定期試験や受験勉強の際に、緑シートや赤シートで、ペンで書いた文字やマーカーした文字を消して勉強しませんでしたか?
緑や赤の暗記シートに、対になるペンがセットで売られていたと記憶しています。
久しぶりに勉強したいことがあり、文房具を保管している場所から緑シートは見つけましたがセットのペンがありません。
セットのペン以外に、緑シートで消えるペンは何色でしょうか?
せっかくなので見つけた緑シートを使いたいと思い、暗記シートとペンについて調べたので次のような項目にまとめてご紹介します。
- 文字を消せるシートとペンの色の最適な組み合わせ
- なぜ暗記シートで文字が消えるのか
- おすすめの暗記シートや暗記ペンを紹介
- 新しい暗記グッズ、無料暗記アプリを紹介
- 暗記するには「青」が良い!?効果と入手方法とは
シートで文字が消える仕組みがわかれば、セットのものでなくても手持ちの筆記用具でまかなえますよね!
また、暗記シートを使ったアナログ方式の暗記法ではなく暗記アプリを使う方法や、効果的に暗記するためには青色が良いという情報も出てきましたので詳しくご紹介したいと思います。
暗記グッズをうまく活用して、効率的に勉強しましょう♪
目次
緑シートで消えるボールペンやマーカーの色は?組み合わせを調査!
緑や赤の暗記シートで文字を消す方法は2パターンあります。
- 消したい文字を色ペンで書く
- 黒で書かれた消したい文字にマーカーする
この2パターンです。
消したい文字を色ペンで書く場合は自分でノートにまとめる時に使える方法で、消したい文字にマーカーする場合は教科書などの文字を隠したい時に使える方法ですね。
パターンによって消える色の組み合わせが変わりますので、それぞれに解説していきます!
緑や赤の暗記シートで消えるペンの色
今回私が久しぶりに見つけた緑シートで隠せるボールペンの色は何色でしょうか?
まずは消したい文字をペンで書く場合のシートとペンの組み合わせについて、一覧表にまとめます。
暗記シートの色 | 消える色 | 消え具合 |
緑シート | 薄い水色 薄いオレンジ色 蛍光の黄色・緑 |
△ |
赤シート | 赤色・ピンク | △ |
オレンジ 黄色 蛍光の赤・ピンク・オレンジ |
〇 |
何となく、シートと同じ色のペンで書けば文字が見えなくなるのかと思っていたのですが、緑シートでは色ペンで書いた文字を完全に消すことは難しいようです。
実際に緑シートで消えるペンの色を調べた方の動画があったので紹介します。
こちらの情報によると、サラサクリップのネオンイエローやネオングリーンが消えているようです。
蛍光の黄色になるとかなり見えにくくなるようですが、それでは緑シートなしでもかなり見づらそうですね。
色ペンで書いた文字を暗記シートで隠すのであれば、赤シートを使う方が効果的ですね。
赤シートで消えるボールペンの色は、赤・ピンク・オレンジ系ですが、赤やピンクでは色によって少し透ける事もあります。
より隠れやすいのはオレンジです。
↓ セブラのサラサクリップなら、蛍光系の5色セットがあると緑シートと赤シートの両方に使えるので便利ですね!
↓ パイロットのハイテックCシリーズも消えやすいですよ。特にオレンジペンがおすすめです。
ハイテックシリーズは、とても細く細かい字も書きやすいので、私も勉強する時に重宝しました。
ただ、ペンで書いた文字を暗記シートで隠したい場合、ボールペンなどであまり強く書きすぎると文字の跡がついてしまい、文字の色は見えなくても跡で読めてしまう…という事が起こります。
実は私が当てはまるのですが、筆圧が強い方は注意が必要です。
下敷きを使って跡が残らないようにするか、優しく書く、少し太めだけどペン先の柔らかいオレンジマーカーで書いた文字を赤シートで消す…などが良いのではないでしょうか。
もしくは次に紹介するマーカーを引いて文字を隠す方法を選ぶほうが良いかもしれません。
赤シートや緑シートで消えるマーカーの色
すでに書かれた文字を暗記シートで消したい場合は、消したい部分にマーカーを引くことで文字を隠せます。
暗記シートの色とマーカーの色の組み合わせは次の表のとおりです。
暗記シートの色 | マーカーの色 | 消え具合 |
緑シート | 赤マーカー | 〇 |
赤シート | 緑マーカー | 〇 |
こちらはペンで書いた文字を消すよりもはっきりと単純ですね。
黒字を緑シートで消すためには赤マーカーを引き、逆に黒字を赤シートで消す方法は文字を緑マーカーで引く、となります。
暗記シートと暗記マーカーで文字が消える仕組みとは
赤マーカーした部分に緑シートを重ねる、もしくは緑マーカーした部分に赤シートを重ねると、マーカーの部分が黒く見えます。
その為元々黒で書かれていた文字が見えなくなるのです。
一体どのような仕組みなのでしょうか?
ペンや印刷物のインクのように、自分で光を発していないものの色が見えるのは次のような原理です。
- 他から入ってきた光(日光や電気)がインク等に当たる
- 光は赤・青・緑の3色で構成され、すべてが合わさると白、何もないと黒に見える
- インクの色によって、吸収する光の色がある
- 吸収されなかった光だけが反射し、目に届いて見える
つまり、赤ペンで書かれた文字が赤く見えるのは、「赤以外の光を赤インクが吸収し、赤の光だけがはね返って目に届く」と言うことです。
インクなど自分で光らない赤は緑・青を吸収し、緑は赤・青を吸収します。
吸収するものがなくすべての光がはね返ると、白く見えます。何も書かれていない紙が白く見えるのはそのためですね。
逆に、すべての色が吸収されると、黒く見えます。
それでは、暗記シートとマーカーに置き換えて考えてみましょう!
緑マーカーに赤シートを重ねた場合
- 赤シートが緑・青を吸収する
- 緑マーカー部分には赤の光だけが到達する
- 緑マーカーが赤を吸収する
- 全ての色が吸収されて、その部分が黒く見える
このような原理で、文字が隠れるのです!
赤シートや緑シートがないときは、原理に従って色を組み合わせれば下敷きでも代用できます。
例えば緑シートの代わりに緑の下敷きで隠せる色の組み合わせは、マーカーするのであれば赤で、書いた文字が完全に消えるペンは難しいかもしれませんが、黄色の蛍光ペンならかなり薄くなるという事になります。
同じように赤シートの代わりに赤の下敷きが使えますよ
暗記シートで消える色の組み合わせや仕組みが分かったので、赤・緑どっちのチェックペンがどっちのシートで消えるのか悩むことはなくなりましたね!
それでは具体的にどのようなシートやペンが使いやすいのか、おすすめの商品をご紹介したいと思います♪
これからの勉強の参考になさってくださいね!
暗記シートや暗記ペンのおすすめは?テスト勉強に効果的な使い方も紹介!
緑シートや赤シートなどの暗記シートは、対になる色のマーカーとセットで売られていることが多いですね。
おすすめの商品をいくつかご紹介しますので参考になさってください!
黒い文字を隠すマーカーと、消えるペンの両方が付いた「チェックル」
コクヨのチェックルは、赤シート、黒い文字を消すマーカー、書いた文字が消える色のペン、さらにマーカーを消ける消しペンまでがセットになっています!
これだけですべてが揃ううえ、裏写りしないことも大きな特徴です。
インクが濃いと裏写りして教科書が見えにくくなるし、乾いたと思ってすぐにシートを重ねたらシートにインクが付いて汚れたり…本当に困りますよね!
ストレスなく使えるのはとても大切です!
可愛いペンと暗記シートがセットになった「スタイルフィット」
暗記ペンとしてスタイルフィットのゲルインクボールペンが3色と、赤の暗記用シートがセットになっています。
ボールペンは赤シートで消える色のオレンジ、ベビーピンクと、書いて勉強する用のブルーの3色が入っています。
そして赤シートはしおり状でミッキーの形をしています!可愛い♪
シートが小さいことと、マーカーはセットになっていないことから、教科書の暗記ではなく単語帳などを自作する時に使いやすそうですね。
目に優しい25色「マイルドライナー」
ゼブラのマイルドライナーはこれまでの蛍光マーカーと比較して、かなり優しい色合いのマーカーです。
教科書などの文字にマーカーをすると、目立つけれど黒字そのものが見えにくくなって困ることがありますよね。
マイルドライナーならその心配がありません。マーカーした文字もきれいに読めますよ。
【✨進化した蛍光ペン✒️】
ゼブラから出てる
《マイルドライナー》が可愛い💕
少しくすんだ色味で目にも優しい(o^^o)
上から文字を書いても見えづらくないし、雰囲気も好き♫
最近の蛍光ペンはテストの暗記に使うだけじゃないんだ!!
1本108円👛
他にもあったけど、人気色は売切てるのもあり💦 pic.twitter.com/28zj4yp7X0— なごみ (@nago_bon) November 2, 2018
色が優しいため、マーカーした部分を緑シートや赤シートで隠す使い方はできませんが、太さ1~1.4mmの細マーカーも付いていますので、マイルドライナーで書いた文字は暗記シートで消せます。
マイルドオレンジやマイルドピンクで書いた文字なら赤シートでしっかり消えますよ!
テスト勉強用の暗記用ノートも可愛く作れそうですね♪
100均でも揃えられる!
暗記ペンや暗記シートは、100均でも購入できます。
ダイソー行ってきました!!
購入品紹介(*´︶`*)❤︎❥メモ帳
❥暗記シート、暗記ペンセット
❥リング(単語帳用)
❥バインダー pic.twitter.com/DJz57nHRGp— ❁*なな*。 (@nana_study_) February 23, 2019
帰りセリアよって暗記シート買って帰ったらさっき親も買って帰ってきたww pic.twitter.com/qfTsiFVlsw
— ちゃんとも (@to_mo1998) September 28, 2016
セリアやダイソーには、緑シート、赤シート、暗記ペンがセットになったものがあるんですね!
シートが2色セットになっていると、英単語や古典単語の暗記をする時に便利です。
例えば黒で書いた英単語に赤マーカーをし、隣にオレンジペンで書いた日本語の意味を書いておきます。
緑シートを使えば英単語が隠れて日本語の意味から英単語を考えることができ、赤シートを使えば日本語の意味が隠れて英単語から和訳を考えることができます。
暗記ペンだけでも売られているので、インクがなくなったらペンだけを買い足すこともできます♪
ただ、コンビニには暗記シートや暗記ペンを置いていない店も増えているようです。
近所のコンビニ4店舗+スーパー、どこにも暗記ペンが売っていない。
この10年くらいで世の中の勉強法ががらっと変わっていたりするのかな。
急激に変わるIT社会の中で勉強法も抜本的に変わるのか、それとも普遍的なものなのか。教えて清水先生。— Nori Shimizu (@NorihiroShimizu) December 7, 2018
もちろん置いているお店もあるかとは思いますが…
果たしてこの方がおっしゃるように勉強法がガラッと変わっていたりするのでしょうか?
実は新しい暗記方法が生まれているんです!
詳しくは次の章で解説しますので、ご覧くださいね。
暗記シート用のノート作りが面倒!そんな時は無料暗記アプリを使おう
緑や赤の暗記シートを使って勉強しようと思ったけれど、暗記用のノートを作るのが大変…ノートを作っただけで満足してしまった…なんて経験ありませんか?
それに、赤シートをずっと見ていると目が疲れたり、目に悪い気がしませんか?
実際に赤は交感神経を活性化させる色なので、興奮状態になったりストレスを感じやすくなります。
少なくとも目の疲れを軽減してくれるような色ではないので、長時間にらめっこしたくないですね。
さらに、消えると思った色でマーカーしたのに思ったように消えなかったり、もしくはシートが行方不明になってしまったり…
そんな悩みを解決するべく現れたのが、スマホやタブレット・PCで使える暗記アプリです!
iPhoneとAndroidのどちらでも使える、おすすめの暗記アプリを3つご紹介しますのでぜひお試しください。
スマホで暗記シートの勉強法ができる「i-暗記シート」
「i-暗記シート」は、ノートや教科書を写真に撮ることで、スマホ画面上で暗記シートを使った勉強ができる暗記アプリです。
主な特徴を、簡単にご紹介します。
i-暗記シートのメリット
- 自作のノートやマーカーした教科書を写真で撮ると、赤字が消え、緑マーカーの部分が黒くなる(赤シートの場合)
- マーカーは蛍光マーカーでも読み取られる
- スマホ上でマーカーを追加することも可能
- 赤シートを緑シートに変えることができる
- 暗記シート対応の問題集を撮影して使える
- 画面上、シートの部分は色が変わるが、実際の暗記シートとは比較にならないほど優しい色
i-暗記シートのデメリット
- PDFに変換して登録が可能だが、10枚以上は課金が必要
- 写真枚数やPDF枚数が増えると動作が重い
たくさんのページを撮影して暗記したい場合は課金が必要となります。
このアプリを使って何教科分も暗記しようと思うと、10ページでは物足りなさそうですね。
ただ、最初は無料で使えますし、アプリそのものの評価も4.2(2019年9月現在)と非常に高いので、一度試してみてから課金するかどうかを考えてみても良いかもしれません。
動作の重さや写真枚数の制限を加味しても、ノートや単語帳、もちろん暗記シートを持ち歩かずに片手で暗記勉強ができるのは魅力的かもしれませんね。
フラッシュカードが作れる単語帳アプリ「単語帳メーカー」
その名の通り、スマホ内に単語帳を作成できるアプリです。
カードの表に英単語・裏に日本語訳を書いたり、表に古文単語・裏に現代語訳を書くなど自由に入力できます。
スマホとパソコンを連動させられるので、単語の入力がパソコンで可能なことも魅力の一つでしょう。
入力した単語は自動再生・ランダム再生機能によって反復学習が可能ですよ!
無料で作成できる単語帳(デッキ)の数やカードの数に制限があり、増やすには課金が必要なのでご注意くださいね。
さらに、友人などと交換できるので、英語担当、古文担当、歴史担当…など、分担して時間短縮をはかれるのです!
友人と一緒に勉強を頑張ってみてはいかがでしょうか?
音声ファイルも扱える「Anki」
「Anki」は単語帳メーカーと同じように単語帳を作って、フラッシュカードとして再生させられます。
単語入力はパソコンでも可能ですし、よく似た機能もありますが、Ankiには覚えにくい単語を何度も出題する「分散学習機能」や、音声ファイルを取り込む機能もあり、かなり多機能です。
単語帳などを購入した時に、CDが付属していることも多いですよね。
それを取り込むことができるのです。
Android版とPC版は無料なのですが、iOs版はダウンロードに3,000円必要なので、iPhoneユーザーはPC版を使ってみても良いかもしれませんね。
おすすめの暗記アプリをご紹介しましたが、スマホ画面の見過ぎにも注意が必要なので、ご自身でしっかり管理なさってくださいね。
赤シートやスマホ画面は目に負担がかかりますが、目や脳に優しい色があるってご存知ですか?
最後に、頭が良くなると言われる色についてご説明しますので、お付き合いください!
青ペンで勉強すると頭が良くなる!暗記用の青シートはどこに売ってるの?
「青ペンで勉強すると頭が良くなる」と聞いたことはありませんか?
覚えたいことを、とにかく青ペンで書きまくるだけで覚えられる!と言う「青ペン書きなぐり勉強法」なんて本も出版されています。
青が勉強に良いと言われるのは、青色を見ることで分泌される「セロトニン」に、副交感神経を活発にしてリラックスさせる効果があるからです。
リラックスすることで集中力が高まり、勉強がはかどると考えられているのですね。
ノートの文字を赤ペンから青ペンに変えるだけなら手軽に試せそうです。
ただ、青ペンで書いた文字を暗記シートで消すなら、青の暗記シートが必要ですが、青シートがどこで売ってるのかわかりません。
「緑や赤の暗記シートで消えるペンの色は?」の章でご紹介したように、蛍光の黄色や緑のペンであれば緑シートで消える場合もありますので、相性の良い組み合わせがあるかどうか探してみても良いかもしれません。
↓ 見つからない時は青シートの代わりに青の下敷きで代用しましょう。
↓ 青でマーカーするのなら、青のチェックペンは存在します。
シートは赤シートになりますが、マーカーだけでも青色にしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
文字が見えなくなる暗記シートと暗記ペンの組み合わせや仕組みを解説するとともに、おすすめの商品やアプリをご紹介してきました。
緑シートで消せるもの
- 蛍光の黄色や緑で書いた文字
- 赤マーカーした黒文字
赤シートで消せるもの
- オレンジ、ピンク、赤系で書いた文字
- 緑マーカー・青マーカーした黒文字
マーカーした文字が見えなくなる仕組み
- インクなど自分で発光しない色には吸収する光の色と反射する光の色がある
- 反射した光の色だけが目に届いてその色に見える
- 赤は緑と青、緑は赤と青を吸収する
- シートとマーカーを赤と緑の組み合わせにすると、すべての色が吸収されて黒く見える
おすすめの商品やアプリ
- ゼブラのサラサクリップ(緑シートにはネオンイエローやネオングリーン)
- コクヨのチェックル(シート、マーカー、ペン、消しペンのセット)
- ゼブラのマイルドフィット(マーカーした黒文字も読みやすい)
- 100均にも暗記シートとチェックペンが売っている
- 青色は勉強がはかどると言われているので青ペンを使うのも良い
- 青の暗記シートがなければ青色の下敷きで代用
- スマホやPCで使える無料暗記アプリもたくさんある
- アプリならシートやペンを無くす心配も、濃い赤色で目が疲れることもない
赤や緑の暗記シートとペンの組み合わせ方法に詳しくなりました!
可愛い色の蛍光ペンも見つかって、なんだか少しわくわくしちゃいますね。
青色で勉強がはかどることも分かったので、手持ちの緑シートでうまく消える青ペンが無いかも探してみようかと思います。
手書きでノートを作ることも大切だと思っていますが、暗記アプリもうまく活用して効率よく暗記できるようになりましょう♪