PR
スポンサーリンク
食材・料理のQ&A

米ぬか・ぬか床は腐るとどうなる?賞味期限目安と正しい保存方法

スポンサーリンク
料理・食材
スポンサーリンク

ぬか漬けに使用する米ぬかが古くなると虫が湧いたり、腐るとカビが生えたりするので、正しい保存方法を守って早めに使うことが大切です。

また、ぬか床も腐るとカビが生える、腐敗臭がするなどの特徴が現れるため、五感で腐っているか見分けられます。

米ぬか 腐る

ぬか床はしっかり手間をかけると長く使えますが、もともと米ぬかは日持ちしないデリケートなものなので、正しい扱い方を知っておくことが大切ですね。

そこで今回は、米ぬかを安心して使うために知っておきたい以下の項目を紹介します。

この記事を読むと、どれくらい日持ちするかわかりにくい米ぬかの賞味期限の目安や、炒りぬかにして長期保存する方法がわかります。

また、管理が難しいぬか床の保管場所や注意点、水分が出てきた・酸っぱい場合の対処方法もお伝えします。

家庭で安心して食べられるぬか漬けを楽しみたい人は、ぜひこの記事を参考にしてください。

スポンサーリンク

米ぬか・ぬか床は腐るとどうなる?食べる基準の特徴や見分け方

米ぬかが古くなると虫が湧いたり、ぬか床が腐ると見た目や臭いがおかしくなったりして異変が生じます。

米ぬか 腐る 判断

米ぬかやぬか床が傷んで食べられない状態の見分け方を詳しく見てみましょう。

米ぬかは古くなると虫が湧くことがあるので注意!

米ぬかは高温多湿に弱く、保存状態によっては虫が湧くことや、カビが生えて腐ることがあるので注意が必要です。

また、時間の経過とともに酸化するため、なるべく新しいものを購入しましょう。

古くなってきた米ぬかの活用方法も後述しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

一方、ぬか床が古くなると白カビのようなものが生じやすくなります。

ぬか床の酸っぱい臭いや水っぽいのは古くなったサイン

ぬか床は古くなると、塩分不足や温度管理などの原因から次のような特徴が現れます。

古くなったぬか床の特徴 (※1)
特徴 考えられる原因
見た目
変色
水っぽい 野菜から出たの水分
表面に白っぽい膜 産膜酵母
表面が黒・灰色っぽい 酸化
ふわふわでピンク・緑色っぽい カビ
臭い セメダインやアルコールっぽい 産膜酵母による発酵
酸っぱい 乳酸菌の過剰発酵

このように古くなったぬか床は腐っているわけではないので、お手入れをしてあげるとうまく復活できます。

注意したいのは塩分やかき混ぜの不足、高温などの条件で発生しやすくなる産膜酵母は白カビと見分けがつきにくいかもしれません。

ふわふわしたカビだとしても、早めに取り除けばうまく復活できる可能性はあります。

カビが生えたぬか床の対処法
  • STEP1
    カビを取り除く
    カビが生えていた表面から3cmほどを取り除き、処分する
  • STEP2
    残りのぬかを天日干し
    日光でしっかり乾燥してカビを死滅させる
  • STEP3
    容器も天日干し
    容器もキレイに洗って日光で殺菌
  • STEP4
    ぬかを戻す
    ぬかを容器に戻して3日くらい休ませる
  • STEP5
    カビの再発予防
    防腐効果が期待できるからしや唐辛子を混ぜておく

ぬか床の量が足りない場合は、炒りぬか(いりぬか)2分の1カップに塩小さじ1の割合でぬかを追加しましょう。

これでもカビが生える場合はもう使用できないので処分が必要になります。

処分が必要なぬか床の特徴
  • カビを取り除いてもまた生えてくる
  • 不快な臭いが消えない

また、カビが生えなくても腐ったような臭いがすることもあります。

ぬか床 腐る 臭い

腐敗臭がする場合、からしや唐辛子を加えると臭いが薄くなる場合もありますが、それでも臭いが消えない場合には賞味期限切れと判断して処分しましょう。

では次に、米ぬかやぬか床の正しい保存方法や賞味期限を確認してみましょう。

米ぬか・ぬか床が腐る原因とは?賞味期限目安と保存のコツ

米ぬかを密閉せずに保存、あるいはぬか床を毎日かき混ぜないと腐る原因となるので注意しましょう。

まずは、米ぬかの正しい保存方法から確認してみましょう。

米ぬかの正しい保存方法と日持ち期間の目安

米ぬかは冷凍用保存袋に入れて密閉して冷凍保存すれば1~2カ月間日持ちします。(※2)

常温保存もできますが、冬だと1週間、夏は2~3日しか日持ちしないため冷凍保存がおすすめです。

また、炒りぬかは生ぬかより水分が少ないのが大きな違いで、腐敗を防げるメリットがあります。

炒りぬかにして保存する方法
  • フライパンに入れ、かき混ぜながら全体に火が通るように2~3分ほど炒る
  • 冷ましてから保存容器に入れ、冷蔵庫や冷凍庫にいれて保存する

市販の炒り米ぬかも、開封後は冷蔵庫または冷凍庫で保存しておくことをおすすめします。

炒り米ぬか 保存

また、ぬか床は毎日のお手入れが必要です。しばらくぬか床を使用しない場合の対処法も紹介します。

ぬか床のお手入れは水分の調節が大切

ぬか床は毎日最低でも1回はかき混ぜ、空気を入れましょう。

米ぬか 腐る ぬか漬け

ぬか床が腐るのを防ぐには、空気を入れて乳酸菌や酵母のバランスを整えることが大切です。

ぬか床の毎日のお手入れ方法(※3)
  1. ぬか床を混ぜ、表面を平らにして容器の内側をぬれ布巾で拭き取る
  2. 容器の蓋をして冷蔵庫に入れる

また、きゅうりやなすなどの漬物で、水分が出て汁っぽくなった場合もお手入れ次第で復活できます。

ぬか床の水分調節方法
  1. ぬか床の上に乾いた布巾をのせ、水分を吸収させる
  2. 米ぬか6:塩1を目安(例・米ぬか120g:塩20gなど)に加える

また、ぬか漬けの味が酸っぱく漬かるようになってしまった場合は、ぬか床に重曹大さじ1を加えると酸味を和らげることができます。

乳酸菌によってぬか床は酸性になっているため、弱アルカリ性の重曹がぬか床の酸を中和してくれるのです。

しばらくぬか床を使用しない場合も、正しいお手入れで美味しさをキープできますよ。

しばらく使わないぬか床の保存場所は冷凍庫

米ぬかをしばらく使用しない間保存する場合は、野菜を全て取り出したぬか床をジプロックなどの保存袋に入れ、密閉して冷凍庫へ入れます。(※4)

米ぬか 腐る 保管場所

保存期間は約半年が目安で、再び使用する際には常温で自然解凍をして使用しましょう。

ぬか床に使う予定だった米ぬかが使い切れそうもない場合は、いろんな活用法を試してみましょう!

米ぬかが腐る前に!美味しく食べきる方法とその他の活用法

ぬか床を作るために大量に入手した米ぬかが余ってしまったときは、違う料理に使用すると美味しく食べ切れますよ。

材料を混ぜて焼くだけの簡単・ヘルシーなケーキです。

米ぬかパウンドケーキの参考レシピ

Cpicon 100%米ぬかエコなパウンドケーキ by naho5

 

重曹を使うことでケーキに膨らみを出します。

続いて、こちらもまたヘルシーな米ぬかを使ったクッキーのレシピです。

素朴な味わいが美味しいクッキーです。

米ぬかクッキーの参考レシピ

Cpicon バター不使用*型抜き不要の米ぬかクッキー by KA1351

炒った米ぬかを使用します。

米ぬかは料理以外にも畑の肥料や床を磨くなどの使い道があります。(※5)

米ぬかパックの使用方法
  1. 米ぬかと小麦粉を4:6の割合で混ぜる
  2. 20~30分置いたあと、水を少しづつ加えペースト状になるまで練る
  3. せっけんで汚れを落とした顔全体にパックを塗る
  4. 仰向けで10分程置き、乾いたら水もしくはぬるま湯で洗い流す

米ぬかのパックは上記の要領でできるので、週に2~3回程度行うと良いでしょう。

敏感肌の方はお肌の状態を見てパックの時間や回数を減らして実践してみてくださいね。

結論|米ぬか・ぬか床が腐るサインを見逃さないようにしよう

米ぬかやぬか床が古くなると見た目や臭いが悪くなってきて、そのまま放置しているとカビが生えて腐るので、しっかりお手入れすることが大切です。

傷んでしまうのは間違った保存方法が原因なので、米ぬかは冷凍保存、ぬか床は毎日お手入れを欠かさないようにしましょう。

また、使い切れなかった米ぬかはパウンドケーキやクッキーなどの料理に使用できるほか、床磨きや畑の肥料、米ぬかパックとして使用することも可能です。

用途も幅広くいろいろ楽しめるので、ぜひお試しください。

 

▲目次へ戻る

タイトルとURLをコピーしました