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食材・料理のQ&A

練り物の賞味期限切れ|1週間から10日過ぎると危険?日持ち目安は

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料理・食材
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練り物 賞味期限

【執筆者:編集部 新山あさひ】

練り物の賞味期限は製造方法や包装によって異なり、短いもので5日程度、長いもので1年ほど日持ちするものまでさまざまです。

市販品の多くは「賞味期限」が設定されており、期限を多少過ぎただけなら食べても問題ない場合がありますが、期限切れから1週間や10日経過していると食中毒を起こす可能性があります。

そこでこの記事では賞味期限切れ後いつまでなら食べられるかや正しい保存方法など、練り物について知っておきたい以下の項目をご紹介します。

この記事を読むとわかる!
練り物のこと

 

  • 市販品の賞味期限と日持ち
  • 賞味期限切れでも食べられる目安
  • 食べられないときの特徴
  • おいしく長持ちさせる保存のコツ

賞味期限を過ぎた練り物が食べられるか気になる人や、冷蔵ではなく常温保存できるのかを知りたい人は参考にしてみてください!

   

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練り物の賞味期限|市販品と手作りの日持ち

練り物 賞味期限切れ

練り物の賞味期限は包装や加工方法によってさまざまですが、さつま揚げは簡易包装だと7日程度、真空パックは2週間程度が目安です。

手作りの場合は2~3日は冷蔵庫で保存できますが、なるべく早く食べきりましょう。

練り物(冷蔵)の賞味期限・日持ち期間目安
※製造日から起算
さつま揚げ
天ぷら
かまぼこ
市販品 簡易包装 約7日 約7日
真空パック 約15日 約15日
リテーナ成型 約15日
ケーシング詰 約15日
手作り 2~3日(お早めに)

これらの賞味期限はあくまで目安なのでパッケージ記載の期限をよく確認し、開封したら早めに消費してください。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
ほかにも「なると」は、真空パックで3週間程度日持ちするようです。また冷凍して販売している練り物の賞味期限は、さつま揚げで2~6ヶ月程度、かまぼこは1年程度のものが多いですよ。

練り物は空気に触れると劣化しやすいため、袋に詰めたりトレーに載せてフィルムをかけたりしている簡易包装は賞味期限が約5日と短めですが、空気を遮断した真空パックやリテーナ成型の包装なら2週間程度日持ちします。

リテーナ成型:板付きかまぼこの製法。かまぼこをフィルムでくるみ、金属製の枠型にはめこみ蒸気で加熱します。
ケーシング詰:蒸しかまぼこやチーズ入りかまぼこなどで用いられる製法。すり具を合成フィルムに充填し、両端を金具で止めて密封してから加熱します。

トグルボックス内容

手作りした練り物の場合は2~3日くらい日持ちするようですが、調理法や保存方法によっては急激に劣化するかもしれないので早めに消費しましょう。

賞味期限切れ後も食べられる可能性がある日数の目安は「安全係数」を用いた計算で推測できます。

賞味期限切れから1週間~10日過ぎたら危険

賞味期限はおいしく食べられる期間を保障するものなので、多少期限を過ぎても食べられる場合がありますが、1週間以上過ぎているような場合は体に悪影響を及ぼす可能性があるので注意が必要です。

消費期限:安全に食べられる期限。期限を越えると安全でなくなる可能性があります。
賞味期限:おいしさなどの品質が保たれる期限。期限切れ後すぐに安全性に問題が生じるとは限りません。

実際の商品で賞味期限を見てみると、こちらの簡易包装のさつま揚げは製造日から6日日持ちします。

真空パックされたさつま揚げは、賞味期限が製造日から14日となっています。

表示されている賞味期限は安全係数を用いた計算によって、品質が保たれているとされる日数よりも余裕を持った期限で設定されています。

食品の賞味期限設定にはさまざまな検査を行って品質が保たれる期間を算出しますが、食品の特性に応じて1未満の係数(0.8が多い)を乗じて、品質が保たれているより短い期間を賞味期限として設定します。

この安全係数を使って、先ほどのさつま揚げが賞味期限切れからどれくらいまでなら食べられる可能性があるか確かめてみましょう。

賞味期限切れ後を判断する目安の例
※便宜上、1ヶ月=30日 安全係数=0.8とする
簡易包装 真空パック
設定される賞味期限 6日 14日
検査で算出された期限
(推測)
7日 17日
期限切れ後も
食べられる日数
(推定)
1日 3日

計算の結果から、未開封で正しく保存していれば賞味期限を過ぎてから1日くらいなら食べても安全性に問題ないようですが、あまり日持ちしないので早めの消費を心がけましょう。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
これはひとつの目安なので、見た目やにおいに異変はないかよく確認して食べても大丈夫か自己責任で判断してください。

賞味期限を1週間から10日ほど過ぎてしまった練り物は、見た目に変化はなくても見えないところでカビや雑菌が繁殖している可能性があるので食べずに処分しましょう。

食べてはいけない特徴|腐るとネバネバや軟化が

練り物が腐ると糸を引いたり通常よりも柔らかくなったりするだけでなく、カビが発生することもあります。

腐った練り物の特徴
見た目
変色
・糸を引く
・ネバネバ
・カビ
臭い
匂い
におい
・異臭
・酸っぱい

食感
触感など
軟化

細菌や微生物が繁殖して腐敗した練り物は、食べると下痢や嘔吐といった食中毒症状を起こす可能性があります。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
 熱に強い細菌もいるので、焼くだけでは安心できません。

特に細菌のエサになりやすいかまぼこは、ネバネバなどの劣化が起きやすいので注意しましょう。

ネバネバして腐ってしまった練り物は、残念ですが食べずに処分してください

練り物の腐敗を防ぐためには、常温ではなく冷蔵保存すると細菌の増殖を抑えられます。

 

練り物の保存方法|基本は常温保存でなく冷蔵

練り物 保存方法

練り物の保存は基本的に冷蔵ですが、保存方法を工夫すれば冷凍もできます。

練り物の保存方法
※冷蔵の商品
さつま揚げ
天ぷら
かまぼこ
常温 × ×
冷蔵
冷凍

練り物は冷凍保もできますが風味が落ちやすいため、すぐに食べきれそうなら市販品・手作りともに冷蔵保存がいいでしょう。

市販の冷凍品は、表記されている方法に従って解凍・保存してくださいね。

常温保存は通常難しいですが、レトルトパウチのさつま揚げやケーシング詰めされたチーズかまぼこなど包装方法によっては常温保存ができる練り製品もあります。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
 レトルトパウチされたさつま揚げは加圧加熱殺菌処理されているので常温保存が可能なだけでなく、保存期間も長めですよ。

練り物を家庭で冷凍保存する場合は、食感を損なわないための工夫が必要です。

特にかまぼこは、冷凍すると水分が抜けて食感が悪くなるので注意してください。

かまぼこの風味を保つ保存のポイント

かまぼこは冷凍すると品質が落ちるのでなるべく冷蔵保存し、冷凍した場合は加熱料理に使いましょう。

冷蔵するときはかまぼこ板から外さずに保存するのがコツです。余分な水分を吸収してカビや細菌の繁殖を抑えてくれるので、かまぼこが劣化するのを防いでくれます。

冷凍するときは板のまま丸ごと冷凍庫に入れると食感が悪くなりやすいので、薄くスライスしてから冷凍します。

かまぼこの冷凍方法
  • かまぼこ板から外して1㎝幅に切る
  • 平たく並べて一回に使う分ずつラップで包む
  • フリーザーバッグにまとめて入れる
  • 空気を抜いて口を閉める
  • アルミやステンレスのバットの上に置いて冷凍庫に入れる

ラップで小分けしてバットやトレイに入れて急速冷凍することで、かまぼこから水分が抜けるのを最小限に抑えられます。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
かまぼこは冷凍すると味が染み込みやすくなるので加熱調理にピッタリです。凍ったままでも使えるので、茶碗蒸しや煮物などちょっと使いたいときにあると便利ですよ♪

練り物の保存方法はこちらの記事でも詳しく紹介しているので、参考にしてみてください!

一方、さつま揚げは練り物の中では冷凍保存に向いています。

さつま揚げは冷凍保存でおいしさ長持ち

市販のさつま揚げは2~3日以内に食べるなら冷蔵の方が適していますが、時間が経つと乾燥して味が落ちるので長持ちさせたいときは冷凍しましょう。

さつま揚げの解凍方法
  • さつま揚げの両面に熱湯をかけて油抜きする
  • キッチンペーパーで水気を拭きとる
  • ラップで一枚ずつ包む
  • フリーザーバッグに平らになるように入れる
  • 空気を抜いて口を閉じる
  • 冷凍庫へ入れる
ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
油抜きの工程は省略できますが、やっておくと味が染み込みやすいのでおでんや煮物などの煮込み料理がおいしく仕上がります!

解凍する場合は常温で約30分置いておけば自然解凍できるほか、調理せずに食べるときは電子レンジやオーブントースターで焼くと仕上がりが水っぽくならないので、そのままでもおいしく食べられます。

 

結論|賞味期限切れ後は日持ちしないので早めに消費しよう

練り物のまとめ
  • 市販品の賞味期限は簡易包装で約7日、真空パックで14日
  • 手作りは2~3日日持ちするが早めの消費がおすすめ
  • 賞味期限切れから1週間~10日過ぎたら食べない方が良い
  • 糸をひく状態は食べると食中毒を起こす可能性
  • 基本は冷蔵だが常温保存できる商品も一部ある

市販の練り物は包装によって賞味期限が異なりますが、7~14日程度日持ちするものが多いです。

多少期限切れでも食べられる場合もありますが、賞味期限を1週間以上過ぎるとカビが生えたり、細菌が繁殖して腐ったりしている場合があるので食べないようにしましょう。

手作りの場合は作ってから数日は冷蔵庫で保存できますが、なるべく早めに食べきると安心です。

基本的に常温保存ではなく冷蔵保存ですが、冷凍できないこともないので、長持ちさせたい場合は活用してみてくださいね!

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