【執筆者:編集部 鳥越菜生】
一晩で熱を下げる方法を知りたいとき、Yahoo!知恵袋の回答が役立ちます。
風邪や急な発熱で辛いときや、次の日にどうしても仕事や学校が休めないときには、できるだけ早く自力で熱を下げる方法が知りたくなりますよね。
知恵袋回答には体験談を元に発熱に対して自分で対応するときの方法が紹介され、大変参考になります。
しかし大人と違って赤ちゃんや小さな子供は、熱の高さだけで判断して受診しないのは危険な場合もあるため要注意です。
そこでこの記事では、熱がすぐ下がる方法を知りたいときに役立つ、以下の項目について詳しく解説します。
一晩で熱を下げたいときのこと
- 知恵袋回答のおすすめ対処法7選
- 自力で高熱を下げる方法はある?
- 熱を下げる方法を実践するときのコツや注意点
- 発熱時の体内の状況と栄養や過ごし方のポイント
昔から言われている「風邪のときはお風呂は禁物」や、「熱が出ても汗をかけば治る」という説は本当かも解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
一晩で熱を下げる方法 | 知恵袋回答からのおすすめ対処法7選
一晩で熱を下げる方法を知りたいときに頼れると評判の知恵袋回答から、おすすめの対処法を紹介します。
熱を早く下げる方法7選 |
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1.寒気がする間は体を温める 2.とにかく寝る・動かない 3.スポーツドリンクを多めに飲む 4.体を温めて汗をかく※ ・熱い風呂に入る ・カイロを服に貼って毛布にくるまる 5.頭や首元を冷やす 6.脇の下や足の付け根を冷却する※ 7.解熱剤を使う 【ただし※は病状に注意】 |
知恵袋に回答する人は、急な熱すぐ下がるという自分の体験談から効果的だった対処法を勧めてくれる場合が多く、症状も含めて参考になります。
どんな意見が多いのかや、対処法の意味や効果を詳しく見ていきましょう。
水分補給や保温など自力で熱を下げる方法を紹介
発熱したときできるだけ早く自力で熱を下げる方法には、知恵袋でも体を温めゆっくり眠って水分を摂るなど、基本的な対処法を勧める人が多いです。
汗とともにミネラル成分も出ていくので、水だけよりもスポーツ飲料や経口補水液が飲めると効果的です。
お好みのスポーツドリンクを多めにストックしておくと、急な発熱時にも助かりますよ。
気分が悪くて味のするものは飲めない人もいるので、経口補水液の方が飲みやすい場合もあります。
体を休めて体力を温存しながら合間にはこまめに水分補給をするのが、回復を早めるコツです。
発熱で食欲が無く食べられないときは、飲み物で水分とミネラルの補給ができていれば大丈夫です。
こちらのような栄養補給ができるゼリーも、横になったまま食べられておすすめです。
発熱は風邪を引いたりウイルスや細菌に感染したりすることで起こる場合が多く、根本の病気を治すためにも体を温めることは大切です。
「熱い風呂に入る」のは体を温める意味もありますが、カイロや毛布を使う方法と同じく、積極的に汗をかくために勧めている人もいました。
解熱剤を飲んだ場合のように、熱が下がる前には汗を多量にかくことが多いので勘違いされがちですが、汗をかくから発熱が治まるわけではないのです。
熱のほか吐き気や頭痛がしていることも多く、無理に体を温めすぎると余計に症状が悪化して辛くなり、体力も消耗するので良くありません。
昔から「風邪を引いているときはお風呂はダメ」と言われるのも、体力を消耗しないためという意味のようです。しかし近年では、高熱から回復してきたときや微熱の場合で体力的に大丈夫なら、汗を流し気分転換にもなるため入浴しても良いと考えられるようになっています。
ブルブルと寒け(悪寒)がするときは熱が上がる途中でしっかり体を温めた方が良いですが、震えが止まるといったん上がりきって暑く感じることが多いです。
暑いと感じたら、温めるのを緩めて薄い布団や衣服に変えると良いですね。
寒けと汗の放出を繰り返すことも多いので、体感に従って温め方を調節することが大切です。
原因である病気によっても違い、微熱で1日で下がる場合もあれば、何日か上がる・下がるを繰り返す場合もあります。
心身が辛い場合や急いで治す必要があるときのために、高熱の下げ方や解熱鎮痛剤の使い方も確認しましょう。
脇を冷やすのは高熱を下げる方法におすすめ | 冷やす効果
脇や足の付け根の冷却は病院でもよく行われる体温を下げる方法で、特に38度以上の高熱が出たときにすぐできる応急処置としておすすめです。
ピンポイントに氷のう(氷水を入れた袋)や布で巻いた保冷剤を置いて冷やす方法で、熱中症の対処法としても効果的です。
氷のうだと固定しにくいので、知恵袋回答には「冷却シートを使う方が密着して良い」という口コミもありました。
気分が良くなると食欲が出て栄養を摂取できるため体力の回復が早まり、熱も下がりやすくなるかもしれません。
発熱時は体温が高くなるだけでなく頭痛・関節痛や吐き気がするほか、原因の病気により喉の痛みなども加わって辛いですよね。
眠くなるのは困るからと耐える人もいますが、体力や気力が消耗してしまう前に薬を飲んで熱を下げる方が良い場合もあります。
大人は辛くなったら解熱鎮痛剤を使える
解熱鎮痛剤を使うと一時的にでも熱や痛みを和らげられるので、大人の場合は辛い状態を無理せずに服用を検討しましょう。
とはいえ風邪薬や解熱剤は頭がぼーっとするから仕事や勉強があるときは飲めない、という人も多いです。
しかし解熱鎮痛剤にも種類が多く成分の違うものが市販されているので、眠くなりにくい・胃にやさしいなどの希望に合うタイプを選ぶと良いですよ。
解熱剤は服用間隔を6時間空けなければならない場合が多いので、用量はもちろんですが、用法も必ず守って使いましょう。
解熱剤はインフルエンザワクチンのような予防接種後の、副反応による発熱のときにも使用可能です。
インフルエンザにかかったら重症化を防ぐため、受診して治療薬を処方してもらう必要がありますが、それまでは市販の解熱剤も使えます。
ただしインフルエンザにかかっているときの発熱には、主成分がアセトアミノフェンのタイプを選ぶ必要があるので注意しましょう。
成分名を見ても良くわからない場合は、薬局で薬剤師や販売登録者さんに選んでもらうと良いですね。
小さい子供はまだ自分の状況を言葉で表現できないうえ、小児期にかかりやすい病気もあるので、大人とは違う注意が必要です。
赤ちゃんや小さな子供は熱だけで判断しない
赤ちゃんや小さな子供の発熱は微熱でも受診した方が良い場合もあるので、気になる症状がないか、全体的によく観察して判断しましょう。
- 痙攣している
- 顔色が悪い(唇も青い感じ)
- 呼びかけても反応が無い
(意識がはっきりしていない) - 嘔吐や下痢が頻回にある
- 息苦しそうな様子
- 生後3か月未満で38度以上の発熱
熱で苦しそうでも、痙攣なしで顔色も良く呼びかけに反応するなら急いで受診する前に、頭を冷やしたり体を温めたりと熱を下げる方法で対処してみましょう。
発熱しても急に下がる場合もあるので、お茶や湯冷ましでの水分補給や汗のケアをしながら、全身の状態をよく見てあげることが大切です。
また子供の解熱剤は病院でも使用量を体重から計算して処方され、口から飲めないときは座薬タイプを出されます。
熱が高くても表のような症状がないなら焦らなくて良いそうですが、3日経っても熱が下がらないときは受診した方が良くなります。
自力で対応できるかの目安や、特に注意が必要なケースも確認しておきましょう。
発熱時に病院に行くべきかの判断の目安と注意点
発熱しても自宅ケアで良い場合もありますが、体温の高さや全身症状によっては早めの受診が重要になるので要注意です。
- 高熱が続いて体が辛い
- インフルエンザや医療が必要な感染症の疑いがある
(実際にかかっている人と接した可能性がある) - 発熱が4日以上続いている
- 熱以外にも辛い症状がある
熱が何度以上なら受診が必要という明確な基準はないので、自己判断するうえで表のような状況の有無を目安にすると良いでしょう。
高熱が続いて自力のケアで下がらない場合は薬が必要な感染症の可能性もあり、体力の消耗も激しくなるので早めに受診した方が良いです。
また発熱してインフルエンザの心当たりがあるときは、もしもの場合に備えてできる限り早く受診してください。
微熱であっても4日以上続くときは、風邪やウイルス感染以外の原因も考えられるため、受診した方が良い場合の目安にできますよ。
熱以外に体のどこかに辛い症状がある場合も、何らかの疾患にかかって早めに医療が必要な状態かもしれません。
対処を考えるときにも役立つので、そもそも発熱するのはなぜか、体温が上がる理由を知っておきましょう。
発熱したとき体の中で起こっていること | 発熱の理由
熱が出るのは、体内に侵入したウイルス・細菌の増殖や活動を抑え、血液中の白血球が免疫機能を発揮するのに都合良くするためです。
つまり発熱することは、体の防御反応なのですね。
そのため実は熱が出ても、すぐに解熱剤で下げねばならないわけではないそうです。
しかし高熱が続くと体の衰弱が激しく回復も遅くなるので、こじらせる前に解熱した方が良い場合が多いのです。
いくら自分の免疫力を信じていても心身が辛いのに我慢するのも良くないので、無理せずに解熱剤を使いましょう。
食欲が出てきたら消化の良い、炭水化物を主としてあまり油を含まない食事がおすすめです。
料理をする元気まではないというときのため、温めるだけで食べられるレトルトのおかゆを備蓄しておくと、災害用にもなります。
喉の痛みや耳の詰まった感じもある人は、こちらもぜひ併せてご覧ください。
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結論 | 一晩で熱を下げるにはできる限り体を休め対処法を試そう
- 基本的に睡眠と水分補給が重要
- 体感に応じて体の保温と汗のケアをして調節する
- 高熱を下げる方法は脇・足の付け根・首元を冷やす
- 大人の場合は状況に応じて解熱剤も効果的に活用
- 自力で対応できるかの判断も大切
風邪や急な発熱があって一晩で治す方法が知りたいときは、知恵袋からまとめた対処法7選を参考にしてみてください。
微熱を下げる方法はもちろん、高熱のときに体温を下げられる冷やし方のほか、解熱剤の使い方についても紹介しました。
しかし一晩で熱を下げる方法と言っても魔法のような技があるわけではなく、やはりしっかりと体を休めることが早い回復につながるようです。
少しでも早く治したいときは解熱剤も上手に活用して、できるだけ寝る時間を確保してみてくださいね。