【監修者:野菜ソムリエプロ みつはしさなこ】
【執筆者:同上】
千切りキャベツの保存期間は、みずみずしさやシャキシャキ感がある2〜3日が目安です。
冷凍保存ならさらに日持ちしますが、冷凍前とは状態が変わりやすく、料理の工夫が必要です。
千切りキャベツのこと
- 何日もつ?
- しなびても食べられる?
- 冷凍はできる?
- 日持ちさせる食べ方は?
千切りキャベツは冷凍できますが、実は肉料理の付け合わせなど生食にはあまり向きません。
冷凍せずに日持ちさせるなら、早めに保存性の高いおかずへアレンジすると、たくさんあっても長く美味しく食べられますよ。
そのまま冷蔵庫にしまう前に、ぜひチェックしてくださいね!
みつはしさなこ先生
野菜ソムリエプロ
みつはし先生の公式ブログ・Twitter・Instagram
目次
千切りキャベツの日持ち目安|古いのは復活する?
千切りキャベツは、切ってから2〜3日がシャキシャキと食べられる目安です。
市販品は、パッケージ記載の消費期限を必ず確認しましょう。
手作り | 2〜3日 | |
---|---|---|
市販品 | 未開封 | パッケージ記載どおり (製造日より3〜5日程度) |
開封後 | なるべく早めに食べる |
水分の多いキャベツは、保存目安を過ぎると水分が飛んでツヤがなくなり、しなびた状態になってしまいます。
腐っていなければシャキシャキ感を復活させる方法もあるので、試してみてみてくださいね。
手作りの保存期間は冷蔵庫で2〜3日
千切りキャベツは、冷蔵庫で2〜3日が日持ちの目安です。
時間が経つと、水分が抜けてみずみずしさが失われてしまうので、千切りにしたら早めに食べましょう。
- ツヤがない
- しなびている
- 茶色く変色がみられる
なお、千切りキャベツを冷凍した場合は、2〜3週間が冷凍保存期間の目安です。
ただし、冷凍保存には注意点があるので詳しくはこちらを確認してください。
市販品は消費期限内に食べ切る
市販のカットキャベツは、必ずパッケージの消費期限を確認し、目安内に食べるようにしましょう。
多くの場合、千切りキャベツは製造から3〜5日以内が消費期限あるいは賞味期限に設定されています。
賞味期限…美味しく食べられる期限。期限後すぐに食べられないとは限らない。
市販の千切りキャベツは、日持ちしやすいよう袋詰めや温度管理が工夫されています。
そのため、手作りより少しは日持ちしやすいと考えられますが、あまり過信せず早めに食べたほうが美味しくいただけますよ!
古いキャベツをシャキシャキにする方法
古くてしなびた千切りキャベツは、50℃の湯でシャキシャキ感が戻ります。
家の包丁を全部研いで、冷蔵庫の中に入っていた使い損ねた野菜を片っ端から千切りにして包丁の使い方の練習。写真はしなしなのベロベロになってたキャベツ。そのしなしなの千切りを50度くらいのお湯に5分浸けて今度は氷水でしめるとあーら不思議、シャキシャキに。 pic.twitter.com/b0yhmi5k5d
— 上江洲康司〄Yasuji Kamiesu (@kamiesu) August 17, 2019
しなびた野菜がシャキシャキになるのは、50℃の湯によって植物の気孔が開き、水分を吸収しやすいのではないかと考えられます。
もし千切りキャベツがしなびていたら、腐る前に試してみてもいいですね。
- 50℃の湯に数分漬ける
- 取り出したら冷水でしめる
長時間の漬けすぎには注意してくださいね。
50℃での食品洗いは、野菜だけでなく肉や魚も美味しくなると言われています。
こちらの書籍を参考にいろいろ試してみると、いつものおかずがぐっと美味しくなるかもしれませんよ!
千切りキャベツの保存方法|冷凍や長持ちアレンジ
千切りキャベツの保存は、空気に触れないようタッパーやラップでぴったりと密閉しましょう。
冷蔵保存で使い切れない場合は冷凍できますが、食感が変わりやすいため食べ方に注意が必要です。
常温 | NG |
---|---|
冷蔵 | 空気に触れないようタッパーや ジッパー付き袋で密閉する |
冷凍 |
この記事では、冷凍しなくても日持ちする保存食へのアレンジ方法を紹介しているので、最後まで読んでくださいね!
冷凍保存の注意点
冷凍した千切りキャベツは、解凍後は食感が変わりやすく生食にはあまり向きません。
食品は冷凍すると、食品内の水分が外に出やすくなります。
みずみずしい食感が特徴の千切りキャベツは、冷凍で歯応えが大きく変わる可能性があります。
冷凍した千切りキャベツは、生食ではなくスープなど汁物に使うと、違和感なく食べられますよ。
千切りキャベツが長持ちするアレンジ
千切りキャベツを日持ちさせたければ、ザワークラウトにアレンジするのもおすすめです。
キャベツを塩や香辛料で乳酸発酵させたもの。ドイツではソーセージや肉料理の付け合わせとして取り入れられている。
ザワークラウトに含まれる乳酸菌は体内の善玉菌としても知られていますが、実は食品中の雑菌の繁殖を防ぐのにも役立っており、ヨーロッパでは保存食として重宝されています。(※2)
動画で作り方を解説しているので、ぜひ作り置きにチャレンジしてみてくださいね!(約2分)
一方、ザワークラウトと似ている酢キャベツは、あまり日持ちがしません。
酢漬け派の方は、こちらの記事も参考に、どちらが自分に向いているか比べてみてください。
詳しくはこの記事をチェック!
結論|千切りキャベツの日持ちには保存を工夫する
- 冷蔵保存で2〜3日が目安
- 50℃の湯に漬けるとシャキシャキ感が復活する
- 冷凍保存は1ヶ月以内に食べ切る
- 冷凍後は加熱調理がおすすめ
- ザワークラウトなら日持ちする
千切りキャベツは、時間が経つとみずみずしさがなくなるため、早めに食べましょう。
すぐに食べ切れない場合は、冷凍してスープに使う、または保存食にアレンジすると、長持ちさせながら美味しく食べられるので、参考にしてくださいね。