めんつゆの賞味期限を徹底調査！期限切れや開封後はいつまでOK？

【監修者：管理栄養士 浜崎保奈美】

 

めんつゆは、そばやうどんなどのつけ汁だけでなく、さまざまな料理に手軽に使えて便利ですよね。

我が家でも、いろいろな料理に使える調味料として重宝しています。

ところで先日、冷蔵庫からめんつゆを出したところ、なんと賞味期限がわからなくなっていました！

未開封ではなく開封後のめんつゆだったので、「さすがに賞味期限切れかな」と思ったのですが…。

おかしな臭いもしなかったので、その時は使ってしまいました。

少量使いたかっただけなので「買うのはもったいない！」と思ったんですよね。

ですが、開封してから1ヶ月以上はたっているめんつゆだったので、とっくに賞味期限切れだったかもしれません。

そこで今回は、以下の内容でめんつゆについて調べてみました。

 

特に夏場は、そうめんを食べるためにめんつゆをよく買いますが、使い切れずに冷蔵庫に残ったままになりがちです。

また、涼しくなってきた頃には、気づいたら未開封のまま賞味期限が切れていたなんてこともあります。

調味料は腐るイメージはないですが、めんつゆはどうなのでしょうか。

この記事ではめんつゆの賞味期限だけでなく、余っためんつゆを使い切るレシピも紹介しているのでぜひ参考にしてくださいね。
 

めんつゆの賞味期限はどれくらい？各メーカーを徹底調査！

めんつゆを買う時に、どこのメーカーか決めていますか？

私はその時々で変えたりするのですが、今までは賞味期限を考えて選んだことはありませんでした。

そこで、市販のめんつゆの賞味期限がいつまでなのかをメーカーごとに調べてみたので、紹介します。

 

メーカーごとでめんつゆの賞味期限は違う？

めんつゆも、さまざまなメーカーから販売されていますよね。

今回は、有名どころのめんつゆの賞味期限を一覧にしてみました。

 

メーカー名	賞味期限	引用元
ヤマキ	12ヶ月 （1年）	公式HPより
創味食品	12ヶ月 （1年）	公式HPより
にんべん	12ヶ月 （1年）	公式HPより
キッコーマン（ペットボトル）	12ヶ月 （1年）	公式HPより
キッコーマン（小袋）	12ヶ月 （1年）	公式HPより

 

こうして比較してみると、どのメーカーも賞味期限は12ヶ月なのですね。

ただしこの賞味期限は、未開封の状態での期限です。

めんつゆは開封すると、空気に触れて腐りやすくなるので、保存方法には注意が必要です。

では、開封後はどのぐらい持つのでしょう？

 

めんつゆの開封後はお早めに！「お早めに」の目安とは？

市販のめんつゆには「開封後はお早めに」と記載があります。

しかし、これだけでは数日なのか、1、2週間なのか、具体的な期間がわからないですよね。

実は、めんつゆの開封後の使用目安は、かなり短いです。

以下の通り、ストレートか濃縮かでも、日持ちする日数はけっこう違います。

 

めんつゆは調味料なので、「賞味期限が長い」と勘違いしている人も多いのですが、開封後は傷みやすいので要注意です。

 

めんつゆはなぜ傷みやすいの？

同じ調味料でも、しょうゆは開封後1ヶ月、みりの場合は3ヶ月持つのに、めんつゆはそれほど日持ちしません。

それはどうしてなのかというと…。

めんつゆの原料は、しょうゆ、みりん、出汁、砂糖などですよね。

しょうゆやみりんは、塩分やアルコールによって腐りにくいです。

一方めんつゆの場合は、鰹節などの食品が混ざることで、酸化したりカビやすくなったりして腐りやすくなるのです。

市販のめんつゆは、殺菌処理をしているので賞味期限も1年と長いですが、開封して空気に触れることで、一気に劣化が進んでしまうのですね。

さらに、めんつゆは常温だとより劣化が進んでしまうので、より日持ちさせるためにも冷蔵庫で保存しましょう。

また、ストレートのものより濃縮のめんつゆのほうが日持ちしますが、濃縮のほうが塩分濃度が高いため腐りにくくなっています。

めんつゆの開封後の保存方法としては、下記のようなことを心掛けるとよいでしょう。

 

とにかく、めんつゆが空気に触れて菌が混入することを、なるべく防ぐことがポイントです。

ところで、市販のめんつゆではなく、手作りした場合の賞味期限はどうなんでしょう？

 

手作りのめんつゆの賞味期限は？

手作りのめんつゆは、あまり長くは持たないイメージがありますよね。

しかし、3倍濃縮タイプなどで作り正しく保存をすれば、市販品と同様に3週間程度は日持ちします。

ただし、すぐに食べるように”ストレートタイプ”として作った場合は、その場で食べきるようにしましょう。

 

 

 

ここまで見てきて、めんつゆはそれほど日持ちしないことがわかりましたね。

では、めんつゆの賞味期限が切れて、腐るとどうなるのでしょうか。

めんつゆが賞味期限切れで腐るとどうなるの？見分け方はコレ！

めんつゆが腐ったかどうかは、どのように見分ければよいのでしょう。

間違って食べてしまわないように、しっかり確認していきましょう。

 

腐っためんつゆの見分け方とは？

食品が腐っているかどうかは、「見た目・臭い・味」で見分けますよね。

めんつゆも腐ると、見た目や味、臭いでわかります。

例えば、以下の内容をチェックしてみましょう。

 

上記のように、違和感のある濁りや味、臭いを感じたら食べるのをやめましょう！

チェックしてみて、臭いも見た目も大丈夫そうだった場合でも、賞味期限後はいつまで大丈夫なのか、おおよその目安は把握しておきたいですね。

 

賞味期限切れのめんつゆはいつまで大丈夫？

めんつゆの賞味期限切れの話の前に…。食品には賞味期限と消費期限がありますよね。

めんつゆには”賞味期限”が記載されていますが、まずはこの2つの違いを確認しましょう。

 

賞味期限と消費期限は何が違うの？

さまざまな食品の期限を見ると、2種類の記載がありますが、このふたつの違いは次の通りです。

 

消費期限は、おにぎりやサンドイッチなど腐りやすい食品に表示されています。

一方賞味期限は、ある程度日持ちのする食品に表示されます。

そのため、めんつゆには消費期限ではなく、賞味期限が表示されているのです。

 

めんつゆは賞味期限が切れたらすぐに腐る？

賞味期限は、ある程度の余裕を持って設定されています。

そのため、賞味期限が切れたからといって、めんつゆがすぐ腐るわけではありません。

ただし、賞味期限は正しい保存方法で未開封の場合に限ります。

冷暗所や冷蔵庫など、涼しい場所に保存していれば、1年以上過ぎためんつゆでも大丈夫との情報もあります。

ですが、実際は各家庭で保存場所は違いますし、いつまで大丈夫という明確な決まりはありません。

つい「もったいないから」と使いたくなる気持ちもわかりますが…。

やはり、安全のためにも消費期限が切れたものは、やめておいたほうが無難でしょう。

しかし、大量に残っためんつゆを使い切れない時は、捨てるしかないのでしょうか？

それでは、あまりにももったいないですよね。そこで、めんつゆを大量消費する方法を紹介します！

めんつゆを大量消費できるレシピ！それでも使い切れない時は冷凍しちゃおう！

”めんつゆ”という商品名から、めんにつけるしか使い道がないと考えていませんか？

実は、めんつゆは普通に調味料としても使えるのですよ。

めんつゆは、しょうゆ、みりん、出汁、砂糖などの調味料が合わさったものなので、これだけで合わせ調味料のようなものです。

例えば、ゆで卵をめんつゆに漬け込むだけで、簡単に味付け卵が作れます。

 

これだけで、しっかり味の染み込んだ煮卵のできあがりです。

ほかにも、めんつゆは煮物の調味料としても使えます。

煮物をする場合は、濃縮のめんつゆに砂糖を足して煮ると、こっくりとした味の煮物になりますよ。

煮物に使えば、かなり大量にめんつゆを使えますよね。

ほかにも、チャーハンや野菜炒めなどの炒め物にも、少しめんつゆを加えると美味しくなります。

それでも、「なかなかめんつゆを使い切れない！」という場合は、冷凍するという方法もおすすめです。

 

めんつゆを冷凍するには？

めんつゆは冷凍保存もできるので、開封後に使いきれないと思ったら早めに冷凍しましょう。

冷凍しておけば雑菌が繁殖しにくくなるので、1～2ヶ月程度は保存できますよ。

冷凍する時は、瓶などの容器のまま保存するのではなく、製氷皿を使うのがおすすめです。

そうすれば、必要な量だけ解凍して使えるので便利です。

暑い夏には、半解凍のめんつゆを崩しながら、めんにからめて食べるのもおすすめですよ！

まとめ

最後に、ここまでの内容を簡単にまとめておきましょう。

 

以前は、めんつゆを手作りしていましたが、最近は手軽なので市販のものを利用しています。

調味料として、ほかの料理にも使えると知ってからは、隠し味的にめんつゆを入れたりして頻繁に使うようになりましたね。

しそやゆずなどの風味のあるめんつゆも、一味違った味付けになるので、いろいろな料理に使ってみるのもおすすめですよ。

とにかく賞味期限切れで腐らせて捨ててしまうのは、もったいないですよね。

できるだけ、めんつゆが腐る前に食べるように心掛けつつ、オリジナルの活用方法も探してみてください！