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食材・料理のQ&A

ジェラートの賞味期限はいつまで?冷凍庫での保存方法のポイント

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料理・食材
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ジェラート 賞味期限

【執筆者:管理栄養士 鳥越菜生】

市販のジェラートの賞味期限は、アイスと同様に表示しなくても良いため、パッケージを見てもわからない場合が多いです。

ジェラートやアイスは腐る心配はなくても、保存状況によっては品質や風味が低下する場合があるので、保存期間の目安を知っておきたいですね。

お取り寄せや手作りも人気のジェラートを家庭でも堪能するために、ぜひ知っておきたい次の項目についてご紹介します。

この記事を読むとわかる!
ジェラートのこと

 

  • 賞味期限の目安はいつまで?
  • 賞味期限の表示が要らない理由
  • 食べない方が良い状態の特徴
  • 美味しく日持ちさせる保存のコツ

とっておきのジェラートが保存したまま長期間経過して食べて良いか悩んでいる方や、お取り寄せをお考えの方もぜひ参考にしてください♪

   

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ジェラートの賞味期限はどれくらい?日持ち期間の目安

ジェラート 日持ち

市販ジェラートの品質劣化がなく美味しく食べられる賞味期限の目安は製造から1~2年ですが、なるべく早めに消費するのがおすすめです。

家庭で保存したジェラートの賞味期限の目安
手作り 牛乳・乳製品
が主食材
1~2ヶ月
野菜・果物入り 2~3週間
卵入り 2週間
市販品 未開封 1~2年
(なるべく早めに消費)
開封後
(食べかけなど)
当日中
(早めに消費)

手作りジェラートは使っている食材によって冷凍保存できる期間の目安が変わり、2週間~2ヶ月くらいが賞味期限の目安です。

ちなみにジェラートは「凍った」という意味のイタリア語で、イタリアではアイス類全てを指す言葉として使われています。

乳脂肪分が8%未満で作られ、日本のアイスの分類ではアイスミルク・ラクトアイス・氷菓に相当するものが多いです。
また空気を35%未満で適度に含ませて作ることから、濃厚な風味と軽い食感が合わせて楽しめます。

日本ではアイスの一種とされ、アイスクリームとは異なる風味・食感でジェラートを製造するメーカーが増えてきました。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
新鮮な牛乳や果物・野菜などの名産品を使ったジェラートが各地で名物になり、通販でお取り寄せできるものもあります。

ジェラートを含めアイスには賞味期限が書いてない場合が多いのですが、表示がないのはなぜか、理由を知っておきましょう。

アイスクリームの表示に賞味期限がない理由を解説!

アイスクリームやシャーベットなどを合わせてアイス類には、賞味期限を記載しなくても良いことが法律により定められています。(※1)

アイスの分類と成分の違い(※2)
分類 乳固形分 うち
乳脂肪分
アイスクリーム
アイスクリーム 15%以上 8%以上
アイスミルク 10%以上 3%以上
ラクトアイス 3%以上
氷菓(シャーベットを含む) 上記以外

アイスは-18℃以下の冷凍庫で正しく保存されれば、品質も安定して微生物が増えないため、長期間の保存でも腐る心配がないのです。

細菌やカビなどの微生物は10℃以下になると生育が抑えられ、-15℃以下になるとほとんどが活動できなくなります。(※3)

そのため多くのアイスに表示がない中、シャトレーゼでは「賞味期限のあるアイス」が購入できますよ。

2021年6月からは明治でも、海外の例や使った食材などから設定した、最長で製造日から2年の賞味期限を表示し始めました。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
アイスの賞味期限の見方は、いつ買ったのか、食べて良いのかと悩まずに済み安心して楽しめる期間の目安としましょう。

しかし市販のジェラートやアイスと違って、手作りしたものを安心して楽しむには衛生的に調理することも重要です。

手作りは調理時の衛生面にも注意

ジェラートを手作りする場合は食中毒を引き起こす可能性もあるため、調理の際は衛生面に注意する必要があります。

食中毒菌は冷凍しても死滅しないものもいるので、調理時は調理器具やほかの食材からも雑菌が付かないように作業することが大切です。(※4)

またジェラートやアイスは保存状況が良くないと見た目に異変が生じ、食べない方が良い状態になるので、特徴を覚えておきましょう。

霜や変形は大丈夫?食べない方が良い状態の見分け方

ジェラートやアイスに霜や氷が多く付いていたり、変形や容器からはみ出して固まったりなどの異変があったら食べない方が良いです。

食べない方が良いアイスの特徴
  • 表面に霜や氷が多量に付いている
  • 変形している
  • 容器や袋から一部がはみ出して固まっている
  • 食べかけや溶けかけを再冷凍して時間が経過している

アイスの表面に霜や氷が多く付いているのは温度変化が繰り返されたことが原因で、風味や品質が損なわれた可能性があります。

表面の霜はアイスの中の水分が蒸発したものなので、固い食感になり、味が変わったり臭くなったりする場合があります。

またアイスが変形したり容器からはみ出ているときも、溶けた部分が再び凍った場合が多く、品質や風味が落ちた可能性が高いです。

氷菓のガリガリ君も賞味期限は設定されていませんが、SNS上では半年くらい保存すると霜が多く付いた・変形したという口コミが多いです。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
また食べかけのアイスはいったん常温にさらされ、口内の雑菌が付いた可能性もあり、劣化しやすく風味も落ちるため再冷凍はおすすめできません。

業務用のBOXアイスもすくい取って空いた部分に空気が入って霜が付きやすいため、開封後は次第に劣化しやすくなります。

以上のような劣化を防ぎ、ジェラートを美味しく日持ちさせて食べられるように、保存の仕方を工夫してみましょう!

 

ジェラートの冷凍のコツと賞味期限を延ばす保存方法

ジェラート 冷凍庫 保存

ジェラートの品質劣化を防いで美味しく食べられる期間を延ばすには、空気が入らないように密閉し、-18℃以下を保つことが大切です。

ジェラートを日持ちさせる保存のコツ
常温 不可
(持ち帰る際は購入時から溶かさないよう注意)
冷蔵
冷凍 ・-18℃以下を保つ
・冷凍庫のできるだけ奥の方に入れる
・温度調整ができる場合はより低い温度に設定
・手作りの場合は表面にラップをかけて密封
・容器をチェックしフタをしっかり閉めて密閉

容器との間に空間があるとジェラートから水分が蒸発しやすいため、霜が付いて風味が落ちてしまいます。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
市販のジェラートやアイスクリームは密封されていますが、フタが閉まっているか、袋が破れていないかを確認しておくと良いですね。

手作りジェラートは表面をラップで包んでから保存容器・袋に入れ、しっかり密閉して保存しましょう。

大容量のBOXタイプも、減った部分をラップで覆ったり、1回分ずつ密閉容器に取り分けたりして保存すると良いですね。

またジェラートの保存温度はアイスと同様に-18℃以下を保つと劣化しにくいので、できるだけ低温のまま保存するためのコツをご紹介します。

とっておきのジェラートは冷凍庫の奥の方で保存

ジェラートを日持ちさせるには冷凍庫内のできるだけ奥の方に入れて保存し、温度変化の影響が少なくなるようにしましょう。

家庭の冷蔵庫は扉の開閉や食材の出し入れによる温度変化が頻繁で、冷凍庫内も-18~20℃を保てない場合があります。

温度調整ができる冷蔵庫なら冷凍庫をより低温になるよう設定し、冷蔵庫の扉の開閉を素早く行うようにすると良いですね。

また通販でお取り寄せするときは冷凍状態で届きますが、お店で買う場合は保冷バッグや保冷剤を使って溶かさずに持ち帰りましょう。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
食べるときは冷凍庫から出して数分待ち、少し柔らかさが出てから空気を含ませるように混ぜると滑らかな食感が再現できますよ。
 

結論 | ジェラートの賞味期限は案外短い!低温保存して早く食べよう

ジェラートのまとめ
  • 正しく保存すれば危険性が低く賞味期限の表示義務はない
  • 保存状況によって品質劣化により風味が損なわれやすい
  • 家庭の冷凍庫での保存は密封と低温を保つ工夫が大切
  • 手作りは衛生的な調理を心がける
  • 保存後もなるべく早く食べる

ジェラートはアイスの一種で賞味期限は表示されない場合が多いとはいえ、できるだけ早く食べるのがおすすめです。

家庭の冷凍庫は温度が保ちにくく、長期間になったり保存状況が良くなかったりすると霜が発生し、風味・品質が劣化します。

日持ちできる期間の目安や劣化を防げる保存方法を参考にして、ぜひ自宅でも美味しいジェラートを堪能してください♪

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