スティックコーヒーは体に悪い？安全性や飲み過ぎによるデメリット

【執筆者：編集部 佐々木なるみ】

スティックコーヒーは、カフェインの過剰摂取によって体に悪い影響をおよぼす可能性があります。

妊娠中や授乳中の人など、人によってはデメリットがあるので、毎日の摂取量をきちんと守らなくてはなりません。

ただ、コーヒーは体に良い効果をもたらすことも示唆されており、健康な人であれば適量摂取で健康被害が起きることはないと考えられています。

この記事では、スティックコーヒーそしてスティックカフェオレの成分や、体に悪いといわれる理由について紹介します。

添加物の安全性についても気になる人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

スティックコーヒーやスティックカフェオレは体に悪い？

スティックコーヒーを飲み過ぎると体に悪いとされているのは、カフェインの摂り過ぎで体に悪影響を与える可能性があるからです。

体に悪いと言われる原因

中枢神経系を刺激 (心拍数の増加・興奮・ 不安・震え・不眠)	カフェインの摂り過ぎ
消化器管を刺激 (下痢・吐き気・嘔吐)

カフェインはさまざまな飲み物にも含まれていますが、とくにコーヒーはカフェイン含有量が多いです。

日頃からコーヒーを飲む頻度が高い人は、摂取量に注意しましょう。

カフェインを毎日摂ると下痢になる？デメリットについて

カフェインを摂取し過ぎると、不眠になったり下痢になったりします。(※1)

摂取した本人だけでなく、たとえば胎児や授乳中の赤ちゃんにも影響を与えると考えられており、胎児の発育を阻害したり低体重で生まれたりすることが分かっています。

健康な人よりも、摂取量に注意する必要があります。

摂取目安量		機関名
妊婦	300 mg/日	世界保健機関
	200 mg/日	欧州食品安全機関
	300 mg/日	カナダ保健省
健康な人	400 mg/日

さらに、カフェインは風邪薬や酔い止め薬などの医薬品にも含まれています。

市販で購入できる薬の場合、知らず知らずのうちに、カフェインの過剰摂取になっている可能性があります。

眠気防止のようなメリットばかりに注目して、デメリットを見落とさないように気をつけてくださいね。

添加物の危険性｜人工甘味料は体に害？

スティックコーヒーやスティックカフェオレに含まれている添加物は、厚生労働省が定める基準を満たしたものです。(※2)

原則として、使用している添加物は全て記載する必要があり、どういった用途で使用したのかについても併記が必要とされています。

スティックコーヒーよりスティックカフェオレに添加物が含まれていることが多いです。

どうしても添加物が気になる人は、スティックコーヒーに自分でミルクを足すなどの工夫をしてみてくださいね。

添加物についてより詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてみてください。

実は、スティックコーヒーは体にうれしいメリットも期待できる飲み物なのです。

スティックコーヒーは飲み過ぎなければ体に良い効果もある

スティックコーヒーには、体に良いはたらきをもたらす成分が多く含まれています。

スティックコーヒーに含まれるおもな栄養素

ポリフェノール	活性酸素のはたらきを抑える
カフェイン	・眠気解消 ・疲労感の軽減 ・集中力を高める

カフェインは、興奮時に優位になる交感神経を活発にさせる働きがあります。

疲労感を取りたい時や集中したい時に摂取すると効果的ですよ。

無添加・人工甘味料不使用の商品を選ぼう！

スティックコーヒーは健康を害する影響がある一方で、体に良い効果が期待できるのも事実です。

ですが、それでもより安全なスティックコーヒーを求めるのであれば、無添加・人工甘味料不使用の商品やカロリーオフの商品を選ぶといいですよ。

こちらの商品は、人工甘味料不使用のスティックコーヒーです。

また、カフェイン含有量が少ないカフェインレスの商品もあります。

妊娠中や授乳中の人でも安心して飲めますが、カフェインゼロではないので注意してくださいね。

結論｜妊娠中や授乳中の人はスティックコーヒーの過剰摂取に注意

スティックコーヒーに含まれるカフェインを過剰摂取すると、体に悪い影響がでる危険性があります。

妊娠中・授乳中の人は摂取を控えたほうがいいでしょう。

添加物の安全性については、厚生労働省が定めた基準をクリアしたものだけが使用されているので、あまり敏感になる必要はないでしょう。

スティックコーヒーに含まれる成分は体に良い効果も期待されていますが、カフェインや添加物がどうしても気になる人は、無添加・カフェインレス商品を選ぶといいですよ。