ある程度存在感のある花束を渡したいときには、お値段を5000円分くらいで予算して注文する方が多いですよね。
でも、実際のところ5000円相当の花束はどのくらいの大きさになるのかわかりにくいものです。
そこで今回は、より実用的な参考例をあげながら、お値段が5000円分の花束について以下の項目をまとめていきます。
- 花束5000円相当のサイズはどれくらい?
- きっちり予算以内に収める方法
- 他の花束と差をつけたい場合の工夫例
5000円程度の花束を贈りたいシーンとしては、退職する上司の送別会や結婚祝い、還暦祝い、誕生日や結婚記念日、プロポーズなど特別な日にはちょっと奮発して豪華な花束を贈りたいものですよね。
お金をかけるほどに豪華になっていくのは当然ですが、高めの予算であっても、やはり”お値段以上の豪華さ”に見えるようにしたいですよね。
また豪華な見た目になるので、その場に相応しいボリューム感になっているかも気になるところです。
5000円の花束を贈る相手やシーンについて画像も含めて触れていきますので、「自分が用意したい花束の予算として5000円というのが適切なのか?」という不安も解消できますよ。
もしも予算と仕上がりのボリューム感のバランスで悩んでいるようであれば、記事の最後に4000円や2000円といった別の価格帯についてもご案内していますので、ぜひ最後までご覧下さいね。
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目次
花束5000円相当の大きさ・ボリューム感は?
同じ花でも地域や店舗、時期によって花束の価格は変わってきます。
使う花材によって花束の大きさも異なってくるので「5000円=このくらい!」と断言できるサイズはないんですが、少なくとも5000円という予算であれば見栄えするサイズになることは確かです。
具体的な大きさの目安は以下の通り!
花束 | 長さが50〜70cm、幅は30cmが目安 |
アレンジメント | 長さは27cm、幅は25cmくらいが目安 |
例えば赤やピンクのバラなら8〜10本程度入り、そこにかすみ草を入れると更にボリュームが出ます。
5000円という予算は余裕があるので、花材のバリエーションも増えて色々と選びやすくなりますね。
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男性が女性にプロポーズする時に花束を携えていくなら、「抱えるようなボリュームがあるけれど、抱えきれないほどではない」というサイズ感もちょうど良いですし、見た目にも派手な演出になるでしょうね。
他にどんなシーンで贈る時に5000円の花束がちょうど良いと言えるのか、少し具体例を挙げてみましょう。
5000円分の花束を贈る相手やシーンの例
ボリュームのある豪華な花束は、相手との関係性や送り手の気持ち次第ではありますが、フォーマルな場でも恥ずかしくない花束だと言えます。
5000円程度ならば比較的持ちやすいサイズ感なので相手も困らない範囲でしょうし、その割にはボリュームが感じられるので見た目は華やかです。
それだけに、
- 父親や会社の上司の退職祝いとして
- 卒業式でお世話になった先輩や先生に
- 結婚式で両家の両親へ
- 古希・還暦祝いなど
という目上の方に贈るケースが多いでしょう。
他にも劇場鑑賞で舞台がこけら落としという場合にも、場を華やかにする良い役割を果たしてくれますよ。
ピアノなどの習い事の演奏会では、子ども同士なら1000円前後のミニブーケ、大人同士でも2000~3000円程度の花束が相場になるかと思います。
ただ発表会ではなくプロの公演になりますと、友人同士であっても華やかな5000円というサイズがちょうど良いのではと思います。
開店祝いや個展を出すときに花を贈る場合は、テーブルや台に置くサイズのアレンジメントも5000円~6000円くらいからありますので花束に限らなくてもいいでしょう。
ただし、スタンド花は5000円では見当たらないでしょうから注意しましょう。
私の友人が個展を開いた時にも、テーブルに置くタイプのアレンジメントがいくつか贈られていましたよ。
画廊などはあまり広くありませんのでスタンドの大きな花では置きにくいでしょうし、絵を邪魔しない程度の大きさの花の方がその場に相応しい感じがしました。
花束のしおれに要注意!何時間後に渡すかを注文時に伝えよう
花束を渡すまでに時間がある場合や相手が帰宅するまでに時間がかかる場合は、花束を長く持ち歩くことになります。
切り花は水分が足りなくなるとしおれていってしまいますから、花束を作ってもらう時に「何時間後に渡すか」や「何時間程度持ち歩くか」といった事情は伝えておきましょう。
花束を作る際には、持ち歩く時間に合わせて以下のような処置をしてくれます。
- 水分を含ませたもの(ティッシュを濡らしたようなもの)を茎の先に巻く
- 花屋によってはジェルや紙などの保水材をつけてくれるところもある
かなり長い時間持ち歩くことになるのであれば、花束よりも傷みにくい、オアシスを使うカゴ入りのアレンジメントがオススメですよ。
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5000円というと複数の人で出し合う時にも設定しやすい金額ですが、皆から集めたお金ってお釣りを出すのは面倒ですし、できれば予算ちょうどで収めたいところです。
きっちり予算以内にしたいなら、どんなことに気をつければいいのでしょうか。
予算5000円以内で花束を作りたい場合の注意点と具体例
予算は5000円といえど、花だけで5000円分選べるわけではありません。
店によってはラッピング代が別でかかりますし、配送を頼むのであれば送料もかかってきます。
またお店の値段表示が内税か外税かには注意しておきましょう。
うっかり消費税分オーバーというのも、意外と痛手になりますからね。
あらかじめ予算額を伝えてから花束を作ってもらうことになると思いますが、税込みで計算することや配送の要不要についてもしっかり確認しておくと誤差が出にくくなりますよ。
また単に花束の大きさ(ボリューム)が足りないだけであれば、メインの花を1本減らし、フィラーフラワーを増やしましょう。
フィラーフラワーというのは、例えばカスミ草のように1本の茎から枝分かれして小さな花をたくさんつけているタイプの花のことで、隙間を埋めたりボリュームを足したりするのに役立ちます。
このように花の選び方次第で十分にボリュームは出せると思いますが、どうしてもイメージと違ってうまくいかないという時があるかもしれません。
特にイベントシーズンには花の値段も高めになりますし、自分でイメージしていたよりもボリュームがやや少なく「思ったほどではなかったな…」という印象になってしまうこともあります。
ついつい「自分で花を持ち込んだら安くならないかなぁ…」なんて考えてしまいますよね。
自分で花束の材料を持ち込むのはOK?
予算を浮かす方法として花束の材料を持ち込んでも良い場合もありますが、あくまでも花屋さんによって対応が異なるので必ず事前に確認しましょう。
持ち込みOKの場合は、以下のような対応をしてくれるお店もあるようです。
お店に気に入る花が置いていなかった時は…
- 使いたい花が売っていなかった ⇒ 別の店で買った花を持ち込んで頼みたい店の花と組み合わせて花束にしてもらう
- 自分で育てた花を使いたい! ⇒ お店に持ち込んで他の花と組み合わせて花束にしてもらう
花以外の物を持ち込みたい時は…
- 器やカゴなどを持ち込んでアレンジメントを作ってもらう
- 花束以外のプレゼントを花束に合わせてラッピングしてもらう
手製の物やデザインにこだわりがあるなど、事情を話せばこういった花以外の物の持ち込みはできるかもしれません。
ただ頻繁に持ち込まれるとお店としては体裁が良くないですし、店員さんも気分良くはないですよね。
あからさまに嫌な顔になったりはしないでしょうけれど、ラッピング料が普段よりも高めに設定されたり、「1度きり」という条件だったりということはあるかもしれません。
こういう強引な手段は、あくまで当てにしていたのに気に入る花がないなぁという時に限り、緊急措置での相談にしておきましょうね。
次章では、一味違った豪華な花束をチョイスしたいあなたにおすすめの、フラワーデザイナーにオーダーする方法について紹介します。
他とは一味違う花束を!ネットでフラワーデザイナーに直接依頼してみよう
例えば「プロポーズで花束をプレゼントする」というシチュエーションなら、「他の人とは違う特別な花束を用意したい!」って思いますよね。
大勢から花束を渡されるであろう人に贈る時だって、他の人とよく似たアレンジメントだと気まずくなったりします。
5000円という予算であれば選択肢はかなり増えますので、例えば1000円のミニブーケを作る時と比べると選択肢も多く、かなりバリエーション豊かに花束を作ることができると思います。
「他人とかぶらない」というのであれば、さほど心配はなくなってくる価格帯とも言えますね。
ただ「特別感を出したい」というのであれば、話は別です。
百貨店やホテル、飲食店のお花などを手がけるフラワーデザイナーに依頼して、洗練されたデザインの花束やアレンジメントにしてみるのはいかがでしょうか。
花の量や全体の大きさといったボリュームを重視するのではなく、デザインの迫力によって存在感を放つ作戦です。
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フラワーデザイナーへの注文は3000円くらいから依頼ができますが、5000円という予算ならば選べる花材の種類が増えてデザインの自由度が高くなります。
デザイナーにお任せするのも良いのですが、細かい条件を伝えて注文するからこそ差をつけられるので、花を贈る相手の情報をしっかり伝えておきましょう!
ネットでも注文することができますし、その場合も”できあがり画像”を送ってくれるサービスも多いので安心ですよ。
サイトにはお手頃価格で工夫を凝らした大人向けのアレンジが多いところや、季節感たっぷりのアレンジメントを得意をするところなど、様々に特色があります。
「花キューピット」や「日比谷花壇」、「青山フラワーマーケット」、「Sakaseru」などいくつかサイトをチェックしてぴったりのところを探してみてくださいね。
ネット通販で注文するのであれば、目安として1週間前には注文を済ませること!
その他ネットの場合は配送料やラッピング料、消費税が含まれているか否かという確認もしてくださいね。
もちろん普通の街中のお花屋さんだって、オーソドックスに似たような花束を作るだけではありません。
お店の個性は出るものですし、あなたが贈る相手の事を考えてしっかりイメージを持っておくだけでも違いは出ますよ。
まとめ
お値段が5000円くらいの花束に関してまとめた内容は以下の通りです。
- 5000円くらいの花束は長さ50~70cm、幅30cmが目安
- 5000円くらいのアレンジメントは長さ27cm、幅25cmが目安
- 5000円程度の予算で花束を作ると豪華になる
- 予算内に収めるためにも消費税や送料の有無を確認する
- ボリュームを出したいならフィラフラワーを増やす
- 花屋さんによっては材料持ち込みOKの場合がある
- フラワーデザイナーに依頼すると他とは違った仕上がりになる
- ネットでも簡単に花束を注文できる
5000円という予算であれば、どう選んでも花束として十分見栄えはすると思います。
けれど更に知恵を絞ることで、より華やかな花束になります。
季節感を重視したり、スリムでシックなイメージにするか、愛らしくふんわりしたボリューム感にするかでも形が変わってきて楽しいですよね。
どんな花をメインにしていくかで、同じ予算でもずいぶんと印象が変わるものです。
また相手の好みに合わせたり、シチュエーションに合わせた雰囲気に仕上げることも大切です。
より一層喜ばれるようにという、あなたの細やかな心配りが花束の個性に繋がりますよ!
贈る側としても、ある程度しっかり予算を取って自由に花を選んだり、ラッピングを選んだりという作業は楽しいですよね。
相手の喜ぶ顔を思い浮かべて、店員さんと相談しながら贈るまでの過程を楽しんでくださいね。