暑い季節にはさっぱりとしたサラダが美味しくて、ご家庭で作る機会も増えるのではないでしょうか。
我が家でもよく作りますが、先日サラダを作ってそのままテーブルに放置してしまったんです!すると、主人が「こんな状態でサラダを放置したら腐るのでは?」と…。
いつもはサラダが余ることがないのでうっかりやってしまったんですよね。たしかに、長期間ではないにしろ常温で放置してしまい、サラダが腐ったかもしれないと気になりました。
そこで、今回は以下について調べてみることにしました。
- サラダは腐るとどうなるのか
- サラダの賞味期限や日持ち期間はどれくらいか
- 賞味期限切れのサラダは食べられるのか
- 賞味期限切れのサラダはいつまで大丈夫なのか
- サラダの適切な保存方法は?
一口にサラダといっても、様々なタイプがありますよね。生野菜だけを利用したサラダや、茹でたじゃがいもを利用したポテトサラダ、マカロニなどを使ったパスタサラダに卵サラダなどいろいろです。
基本的に、サラダは余らせないように少なめに用意していたのですが、今回のように余った場合はどのように保存すべきか、適切な保存方法も調べてみました。
腐ったサラダの見分け方はもちろん、ちょっとしたアレンジ方法も紹介しますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
目次
サラダは腐るとどうなるの?傷んだ時の見分け方や目安がコレ!
サラダというと、生野菜が中心のタイプを思い浮かべる人が多いのではないかと思いますが、サラダには本当に多くの種類があります。
生野菜にドレッシングをかけていただくタイプから、千切りにしたキャベツにドレッシングをからめたコールスローまで実にさまざまです。
共通して言えることは、「サラダは鮮度が命」であること。では、鮮度を失って痛んだり腐ったりしたサラダは、どのようになってしまうのでしょうか?
腐ったサラダの見分け方
サラダが腐っているかどうかは、見た目・臭い・味を目安に自分で判断するしかありません!腐っているサラダの特徴は以下の通りです。
- 少し食べてみると味に違和感がある
- キャベツが黒く変色している
- レタスにカビが生えている
- 白菜が茶色くなって汁が出ている
- トマトが異様にじゅくじゅくしている
- 全体的に異様な臭いがする
サラダに上記のような特徴が見られたら、食べることは避けましょう!
サラダは、使用している素材や調理の際の条件によっても、腐りやすさが違ってきます。
例えば、次のような場合はより腐りやすいといえるでしょう。
- 生のサーモンをたっぷり使用した魚介サラダ
- マヨネーズを使ったコンビニのサラダ
- サラダを調理中の温度が高かった場合
- 素材に水滴がついたままの場合
- 調理器具の衛生状態が悪かった場合
また、家庭で作るポテトサラダの日持ちは基本的に短いと考えましょう。
「酢が入ったマヨネーズを利用しているのだし、ポテトサラダの日持ちは長めなのでは?」と考える人も多いのではないかと思います。
しかし、茹でたジャガイモは腐りやすいだけでなく、一緒に入れる玉ネギやキュウリからの水なども加わるため、実は傷みやすいのです。
一般的なサラダの日持ち期間をわかりますく表にまとめましたので、みてみましょう。
サラダの日持ち期間や賞味期限はどれくらい?種類別に調べてみた!
サラダの日持ちは、使用している材料によって左右されますが、基本的に生野菜がメインなので賞味期限や日持ちは短めです。
ですが、素材そのものの賞味期限や日持ちに大きく依存するため、当日に食べ切ったほうがいいものや、3日程度まで日持ちするサラダもあります。
例えば、加熱処理済みのシーチキンや、とりのササミなどをトッピングにしたサラダは翌日まで食べられますが、カルパッチョ風に生の魚介を利用したサラダは当日食べ切りが基本です。
以下で、各サラダの日持ちをまとめてみました。
サラダの種類 | 日持ち |
ポテトサラダ | 3日 |
マカロニサラダ | 3日 |
春雨サラダ | 3日 |
白菜サラダ | 3日 |
卵サラダ | 3~4日 |
おからサラダ | 4日 |
かぼちゃサラダ | 5日 |
大根サラダ | 2~5日 |
こちらの表はあくまで目安で、使用している材料や調理法によっても変わってきます。
例えは、大根サラダなどは生の場合と茹でてからサラダにする場合では、大きく日持ちが変わってきます。
また、サラダに熱い牛肉をのせたサラダなどは、「余ったからとっておこう」としても、熱い牛肉の下に置かれた生野菜は傷みやすく、水々しさも失われてしまいます。
熱い焼肉や暖かいソースをトップにのせて、意外な組み合わせを楽しむようなサラダは、食べ切れる分だけ作りましょう。
また、生の魚介を使用したサラダは当日に食べ切ることが大切です。
どうしても余った場合は、ラップなどでしっかり密封して冷蔵保存し、翌日には食べ切りましょう。
ところで、賞味期限が切れてしまったサラダはすぐに食べれなくなってしまうのでしょうか?次章では、サラダがいつまで食べられるかの調査結果をまとめます。
サラダが賞味期限切れや消費期限切れになった!いつまでなら食べられる?
サラダが賞味期限切れや消費期限切れになったときに、食べられるかどうかは気になるところですよね。
ですが、まずはその前に、賞味期限と消費期限の違いを明確にしましょう。
賞味期限と消費期限の違いって?
スーパーやコンビニなどで販売している食品のパッケージや容器には、安全や美味しさを保証する期間が、「消費期限」や「賞味期限」として表示されています。
その明確な違いが農林水産省のホームページにありましたので、まとめてみます。
消費期限:安全に食べられる期限
*お弁当、サンドイッチ、生めん、ケーキなど、比較的痛みやすい食品に明記されていることが一般的
賞味期限:品質が変わらずにおいしく食べられる期限
*カップ麺、缶詰、スナック菓子、ペットボトル飲料など傷みにくい食品に明記されていることが一般的。
双方とも未開封の状態で、適切な保存方法を守って保存していた場合に限ります。
つまり、開封してしまえば、明記されている期限は無効になるので、食べる際には注意してくださいね。
健康を害さないためにも、食品に明記している賞味期限や消費期限の確認は必須事項ですが、食べ物を無駄にしないためにも大事なことです。
消費期限切れになったサラダはすぐに捨てるべき?
サラダには賞味期限や消費期限が記載されていますが、これらの期限が切れてしまったらすぐに捨てるべきか迷いますよね。
賞味期限の場合は、ある程度の余裕を持って設定されているので、期限切れしたからといってすぐに食べられなくなるわけではありません。
なぜなら、さまざまな試験を実施したうえで、安全性が確認された期間よりも短くなるように”0.8”などの安全係数をかけて、賞味期限は設定されているためです。
つまり、賞味期限(日持ち期間)と安全係数を用いることで、実際の可食期間が算出できるということです。
では、この計算式を使って、「サラダは賞味期限切れからいつまで食べられるのか」計算してみましょう!
例)賞味期限が製造日から3日のサラダの場合
可食期間×0.8=賞味期限(72時間)
可食期間=90時間
90-72=18時間
上記の計算結果から、サラダに賞味期限が記載されていた場合は、期限切れから18時間程度なら食べてもOKということです。
これに対して、消費期限切れのものを食べることは品質が保証されていないため、NGです!”賞味期限”と”消費期限”は、似ているようで全く違うものなので、間違えないようにしてくださいね。
【可食期間を算出する際の注意事項】
安全係数は、「それぞれの食品の特性や付帯環境などに応じて設定され、これらの変動が少ない商品に関しては0.8以上を目安に設定するのが望ましい」とされています。
今回は、0.8という数値を仮に用いて算出しましたが、ものによっては数値が変わる場合があります。また、総菜などは製造日も詳しく書かれていることが多いですが、賞味期限の年月日のみが記載されている場合は算出できません。
さらに「賞味期限切れから多少過ぎても食べられる」というのは、あくまで冷蔵や冷凍など、メーカーが推奨している条件に従って正しく保存した場合に限るのでご注意くださいね。
それでは次に、サラダをできるだけ日持ちさせるために、正しい保存方法などを紹介します。
サラダの正しい保存方法!生野菜やポテトサラダを日持ちさせるコツ
サラダは、冷蔵での保存が適切です。また、ちょっとした工夫を施すことで、サラダを長持ちさせられます。
サラダを美味しく保存するためのポイントは以下の通りです。
- サラダスピナーなどで水気をよく切る
- キッチンペーパーと一緒に密封できる袋に入れる
- 容器に保存する場合は、消毒した容器を使う
- レタスやロメインレタスは食べやすい大きさにちぎる
- トマト・きゅうりなど添えつけるものは、食べる直前にカットする
生野菜サラダは作り置きできますが、レタスなどは洗ったあとに、サラダスピナーなどで水気をよく切ることがポイント。
オススメのサラダスピナー
さらに、水を吸い込むようにキッチンペーパーと一緒に、密封できる袋に入れるなど工夫することも大切です。
容器で保存する際は容器の消毒を忘れずに行い、密封したら冷蔵庫で保存して3日以内に食べ切りましょう!
調理する前はしっかり手を洗って、雑菌がレタスにつかないようにしてくださいね。
ちなみに、レタスは冷凍することも可能ですが食感が失われてしまいます。そのため、炒め物としては利用できますが、サラダとしての利用はおすすめできません。
また、トマトを加える場合は食べる直前にカットしましょう。レタスやロメインレタスなどを食べやすい大きさにちぎって、上記の方法で保存すればアレンジをきかすことも簡単です。
おすすめのサラダアレンジ
1日目はシンプルに、きゅうりやトマトを添えた野菜サラダ。
2日目はサラダうどん。ノリやわかめなどの海草を添えて、エビなどを加えることで全く別の味を楽しめます。
3日目は、ローストビーフなどを乗せたゴージャスな一品。玉ねぎと牛肉の薄切り肉を炒めた焼肉を乗せても美味しいですよ。
ポテトサラダを保存する際のポイント
ポテトサラダを家庭で作り置きする場合は、水気を含む生野菜を入れなければ冷凍保存できます。
茹でたジャガイモをしっかり潰して、粗熱を取ってからラップに包み、さらに密封容器や密封袋などに入れて冷凍で保存します。これで、約1ヶ月程度保存が可能です。
コーンなどは、じゃがいもを潰したものと一緒に保存可能ですが、しっかり水気を切ることは忘れないでくださいね。
ハム・玉ねぎ・人参など他の野菜が含まれている市販のポテトサラダを余らせてしまった場合、グラタン皿に入れてチーズをかけて即席ポテトグラタンにしても美味しくいただけますよ。
その際にはキュウリは取り除いて、生クリームや牛乳を少し加えるとよいでしょう。さらに、ひき肉やブロッコリーを加えるなどのアレンジをきかせてもGoodです!
まとめ
今回の記事について、おさらいしましょう。
- サラダが腐ると味や臭い、見た目でわかる
- サラダの賞味期限・日持ちは素材によって左右される
- サラダは生物がメインなので、基本的に日持ちは短い
- レタスなどにカビや変色が見られたら食べないほうがよい
- 生の状態よりも茹でたタイプのサラダのほうが日持ちしやすい
- レタスなどは3日程度なら、食べやすい状態で冷蔵保存できる
我が家の定番サラダは、生野菜サラダのほかに”春雨サラダ”、”イチゴとホウレンソウのバルサミコ酢サラダ”、”焼肉サラダ”なのですが、ポテトサラダも美味しそうですね。
今までサラダは日持ちしないものとして、食べ切る量だけを用意していたのですが、多少であれは冷蔵庫で保存できることがわかりました!
しかし、あくまでサラダは鮮度が命ですし、レタスのシャキシャキ感が失われたサラダの魅力は半減してしまいますよね。
今回調査した通り、レタスの鮮度を保つ保存方法を参考に上手に保存したいと思います。
サラダは、素材や調理する際の状況によっても日持ちが変わるので、そういったことも意識しながら美味しく食べ切れるようにしていきたいですね。