【執筆者:編集部 小林えり】
すしのこには砂糖が含まれているため、食べ過ぎると糖質やカロリーの過剰で肥満になるおそれがあります。
しかし原材料に化学調味料や保存料は含まれておらず、体に悪い調味料ではありません。
粉末のすしのこは賞味期限が長く、液体のすし酢に比べて手軽に作れるメリットもありますよ。
この記事では安心して美味しくすしのこを食べるための、以下の情報をまとめました。
すしのこのこと
- 体に悪いといわれる理由
- 原材料は何か
- すし酢との違い
- 正しい保存方法と使い方
まずいイメージがあって使ったことがない人や、「酢飯以外の使い方を知りたい!」という人にも役に立つ記事になっているので、最後までぜひ読んでくださいね♪
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目次
すしのこがまずい・体に悪いのは誤解│化学調味料不使用
すしのこは粉末状の酢飯の素で、その見た目から添加物が多いイメージをもつ人いるようですが、原材料は「砂糖・食塩・醸造酢粉末・酸味料」のみで、体に悪い調味料ではありません。
しかし食べ過ぎると糖質過剰となり、肥満のリスクが高まるおそれがあるため注意しましょう。(※1)
肥満・生活習慣病 | 糖質・カロリーの摂り過ぎ ※糖尿病の人は要注意 |
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糖質以外にも、すしのこで作った酢飯に醤油を付けて食べる場合は塩分の過剰摂取にも繋がるので、適量を意識してくださいね。
上記のすしのこを粉のまま、あたたかいご飯に混ぜると酢飯ができあがります。
すしのこ自体のカロリーは大さじ1杯あたり43kcalでそれほど高くはありませんが、ご飯1人前(約0.5合)と合わせた酢飯のカロリーは約275kcalとなります。
手作りのすし酢と異なり、甘さの調節がしづらいのがすしのこの欠点といえますが、食べ方を工夫することで糖質の影響を抑えられる可能性があります。
血糖値の急上昇を防ぐ酢飯の食べ方のコツ
酢飯のように冷ました状態の米に含まれるでんぷんはレジスタントスターチと呼ばれ、腸内環境の改善や血糖値上昇の抑制効果が期待されています。
本来人肌くらいの温度が美味しいといわれる酢飯ですが、レジスタントスターチを増やすためにはしっかり冷やしてから食べるのがおすすめです。
熱を加えて調理した炭水化物をゆっくり冷やすことで、主成分であるでんぷんが消化・吸収されにくい、食物繊維のような働きをする性質に変化したものです。
レジスタントスターチが最も増える温度は4℃程度とされています。
温かいご飯にすしのこを混ぜて粗熱をとったあと、ラップをかけて冷蔵庫で30~1時間程度かけて冷やしてから食べるようにしましょう。
冷凍してしまうと酸味が抜けて、普通のご飯と変わらない味になるので注意してくださいね。
規定の分量を守れば体に悪い影響はなく、色々なレシピに活用できる便利な調味料です。
すしのことすし酢の違い│正しい保存方法・レシピ
粉末のすしのこと、手作りのすし酢の違いを以下にまとめました。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
すしのこ | ・砂糖や酢の計量が不要 ・ご飯を固めに 炊かなくてよい ・一人分から作りやすい |
・甘さの調節が しにくい ・開封後に 固まりやすい |
すし酢 (手作り) |
・好みの味に調節可能 | ・計量が面倒 ・ご飯を固めに 炊く必要がある ・水っぽくなる 場合がある |
計量せずに簡単に作りたい場合はすしのこ、好みに合わせて味の調整をしたい場合はすし酢を手作りするのがおすすめです。
固めにご飯を炊いて寿司桶を用意しなくても、すしのこを使えばレトルトパックご飯で手軽に作れるのが嬉しいポイントですね。
またすしのこと液体タイプのすし酢は、賞味期限や保存方法も異なります。
賞味期限は市販の液タイプより長め│開封後に注意
すしのこの賞味期限は25ヶ月間(約2年間)、市販の液体すし酢は約1年間で、すしのこは液体タイプよりも賞味期限が長いのが特徴です。
また液体すし酢は開封後に冷蔵庫で保存する必要がありますが、すしのこは開封後も常温で保存してください。
冷蔵庫に入れると、取り出したときの温度差で中身が固まって使いにくくなる場合があります。
ご飯と混ぜて酢飯の状態にしたら、冷蔵庫に入れて翌日までには食べ切りましょう。
酢飯の日持ちに関する詳しい情報はこちらの記事を参考にしてくださいね。
詳しくはこの記事をチェック!
すしのこは酢飯以外にも、色々なレシピに活用できますよ。
おすすめの使い方│酢の物やコールスローに
酢飯以外にも、すしのこを使うと酢の物や浅漬けが簡単に出来上がります。
- 酢の物
- 浅漬け
- ポテトサラダ
- コールスロー etc…
色々な調味料を入れなくても、刻んだ野菜とすしのこを袋に入れて揉み込んで、1~2時間冷蔵庫に置いておくとしっかりと味が染み込みますよ。
ポテサラ作るときは、すしのこ(粉末酢)を少しだけ入れると、酸味で味が締まり、甘みが加わって深みが出ます。オススメですよ。(マジ) pic.twitter.com/MxZvCRErkN
— 高楼みる (@wageschutz) July 9, 2020
公式サイトでもおすすめされていますが、ポテトサラダの下味として加えるとコクと風味がUPし、マヨネーズの量を減らせるのでカロリーオフにもなりますよ♪
べちゃっと水っぽくならずに使えるので、ぜひお試しください。
結論|すしのこは体に悪いものではなく手軽に使える便利な調味料
- 食べ過ぎは糖質過剰になり肥満の原因になることも
- 原材料は砂糖・食塩・酢・酸味料で化学調味料不使用
- 手作りのすし酢に比べて味の調節がしにくいのが難点
- 計量いらずで、仕上がりが水っぽくならないところが利点
- 開封後は密閉して常温保存、ポテトサラダの下味がおすすめ
すしのこは化学調味料不使用・グルテンフリーで、体に悪い影響を及ぼす調味料ではありません。
しかしすしのこに限らず、酢飯には砂糖がたくさん使用されていてカロリーが意外と高いので、食べ過ぎには注意が必要です。
酢飯は冷めてもパサつきにくいので、食べるときはレジスタントスターチを意識して、よく冷ましてから食べてみてくださいね♪