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食材・料理のQ&A

そうめんのカビの見分け方|黒い点の正体は?腐るとどうなるか

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料理・食材
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そうめん カビ

【執筆者:栄養士 佐々木彩】

そうめんは湿気に弱くカビが発生しやすい食品です。

しかし、一見カビのような黒い点が見えても、原料由来の成分で問題なく食べられることがあるので、違いを知っておくと役立ちますよ。

この記事では黒い点とカビの見分け方や、保存方法などを以下の項目にそって紹介します。

この記事を読むとわかる!
そうめん のこと

 

  • カビかどうかの見分け方
  • 黒い点は食べられるのか
  • 食べられない状態の例
  • 適切な保存方法

賞味期限切れの古いそうめんが腐るのか気になる人や、開封後や茹でた後の保存方法について知りたい人は参考にしてみてくださいね♪

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そうめんのカビの見分け方|黒い点の正体

そうめん 黒い点

そうめんにカビが生えているように見えたとき、食べてもよい場合と食べられない場合があります。

カビが生えたようなそうめんの見分け方
状態 原因
食べられる 黒い点がある 原料由来の成分
によるもの
食べられない 黒・白などのふわふわ カビ
明らかな異臭・カビ臭

そうめんにこのような黒や白などのふわふわしたものや、カビ臭い場合はカビが発生していると考えて良いでしょう。

そうめんの黒い点は原材料由来のもので、食べても問題ない場合があるので見分け方を確認しておきましょう。

食べられる例|黒カビのような点は原料由来の成分

そうめんなどの乾麺によく見られる黒い点は、小麦由来のふすまによるものなので食べても問題ありません。

ふすまとは

小麦粉を精白した際に出る皮などの部分のことです。ビタミンや食物繊維が多く含まれています。

またそうめんに食材が練りこまれている場合、黒い点となって現れることもあります。

こちらの揖保乃糸はシソの葉が練りこまれているので、カビのように見えても食べられますよ。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
食べる前に成分表を確認すると安心ですね。

ただし、ふわふわとしたものが表面に付着していたり、しみのように広がっていたりした場合はカビの可能性が高いので食べない方が良いでしょう。

食べられない状態の例|賞味期限切れは腐る?

そうめんに黒や白などのふわふわした状態のものが付着していたら、カビが繁殖している可能性が高いです。

食べられないそうめんの特徴
見た目
変色
カビが生えている
臭い
匂い
におい
・カビ臭
・油が酸化したような強いにおい
・普段と違う不快なにおい

食感
触感など
普段と違う味

カビが発生したそうめんを食べてもすぐに健康被害が発生するわけではありませんが、長期的に摂取するとガンなどの原因になることもあります。(※1)

カビが発生した部分だけを取り除いても、カビの胞子見えない部分にも付着している可能性があるので、食べずに捨てることをおすすめします。(※2)

また、油が酸化したようなにおいは軽度であれば湯がいて水洗いすると取れますが、それでも取れないようなきついにおいの場合は捨てましょう。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
特に賞味期限切れで古くなったものは酸化臭が発生しやすくなりますよ。
なぜ酸化臭がするのか?

そうめん製造時の使用量や乾燥時に十分に油分が気化しなかったこと、または家庭での保存状態により酸化臭が発生するようになります。軽いにおいなら茹でて水洗いすると食べられます。

そうめんは乾麺なので腐ることはあまりありませんが、期限が切れて1年や2年ほど経過したものは未開封でも味が落ちているかもしれません。

中には9年前の乾麺を食べたという人もいらっしゃいますが、保存状態が悪いとお腹を壊すことも十分考えられます。

食べるのは保存状態や見た目などを確認して、自己責任で判断してくださいね。

そうめんについてさらに詳しく知りたい人はこちらの記事もご覧ください。

そうめんの美味しさを損なわないためにも、正しい保存方法をチェックしておきましょう。

そうめんのカビや劣化を防ぐ保存方法|未開封と開封後

そうめん 開封後

そうめんのカビや劣化を防ぐには、湿度が低く、風通しの良いところで保存しましょう。

そうめんの正しい保存方法
常温 未開封 開封後
直射日光・高温多湿を
避け保存する
清潔な容器や保存袋に
移し、密閉して保存する

そうめんは湿気を嫌うので、台所のシンク下床下収納などに保管するのはおすすめしません。

適した保管場所がないときは、乾燥剤を使う手もありますよ。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
一緒に入れておくと安心ですね。

また、においを吸収しやすい食品なので、強いにおいがするものと一緒に保管しないでください。

茹でる前の保存方法を知ったうえで、茹でたあとの保存方法も一緒に押さえておきましょう。

茹でたそうめんの保存|冷蔵・冷凍・解凍方法

茹でたそうめんは、冷蔵で約2~3日、冷凍は約1ヶ月日持ちします。

茹でたそうめんの保存方法と日持ち目安
冷蔵 ・清潔な容器や保存袋に移し、
空気を抜いて冷蔵庫へ
・約2~3日
冷凍 ・冷凍用保存袋に入れ、
平らにして空気を抜いて冷凍庫へ
・約1ヶ月

どちらも清潔な容器や保存袋に移してから、空気を抜いて保存してください。

空気を抜くことで品質の劣化を最小限に抑えることができますよ。

解凍時は熱湯を使って解凍するのがおすすめです。

自然解凍や電子レンジ解凍だと、食感が悪くなったり、柔らかくなりすぎたりするおそれがあるからです。

茹でたそうめんの解凍方法
  • 熱湯を入れた容器に凍ったままのそうめんを入れ、ほぐす。
  • ほぐれたらお湯を切り、冷水で洗う。

簡単な手順で美味しいそうめんが復活するので、是非試してみてくださいね。

結論|そうめんはカビを防ぐために湿気の少ない場所で保管しよう

そうめん のまとめ
  • 黒や白のふわふわやカビ臭がするときはカビの可能性大
  • 黒い点は原料由来の成分によるものなので食べてもOK
  • 期限切れで古くなったものは酸化臭が発生しやすい
  • 直射日光・高温多湿を避けて、開封後は密閉して保存
  • 解凍は熱湯がおすすめ

そうめんの黒い点は原料由来のふすまや、練りこまれている食材なので食べられます。

しかし、湿気に弱いため保存状態が悪いとカビが生えやすくなるので注意が必要です。

湿気の少なく風通しの良い冷暗所に保管して、美味しいそうめんを長く楽しんでくださいね!

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