【執筆者:編集部 小林えり】
ナタデココに含まれている食物繊維は、食べ過ぎると消化不良を引き起こし、下痢や腹痛など体に悪い影響がでる場合があります。
それと同時に、適量であれば健康面でのメリットが多い食材なので、食べるときの注意点を知っておきましょう。
この記事ではナタデココを安心して食べるために、知っておきたい以下の情報を調べました。
ナタデココのこと
- 体に悪いといわれる原因
- 原料・作り方
- 食べるときの注意点
- おすすめの食べ方
「ナタデココは何の材料からできているの?」「痩せるために効果的な食べ方は?」などの疑問を持つ人にも役に立つ記事になっているので、最後までぜひ読んでくださいね♪
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目次
ナタデココが体に悪い理由│食べ過ぎは下痢の原因
ナタデココを食べ過ぎると体に悪いといわれる原因は、食物繊維の過剰摂取となり消化不良を引き起こす場合があるためです。
ほかにも飲み込む力が弱い幼児や高齢者、またココナッツアレルギーがある人は注意が必要です。
消化不良 | 不溶性食物繊維の摂り過ぎ |
---|---|
肥満 | シロップに含まれる糖分の摂り過ぎ |
アレルギー | 体質による |
誤嚥 | 幼児や高齢者は喉に詰まる危険性 |
ナタデココは寒天やゼリーのような見た目ですが、実はココナッツ+菌で作られた発酵食品なのです。
原料は水分と食物繊維│過剰摂取は消化不良に
ナタデココはココナッツの果汁にナタ菌(酢酸菌の一種)を加えて発酵させたもので、主成分の9割が水分でできている非常に低カロリーな食べ物です。
水に溶けない不溶性食物繊維(セルロース)を含むため、食べ過ぎると胃や腸で十分に消化されずに、腹痛や下痢の原因となるおそれがあります。
ナタデココ自体は低カロリーですが、市販品のほとんどがシロップ漬けされているため、糖質制限している人は食べ方を工夫しましょう。
シロップはカロリーの元│ダイエット中は控えめに
ナタデココのカロリーは100gあたり約80kcalですが、主成分の水分と食物繊維はほとんどカロリーを含まないため、主にシロップによるカロリーといわれています。
糖質制限している人やダイエット中の人は、シロップをよく切って食べるようにしましょう。
カロリーが気になるけど甘さをしっかり感じたいという人は、ナタデココ入りの糖質0タイプのゼリーがおすすめです。
食べ過ぎには注意が必要ですが、適量であれば低カロリーで満足感を得やすく、間食や小腹が空いたときの夜食にピッタリですよ。
ナタデココの栄養素や体に良い効果│健康的な食べ方
ナタデココには、腸内の環境を整える効果が期待される食物繊維が含まれています。
・便量を増やし、腸を刺激し排便を促す
・腸内の有害物質を吸着して排出する
・咀嚼回数の増加で満腹感UP、血糖値の急上昇の抑制
ナタデココに含まれるのは主に不溶性食物繊維ですが、特定保健用食品の中には水溶性食物繊維(難消化性デキストリン)を添加して、腸内環境の改善効果がより期待できる商品もありますよ。
この商品は1缶に食物繊維が4.9g含まれています。
本来は食事から1日に24g以上の食物繊維を摂ることが理想ですが、ドリンクで不足分を手軽に補えると嬉しいですね。
低カロリーで食べ応えのあるナタデココをより効果的に食べるためには、組み合わせや食べるタイミングを知っておきましょう。
食前や間食にヨーグルトと食べるのがおすすめ
ナタデココと同様に、腸内環境を整える働きがあるヨーグルトや乳酸菌飲料と一緒に食べると、便秘の解消や体を元気に保つ効果が期待できます。
市販品のナタデココにはオリゴ糖や乳酸菌を添加している商品があるため、その場合は無糖のヨーグルトにシロップを適量かけると良いですね。
ヨーグルトに関する情報はこちらの記事も参考にしてくださいね。
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また食物繊維を多く含むナタデココを食前に食べると、食事による血糖値の上昇を緩やかにするほか、空腹感が満たされて食べ過ぎを防ぐことが期待できます。
低カロリーなので小腹が空いたときの夜食にもおすすめですが、食べ過ぎは胃に負担をかけるので注意してくださいね!
結論|適量のナタデココは体に悪い食べ物ではない
- ココナッツの果汁にナタ菌を加えてできた発酵食品
- 主成分の99%が水分で低カロリー
- 不溶性食物繊維の過剰摂取は消化不良の原因に
- ダイエット中の場合はシロップを取り除くのが良い
- 乳酸菌と一緒に摂取すると免疫細胞の活性化が期待できる
ナタデココはヒトの消化酵素で消化されない不溶性食物繊維を含むため、食べ過ぎると消化不良を起こす原因となります。
消化器官に負担をかけないためにも、適量を守りしっかり噛んでから食べましょう。
特定保健用食品から摂取する場合は、パッケージに記載されている1日あたりの摂取量を守ってくださいね。
太るのが嫌な人や糖質制限中に小腹が空いた場合は、ぜひ上手に活用してください♪