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生活のQ&A

免許証の住所変更を1年以上忘れていた!しないと罰則になるの?

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免許証 住所変更 忘れていた

【執筆者:編集部 鳥越菜生】

転居したあと免許証の住所変更をしないまま1年以上経つと罰則も心配になりますが、実は届出には期限が設けられていません。

法律では確かに罰則が定められていますが、変更手続きを忘れていたために罰金を取られたという話は聞いたことがないですよね。

この記事では、住所変更を1年以上忘れていた人も次の免許更新が安心して受けられるように、ぜひ知っておきたい以下の項目について解説します。

この記事を読むとわかる!
免許証の住所変更のこと
  • 届出はいつまでにすべきか
  • 届出を1年以上忘れていた場合の罰則やデメリット
  • 変更手続きの窓口や必要書類
  • 住所を未変更のまま免許更新する場合の注意点

免許証を住所変更しないで更新する方法や、土日でも届出可能かなども詳しく紹介するので、なかなか行けず罰金が心配な人もぜひ参考にしてください。

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免許証の住所変更を1年以上忘れたときの罰則とデメリット

転居したら免許証も住所変更する必要がありますが、1年以上の長期間にわたって忘れていた場合も、罰則が適用されることは稀なようです。

しかし次の免許更新が近づいても連絡はがきが届かないおそれがあるため、うっかり失効にならないように対処しておかなければなりません。

免許証の住所変更を忘れていたときのデメリット
  • 「2万円以下の罰金または科料に処する」という罰則が心配
  • 連絡はがきが届かず免許更新も忘れる
  • 新住所での身分証明書として使えない

免許証の記載事項に変更があったら、公安委員会に届け出て新たな記載を受けなければならないと、道路交通法で定められています。

(免許証の記載事項の変更届出等)
第九十四条 免許を受けた者は、第九十三条第一項各号に掲げる事項に変更を生じたときは、速やかに住所地を管轄する公安委員会(公安委員会の管轄区域を異にして住所を変更したときは、変更した後の住所地を管轄する公安委員会)に届け出て、免許証に変更に係る事項の記載(前条の規定による記録が行われる場合にあつては、同条の規定による記録)を受けなければならない。

引用元:道路交通法 | e-GOV法令検索

免許証の住所変更を忘れてしないとどうなるのか、法律上の罰則や生活するうえで考えられるデメリットを知っておきましょう。

いつまでかの期限は無く罰金を取られた話は聞かない

免許証を持っている人は住所変更を届け出る義務がありますが、長期間しなままでいた場合も罰金を取られたという話は聞かれません。

道路交通法第94条第1項で届出の義務があることは定められていますが、「速やかに」との表現で期限がいつまでかは決められていないのです。

届出は14日以内にすべきと言われる理由

引越して住所が変わると、14日以内に市区町村役場に住民(票)異動届を提出する必要があります。(※1)
免許証の住所変更も、役所への届出と併せて済ませておく方が忘れないために良いと言われますが、14日過ぎたら違反になるわけではありません。

いつからが違反になるかは不明ですが、道路交通法には罰則もしっかりと規定されています。

第百二十一条 次の各号のいずれかに該当する者は、二万円以下の罰金又は科料に処する
八 第四十五条の二(高齢運転者等標章自動車の停車又は駐車の特例)第四項、第五十一条の四(放置違反金)第二項、第六十三条(車両の検査等)第七項、第七十五条(自動車の使用者の義務等)第十一項(第七十五条の二(自動車の使用者の義務等)第三項において準用する場合を含む。)、第七十八条(許可の手続)第四項、第九十四条(免許証の記載事項の変更届出等)第一項、第百三条の二(免許の効力の仮停止)第三項(第百七条の五(自動車等の運転禁止等)第十項において準用する場合を含む。)、第百七条(免許証の返納等)第一項若しくは第三項、第百七条の五(自動車等の運転禁止等)第五項若しくは第七項又は第百七条の十(国外運転免許証の返納等)第一項若しくは第二項の規定に違反した者

引用元:道路交通法 | e-GOV法令検索

SNSでも、届出を忘れていて罰則の適用を心配している口コミが多くありました。

しかし免許証の住所変更を1年以上忘れたままでも、よほどのことがない限り実際に罰せられることは無いようです。

それどころか先に住所変更をしていなくても必要書類があれば更新と同時でもできることが、連絡はがきにも記載されていますよ。

このように更新連絡はがきには講習区分のほか、手続きに必要な書類や持ち物も詳細に記載されており、通常は更新時に持参しなければなりません。

免許証の住所変更を忘れていたら連絡はがきが届かないため、最悪の場合は免許を取り直さなければならなくなる場合もあります。

届出を忘れていたら更新連絡はがきが届かないので要注意

免許証の住所変更を忘れていると更新時期になっても連絡はがきが届かず、免許が失効する危険性もあるため注意が必要です。

免許証は3年または5年ごとに更新手続きを行う必要があり、誕生日の1ヶ月前から可能で、それまでに住所地の公安委員会から連絡はがきが送られます。

しかし連絡はがきは免許証に記載・登録された住所地に届くため、変更手続きをしていないと前の住所に送られ、新住所では受け取れません。

ただし郵便局に住所変更届を提出している場合は、1年間は転送サービスが受けられます。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
しかし転居から1年以上経つと、郵便局の転送サービスの期間も終了している可能性が高いです。

常に更新時期を気に留め、忘れないように自分で対処できれば良いですが、うっかりして免許が失効して車に乗れなくなる可能性もあります。

免許失効から半年のうっかり失効期間を過ぎると、もう半年後までは適正試験のみで再取得できますが、以降は学科・技能試験も受け直しなので大変です。(※2)

そのほか免許証の住所変更ができていないと、新住所の身分証明書に使えないこともデメリットのひとつです。

顔写真入りで住所・氏名の入った免許証は身分証明書としても貴重なので、使えないと案外困る場面が多いかもしれません。

デメリットを避けて次の更新も無事に迎えられるように、免許証の住所変更はどこでできて何が必要かなども詳しく解説します。

免許証の住所変更は簡単にできる | 更新と同時でもOK

免許証 住所変更 しないで更新

免許証の住所変更は更新と同時にしても良いですが、必要書類があれば簡単に短時間でできるので、なるべく早めに済ませておくと安心です。

届出は警察署以外に運転免許センターや運転免許試験場のほか、交番でもできる場合があるので、都道府県警察ごとのホームページを確認しましょう。

免許証の住所変更窓口と必要書類
受付場所 対応時間
(例)
必要書類
(本人申請の場合)
警察署 平日のみ
午前8時30分
~午後5時
〇免許証
〇現住所記載の証明書
(以下のいずれか)
・住民票の写し
・健康保険証
・マイナンバーカード
・在留カード
・消印付き郵便物など
(※要確認)
免許試験場 平日・日曜
午前8時30分
~午後5時
免許センター

まず更新で困らないよう先に住所変更を届け出ておく場合の、手続きに必要な持ち物や受付場所を確認しましょう。

住所変更手続きの必要書類と受付場所

免許証の住所変更は写真も必要なく、免許証と住民票の写しや保険証などの新住所が記載された書類があれば、警察の窓口で簡単にできます。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
「住民票の写し」とは住民票を住所地の市町村役場から取り寄せる際の書類の種類で、コピーという意味ではないので注意してください。

マイナンバーカードや、転居後に新住所の本人宛に届いた消印付き郵便物も証明に使える場合が多いです。

また免許証に住所だけでなく氏・本籍変更が必要かで、住民票の写しに記載が必要な項目が異なるので、婚姻のために転居した場合は注意しましょう。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
必要書類についても、住所地を管轄する都道府県警察のホームページや問い合わせで確認してください。

都道府県ごとに異なりますが、警察署のほかにも平日以外にも行ける窓口を設けています。

忙しくて土日しか行けないという人は、日曜日に手続きできる窓口や代理人申請を利用する方法がおすすめです。

日曜日の受付窓口や代理人申請も活用しよう

免許証の住所変更をしたくても平日が無理な場合は、日曜日に受付可能な窓口を利用するか、同居人に代理で手続きしてもらう方法もあります。

日曜日に受付可能な窓口は1会場の場合も多いので、条件や予約が必要かなどもあらかじめ確認しておくと良いですね。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
稀に、幹部派出所や交番・駐在所で届出できる都道府県もあります。

代理人申請には代理人の氏名・住所記載の証明書と、「本人と代理人の両氏名が併記された住民票の写し」が必要な場合が多いです。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
ただし都道府県によって条件が異なり委任状が必要な場合もあるので、最寄りの警察やホームページで確認してください。

更新までの間に免許証の住所を変更すると、裏面の空欄に変更したことと新住所が記載されて押印された状態になります。

手続きは簡単に終わりますが、こちらのように機械印字でなく手書きの場合もあるようです。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
だからと言って、自分で手書きをしても無効なのでやめましょう。

免許証に手書きや裏書きがどうしても嫌で更新時期が近い場合は、更新手続きと同時に済ませる方法がおすすめです。

住所変更をしないで更新するときの注意点

免許証は住所変更の届出をしていなくても、新住所を証明するための必要書類を持参すれば更新手続きと同時にできます。

ただし手続きは新住所地の都道府県警察で行うので、受付場所や時間などを自分で調べる必要があります。

もちろん通常の更新手続きに必要なものも、忘れずに持参しましょう。

免許証の更新手続きに必要なもの
  • 運転免許証
  • 黒ボールペン
  • 手数料(講習区分により異なる)
  • 連絡はがき
  • 必要に応じて眼鏡・補聴器など

連絡はがきが届かなかった人は、手続きの内容にもよりますが無くても手続きできる場合が多いので、新住所の都道府県警察に問い合わせてみましょう。

学生・単身赴任者などで免許証の住所を実家のままにしておきたい場合も、変更の届出はしないで更新手続きをしても大丈夫です。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
連絡はがきが手元に届くかだけは、注意してくださいね。

ただし免許更新は記載住所地の都道府県警察でしなければならないので、手続きのために帰省する必要があります。

免許が条件を満たしていれば、経由更新により他の都道府県でも更新手続きができますが、連絡はがきと記載住所地の収入証紙・写真が必要です。

優良運転者で身体の障がいによる条件設定がなく、免許証の記載事項を変更したり再交付したりする必要がない場合は、住所地以外での経由更新ができます。

免許証の住所変更はせっかく取得した免許をうっかり失効しないためにも大切ですが、しないで更新しても良いことがわかりました。

どちらにしても、更新連絡はがきが届くよう対策をしておきましょう。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
何かと書類に記入する機会があるときは、書き味の良いボールペンを1本かばんに入れておくのがおすすめですよ。


結論 | 免許証の住所変更をしてない人は更新時期に要注意

免許証の住所変更のまとめ
  • 転居したら速やかに変更を届け出る義務がある
  • 罰則規定はあるが期限はない
  • 届出を忘れていて罰金を取られた話は聞かない
  • 届出をしないと連絡はがきが届かないので更新に注意
  • 変更の届出は更新手続きと同時にしても大丈夫

転居したら住民票の異動届を提出しますが、免許証にも住所変更が必要です。

1年以上忘れていたら、郵便局の住所変更をしていたとしても転送サービスの期限が切れて連絡はがきが届かず、更新時期に気づかないかもしれません。

いつまでにという期限がないとはいえ、うっかり失効しないためにも、免許証の住所変更は早めに届け出ておくと安心です。

事情に合わせて住所変更をしないで更新もできますが、連絡はがきが届くよう対処法を工夫して更新時期を忘れないようにしましょう。

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