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食材・料理のQ&A

ドレッシングの常温放置や常温保存はNG?開封後の日持ちや注意点

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料理・食材
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ドレッシング 常温

【執筆者:管理栄養士 宍戸恵】

ドレッシングの常温保存は未開封の状態のみ可能です。

開封後は冷蔵庫で保存し、賞味期限に関わらず早めに使い切りましょう。

開封後の日持ちや、常温放置するとどうなるのか、後半では早めに使い切りたいときのアレンジ方法を紹介していきます。

この記事を読むとわかる!
ドレッシング のこと

 

  • 賞味期限(未開封・開封後)目安
  • 未開封なら常温保存が可能な理由
  • 使えない状態とは
  • 開封後の正しい保存方法やサラダ以外の使い方

いつ開けたのか分からないドレッシングが見つかった人、飽きてしまったので他の使い方がないか知りたい人、ぜひ参考にしてください。

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常温保存は未開封のみ可能|開封後の日持ちや腐るとどうなるか

ドレッシング 常温

市販のドレッシングは未開封であれば記載されている賞味期限まで常温保存可能です。

商品によって期限には差があるので、パッケージを確認してくださいね。

ドレッシングの賞味期限(例)
未開封 ジョセフィーヌ 約3週間
ピエトロ 約3ヶ月
キューピー 約10ヶ月
リケンの
ノンオイル
180日~270日
開封後 要冷蔵
なるべく早めに消費する
(キューピーでは開封後1ヶ月
を目安に消費と記載あり)
常温保存でも直射日光・高温多湿な場所の保管はNGです。
ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
賞味期限は記載されている保存方法を守った上で保証される期限となりますよ。

例外としてジョセフィーヌのドレッシングは5℃以下で保存すると分離することがあり、開封後は冷蔵庫よりやや温度が高い野菜室の保存が推奨されています。

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しかしいずれのドレッシングにおいても、常温保存がきくのは未開封時のみです。

開封後は要冷蔵!未開封ならなぜ常温保存できるか

製造段階で殺菌処理を経て、未開封であれば衛生的な状態を維持できるからです。

ですが開封後は、空気に触れることで雑菌が入り込んだり油脂の酸化が進みやすくなったりと、時間の経過に連れて品質が劣化します。

空気、温度、光など複数の要因により起こる化学変化です。酸味が増したり褐色したり品質にダメージを与えます。
多少の摂取であれば健康に害はないとされていますが、酸化した油を食べると胸やけや、ひどい場合は下痢・腹痛等を起こす人もいるようです。なるべく避けた方が無難でしょう。

これらの変化を抑える為には冷蔵庫保存がベストです。

微生物(カビや細菌)の増殖による腐敗を遅らせ、油脂の酸化も低温である方が緩やかだからです。

開封後に常温放置したものは中身を確認して、少しでも怪しい場合は処分してくださいね。

腐るとどうなる?開封後の常温放置は特に注意

まずはボトルの中やキャップを確認してみましょう。

古いドレッシングの特徴
使えない状態 使える
可能性がある
見た目
変色
・カビが生えている
・ドロドロしている
・変色
・多少の分離や浮遊物
(※パッケージを
確認)
・部分的に油が
固まっている
臭い
匂い
におい
・カビ臭い
・酸っぱい臭い

食感
触感など
酸味や苦味
カビが生えたり腐敗が進んだりした古いものを使うと食あたり食中毒を引き起こす危険性があります。(※1)

ノンオイルのような本来サラサラの状態であるものは、ドロドロとした変化が比較的分かりやすいです。

またキューピーのごまドレッシングでは、多少の分離程度であれば品質に問題はないパッケージに記載がされており、ほかのドレッシングでも野菜の繊維質が浮遊していると記載があるケースもあります。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
まずは手元のパッケージを確認してみましょう。違和感を覚えても品質上問題はないかもしれません。

オリーブオイルような油脂が多く含まれているものは、長期の冷蔵保存で固まることがあるようですが、こちらも品質上に問題は無いとされていますよ。

少し常温に戻してから使いましょう。

賞味期限は「美味しく食べられる期限」を指します。(※2)
未開封で記載されている保存方法を守っていれば、期限切れでもすぐには腐りません。使える可能性もありますが、品質の劣化が考えられ保証期間も過ぎている為、おすすめはしません。

賞味期限切れについて詳しく知りたい人や、手作りのドレッシングについては下記の記事が役に立ちますよ。

開封後の保存方法やアレンジ方法を押さえて、最後まで安全に使い切りましょう。

ドレッシング(開封後)の保存方法やサラダ以外の活用法

ドレッシング 常温保存

空気の出入りが激しいほど品質はダメージを受ける為、開けっ放しにしないよう注意してください。

ドレッシング(開封後)の保存方法
常温 NG
冷蔵 ・蓋をしっかり閉じる
・使ったらすぐ冷蔵庫へ戻す
冷凍 推奨されない

本来、冷凍保存を考慮して作られているものではなく、ジョセフィーヌのように冷凍すると分離するものがあります。

「余ったから」といって無暗に冷凍するのではなく、料理の味付けや下味として活用してみましょう。

下味・メインの味付け・つけダレに

サラダ以外にも時短で1品料理が作れたり、旨味やコクがいつもの料理のアクセントになります!

アレンジ例
和風ドレッシング ・炒め物の味付け
・肉や魚の下味
・炊き込みご飯
シーザードレッシング ・タルタルソースの下味
・ポテトサラダや
マカロニサラダの下味
ノンオイル
青じそドレッシング
・餃子や冷奴のタレ
・南蛮漬け
胡麻ドレッシング ・しゃぶしゃぶのタレとして
・肉や魚のグリルに
そのままかけても

肉や魚の下味もドレッシング1本で簡単に済みます。

ジップロックに入れて揉みこんでおけば、後は焼くだけで1品仕上がりますよ♪

にんにくの風味が効いているドレッシングであればパンチがききます。

炊き込みご飯も他の調味料要らずです。

どちらも1度に多く使うので、消費ペースを上げやすいですよ。

ほかにも小袋タイプのドレッシングを候補に入れても良いですね。

こちらも常温で保存がきくので、お弁当に添えたり職場のデスクに置いたりと重宝します♪

結論 | 開封後のドレッシングは常温保存NG!

ドレッシング のまとめ
  • 未開封なら賞味期限まで常温保存・常温放置可能
  • 開封後は品質が変わりやすい為冷蔵保存が基本
  • 五感で怪しいと感じたら処分
  • 冷凍は推奨されない
  • メインの味付けに活用できる

未開封の状態であれば常温保存が可能ですが、開封後は品質が落ちやすい為、早めの消費が基本です。

サラダ以外に使ったり個包装を選んだりと生活スタイルに合わせて悪くならない内に使い切りましょう♪

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