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食材・料理のQ&A

ポテトサラダの日持ちはどのくらい?賞味期限を調査【冷蔵・冷凍別】

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料理・食材
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【監修者:管理栄養士 坂本圭子】

 

常備菜として作り置きしておくと便利なポテトサラダは意外と日持ちしないもので、気がつくと酸っぱい臭いを放つようになりますよね。

冬場なら比較的日持ちするかもしれませんが、夏場だとお弁当に入れるのは絶対避けるべきNG食材の一つと言われるほど消費期限切れになりやすいので注意したいものです。

そこで今回は、ポテトサラダの日持ちについて以下の項目を詳しく調査してみました。

 

  • 市販の惣菜ポテトサラダと自家製では日持ち日数が変わる
  • 冷蔵庫・冷凍庫で保存するとどのくらい日持ちする?
  • ポテトサラダの作り置きに適した保存方法
  • 余ったポテトサラダのリメイク方法

 

ポテトサラダにはきゅうりやコンビーフ、ベーコン、ツナ、ゆで卵、ハム、アンチョビ、アボカド・・・など家庭によっていろんな具材を使っていると思いますが、この記事では具材にも注目して保存のコツをご紹介します。

食べきれなかったポテトサラダのリメイク方法や風味を変える調味料など、飽きずにポテトサラダを食べ切る方法もたっぷりご紹介していきます!
 

記事監修者・管理栄養士・坂本圭子先生記事監修・坂本圭子先生
管理栄養士・栄養士
管理栄養士フードスペシャリスト/ 管理栄養士として病院、介護老人保健施設、保健センターで10年の経験を経てフリーランスに転身。現在は、執筆、レシピ開発、オンラインダイエット食事指導、サプリメントの商品企画、監修を中心に活動。プライベートでは2児の母であり、毎日パワフルに子育て中。休日は子ども達と一緒にパン作りをするのが趣味。

   

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ポテトサラダの日持ち日数は保存方法や作った環境で変わる!

ポテトサラダがどのくらい日持ちするのかは、どんな保存方法だったのか、どんな環境で作ったのかによって異なります。

まずは保存方法が常温保存、冷蔵庫で保存、冷凍庫で保存した場合の日持ち日数について確認してみましょう。

 

ポテトサラダの日持ち日数の目安・冷蔵保存と冷凍保存の違い

お弁当に入っているポテトサラダなど、常温保存のものは数時間が目安です。

気温に左右されるので、当然、夏と冬で条件は異なりますが、どちらにせよポテトサラダは冷蔵庫に入れて保存しましょう。

保存期間の目安は、冷蔵保存なら1~3日冷凍保存なら1ヶ月です。

 

ポテトサラダの具材によって日持ち日数が変わる!

ただしサラダに入っている食材によって多少の変動はあります。

例えば具材がハムや塩もみしたきゅうりに比べ、スモークサーモンが日持ちしないことは想像に難くないでしょう。

もし入っていたら、サーモンの傷みやすさを基準に考えるようにしなくてはなりませんね。

ポテトサラダはでんぷん質の高いジャガイモをメインに、きゅうりや玉ねぎなどの生野菜を使うことが多いです。

水分の多いきゅうりや玉ねぎは特に傷みやすく、ハムやベーコンも加熱せずに使うので2日以内には食べ切りたいところ。

マヨネーズで和えたものは酢が入っているとはいえ、菌が付きやすく増殖しやすい傾向にありますので、マカロニサラダもポテトサラダと同じくらい日持ちしにくいです。

 

ベーコンの賞味期限についてはこちらを参考にしてください
↓ ↓ ↓
ベーコンの賞味期限切れはいつまで大丈夫?腐るとこうなります!

 

ポテトサラダはお弁当に入れる際の注意点

ポテトサラダを翌日のお弁当に入れる時は、傷みやすいので注意が必要です。

お弁当箱に詰める時は、他のおかずやご飯が冷めてからポテトサラダを詰めるようにしてください。

傷みやすいだけでなく、味が変わってまずくなることもありますからね。

できるなら、マヨネーズを別で持たせて食べる直前にかけてもらうと良いです。

ただこれだけ注意を払ったとしても、どうしても梅雨から夏にかけては傷みやすい季節なので、お弁当にポテトサラダは入れない方が良いでしょう。

 

ポテトサラダは冷凍すると味が落ちる!

そしてこれが一番大事なのですが、味を大事にするならば、冷凍はオススメしません。

そもそもジャガイモは解凍したときに水分が出て味が落ちるので、冷凍保存に向きません。

加えてジャガイモ以外の具材も、解凍する時に水分が出たり食感が悪くなったり…と、ポテトサラダは冷凍すると美味しくなくなってしまうんです。

管理栄養士 坂本圭子
管理栄養士
坂本圭子
冷凍すると特食感が悪くなるのは、でんぷんが多い食品です。たとえば、さつまいも、かぼちゃ、にんじんなどは冷凍すると美味しさが損なわれるので注意しましょう。

後ほど大量に作り置きしたポテトサラダを上手に冷凍保存するコツをご紹介しますので、そちらも参考にしてくださいね。

 

ポテトサラダは自家製と惣菜、どちらが日持ちする?

自家製のポテトサラダとローソンなどのコンビニやスーパーから買ってきた惣菜のポテトサラダで、日持ち日数に差は出るのでしょうか?

業務スーパーやコンビニなどでよく売られている真空パック入りのポテトサラダは大抵が無菌充填品で、しっかり密閉してあるため長めの賞味期限になっています。

ちなみに、セブンイレブンの「北海道男爵いものポテトサラダ」は賞味期限が16日で設定されています。

スーパーや百貨店などのお惣菜コーナーで作られているポテトサラダについては、自分で手作りしたポテトサラダと大差はありません。

ほとんどが当日か翌日が消費期限で、あくまで「店側が手間を請け負っているだけ」という感じです。

中には作成日から+2日が消費期限となっている場合もありますが、それでも夏場はできるだけ当日に食べ切るようにしましょう。

一方で自家製のポテトサラダは日持ちを考慮して具材などを工夫して調整できますから、1〜3日までは冷蔵庫に保管できると考えても良いでしょう。

やはり夏場は足が早いので、自家製のポテトサラダでもできれば翌日までに食べ切るように心掛けてください

スーパーなどで販売されている惣菜は衛生管理もきちんとしていて、調理中は問題ない事が多いです。

ですが調理後から陳列、購入してから帰宅して冷蔵庫に保存するまでの間に、細菌は増えてしまいます。

 

ポテトサラダが腐るとどうなる?食中毒に要注意!

ポテトサラダは特に夏場には注意しなければいけないのは、食中毒のリスクが非常に高くなるためです。

ポテトサラダは調理の行程が【じゃがいもを茹でる(蒸す)⇒じゃがいもを潰す⇒具材を切って混ぜる】と多く、使用する具材も水分が多くて細菌が好むものが多いため、細菌に感染しやすくなってしまいます。

また、じゃがいもは細菌が好む食材でもあるので、ポテトサラダは食中毒になりやすいメニューの一つと言われているため、特に夏場は早く食べきることが重要です。

もしポテトサラダが腐ると、

  • 酸っぱい味・臭いがする
  • 糸を引く
  • カビが生える

などの異変が生じるので、もし少しでもおかしいな?と感じられたら食べないようにしてください。

自家製ポテトサラダに限らず、購入品は保存料が入っていて日持ちするイメージをお持ちの方も多いのですが、だからと言って油断せず、きちんと保存して早めに食べ切るよう心掛けてくださいね。

あと一品メニューが欲しい!という時に便利な作り置きのポテトサラダをできるだけ日持ちさせる方法について次章で詳しく紹介します。

 

なるべく作り置きしたい!日持ちさせる調理のコツ

惣菜は自分で量を調節して買って来られるので食べ切りやすいのですが、自家製のポテトサラダはついつい作りすぎてしまい、大量に余ってしまうことって多いですよね。

そんな余りがちポテトサラダをなるべく日持ちをさせて食べ切りたい時は、最初から日持ちする保存方法を意識して作ることが大切です。

 

冷凍保存に適したポテトサラダの作り方

冷蔵庫で保存するの場合は「余ることを前提として日持ちするように調理すればいい」という逆転の発想です。

調理する時に気をつけたいポイントは以下の3つです。

 

  • まな板は熱湯かアルコール除菌のスプレーで消毒する
  • 素手は避けて材料を触る時はビニール手袋で!
  • 消毒した保存容器(しっかり乾燥した状態)に入れ、皿に取り分ける時は清潔な箸を使う

 

このように、とにかく菌が入り込まないよう徹底します。

また、ポテトサラダを保存容器から直接食べるのは絶対にやめましょう。

その他、よく使う食材の日持ちするポイントもまとめてみました。

 

じゃがいも 熱いうちに潰し、冷めてからマヨネーズなどの調味料を加える
きゅうり 塩もみして水分をしっかりと絞る
玉ねぎ 薄くスライスしてから塩もみ→水にさらし、キッチンペーパーで水気を拭き取る

 

具材は人参とゆで卵をベースにしておけば、日持ちしやすいです。

使う調味料はマヨネーズを中心に、塩と胡椒、酢を加える方やゴマドレッシングやナッツ類を加える方もいますね。

砂糖をひとつまみ加えると、保存性を高めてくれる上に、お総菜屋さんの味に近くなるんですよ。

調味料を好みに合わせて変えていくと、続いていても食べやすくなります。

例えば、初日はプレーンの状態で、2日目には甘めが好きな人は少量のコンデンスミルクを、ピリリとした方がいい人は粒マスタードを、ガラリと雰囲気を変えたいならカレー粉を足してみてはいかがでしょうか。

 

冷凍保存に適したポテトサラダの作り方

冷凍で保存すると味が落ちてしまうポテトサラダも、解凍する時を意識して作ると美味しさを維持したまま保存できます!

冷凍保存すると解凍時に水分が抜けて美味しさが半減してしまうため、具材とマッシュポテトを分けて密閉保存しておくのがおすすめです。

ポテトサラダを作る時、マッシュポテトの段階で余りそうな分を取り分けて冷凍しておくと手軽です。

完成したポテトサラダの状態では解凍した時の水分や食感が気になりますが、素材ごとに分けて冷凍しておくことで解凍後に水分を絞るなど、手を加えやすくなります。

またマッシュポテトさえあればすぐにサラダを作れますから、これだけを保存しておいても便利ですね。

管理栄養士 坂本圭子
管理栄養士
坂本圭子
マッシュポテトがあれば、肉や魚メニューの付け合せ、エッグスラット、離乳食にも活用できるので便利ですよ。

ジャガイモは形がなくなるまで潰し、なるべく水分を飛ばしておきましょう。

形が残ったままのジャガイモは解凍した時にスカスカになってしまうし、水分が多いと解凍した時にベチャッとして美味しくないので、レンジでの加熱やフライパンで水分を飛ばしておいてくださいね。

空気に当てると傷みも早くなり風味も落ちますから、なるべく冷凍庫の奥に置いておくと良いでしょう。

ベストな保存状態は小分けにしてラップに包み、ジップロックに入れて空気をしっかり抜くこと!

1回分ずつ小分けにしておいて、使う前に冷蔵庫に移してゆっくり時間をかけて解凍するのもポイントです。

具材は食べるごとに用意して足してもいいですね。生野菜のストックが難しくても、冷凍コーンや下茹でした人参のストックがあれば充分です。

 

粉末のマッシュポテトがあると便利!

冷凍すると味が落ちてしまうけど、ストックがあると何かと重宝するマッシュポテト。

私はコストコで粉末のマッシュポテトを購入して、ストックしています。

粉末を熱湯で溶いて牛乳やバターを混ぜるタイプなのですが、もともとバターの風味もついているので熱湯だけで十分美味しく、これに具材とマヨネースと塩コショウを混ぜたらポテトサラダの完成!

手間をかけて冷凍するよりも手軽だし、スープやいも餅など別の料理にもアレンジしやすいので重宝しています。

コストコで買うと大容量になってしまいますが、他にも粉末のマッシュポテトはありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

 

作り置きしたポテトサラダを保存するだけでなく、他のメニューにリメイクして食べきる方法もおすすめです。

次章では、アイデア次第でいろんなメニューに変わるポテトサラダのリメイクメニューについて紹介します。

 

余ったポテトサラダをリメイクして食べきる簡単レシピ

ポテトサラダのリメイクで定番といえば、コロッケでしょうか。

でも正直、揚げ物って家でやるのは面倒くさい!なので、もっと簡単なアレンジレシピを考えてみました。

 

  • 食パンに載せて粉チーズをふってトースト
  • サンドイッチ
  • ポテトピザ
  • チーズと一緒に餃子の皮で包んで揚げる
  • オムレツに入れる
  • ポテトグラタン(とろけるチーズを載せて焼くだけでもOK)
  • ちくわにポテトサラダを載せ、とろけるチーズをかぶせてオーブントースターで焼く

 

翌朝の朝食でサンドイッチにするなら、レタスや玉子やハム、スモークサーモンなどポテトサラダ以外の具をプラスすると豪華になり、飽きずに食べてもらえますよ!

とろけるチーズを載せてトーストしたパンでポテトサラダをはさむ、ホットサンドもオススメです。

管理栄養士 坂本圭子
管理栄養士
坂本圭子
ポテトサラダは、牛乳やコンソメを加えてスープにしたり、ホットケーキミックスを合わせて焼きドーナツにしたりしても美味しく食べられますよ!

他にも風味を変える手段として、ごま油(ジャガイモ4個分に対して大さじ1)を入れる方法もおすすめです。

また「私はコロッケも頑張れるけど、ちょっと飽きてきた…」という方は、ポテトサラダを牛肉の薄切り肉で巻いて、フライの衣を付け、油で揚げるのはいかがでしょうか。

衣をつけずにフライパンで焼いて、甘辛のタレを絡めても美味しくいただけます。

お肉あるだけで感じも変わるし、何より形が崩れにくいから調理がしやすくなりますよ!

 

じゃがいもの代わりにおからを使ったらどうなる?

じゃがいもをおからに変えたところで、日持ち日数は変わらないです。

だけど美容と健康に良いものなので、ぜひ覚えて欲しいレシピでもあります。

おからでポテトサラダを作る時のコツは、フライパンでおからの水分を飛ばすこと。

それでもおからの臭いが気になる方は、良く焼いたスモークベーコンなど、香りの強い具材を使うと更に食べやすくなります。

そのままパサつくので、ジャガイモのようなしっとり感が欲しい場合はコーヒーフレッシュを入れたり、オイル使用のツナ缶を加えるなどの工夫が必要です。

まとめ

ポテトサラダの日持ち日数について調査した結果をまとめます。

 

ポテトサラダの日持ち日数

    • 常温⇒30分~数時間程度(※気温に左右されるため夏は要注意)
    • 冷蔵⇒1~3日程度が目安(※具材によって変動あり)
    • 冷凍⇒1ヶ月程度が目安(※解凍する時の水分に注意)
    • 市販の真空パック入は賞味期限が長い
    • お惣菜は自家製と同じで日持ちしない
    • ポテトサラダは食中毒になりやすい
    • ポテトサラダが腐ると臭いや味、見た目でわかる

ポテトサラダを日持ちさせる調理のコツと保存方法

  • とにかく水分を残さないのが日持ちさせるコツ
  • 調理器具を清潔にして具材を素手で触らない
  • きゅうりや玉ねぎなどは塩もみして水分を抜く
  • 冷凍保存する場合はじゃがいもをしっかり潰す
  • ポテトサラダを解凍する際は冷蔵庫でゆっくり溶かす
  • 食べきれないならリメイクしてアレンジするのもおすすめ

 

ポテトサラダは大人も子どもも好む味だし、食べ応えがあるからメインのおかずが物足りない時には大活躍します。

それなのに、いざ作ってみると予想以上に大量に出来上がってしまうことも多く、どうしても余りがちですよね。

またジャガイモを茹でて潰す作業が面倒くさいから、まとめて作り置きしたい!という方もいらっしゃることでしょう。

多めに作って保存をすることを前提とするなら、作る際や保存中に雑菌が付かないように注意を払ってください。

保存するタッパーやまな板、包丁、もちろん手指も清潔な状態にしてから作り、保存容器ごと食卓に並べないようにすることで、日持ちが変わってきます。

「衛生面に気をつけても3日程度の保存なら、今日中に頑張って食べ切ってしまおう」と思ったなら、今回ご紹介したアレンジ料理も参考に、飽きずに食べ切る方法を模索して楽しんでみてくださいね。

「冷凍保存や粉末の商品を使うなどして長期保存し、小分けして食べよう」という方は、冷凍するなら解凍した時に出る水分が美味しさを大きく左右しますので、よく水分を飛ばしてから保存してみてくださいね。

私の愛用する粉末のポテトは、少人数の食卓にも合わせやすくてオススメですよ。

いずれの方法を選ぶにせよ、最後は自己判断です。見た目の変化や臭いの変化がないか、注意しておいてください。

食べるか食べないか迷うような怪しげな状態になる前に、なるべく早く、美味しく食べ切ってしまいましょうね。

 

じゃがいもの賞味期限についてはこちらを参考にしてください
↓ ↓ ↓
じゃがいもの賞味期限は冷蔵庫や常温でどのくらい?目安はコレだ!
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