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食材・料理のQ&A

生チョコの常温保存は腐る?食中毒の恐れも?持ち運びの注意点は

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料理・食材
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生チョコ 常温

【執筆者:編集部 宇野山萌】

生チョコは生クリームを使っているので傷みやすく、冬でも常温保存はおすすめできません。

腐ると食中毒を起こす恐れもあるうえ、菌が増殖しているのに見た目や臭いに大きな変化がない場合もあります。

見極めが難しいこともあるので、腐らせず安全に食べるために必要な情報を次のようにまとめて紹介します。

この記事を読むとわかる!
生チョコのこと

 

  • 常温保存できるかどうか
  • 市販品・手作りの賞味期限目安
  • 常温放置による食中毒リスク
  • 正しい保存方法と持ち運びのコツ

バレンタインやプレゼントに生チョコを手作りしたいけれど、「何日前に作ればいいのかな?」「どうやって持ち運べばいいのかな?」と悩んでいる人は必見です!

せっかく作ったり買ったりした生チョコを安全に美味しく食べきるために、常温保存できるかや日持ち目安を確認しましょう。


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生チョコは常温保存できるか|賞味期限目安と腐るとどうなるか

生チョコ 日持ち 常温

生チョコは冬場でも常温保存できず、冷蔵庫で保存しても日持ちは数日程度です。

市販品はほとんどが要冷蔵もしくは要冷凍で、賞味期限は商品によって差があります。

生チョコが常温保存できるかと冷蔵保存での日持ち
常温 冷蔵
手作り 生もの
トッピングあり
NG 1~2日
トッピングなし 2~3日
市販品 1週間~1ヶ月程度
(商品による)

通販でも生チョコがたくさん販売されていますよ。

生チョコレート
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生チョコは傷みやすい材料が使われているので、保存方法にかかわらず日持ちが短い食品です。

生クリームを使ったお菓子やトッピングは日持ちしない

生チョコは腐りやすい生クリーム混ぜて作るので傷みやすく、常温では保存できません。

生クリームの保存温度と賞味期限
保存温度 3~10℃程度
(商品ごとに設定、パッケージを要確認)
賞味期限目安
(未開封)
4~5日程度
(商品ごとに設定)

夏場はもちろん、たとえ冬場でも暖房の効いた室内は10℃以上になることも多く、腐敗や食中毒菌が増殖する恐れがあります。

生チョコの上に生クリームを絞ってデコレーションすれば、そこから腐敗が進む可能性もあるでしょう。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
生のフルーツも腐りやすいので、トッピングする際は注意しましょう!生チョコプリンに飾ったイチゴにカビが生えていてバレンタインに青ざめた…なんてこともあるようですよ。(※1)
カビのほか、風味が悪い・食感がおかしいなどの違和感を感じたら腐っている可能性があります。食べるのは避けましょう。

生チョコを常温放置していると、食中毒症状を起こす恐れがあります。

冬でも常温放置すると食中毒の危険がある

生クリームを使った食品を常温に放置すると、黄色ブドウ球菌による食中毒を発症する可能性があり危険です。

黄色ブドウ球菌の症状や特徴(※2)
症状 吐き気、嘔吐、腹痛、下痢 など
原因食材 素手で触る食品、おにぎり、寿司、
餅類、乳を使用する菓子類 など
特徴 ・皮膚や傷の化膿部分などに多く存在
・菌自体は熱に弱い
・増殖する際に毒素を作る(食中毒の原因)
毒素は熱に強く
100℃で30分加熱しても残る
予防策 ・手を清潔に
・食品を常温に置かない
・早めに食べきる
ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
黄色ブドウ球菌を培養させたご飯を常温に4時間程度置いただけで、毒素が食中毒を起こす基準値に達したという研究結果もありますよ。(※3)

生チョコを作るときには生クリームを加熱しますが、ぐつぐつ沸騰させるわけではありません。

すでに生クリーム内で菌が増え始めていたら、完成直後の生チョコでも食中毒を起こすかもしれないので、食材を正しく保存するのも大切です。

手指に菌が付着している場合もあるので、調理時は清潔を保ちましょう。

黄色ブドウ球菌が増えていても見た目や臭いの変化がない場合が多いので、「増えているか見極める」ではなく「増やさない」ことが大切です。

生チョコやチョコレートが食べられるかどうかについては、こちらの記事でも詳しく解説していますよ!

安全に注意して作っても、保存方法が悪いと劣化や腐敗によって美味しく食べられなくなります。

なるべく長く安全に食べるために、正しい保存方法を知っておきましょう。

 

生チョコの正しい保存方法|常温はNG・基本は要冷蔵

生チョコ 保存方法

生チョコは常温保存すると日持ちしないので、冷蔵庫や冷凍庫で保存しましょう。

生チョコの正しい保存方法
常温 NG
冷蔵 ・10℃以下を保つ
・ラップをする、密閉袋・容器に入れるなど
⇒臭い移りを防ぐ
冷凍 ・小分けにしてラップで包む
⇒臭い移りを防ぐ、食べる分だけ取り出せる
・密閉袋・容器に入れる
⇒臭い移りを防ぐ
※ココアパウダーは冷凍前に付けない方がいい
⇒水分を吸う

温度変化が大きいと菌の増殖や、結露発生の原因になります。

結露したものを凍らせると霜になり風味の劣化にもつながるので、冷凍庫から取り出した生チョコの再冷凍は避けましょう。

正しく保存すれば冷凍で1ヶ月程度は保管できますよ!

作ったものをプレゼントするときは、温度変化が起こらないように溶けない方法で持ち運んでください。

溶けると品質が劣化する|持ち運び・解凍時の適切な温度

生チョコは温度変化が大きいと品質や美味しさが損なわれるので、持ち運びの際は10℃以下に冷えた状態を保つ工夫が必要です。

生チョコを持ち運ぶ際の注意点
  • 保冷剤入りの保冷バッグを利用する
  • 冷蔵庫から出してすぐに保冷バッグに入れる
  • なるべく早く冷蔵庫に入れる

冷凍したものを解凍する場合も、常温に置くと温度が上がりすぎて溶けたり、結露によって回りがべちゃっと柔らかくなるので、冷蔵庫内でゆっくり溶かしましょう。

保存期間内だったのに食べられなくなった…なんて悲しいことが起こらないように、取り扱いには十分注意してくださいね。

 

結論 | 生チョコは常温保存できないので冷蔵庫保存しよう

生チョコのまとめ
  • 生クリームを使っているので常温保存できない
  • 手作りの日持ちは冷蔵で2~4日
  • 黄色ブドウ球菌による食中毒発症の危険がある
  • 冷蔵・冷凍保存の際は密閉する
  • 素早い保存・保冷バッグでの持ち運びで温度変化を小さくする

生チョコは生クリームを使っているため、常温に放置すると黄色ブドウ球菌による食中毒を引き起こすリスクがあります。

でも、調理もしくは購入後すぐに冷蔵庫に入れれば数日は保管できる見込みです。

プレゼントしたいなら、食材の取り扱いや手指・料理器具の清潔にも注意して前日に作り、完成後はすぐに冷蔵して安全を確保しましょう。

正しく保存して生チョコのトロっと美味しい食感を、最後まで楽しんでくださいね♪

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