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食材・料理のQ&A

チータラにカビが?黒い点の正体は?開封後の保存方法に要注意!

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料理・食材
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チータラ カビ

【執筆者:管理栄養士 鳥越菜生】

チータラにカビが生えたように黒い点が見えても、原材料に由来する成分が見えているだけで問題なく食べられる場合が多いです。

しかし保存方法が良くないとカビが生えやすいので、開封後は特に注意しましょう。

そこでこの記事では、チータラを美味しく食べきるために知っておきたい次の項目について、詳しくご紹介します。

この記事を読むとわかる!
チータラのこと

 

  • カビの見分け方と食べてしまったときの対処法
  • 黒い点の原因と食べられる場合
  • 食べられない状態の特徴
  • カビや劣化を防ぐ保存のコツ

残していたチータラにフワフワしたものが見えたり、開けたばかりなのに小さな黒い班点を見つけたりして食べて良いか悩んでいる人はぜひ参考にしてくださいね。

   

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チータラの黒い点はカビ?食べられない状態の見分け方と対処法

チータラ 黒い点

チータラにカビが生えたように黒い点が見えても、鱈シートにポツっとあるだけなら問題なく食べられる場合が多いですが、本当にカビが生えたら食べない方が良いです。

カビが生えたようなチータラの見分け方
状態 原因
食べられる 鱈シートに
黒い斑点がある
(線状の場合も)
鱈すり身の
製造時に混入する
魚の皮
チーズに
黒い小さな粒がある
もともとチーズに
含まれる原材料
(ピスタチオ味や
ブラックペッパー
味など)
中身が
引っ付いている
チーズの特性
食べられない 白・緑・黒・灰色の
変色やフワフワが
見える
カビや腐敗
明らかな異臭や
不快臭

「チータラ」や「チーズ鱈」は株式会社なとりの登録商標で、鱈(たら)のすり身をシート状にしてチーズを挟んでカットした珍味です。

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ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
チータラのタラとは、魚の鱈のことです。商品名は異なりますが、ほかのメーカーからも各種発売され、子供のおやつにも人気ですよね。

白・灰色・黒・緑などのフワフワした感じに見える変色があったり不快臭がしたりすると、カビが生えて劣化していると考えられます。

カビの中には有害な物質を作る種類があり、判別が難しいため、カビが生えた可能性が高い場合は食べない方が良いです。(※1)

しかしカビが生えたように見えても、原材料の成分が原因で食べても全く問題ない場合もあるので、見分け方を知っておきましょう。

黒い点があっても食べられる例 | 原材料に由来

チータラやチーズ鱈は黒い点が見えてカビが生えたかもと思う状態でも、特に未開封だと原材料由来の成分が混ざっているだけの場合が多いです。

完全には取り除けないため、鱈のすり身には魚の皮が混ざる場合があり、黒い斑点や線・針状のものが見えても、ほかに異変がなければ食べられます。

こちらのように鱈シートの方だけに黒い点や髪の毛のような形をしたものが見えるのは、鱈の皮が原因の可能性があります。

黒い皮の形が虫のように見えて、虫が混入したと間違われる場合もあるようです。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
自己判断しにくく不安な場合は、メーカーのお客様相談室に問い合わせもできますよ。

またチータラやチーズ鱈には特別なナチュラルチーズを使った商品が多く、もともと材料由来の黒い点が見える場合もあります。

黒こしょう粒が入った「ブラックペッパー味」やピスタチオを渋皮ごと使った「ピスタチオ味」などはチーズに小さな黒い粒が見えますよ。

しかししみっぽい変色があったりフワフワしたものが表面に付いたりしていたら、カビの可能性が高いです。

白・緑・黒・灰色のフワフワはカビ|食べられない状態の例

チータラは白・緑・黒・灰色などに変色してフワフワしたものが付いていたら、カビが生えた状態と考えられるので食べない方が良いです。

カビ以外の細菌が繁殖して腐る場合もあるので、臭いや見た目から判断できるように、食べられない状態の特徴も覚えましょう。

食べられないチータラの特徴
見た目
変色
・カビが生えている
・袋内に汁気が生じている
・溶けてきている
臭い
匂い
におい
・かび臭い匂いがする
・不快臭や腐敗臭がする

食感
触感など
いつもと違う変な味がする

カビには数多くの種類があり、増殖すると塊(集落)を作っていろいろな色に見えるようになります。(※2)

こちらは、黒いカビの集落があちこちに発生しているように見えます。

カビの胞子が空気中に飛び散らないように、袋は開けずに注意して廃棄してください。

こちらの写真では、緑色や白っぽいカビが生えているように見えますね。

カビが生えているのは一部でも、菌糸を伸ばしたり胞子を飛ばしたりするため、残念ですが袋内は全て食べない方が良い状態です。

カビはアレルギーや病気の原因になるほか、中にはカビ毒と呼ばれる有毒物質を作る種類があるため、できるだけ食べないよう注意しましょう。

カビ毒は100℃以上の高温でも壊れにくいため、加熱調理しても危険性はなくなりません。

しかしカビ毒で危惧されるのは長年食べ続けることによるがんのような慢性中毒で、一度に食べる量で急性中毒を起こすことはあまりないと言われています。(※3)

カビが生えたチータラを食べたときの対処法

チータラにカビが生えているのに気付かず食べてしまったら、体調変化に気を付けながら、慌てず様子を見ましょう。ただし下痢や腹痛・嘔吐などの症状が出てひどい場合やなかなか良くならないときは、受診も検討してください。

チータラは開封するとカビが生えやすいので、できるだけ日持ちするよう正しい保存方法を守りましょう。

 

チータラのカビや劣化を防ぐ正しい保存方法

チータラ 保存方法

チータラのカビや劣化を防いで保存するには、密封して空気を遮断し、未開封なら常温保存できる商品でも開封後は冷蔵庫に入れましょう。

チータラの正しい保存方法
未開封 開封後
常温 直射日光・高温多湿を
避ける
(※要冷蔵品は不可)
不可
冷蔵 ・10℃以下で保存
・冷気の吹き出し口や
凍りやすい場所は避ける
・ラップで包んで密封
・さらにナイロン袋や
保存用袋に入れて密閉
冷凍 可能

チータラやチーズ鱈には開封前は賞味期限まで常温で保存できる商品が多いですが、要冷蔵品もあるので注意してください。

要冷蔵品は販売時もチルドコーナーに置かれ、10℃以下で保存するよう記載されているので、開封前も冷蔵庫で保存しましょう。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
未開封なら常温保存できる商品でも、室内が高温多湿になりがちな夏季には、カビ予防のため開封前から冷蔵保存するのもおすすめです。

どちらのタイプも開封後は、品質保持のために封入された脱酸素剤の効果もなくなり、日持ちしにくくなります。

開封後は必ず冷蔵保存し3日以内に消費

チータラは開封すると空気にさらされ傷みやすくなり賞味期限も関係なくなるので、密封して冷蔵保存し2~3日中に食べきりましょう。

開封前は包装や脱酸素剤により空気のない状態が保てますが、開封後は空気中のカビや細菌が付いて繁殖しやすく日持ちしにくくなります。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
開封後は当日中に食べきり、保存する場合は要冷蔵で3日以内に消費するよう推奨されており、商品にも記載されています。

メーカーから推奨されてはいませんが、賞味期限内に食べきれそうにない場合は、密封して冷凍保存も可能ですよ。

ただし温度変化を繰り返すと品質や風味が変わる可能性があるので、冷凍した場合はアレンジレシピで加熱して食べるのがおすすめです。

冷凍したチータラにおすすめのアレンジ例
  • マヨネーズをかけてオーブントースターで焼く
    (お好みで青のりや七味を振りかける)
  • 食パンに乗せてトーストにトッピング
  • ひと口大に切りパスタやグラタンの具にする

おつまみやおやつにぴったりのチータラをカビや劣化から守り、ムダなく美味しく食べきりましょう♪

 

結論|カビが生えやすい開封後のチータラは密封・冷蔵しよう

チータラのまとめ
  • 鱈シートだけの黒い斑点は魚の皮で食べられる
  • 白・緑・黒などの変色やフワフワはカビの可能性大
  • カビ以外に腐って臭い場合もある
  • カビに気付かず食べた場合も慌てず症状に対処しよう
  • 開封後は密封して冷蔵庫に入れ3日以内に消費する

チータラにカビが生えたように見えても、鱈シートにある黒い点は魚の皮が混ざっているだけで問題なく食べられる場合が多いです。

しかし保存方法が正しくないとカビが生えやすく、腐ることもあります。

開封後に保存する場合は密封して必ず冷蔵庫に入れ、なるべく早く食べることが大切です。

カビや劣化を防ぐ保存のコツやアレンジレシピを活用して、チータラを安全に美味しく食べきりましょう。

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