コンビニサンドイッチの消費期限｜1日後はNG？常温保存は危険？

【執筆者：編集部 芦川真理】

コンビニサンドイッチの消費期限は、メーカーによって異なりますが、あまり長くありません。

冷蔵保存が必須の商品なので、常温で保存してしまうと危険な状態になる可能性があります。

この記事では、コンビニサンドイッチを美味しく安全に食べるための以下の項目について紹介します。

消費期限切れから1日後のコンビニサンドイッチは食べられるのか、そして正しい保存方法について知りたい人にも役立つ内容なので、ぜひ確認してみてください。

コンビニサンドイッチの消費期限｜3日～1週間日持ち可能か

コンビニサンドイッチの消費期限は、12時間から40時間程度でメーカーにより大きく差があります。

おもなコンビニ店の消費期限

セブンイレブン	40時間
ローソン	24時間（1日）程度
ファミリーマート	12時間（半日）程度

しかし、どのメーカーでもあまり日持ちしないようです。

また購入する時点ではさらに消費期限は短いと考えられるため、必ず商品のパッケージに記載された期限を確認しましょう。

もし消費期限切れした場合は、安全ではない可能性が高いため食べないでくださいね。

1日後はNG？消費期限切れ後食べられない理由

消費期限切れをしたコンビニサンドイッチは、品質の安全性が保証できないため食べないでください。

消費期限とは、安全に食べられる期限で傷みやすい食品に表示しています。（※1）

もし消費期限切れ後1日経ったコンビニサンドイッチがあったら、安全に食べられる可能性が低いため食べずに処分しましょう。

冷蔵保存をしないといけないコンビニサンドイッチを常温に置くと、消費期限以内であっても危険な状態になる恐れがあります。

常温に置くと危険な状態になる可能性大

コンビニサンドイッチが消費期限以内でも、常温に置いてしまうと具材が腐敗する可能性があります。

腐敗の原因となる微生物が増殖するには、栄養・水分・温度などの条件が必要です。

そして常温の温度帯にあてはまる30～40℃で特に微生物は増殖します。（※2）

コンビニサンドイッチを常温の場所に置けば、どんどん腐敗を進めるため、消費期限以内でも食べられない状態になります。

気温の高い時期に冷蔵庫に入れずに常温で置いてしまったら、食中毒の危険性を考えて食べずに処分しましょう。

また、消費期限の表示がない手作りサンドイッチは、作ったらなるべく早めに食べるのがおすすめです。

手作りサンドイッチの日持ち目安｜翌日でも食べられるのか

手作りのサンドイッチの日持ち目安は、いつまで大丈夫とは明言できないため、できれば作ったらはやめに食べるのがおすすめです。

手作り品はどのような衛生環境で作っているのか、作り手によりちがいがあります。

そのため、衛生管理が徹底された工場で作られたコンビニサンドイッチの日持ち期間より短いと考えるのが自然です。

サンドイッチの日持ちや保存方法について、こちらの記事でも紹介していますのでぜひ確認してみてください。

コンビニサンドイッチを美味しく安全に食べるためにも正しい保存方法を覚えておきましょう。

コンビニサンドイッチの保存方法｜日持ちする具とレシピ

コンビニサンドイッチは冷蔵保存をしましょう。

コンビニサンドイッチの正しい保存方法

常温	NG
冷蔵	・パッケージのまま保存 ・開封後は早めに食べ切る
冷凍	非推奨

消費期限は未開封で保存した時の期限なので、開封後は早めに食べてください。

常温は腐敗を進めてしまうため、購入後すぐ食べないときは速やかに冷蔵庫に入れましょう。

冷凍保存は、サンドイッチに使われる具材に冷凍が不向きなものが多いためおすすめできません。

冷凍保存が不向きな理由は具材にあり｜冷蔵庫内の適切な温度

コンビニサンドイッチは冷凍保存すると、美味しさを損なう可能性が高くなります。

冷凍に不向きな食材一例

ゆで卵	白身の水分が抜けて スポンジのような見た目と食感 （黄身だけなら冷凍可能）
マヨネーズ	・油が分離 ・解凍しても戻らない
生野菜	・冷凍により組織の細胞が壊れる ・解凍後本来の状態が保てず水分が流れ出る
フルーツ

冷凍すると、食材の状態が変わってしまい、解凍後美味しく食べられなくなります。

味や食感がかわるため、本来のサンドイッチの味を楽しめないため冷凍はあまりおすすめできません。

また、サンドイッチの保存に向いた温度帯は、8～15℃程度です。

自宅の冷蔵庫では、パーシャル室・チルド室は0℃に近い温度帯なので、冷蔵室や野菜室で保存するといいでしょう。

コンビニサンドイッチで比較的日持ちする具材は、加熱された食品です。

日持ちする具とは？傷みにくい卵サンドの作り方

加熱した具材なら、比較的日持ちすると考えられます。

ゆで卵を使った商品なら、半熟より中まで火の通った固ゆでされたものがおすすめです。

もし手作りする場合は、とんかつやチキンカツなどは中までしっかり火を通して、さらによく冷ましてからサンドイッチにする必要があります。

ジャムを使うなら、低糖度では傷みやすいため高糖度のものを使うのがおすすめです。

では、傷みにくい卵サンドを作るコツを紹介します。

サンドイッチを作る前に手をしっかり洗い、調理道具を消毒するのもとても効果的です。

食パンに手を直接触れるのを防ぐために、ビニール手袋をすると作りやすいですよ。

しかし、安全のためにも手作り品は日持ちしないものと考えて、作ったあとなるべくはやめに食べるようにして下さいね。

インターネット通販では、冷凍で配送されるカツサンドも販売しているため、日持ちするサンドイッチをお探しの人はぜひお試しください。

結論｜コンビニサンドイッチの消費期限は短い｜冷蔵保存しよう

消費期限が設定されたコンビニサンドイッチはあまり日持ちしません。

期限切れをしていなくても、正しく保存しないと危険な状態になる可能性があるため注意が必要です。

冷凍をすると食材本来の状態が保てずに、美味しさや食感を損なってしまうため避けてください。

手作りサンドイッチの具は、加熱したり水気をとったりすると傷みにくくはなりますが、なるべく早めに食べるようにしてくださいね。