【執筆者:栄養士 今冨るみ子】
蒲焼さん太郎は「致死量がある」「肌荒れする」など体に悪いと思う人もいますが、食べ過ぎなければその心配はないでしょう。
塩分やカロリー・食品添加物も、適量なら健康への影響はほとんどありません。
この記事では蒲焼さん太郎シリーズを安全に食べるために知っておきたいことを紹介します。
蒲焼さん太郎のこと
- 体に悪いと言われる理由
- 塩分やカロリー
- 致死量や肌荒れの噂の真相
- 食品添加物の安全性
ダイエット中のおやつを探している人にもぜひ参考にしてほしいです。
目次
蒲焼さん太郎は食べ過ぎなければ体に悪いわけではない
蒲焼さん太郎は食べ過ぎなければ、塩分や食品添加物などの体に悪い影響は心配ないでしょう。
カロリー・塩分 太る |
食べ過ぎなければ心配ない |
---|---|
肌荒れ | |
食品添加物 | 体に悪い影響 (基本は問題ない) |
蒲焼さん太郎の1枚は小さいので、食べ過ぎることは少ないと思われます。
気になる塩分やカロリー | 肌荒れする成分はとくにない
蒲焼さん太郎の健康への影響を心配する人もいますが、1枚当たりのカロリーや糖質・塩分相当量は高くなく、食べ過ぎなければ体に悪いとは言えないでしょう。
カロリー | 10kcal |
---|---|
たんぱく質 | 0.7g |
脂質 | 0.02g |
炭水化物 | 1.9g |
食塩相当量 | 0.1g |
主な原材料は魚肉すり身、小麦粉、イカ粉などで、ほかの駄菓子と比べるとカロリーが低いことがわかります。
蒲焼さん太郎 | 10kcal |
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うまい棒サラダ味 | 43kcal |
ポテトフライ フライドチキン味 |
62kcal |
BIGカツ | 121kcal |
また、間食の摂取量の目安は1日あたりおよそ200kcalなので、蒲焼さん太郎1、2枚くらいだと太る原因になるとは言えません。(※1)
塩分の1日当たりの目標量(塩分相当量)は、成人男性7.5g未満、女性6.5g未満なので、大量に食べないなら心配ないでしょう。(※2)
肌荒れするという噂もあるようですが、原因となる食材はないようです。
しかし、食べ過ぎることで肌に悪い影響を与えることがあるかもしれませんね。
食品添加物への健康への影響も心配されます。
致死量の噂や添加物の危険性は誤解
蒲焼さん太郎の食品添加物が致死量を超えるのでは?と心配な人もいますが、大量に食べない限りその心配はありません。
調味料 (アミノ酸等) |
旨味成分を化学的に合成、 抽出したもの |
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カラメル色素 | 砂糖・ぶどう糖 |
ソルビット | でんぷんから作られたブドウ糖 |
甘味料 (ステビア・甘草) |
天然の甘味料 |
食品添加物は、人の健康に悪い影響がない量が厳しく定められています。(※3)
普通の量を食べていれば体に悪いものではなく、致死量を超えることはないでしょう。
一部のカラメル色素に発がん性があるとされる物質が含まれていることが、誤解を生んだのかもしれませんね。
しかし、カラメル色素由来の摂取量では発がん性がないことがわかっているので、安心して食べられます。
駄菓子の体への影響についてはこちらの記事も参考になります。
詳しくはこの記事をチェック!
蒲焼さん太郎は、適度に食べればカロリーが低く噛み応えのあるおやつです。
豊富な蒲焼さん太郎のシリーズ | ダイエット中のおやつにも
蒲焼さん太郎は、植物油脂不使用でカロリーが低く、魚のすり身やイカ粉を使用してあるからか、噛みごたえもあります。
蒲焼さん太郎と同じシリーズの商品もあり、どれもカロリーは低めです。
とり焼きさん太郎 | 7kcal |
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蒲焼さん太郎 | 10kcal |
焼肉さん太郎 | 10kcal |
わさびのり太郎 | 11kcal |
酢だこさん太郎 | 16kcal |
のし梅さん太郎 | 17kcal |
詰め合わせ商品もあるので、日替わりで食べるのも楽しいですね♪
好みが分かれる「パリパリ」と「しなしな」 | 小さくなったの声
蒲焼さん太郎は、歯ごたえが「パリパリ」と「しなしな」のときがあり、好みが分かれるようです。
気温が低い日や冷蔵庫で冷やすと、硬いパリパリした蒲焼さん太郎になるようです。
No.141『蒲焼さん太郎』
冬に食べるとパリパリになるのすき。
(↑ご理解いただけないことが多い…)
なんで「蒲焼さん」でも「蒲焼太郎さん」でもなく「蒲焼さん太郎」なんでしょうね?(´・ω・`)
って思いながら寒い中ぱりぱり食べる。#毎日をすきで数える— chan-noli (@BloodyNoly) December 19, 2020
また、蒲焼さん太郎が「最近小さくなった」「おならの臭いに似ている」という噂がありますが、真相ははっきりわかりません。
メーカーの(株)菓道のHPはなく、販売サイトのやおきんドットコムにも大きさについての言及がないためわかりませんが、実感している人は多いようです。
僕が小学生のころから蒲焼さん太郎は10円
多少小さくなったけど懐かしい味をふたたび pic.twitter.com/YGoDPP7ylh— シンタックス_🐕 (@ShintaX_N) May 17, 2021
子どもから大人まで人気の蒲焼さん太郎シリーズは、いつまでも販売してほしいですね。
結論 | 蒲焼さん太郎は体に悪いわけではない | よく噛んで適量を
- 塩分やカロリーは低め
- 致死量や肌荒れの噂は誤解
- 食品添加物は危険ではない
- ダイエット中のおやつにおすすめ
- 気温が低いとパリパリになる
蒲焼さん太郎の「致死量がある」「肌荒れする」の噂は、食品添加物への間違った認識からくる誤解かもしれません。
塩分やカロリーが低く噛みごたえがあるので、ダイエット中のおやつとしても重宝します。
子どもにも大人にも人気の蒲焼さん太郎シリーズは、ずっと食べ続けたいですね。