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食材・料理のQ&A

くるみのカビの見分け方|黒い点はNG?油臭い酸化を防ぐ方法も

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料理・食材
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くるみ カビ

【監修者:野菜ソムリエプロ みつはしさなこ】
【執筆者:同上】

くるみに現れた黒い点はカビではないので、食べても問題ありません。

ただし、黒い点のほかに油っぽい臭いなどの異変がある場合は、注意が必要です。

この記事を読むとわかる!
くるみのこと

 

  • 食べられるかの見分け方は?
  • 黒い点はカビ?
  • カビがNGな理由は?
  • どうやって保存する?

油っぽい臭いのくるみは、酸化しているか傷んでいる可能性があります。

さらに傷んだくるみは、体に悪い毒性成分が含まれることがあるので、食べるのはおすすめできません。

この記事では、くるみに異変が現れたときの見分け方や、酸化を防ぐ保存方法を紹介しています。

古いくるみを食べたらどうなるのかな…?と気になる方は、最後まで要チェックです!
 

野菜ソムリエプロ・みつはしさなこ先生記事監修
みつはしさなこ先生
野菜ソムリエプロ
野菜ソムリエプロ冷凍生活アドバイザーつくりおきマイスター離乳食アドバイザー/ 八百屋業や訪問料理で延べ50件以上のキッチンで料理を経験し、野菜の特徴を活かした、手軽に作れる料理を身につける。ワーキングマザー×子育て×食をテーマに、「食卓時間を幸せにするための、料理をラクにするコツ」を発信中。
みつはし先生の公式ブログTwitterInstagram

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黒い点はカビ?食べられるくるみの見分け方

くるみ 酸化

くるみにカビが生えているように見えるときは、全体の様子においの有無を確認しましょう。

黒い点だけなら、食べても問題ありません。

くるみが食べられるかの見分け方
状態 原因
OK 渋皮の黒い点 渋皮成分の変色や日焼け
NG 油臭いにおい
カビ
虫食い
全体的に変色
鮮度劣化や腐敗

しかし、油っぽい嫌な臭いがするものや、虫食いなどが見られるくるみは、酸化による鮮度劣化腐っている可能性が高いので、食べるのは避けたほうがいいでしょう。

渋皮の黒い点は食べても大丈夫

くるみの渋皮部分にできた黒い点は、食べても問題ありません。

渋皮が黒く変色する原因には、大きく2つが考えられます。

黒い変色の原因
  • 渋皮に含まれるタンニンが鉄イオンと反応して黒く変色した
  • 渋皮が日焼けで黒く変色した
野菜ソムリエプロ みつはしさなこ
野菜ソムリエプロ
みつはし

鉄イオンによる変色を防ぐには、金属イオンの働きを抑えるクエン酸などを使う方法があります。

ただし、そのまま食べても問題はないので、心配する必要はないですよ。

油臭い・カビ・虫食い・変色は食べないほうがいい

一方、ペンキのような油臭いものや、カビ虫食い全体的に変色したものは体に悪いので、食べないほうがいいでしょう。

油臭いくるみは、酸化しているか、腐っていると考えられます。

またカビや虫食い、全体的に変色しているものは、カビ毒に汚染されていることがあるので、食べるのはやめておきましょう。

カビ毒とは(※1)

カビが作り出す産物。ナッツ類に生えやすいカビ(アスペルギルス)の中には、発がん性のあるカビ毒アフラトキシンを産生するものがある。カビのほか、虫食いや変色したナッツでもカビ毒汚染の報告がある。

カビ毒はカビと違い、見た目で分かりにくいうえに調理で分解できないため、除去してくるみを復活させるのは非常に困難です。

食べる前に気がついたら、くるみごと取り除いてくださいね。

ナッツの詳しい見分け方はこちらの記事で解説しているので、参考にしてください。

くるみの保存方法|酸化や油臭さを防ぐコツは?

くるみ 保存方法

くるみを保存するには、温度の低いところで保存しましょう。

できれば常温よりも、冷蔵庫冷凍庫に入れたほうが長持ちします。

くるみの保存期間目安
むき身 殻つき
常温 ・涼しい場所で保存
・2週間〜1ヶ月日持ち
・日陰の涼しい場所
・数ヶ月日持ち
冷蔵 ・ジッパー付き袋などに入れる
・約1年日持ち
冷凍

さらに、酸化や油臭さを防ぐには空気に触れないことも大切なので、密閉しやすい保存袋を選びましょう。

冷蔵庫で保存がベスト

くるみを日持ちさせるには、冷蔵庫や冷凍庫がおすすめです。

常備しておくとちょっとしたトッピングに使えるので、くるみの食べ方が広がりそうですね!

なお、くるみやナッツは涼しい場所なら常温保存できますが、空気に触れると酸化で風味が落ちやすくなります。

酸化したナッツは傷みやすいだけでなく、美味しさが失われてしまうので、早めに使い切りましょう。

酸化や臭いを防ぐコツは「密閉保存」

くるみやナッツ類は、空気にふれないように密閉して保存すると、酸化して油臭くなるのを防ぎます。

野菜ソムリエプロ みつはしさなこ
野菜ソムリエプロ
みつはし
乾燥しているところは、くるみが酸化しやすくなるデメリットがあります。
空気に触れないよう密閉することで、湿気や乾燥に左右されにくく、くるみの風味が長持ちしますよ。

殻つきの生くるみは、使うときまで殻を向かないほうが、風味をキープできます。

ジッパー付き袋があると空気が抜いて密閉しやすいので、活用してくださいね!

結論|カビっぽいくるみは見た目と臭いをチェック

くるみのまとめ
  • 油臭いものは食べないほうがいい
  • 黒い点は食べても大丈夫
  • ナッツのカビは有害なカビ毒が発生するケースあり
  • 日持ちには冷蔵・冷凍がおすすめ
  • 密閉保存すると酸化防止

くるみにカビのようなものが出ていたら、全体の様子とにおいを確認しましょう。

黒い点だけなら問題ありませんが、虫食い油臭いにおいがしたら、食べるのはおすすめできません。

くるみは、正しく保存すれば長期保存ができるので、記事を参考に美味しく楽しんでくださいね。

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