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食材・料理のQ&A

ちんすこうは体に悪い?食べ過ぎは太ることもある?注意点を解説

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料理・食材
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ちんすこう 体に悪い

【執筆者:編集部 小林えり】

ちんすこうが体に悪いとされるのは、脂質や糖質が多く、食べ過ぎると太る可能性があるためです。

素朴な甘さと歯ごたえでついつい食べ過ぎてしまいますが、適量を知っておくと安心ですね。

この記事では、安心してちんすこうを食べるために知っておきたい以下の情報をまとめました。

この記事を読むとわかる!
ちんすこうのこと

 

  • 体に悪いといわれる原因
  • 飽和脂肪酸とは
  • 1日の摂取量目安
  • ラード不使用の手作りレシピ

ちんすこうと普通のクッキーとの違いや、体に優しい手作りレシピも紹介するので、最後までぜひ読んでくださいね♪


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ちんすこうの食べ過ぎはなぜ体に悪いか│原材料は

ちんすこう 食べ過ぎ
ちんすこうの主な原材料は小麦粉・砂糖・ラードです。

そのため食べ過ぎると脂質や糖質の過剰摂取となり、肥満や虫歯など体に悪いと言われる症状を引き起こすおそれがあります。

ちんすこうが体に悪いと言われる原因
肥満
生活習慣病
脂質・糖質の摂り過ぎ
虫歯 砂糖の摂り過ぎ
沖縄の伝統的なお菓子で、やわらかいクッキーのような食感が特徴です。各メーカーからさまざまな味の種類が出ていますが、「石垣の塩ちんすこう」や「雪塩ちんすこう」など、甘さを引き立てる塩味が特に人気です。

一般的なクッキーは油脂性分にバターやマーガリンを使用しますが、ちんすこうは豚由来のラードを使用しているのが大きな特徴です。

主な脂質はラード│飽和脂肪酸の過剰摂取のリスク

ラードに含まれる飽和脂肪酸の過剰摂取は、コレステロールの増加や循環器系疾患のリスクを高めるおそれがあります。(※1)

さらに飽和脂肪酸は腸内の悪玉菌のエサになるといわれ、便秘や免疫力の低下など、腸内環境の悪化につながる危険性が指摘されています。

 飽和脂肪酸は動物性食品(肉・乳製品)以外に、菓子パンやカップラーメンなどさまざまな食品に含まれるため、過剰摂取になりやすい傾向がありますよ。

脂肪酸については、こちらの記事も参考にしてくださいね。

また原材料のひとつであるショートニングにはトランス脂肪酸が含まれており、肥満や冠動脈疾患のリスクが指摘されています。(※2)

ショートニング自体は無味無臭で、食感を良くするために焼き菓子やパン・アイスクリームなど幅広く利用されてるため、飽和脂肪酸と同様に過剰摂取に気をつけましょう

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
バターには飽和脂肪酸、マーガリンにはトランス脂肪酸が含まれます。ラードを使うちんすこうが体に悪いわけではなく、どんな食品も適量が大切ですね。

また油脂成分以外に、主原料の小麦粉や砂糖の摂り過ぎにも注意が必要です。

糖質₍砂糖・小麦粉₎、カロリー高め│太る原因に

ちんすこうは砂糖・小麦粉などの糖質(炭水化物)を多く含むため、食べ過ぎると消費されなかった糖が脂肪に変わり太る原因となります。

食事をして血液中の糖の濃度が上昇すると、一定のところまで下げるために膵臓からインスリン(血糖値を下げるホルモン)が分泌されます。糖質を摂り過ぎた場合、余った血液中の糖をインスリンが脂肪に変えて肝臓や皮下脂肪にため込むことから肥満につながるとされています。(※3)
ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
肥満のほかに、甘いものを一度にたくさん食べると「血糖値スパイク」とよばれる血糖値の乱高下がおこり、疲れやイライラの原因にもなりますよ。

またカロリーはメーカーや種類によっても異なりますが、2本入りの個包装タイプの場合、1袋100~120kcal程度です。

2袋食べると、ご飯1膳分(150g、234kcal)やチョコレートドーナツ(1個、239kcal)のカロリーに匹敵するため、食べ過ぎには注意してください。

こちらの商品はラード控え目で1つずつ個包装になっているので、食べ過ぎ防止にぴったりですね。

美味しく健康的に食べるためにも、適量を把握しておきましょう。

ちんすこうの栄養成分│適量は1日1~2袋程度

ちんすこう 栄養成分

ちんすこうの小麦粉や砂糖に含まれる糖質は、体を動かすエネルギー源に効率的に変換されます。

またラードに含まれる飽和脂肪酸は、適量であれば善玉コレステロールを増やす働きがあり、血管を強くするといわれています。

ちんすこうに含まれるおもな栄養素
糖質 エネルギー源になる
飽和脂肪酸 ・脂溶性ビタミンの吸収を促す
・善玉コレステロールを増やす
ビタミンB1 糖質の代謝を促す
ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
飽和脂肪酸を摂取すると、脳出血や脳梗塞のリスクが低減したというデータがあります。しかし摂り過ぎは脂質異常症や心疾患の原因となるので、あくまで適量を心掛けましょう。

ちんすこうは糖質や脂質が豊富な分、食べ応えがあり比較的腹持ちが良いお菓子です。

間食のカロリーは200kcal程度が適当とされているため、1日に食べる量は1~2袋(2~4本)程度にしましょう。(※4)

甘さを控えめにしたい人やラードを使いたくないという人は、手作りをするのがおすすめですよ。

ダイエット中は手作りがおすすめ│ラード不使用も

ちんすこうは少ない材料で簡単に手作りできるので、砂糖の量を減らしたり、ラードを他の油に変えたりと色んなアレンジが可能です。

基本的に卵不使用なので、卵アレルギーの人でも安全に食べられますよ。

ラード不使用♪家にある食用油でOK

Cpicon 簡単!丸い雪塩ちんすこう by にじいろちゃん

塩は少し多めに入れるのがコツ!ポリ袋に入れて混ぜれば洗い物も少なく済みます。

小麦粉を全粒粉に変えれば、ビタミンB1をより豊富に含むちんすこうが作れます♪

ザクザクした食感で噛み応えがあるので、ダイエット中にのおやつにぴったりですよ。


不飽和脂肪酸が豊富なオリーブオイルは体が酸化するのを防ぐ効果があるので、アンチエイジングにも嬉しいお菓子になりますね。(※5)

他にも砂糖(上白糖)を、黒糖やキビ砂糖に変えると、よりコクのある風味になりおすすめです。

結論|ちんすこうは食べ過ぎなければ体に悪い食べ物ではない

ちんすこうのまとめ
  • 糖質・脂質が豊富で食べ過ぎると太る危険性がある
  • 飽和脂肪酸の摂り過ぎは悪玉コレステロールを増やす
  • 1個当たり40~50kcal程度で、小ぶりだがカロリーは高め
  • 1日の摂取量目安は1~2袋(2~4本)程度が良い
  • ラード以外にサラダ油やオリーブオイルで代用可

ちんすこうは体に悪い食べ物ではありませんが、脂質・糖質が豊富でカロリーが比較的高いため、食べ過ぎは太る原因になります。

またラードに含まれる飽和脂肪酸は、摂り過ぎると健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

しかし適量であればメリットもある栄養成分なので、他の食事とのバランスを考えながら取り入れましょう。

自宅にある材料で簡単にできるので、自分好みのちんすこうを作ってみてくださいね♪

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