就職活動で履歴書を郵送しようと思ったのですが、手元には「長形3号(120mm×235mm)」しかありません。
もし切手代が足りなくてきちんと封書が届かないと困るので、長形3号に合う切手料金はいくらなのか調べてみることにしました。
- 長形3号封筒の切手代金はいくら?
- 重さで料金が変わるどういうこと?
- 封筒や用紙の重さの目安を知っておきたい!
- A4用紙なら82円で何枚まで送れるのか
- 速達や簡易書留だと料金はどうなる?
- 郵便物の重さって自分で量れるの?
このような、郵送についての基本を丁寧に解説していきますので、初めて書類を郵送するという人でも大丈夫!
「一般常識だから、今さら恥ずかしくて人には聞けない…」という疑問こそ、ネットで解決しておきたいですよね。
長形3号は一般的な定形封筒なので、この記事を読んでいただけると正しい郵便物の送り方をマスターできるので、ぜひ参考にしてください。
目次
長形3号封筒の切手代はいくら?
まずは長形3号封筒のサイズを確認しておきましょう。
長形3号封筒のサイズ
折らずに入る用紙 | A6、B7 |
3つ折りで入る用紙 | A4、B5 |
長形3号はA4・B5サイズの用紙を3つ折りすれば入るので、一般的によく利用されています。
履歴書のサイズも大抵はA4かB5で、大きな用紙のものでも半分に折ればA4かB5になりますから、このサイズでOKです。
長形3号の封筒は定形郵便物サイズなので、郵便切手代は以下のようになります。
25g以内 | 82円 |
50g以内 | 92円 |
長形3号は縦長の封筒なので、切手を貼る位置は左上になることも覚えておくと良いですね!
ただし重さや厚みがあると速達では料金が変わることもあるので注意が必要です。
そのあたりは後ほど速達についての章で解説していきますね。
長形3号封筒の重さは「封筒の種類」で変わる
封筒自体の重量は、郵便物の重さの基本とも言えます。
封筒の材質や紙の厚みによって重さは変わってきますので、ある程度の目安が分かっていた方が便利ですよね。
例えば”茶封筒”と言われいているクラフト封筒でも、ペラペラで少し透けているくらいのものもあれば、しっかりした厚手のものもあります。
薄いもの | 3.5g |
透けずにしっかりとした感じのもの | 5.8g |
メーカーにもよりますが、上記の重さが大体の目安です。
例えば履歴書を送付するのなら、しっかりした厚手の茶封筒が好ましいので、5.8gが基準でしょうね。
ちなみに”白封筒”の場合は、紫色の内袋が付いているタイプで5.8g程度です。
以上のことから、
と覚えておけば良いでしょう。
毎回重さを量るのは面倒くさいですが、次にお話しします”用紙の重さ”と合わせて、大体の目安が分かれば確認の手間も減りますよね。
長形3号封筒に入れる用紙の重さ!何枚までなら82円で送れる?
メーカーにもよって多少違いますが、
が目安です。
長形3号の定形郵便では82円で送れる重さは25gまでなので、重ための封筒(5.8g)を使用したとして逆算すると、
封筒5.8g+A4用紙4g×4枚=21.8g
となります。
もう一枚増やすと25.8gとなり82円切手では送れませんから、A4サイズのコピー用紙なら4枚がボーダーラインです。
どうしても5枚入れなくてはならないのであれば、念のため92円分の切手を貼っておけばOK!
とはいえ封筒もコピー用紙もあくまで目安の数字ですし、概算でギリギリの数字になった時は、きちんとスケールで重さを量ることをオススメします。
25gまで | 82円 | 4枚 | 厚みは1cmまで |
50gまで | 92円 | 11枚 | 厚みは1cmまで |
封筒での郵送は、重さ以外に”厚み”という制限もあります。
A4サイズの用紙を10枚も3つ折りすれば、折り目の部分がふくらんで厚みが出てきますよね。
計算上はA4コピー用紙11枚までなら50g以内で送れることになりますが、実際のところは重さよりも、11枚も重ねて3つ折りにした時の厚みの方が懸案事項になります。
用紙をしっかりと折りたたんだり、内容ごとに分けて折り畳んだりして厚みを出さないように工夫すれば大丈夫でしょうけれど、それはそれで不格好になってしまいますよね。
折り畳んだ時の見た目によっては、そもそも長形3号以外の封筒の方がスマートに送れるかもしれません。
厚さが1.1cm以上で定形外郵便扱いになり、切手代は120円かかりますのでお気をつけくださいね。
郵便はがきを長形3号封筒に入れて送りたい場合は?
実家に届いたはがきを自分のアパートに郵送してもらうなど、一度届いたハガキを転送してもらうこともありますよね。
郵便局で販売されている”通常はがき”を基準にすると、通常はがきは1枚3gですので
3g X 6枚+5.8g =23.8gとなり、6枚までが82円で送れる目安となります。
往復はがきの場合は単純に2枚分で考えればOK!
はがきは大体1枚あたり2~6gで作られていますので、お店で写真印刷したものなど厚手のものは3枚程度が限度ということもあります。
はがきの材質や厚みに注意して判断してくださいね。
次章では、長形3号の封書を速達や簡易書留で送りたい場合には値段がどのくらい変わるのか確認してみましょう!
速達や簡易書留だといくらかかる?
長形3号の封書をできるだけ早く先方に届くようにしたい場合には速達や簡易書留を利用すると便利です。
速達や簡易書留はオプション扱いになるので追加料金が発生します。
速達の場合の料金は?
速達の場合は早く届けてもらえるだけでなく、一通一通を手で仕分け、更に仕分けミスがないかチェックして…と手間がかかっています。
普通郵便の場合は機械で仕分けしていますが、ごく稀に間違ってしまうことがあるため、早く確実に届けるために人の手で仕分けており、この分の追加料金というわけです。
また速達にすると、普通郵便と比べて大体半日~1日ほど早く相手に届けることができます。
普通郵便は朝までに配達局に届いた分のみが当日配達になりますが、速達の場合は午後到着分、夕方到着分と、日に合計3回配達に持ち出します。
そのため普通郵便では”翌日分”にまわってしまう分も、速達にすることで若干早く受取人の元へ届けることができるのです。
長形3号の封筒ならば余程の厚みや重さでない限りは定形郵便ですから、速達料金280円を加えて合計金額は以下の通りです。
25gまで | 速達代280円+切手代82円=362円 |
50gまで | 速達代280円+切手代92円=372円 |
郵便物を速達で出すときは、縦長の封筒なら表面の右上部に赤い線を表示してくださいね。
もし封筒を横長に使うなら、赤い線は右側部になります。
ここまで準備ができたら、あとは普通にポストに投函すればOK!
ただポストだと回収までの時間の分遅くなってしまうので、より早く届けたいならば郵便局の窓口へ持って行きましょう。
窓口で差し出す時にお願いすると、速達の表示も専用のスタンプを使ってつけてくれますよ。
簡易書留の場合の料金は?
簡易書留とは、相手に確実に届けてほしい大事な郵便物を送るためのオプションサービスです。
受取人に直接手渡しで配達しますので、例えばクレジットカードや入学願書などの重要書類、チケットや金券などを郵送する時に利用されています。
履歴書を送る時も、大事な書類ですので簡易書留を利用する方は多いですね。
届く日数は普通郵便と同じですが、簡易書留は早く届ける速達とは違い、あくまで「確実に相手に届ける」ということに特化しているんですね。
簡易書留の料金は310円です。定形郵便の切手代に加えると、合計金額は以下の通りになります。
25gまで | 簡易書留代310円+切手代82円=392円 |
50gまで | 簡易書留代310円+切手代92円=402円 |
もしも”早く、確実に”相手に届けたいものならば、簡易書留で速達にする事も可能ですよ。
その場合は切手代+簡易書留代+速達代の合計金額になので、例えば25gまでならば672円です。
ちなみに簡易書留はポスト投函やコンビニで出せないので、必ず営業時間内に郵便局窓口へ行ってくださいね。
定形外の場合の料金などは、こちらのページで計算できますよ。
次章では、切手代が不足しないように事前に郵便物の重さをはかる方法について紹介します。
切手を買う前に、重さを知りたい!
用意した郵便物が、目安の計算で25gギリギリっぽいなぁ…という時はスケールで量って確認しましょう。
例えば82円で投函して重さが25gをオーバーしていた場合、不足分の料金は受取人の支払いになってしまうことがあります。
相手に迷惑をかけないように、事前に量って切手代に不足がないようにしておきたいですね。
もしも郵便局に切手を買いに行くつもりなら、郵便局の窓口で量ってもらえます。
「これに必要な分の切手をください」と言って封をした郵便物を渡せば、レタースケールで量ってくれますよ。
郵便局の窓口ならば、その場で購入した切手を貼って投函するところまでできちゃいます。
ただしコンビニでは郵便物の重さを量ることはできません。
切手の販売はしていますが、簡単に言うと「差出人・受取人・郵便局員以外の人が他人の郵便物に触ってはいけませんよ~」という決まりがあるので、コンビニ店員さんが量ってくれることは基本的にありません。
自宅や会社などで郵便物の重さを量る時には、目盛りの所に切手代が記載されたレタースケールがあると便利です。
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ですが会社ならまだしも、自宅にレタースケールはなかなかありませんよね。
そういう場合はキッチン用のデジタルスケールを使いましょう。
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持ち運びできるポケットスケールも、外出先で便利だと思います。
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5g単位でしか重さがわからなくても、おおよその数字が分かれば切手代を決めるのには十分です。
私は25gギリギリなら念のため92円にして、絶対に相手に支払いをさせることがないようにしておきます。
そういう意味でも、細かな数字まで正確に量ることができなくても充分だと思いますよ。
レタースケールは、一部の文具店や100円ショップでも販売していますので、意外と気軽に購入もできます。
まとめ
長形3号の切手代について調査した結果は以下の通りです。
長形3号封筒のサイズと切手代
- 長形3号封筒のサイズは120mm×235mm
- 折らずに入る用紙はA6・B7、
- 3つ折りで入る用紙はA4、B5
- 定形郵便のサイズは120mm×235mm、厚み1cmまで
- 厚み1.1cm以上になると定形外郵便になる
- 封筒の重さは5g前後が目安
- A4コピー用紙は1枚あたり4gが目安
- 速達は半日~1日程度早く届く
- 簡易書留は相手に手渡しで確実に届けるサービス
- 速達と簡易書留の両方を追加することもできる
- 切手代の不足分は受取人の支払いになる場合があるため重さは事前に確認しておくべき
- レタースケールがあると便利だが、キッチン用のデジタルスケールでも問題ない
重さ | 25gまで | 50gまで |
普通郵便 | 82円 | 92円 |
速達(280円加算) | 362円 | 372円 |
簡易書留(310円加算) | 392円 | 402円 |
速達と簡易書留(590円加算) | 672円 | 682円 |
長形3号封筒と言われると耳慣れない言葉で難しそうに感じてしまいますが、きちんと整理してみれば、そんなに難しい話ではなかったですよね。
郵便物の切手代は重さが基本で、そこにオプションサービスの料金が加算されていきます。
切手代が不足していると、差出人の住所氏名が封筒に記載してあって配達局の管内の場合は返送されることもありますが、受取人の支払いになってしまうことが多いです。
重量分よりも多く切手を貼っていても超過分のお釣りはありませんが、不足して相手に迷惑をかけることがないよう少し余裕を持たせておく方が良いと私は思います。
自宅で量るのが不安ならば、郵便局の窓口に持って行けば正確に量った上で切手を購入し、そのまま投函までできますよ。
就職活動で履歴書を郵送する時など、絶対に失敗したくない場面では郵便局の窓口を利用し、簡易書留で確実に届けるのが良いでしょう。
長形3号封筒は一番多く使われる大きさの封筒ですので、重さの目安や料金を覚えておくと今後も役に立つはずですよ!