重要ですが、それ以上に温度が重要なのです。
ミニトマトは、「最高気温の累積が1200℃にならなければ、赤くならない」といわれています。
例えば、最高温度が30℃の日なら、40日間必要ということです。
「お天気が続いていたから大丈夫」と思い込んでいると、気温は思ったほど上がっていなかったということもあり得るのです。
農家では早く赤くするために、ビニールハウスで育てていますよね。
私のように、ベランダ菜園などで温度が足りていない場合は、日当たりのよい場所に移動するか、ビニールなどで囲うなどして温度を足してあげましょう!
肥料をあげすぎた場合の対処法
「しっかり日当たりがある場所で育てているし、温度が足りないということではなさそう」と思った方。
栄養不足だと勘違いして、肥料を多めにあげてしまっていませんか?
肥料過多も悪影響
前章でもお話しましたが、ミニトマトが赤くならないからといって、肥料を増やすことは間違いです。
ミニトマトが赤くならない、または上手に育たない原因は、肥料とは関係ありません。
むしろ、肥料をあげ過ぎると葉が生い茂ってしまい、自分の伸びた葉で日当たりを悪くしてしまうのです。
思い当たる場合は肥料をあげるのをやめ、伸びすぎた葉をカットして日当たりを回復してあげましょう。
ただし、ミニトマトの実や葉が黄色っぽくなっている場合は、肥料不足のサインです。
その場合は、リン酸成分が多めの肥料を追肥してください。
正しい肥料のやり方
あげすぎてはいけない肥料ですが、あげないのもよくありません。適度な量と種類を与えることが重要になってきます。
肥料には、以下の2種類があります。
- 有機質肥料:動物の骨や糞などを使った動物性のものや、菜種油を絞ったかすや米ぬかなど植物性のものなど、自然由来のもの
- 化学肥料:鉱物や岩塩、空気中の窒ガスなどを原料に化学的な工程を経て作られる肥料
ミニトマトを育てるには、どちらの肥料を使っても問題ないようですが、有機栽培にこだわる方は有機質肥料を使いましょう。
トマトのような実を食べる植物は、栄養分をできるだけ花や実に行きわたるような、リン酸成分多めの肥料を使用して栽培することが大切です。
まず、苗の植え付け時に十分な元肥を与えますが、この栄養でぐんぐん生育するため、とても大事な肥料になります。
ただし、肥料配合済みの野菜専用培養土の場合は、このような元肥は不要です。
そして、さらに追肥をしていきます。有機質肥料の場合は2カ月に1回くらい、化成肥料の場合は一番花が実になり膨らみはじめた頃から、2週間に1回10g程度を与えます。
基本的には、使用する肥料の指示に従って、あげすぎないように注意して与えましょう。
収穫前にいろいろ試しても赤くならない場合の対処法
ミニトマトを日当たりのよい場所に移動したり、伸び過ぎた葉をカットしてみたりしたものの…。「どうしても赤くならない!」ということもあるかもしれませんね。
もう十分に日数がたっているのに赤くならない場合は、思い切って緑の状態で収穫してしまいましょう。
そして、常温に置いておくか、新聞紙で包んで追熟させるというのも一つの方法です。
ここまで、トマトを赤くするための対処法を紹介してきましたが…。
最後に、ミニトマトの正しい育て方を一から再確認したいと思います。
ミニトマトが赤くならないなら正しい育て方を学ぼう!
「日当たりや肥料はきちんとできているはず…」という場合は、他でミスをしているのかもしれませんね。
そこで再確認の意味で、あらためてミニトマトの育て方を見ていきましょう。
ミニトマトの育て方とポイント
ミニトマトを育てる際のポイントも含めて、正しい育て方をおさらいしてみましょう!
1.苗選び
ミニトマトの苗選びはとても重要です。葉、色、苗の形がいいものを選ぶことはもちろん、初心者は実生苗ではなく接ぎ木苗を選びましょう。
接ぎ木苗は値段が高くなりますが、病気になりにくく連作障害もほとんど起こりません。
しかも、収穫量も多くなるのでおすすめです。
2.プランター
5号(直径15cm)以上の素焼き鉢を使い、水はけの良い土を敷きます。
3.植え付け
ミニトマトのつぼみが付きはじめたら、プランターに植え付けるタイミング。元肥を少なくして浅く植え付けます。
複数株を植える場合、株間を30〜40cmくらいは離し、植え付ける場所の土を少し高く盛っておきます。
4.わき芽かき、摘芯・摘果
葉の付け根からわき芽が出たら、指で直接摘み取りましょう。
そのままにしておくと栄養が取られてしまうので、見つけたら早めに摘むことが大切です。
このわき芽かきをすることで、枝が太くなり実つきもよくなります!
ちなみに、この摘んだわき芽を土に植えれば新しい苗として再生するので、さらにトマトを栽培すできるんですよ。
また、最初にできた実は必ず摘果し、1つの房にミニトマトが3~4個くらいになるように調整します。
適宜、摘芯もして、株が大きくなりすぎないように注意しましょう。
5.支柱
苗が倒れそうになってきたら、支柱を立ててあげます。
6.追肥
前章の「正しい肥料のやり方」を参考に追肥します。
「ミニトマトの正しい育て方」を見てきましたが、いかがでしたか?
実生苗を使ってしまった、最初に元肥をしていない、プランターが小さすぎたなど、気づかなかったポイントもあるかと思います。
ミニトマトは初心者でも育てやすい植物ですが、正しい育て方をしなければ実をつけてくれません!
この機会に正しい方法をマスターして、おいしいミニトマトを収穫してくださいね!
まとめ
では、最後に今回紹介した内容をまとめてみます。
- トマトが赤くなるには、花が咲いてから40~50日かかる
- ミニトマトが赤くならないのは日数不足が原因の場合が多い
- 気温が低い日が続いた場合は、日当たりのよい場所に移動するなどして温度を上げる
- 肥料をあげすぎていないか、足りなくないか確認する
- どうしても赤くならない場合は収穫して常温に置いておくか、新聞紙で包んで追熟させる
私の場合は、そもそも安いからという理由で、実生苗を購入して育てていました。
いまいち成長しなかったので、最初からあまりよくない苗を選んでしまったようです。
初心者なら、絶対に接ぎ木苗を選ぶべき!次は接ぎ木苗を育てて、わき芽から株を増やす方法もチャレンジしてみたいと思います!
できばえはどうあれ、自分で育てた野菜が食べられるのはとってもうれしいもの。
どうせなら、家族に「おいしいね!」と言ってらえるように、他の野菜についてもさらに勉強してみたいです。
皆さんも今回の内容を参考に、真っ赤で美味しそうなトマト作りに挑戦してみてくださいね!