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食材・料理のQ&A

柚子の砂糖漬けは日持ちする?長期保存のコツや冷凍方法も解説!

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料理・食材
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柚子 砂糖漬け 日持ち

【執筆者:管理栄養士 上月典子】

柚子の砂糖漬けの賞味期限は市販品で約6ヶ月、手作りは完成後冷蔵で約2ヶ月ほどで比較的長く日持ちします。

しかし保存方法を誤ると短期間で傷むこともあるので、正しい方法を知っておかなければなりません。

また糖度が日持ちに大きく関係するので、長期保存するためには作り方の工夫も重要です。

この記事では柚子の砂糖煮を最後まで美味しく食べきるために、冷蔵や冷凍での保存方法など以下の項目をご紹介します。

この記事を読むとわかる!
柚子の砂糖漬けのこと

 

  • 市販品と手作りの賞味期限目安
  • 常温・冷蔵・冷凍の保存方法
  • 日持ちさせるポイント
  • 期待できるはたらき

たくさん作って保存場所に悩んでいる人や、作ってから日が経ったものを食べられるかわからず困っている人も、ぜひ参考にしてください。

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柚子の砂糖漬けの賞味期限は?|市販品と手作り品の日持ち

柚子 砂糖漬け 賞味期限

柚子の砂糖漬けの賞味期限は市販品と手作りとそれぞれ異なります。

柚子の砂糖漬けの賞味期限・日持ち目安
常温 冷蔵 冷凍
市販品
砂糖漬け
(皮のピール)
未開封 約6~8ヶ月
開封後 NG 早めに
砂糖煮
(ジャム)
未開封 約6ヶ月
開封後 NG 早めに
手作り品
砂糖漬け
(皮のピール)
NG 約2週間 約1ヶ月
砂糖煮
(ジャム)
約3ヶ月 約5~
6ヶ月

市販品は賞味期限も長めですが、商品によって賞味期限や消費期限が異なるので、よく確認しましょう。

柚子砂糖漬けには、さまざまな種類があり日持ち目安も変わります。

柚子砂糖漬けのいろいろ
  • ピール:果皮を砂糖と煮詰めたあと乾燥させたもの
  • 砂糖漬け・シロップ漬け:砂糖やシロップに漬け込んだもの
  • 砂糖煮・ジャム:大量の砂糖と煮詰めたもの

賞味期限や日持ち目安が異なるのは、糖度と食品内の水分の割合が関係しているためです。

長期保存が可能な理由|糖度と水分割合

柚子の砂糖漬けや砂糖煮、柚子シロップは糖度が高いので、比較的日持ちしやすい食品です。

糖度が高いと砂糖が水分を吸収して食品中の自由水が少なくなるので、微生物の繁殖が抑えられ腐りにくくなります。

自由水と結合水とは(※1)

食品内には大きくわけて自由水と結合水が存在します。微生物やカビの繁殖には水が必要なため、食品内を自由に動ける自由水が多い食品ほど腐りやすくなります。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
一般的に食品を腐らせる微生物やカビが繁殖するためには、空気・水・温度・栄養分が必要です。これらを取り除くと腐りにくくなりますよ!

乾燥させている皮のピールは日持ちが長いですね。

砂糖をたくさん入れて煮詰めているジャムも、未開封なら6ヶ月程度の日持ちが見込めます。

市販品に記載されているのは、正しく保存した場合に美味しく食べられる期限である賞味期限です。(※2)

未開封の場合が前提なので、開封後は早めに食べきってくださいね。

また保存状態が悪いと、期限内でも品質が劣化する可能性があります。

手作りの場合と同様、次のような食べられない状態の特徴を知って、少しでもおかしいと感じたら食べないようにしましょう。

常温保存は腐りやすい!腐った場合の特徴も

保存性の高い柚子の砂糖漬けでも、常温で長期期間放置したり結露して水が入ったりすると腐りやすくなります。

正しく保存していないと品質が劣化し、食べられなくなるので注意してください。

食べられない状態の特徴
見た目 ・カビが生えている
・ドロドロしている
・柚子の変色
臭い ・すっぱい臭い
・異臭

食感
 少しでも異変を感じたら、食べずに処分しましょう。

柚子の砂糖漬けを最後まで美味しく食べるためにも、正しく保存しましょう。

柚子の砂糖漬けを日持ちさせる保存方法

柚子 砂糖漬け 保存

柚子の砂糖漬けの品質を劣化させずに、最後まで美味しく食べるには、衛生環境と温度・空気にふれないように保存することが大切です。

柚子の砂糖漬けを日持ちさせる保存方法
常温 冷蔵 冷凍
市販品 砂糖漬け 未開封
高温多湿を
さける
開封後
しっかり
フタをする
小分けで
密閉袋に
砂糖煮
(ジャム)
手作り 砂糖漬け
(ピール)
完成まで
乾燥させる
完成後
洗浄・消毒
した容器に
入れる
砂糖漬け 完成まで
空気に
ふれない
ように
砂糖煮
ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
 手作りの砂糖漬けや砂糖煮は寝かせて砂糖が溶け、よくなじんだら完成です。
完成したら冷蔵保存しましょう。

保存期間は衛生状況や保存状態によっても異なりますので、できるだけ早めに食べきるようにしましょう。

 保存容器はよく洗浄・消毒し、しっかり乾かしてから使いましょう。

市販品が余ってしまった場合やたくさん作り過ぎてしまった場合は、冷凍しておくと日持ちします。

保存期間を延ばすなら冷凍保存がおすすめ

空気に触れる回数が増えると状態が劣化しやすくなるので、空気を入れないように小分けしてラップで包み密閉袋に入れ、冷凍保存すると良いでしょう。

自然解凍で食べられるようになりますよ。

正しく保存されていれば、成分も維持できるので、手軽に柚子の栄養を摂取できます。

柚子の栄養成分に期待できるはたらきや効能

柚子はビタミンが豊富で、特に果皮に多く含まれています。

柚子の主な栄養成分(可食部100gあたり)
果実
(※3)
果皮
(※4)
β‐クリプトキサンチン(μg) 15 440
β‐カロテン(μg) 7 240
ビタミンC(mg) 40 160

βクリプトキサンチンやβカロテンは、柑橘類のだいだい色の色素で、リコピンなどと同じカロテノイドの一種です。

カロテノイドに期待できるはたらき
  • 骨の健康を助ける
  • コラーゲンの生成を促す
  • 抗酸化作用

柚子は皮ごと食べると栄養成分を効率よく摂取できますが、中には苦味が気になる人もいるかもしれませんね。

柚子の皮の苦味を抑えるコツと砂糖漬けの使い方アレンジ

柚子の皮の苦味は次のように処理すると軽減されます。

柚子の苦味を抑えるコツ
  • ワタを取り除く
  • しっかり茹でこぼしする

苦味成分のリモノイドはワタにも含まれているので、苦いのが嫌な人はしっかり取り除いてくださいね。

柚子の砂糖漬けは、お湯を注いで柚子茶にしたり、炭酸で割って柚子ソーダにしたりとさまざまな使い方があります。


他にもヨーグルトに添えたり、ゼリーにしたりアレンジを楽しんでみてください。

柚子の香り成分のリモネンは、リラックスをうながす作用があります。

結論|柚子の砂糖漬けは日持ちさせるには小分けで冷凍

柚子の砂糖漬けのまとめ
  • 賞味期限は種類により異なる
  • 糖度が高いと長期保存可能
  • 開封後や手作りは冷蔵保存
  • 日持ちさせるには小分け冷凍
  • ビタミン豊富・苦みはリモノイド

柚子の砂糖漬けは、糖度が高いため長期保存が可能な食品です。

日持ちはしますが、たくさん作り過ぎてしまったときは、小分けして冷凍すると良いでしょう。

柚子の皮にはビタミンも豊富です。

柚子の栄養成分もしっかりとって、さまざまは使い方でアレンジを楽しんでください。

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