急に切手が必要になった時、あなたはどうしますか?
まず思いつくのが近くのコンビニへ駆け込むことなんじゃないでしょうか。コンビニって大抵の物が揃いますし、切手も売っていそうです。けれど、どの程度の品揃えかは分かりません。
ところであなたがよく利用するコンビニはどこですか?セブンイレブン?それともローソン?
それともミニストップ?
ネットで検索しているとセブンイレブンやローソンは店舗数も多いので情報が入ったりもしますが、ミニストップの切手の品揃えまではなかなか分からないのではないでしょうか。
そこで今回は「ミニストップで販売している切手の種類は?他のコンビニとの違いは?」というテーマで、
実際に店舗を周って取り扱っている切手の種類を聞いてきました!この他にも
- 実際に店舗で確認したミニストップで扱っている切手の種類は?
- ミニストップ以外のコンビニで扱っている切手の種類は?
- 切手の買い方や支払い方法、切手を買う際の注意点とは?
という内容で、「普段は切手を買う事なんかないよ~」という方でも安心して買いに行けるよう、丁寧に解説していきます。
「実際に〇円の切手は取り扱いがあったよ」という話を聞けば、それなら自分の最寄りのコンビニもあるかもしれないと思うことができます。また事務職として働いていた私の経験から、メジャーな切手の種類についても予想をしていきますので参考にしてみてくださいね。
それでは早速、ミニストップの各店舗ではどんな切手を取り扱っていたのか見ていきましょう。
目次
ミニストップで販売している切手の種類は?実際に店舗に行って確認してきた!
コンビニで売られている切手の種類をネットで調べてみても、「公式サイトでは種類までは書いてないよ~」というように、情報が曖昧であることが多いです。
と言いますのも、コンビニでは取り扱う切手の種類は店長に一任している場合がほとんどで、全店舗共通で取り扱うことが決まっている切手というのがないからなんですね。
そこで今回、岐阜県・三重県・奈良県のミニストップの各店舗に実際に行ってみて、取り扱っている切手の種類を確認してきました!
岐阜県/店舗A | 2円・10円・50円・62円・82円 |
岐阜県/店舗B | 2円・10円・20円・30円・52円(在庫限り)・
62円・82円・92円・100円・205円・280円 |
三重県/店舗A | 2円・10円・62円・82円・100円 |
三重県/店舗B | 2円・10円・50円・62円・82円・100円・120円 |
奈良県/店舗A | 2円・10円・62円・82円・92円・120円・
205円・280円・310円 |
これをご覧になるとわかると思いますが、大体同じようなラインナップですよね。やはり”よく売れる切手”というのは、どの店舗でも似ているようです。
そこで今度は、「どの種類の切手がメジャーなのか?」ということを考えてみましょう。
・よく使われているメジャーな切手とは?
62円⇒ハガキの基本料金なのでよく使う
82円⇒手紙の基本料金なのでよく使う
この2種類はもはや鉄板です。どんなに取り扱う種類の少ない店舗でも、この2種類は最低限揃えています。
この他にメジャーな切手と言えば、この4種類でしょう。現地調査でも多く見かけた金額の切手ですね。
- 2円⇒料金改定前の切手を使う時の調整に便利
- 10円⇒料金改定前の切手を使う時、重さが超過した時の調整に便利
- 92円⇒手紙(定形郵便)で重さが超過した時の金額としてよく使う
- 120円⇒定形外郵便(大型の封筒)でよく使う
私は事務職で働いていたことがあるのですが、やはりこの4種類の切手を使用することが多かったです。
ビジネスシーンでは大型封筒もよく使いますが、その際に120円や140円をよく使用します。また速達料金(280円)を追加で貼る時にも、切手を何枚もズラリと並べて貼ると見た目が悪いので、手持ちの中で高額の切手を中心に組み合わせて使っていました。そういう時にも120円や140円はよく登場しましたね。
切手は何枚か組み合わせて貼ってもOKなので、欲しい金額がメジャーな切手の組み合わせになるよう、事前に考えておくとスムーズに買えますよ。
例えば「手紙82円+速達料金280円=合計362円分の切手」が欲しい場合、
「82円+140円×2枚」で買えますが、140円が在庫になかった場合は「120円×3枚+2円」という組み合わせでも買えます。
貼り付ける切手の枚数に制限はありませんが、あまりたくさん貼ってあると自動消印ができなくなることがあるそうなので、やめておいた方が良いです。特にビジネスシーンでは、見た目の悪さから「常識がなさそう」という悪い印象に繋がってしまうので普通の封筒なら3~4枚程度、大型でも5~6枚くらいまでにしておきましょう。
現地調査を実行!ミニストップと他のコンビニでは販売している切手に違いはあるの?
メジャーなコンビニチェーンについては、それぞれの記事に実際の調査内容などをまとめていますので、気になるコンビニの記事をご覧下さいね。
これ以外にもこんな調査結果があります。
<ヤマザキデイリーストアの場合>
奈良県/店舗A:2円・10円・62円・82円・100円
<サークルKの場合>
岐阜県/店舗A:1円・2円・10円・50円・62円・82円・92円・100円
これらを見ていくと、どのコンビニチェーンでも需要の高い種類ほど置いているというのが共通点です。
つまり絶対に置いているであろう「62円と82円」しかない店舗では切手の需要自体が少なく、買い求める客がいる店舗ほど扱う切手の種類も増えていくということ。もしかすると、お店にリクエストを出したら取り扱うようになるかもしれませんね。
また他のコンビニとの違いを探すなら、「ミニストップやローソンではゆうパックの取り扱いがある」ことでしょう。ローソンでは店内のポストに入るサイズならば投函がOKですし、ミニストップはゆうパックの宅配サービスの窓口を行っています。なので、ゆうパックを利用したい時はミニストップが一番便利ですね。
そしてローソンとミニストップには店内ポストが設置されています。ただしミニストップの場合は店舗の近くにポストが設置されている場合は店内ポストが設置されないので注意しましょう。また集荷が1日に1回ですので、速達など急ぐ場合は郵便局の窓口へ自分で持って行く方が早いですよ。
買う前にコレを見て!ミニストップでの切手の買い方とは?
切手は店内の商品棚に陳列されているわけではないので、手に取ってレジへ持って行くという通常の買い方ではありません。
レジカウンターで店員さんに「○円切手を△枚下さい」や「切手を○円分下さい」と言えば切手を出してくれ、そのまま会計になります。店によっては、頼めば業務用スポンジ(切手を濡らすためのもの)を貸してくれるので、その場で貼り付けることもできますよ。
丁度良い金額の切手が無い場合は組み合わせを考え直さなくてはなりませんが、慣れた店員さんなら「〇円は無いので▲円△枚では?」と提案してくれることもあります。他に会計待ちのお客さんがいなければ、焦らず買える金額の切手の組み合わせを考えてみましょう。
切手の支払いは現金が基本です!
切手の支払いは基本的には現金で、クレジットカードは使えません。suicaなどの電子マネーで切手を購入することはできず、ミニストップではWAONカードの電子マネーでの支払いは可能ですが、ポイントの付与はありません。
「普段はコンビニでの買い物は電子マネーで済ませている」という方は、現金を持って出かけるようご注意くださいね。
何円切手を貼ればいいか分からない!切手を買う前の注意点とは?
ハガキ⇒全国一律62円
手紙⇒一般的な封筒(長形3号)なら82円が基本だが、重さや封筒の大きさによって異なる
という基準になっています。手紙は使用した封筒のパッケージでサイズを確認するか、自分で定規で測ってサイズを確認します。重さは封をした後、切手を貼れば送れる状態にしてからデジタルスケールで量ればOKです。
デジタルスケールが手元にない場合やどうしても不安な場合は郵便局の窓口へ持って行き、切手を買う時にその場で量ってもらうのが一番確実な方法です。
重さがわかれば以下のサイトで料金計算ができます。速達などのオプションも含めて計算できるので、間違い防止にもなって便利ですよ。
コンビニではできないことがある!切手を買う前の注意点
「郵便局員と差出人・受取人以外は郵便物に触ってはいけないよ~」という決まりがあるため、コンビニの店員さんは基本的に郵便物に触ることができません。店内に設置されたポストも、回収に来た局員さんが開けて郵便物を取り出すため店員さんが取り扱うことはありません。
そういう事情から、”郵便局とは違ってコンビニではできないこと”というのがあるんです。
- 店員が郵便物を預かる
- 店内ポストに入らないサイズの郵便物をポストの外で保管する
- 店員が郵便物の重さを量る
このように直接郵便物を扱う作業はできません。店内ポストに入らないサイズの場合、他のポストか郵便局で差し出してくださいね。
店舗によってはデジタルスケールを貸してくれることもありますが、もちろん計量は自分でしなくてはなりませんし、あくまで親切心によるものなので「コンビニでは重さは量れない」と思っておきましょう。
ただし郵便料金表の常備が義務付けられているので、自分で量った重さでは何円分が必要かを料金表で確認させてもらうことはできます。
また切手代が不足していた場合、差出人が明記してあれば差出人に返送されますが、受取人が負担するケースもあります。私もずっと昔に代金不足で差し出してしまったことがありますが、差出人が明記してあったけれど受取人負担で届けられていたという経験があります。
相手に迷惑がかかってしまうので、「重さが丁度料金が変わる境目ぐらいで、微妙だな~」という時は重い方の代金で貼っておくのが良いですよ。
~コンビニで切手を売るメリットはあるのか?店長さんに聞いてみた!~
「コンビニで切手を買っても郵便局と同じ値段ということは、コンビニは切手を売っても利益がないのかな?」と思ったことはありませんか?
実はミニストップなどのコンビニは、切手を販売すると日本郵政から販売手数料がもらえるんです。
- 販売額が20万円以下の場合の料率は10%
- 販売額が300万円を超えた場合の手数料は0.5%
というように手数料は販売額に応じて計算されているのですが、売れば売るほど料率は下がっていくという仕組みです。ちなみにゆうパックの場合は一律で、1個あたり100円。
以前は販売額が0円でも1000円、5千円以下でも2000円の手数料が貰えていたんですが、今は「切手やハガキをたくさん販売することで売り上げを伸ばす」ということはできなくなってしまいました。
けれど切手を取り扱うことによって客側にとっては便利さが増しますし、それによって集客ができることにメリットを感じているのだそうですよ。
まとめ
- ミニストップでも切手の購入はできる
- 取り扱う切手の種類は店舗ごとに異なり、基本的に需要が多いものを揃えている
- ミニストップはゆうパックの宅配サービスの窓口を行っている
- ミニストップには店内ポストが設置されているが、近くにポストがあれば設置されないこともある
- 店内ポストの集荷は1日に1回
<コンビニで取り扱いの多い切手一覧>
- 62円⇒ハガキの基本料金なのでよく使う
- 82円⇒手紙の基本料金なのでよく使う
- 2円⇒料金改定前の切手を使う時の調整に便利
- 10円⇒料金改定前の切手を使う時、重さが超過した時の調整に便利
- 92円⇒手紙(定形郵便)で重さが超過した時の金額としてよく使う
- 120円⇒定形外郵便(大型の封筒)でよく使う
<コンビニで切手を買う時の注意点>
- 切手の支払いは基本的には現金
- ミニストップならWAONカードの電子マネーでの支払いは可能だが、ポイントの付与はない
- クレジットカード・suicaなどの電子マネーは使えない
- 必要な切手代は手紙の大きさや重さによって異なるため、事前に量っておくと良い
- コンビニ店員は郵便物を預かったり、重さを量ったりすることができない
- 店内ポストに入らないサイズの郵便物は自分で別の所で投函しなくてはいけない
ミニストップでは切手の取り扱いの種類が多い店舗がよくあります。ただ種類が多いとは言っても、需要の多い切手のみを揃える店舗ばかり。慶弔用の切手や記念切手など、普段からよく出回るとは言い難い種類の切手は郵便局へ行くのが手っ取り早いです。
コンビニではどの種類の切手が置いてあるかはレジで聞いてみるまでわかりませんし、不運にも”在庫切れ”に出くわしてしまう人もいます。郵便局ではシールタイプの切手やキャラクターデザインの切手など、選ぶのが楽しくなってしまうほど種類が豊富なんですよ。コンビニは利便性が高いですが、何を求めているかによって郵便局とコンビニを使い分けていくのが良いでしょう。
また緊急時にはコンビニが便利とはいえ、郵送手配は時間に余裕を持ってできると良いですね。相手に迷惑が掛からないよう、切手の金額の確認などはしっかりしておきましょう。
手紙の代金が不安という方は、この記事を参考にしてみては?
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