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食材・料理のQ&A

飲むヨーグルトの常温放置は数時間なら大丈夫?保存期間を解説

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飲むヨーグルト 常温

【執筆者:編集部 井上ゆうこ】

要冷蔵の飲むヨーグルトを常温放置すると、風味が変わったり傷んだりする可能性があるので、数時間でも冷蔵庫に入れ忘れないよう注意しましょう。

一方、未開封であれば常温で保存しても大丈夫な商品もあります。

保存温度帯だけでなく保存期間にも違いがあり、要冷蔵品は十数日、常温保存品は数ヶ月の賞味期限です。

この記事では、飲むヨーグルトをおいしく安全に飲むために知っておきたい次の項目を紹介します。

この記事を読むとわかる!
飲むヨーグルトのこと

 

  • 常温放置がダメな理由
  • 要冷蔵品と常温保存品の日持ち
  • 腐るとどうなるのか
  • 品質を保つ保存方法

いつも冷蔵庫にしまい忘れる人におすすめの商品も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

   

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要冷蔵の飲むヨーグルトは常温保存不可|常温OKの商品もあり

飲むヨーグルト 常温

要冷蔵の飲むヨーグルトは、数時間常温に放置したら風味が変わったり安全性に問題が生じたりする可能性があるので、必ず冷蔵庫で保存しましょう。

一方、常温保管が可能な商品は、賞味期限までは常温で問題なく飲めます。

要冷蔵品と常温保存品で賞味期限は大きく違うので、確認しておきましょう。

飲むヨーグルトの賞味期限・日持ち目安
市販品 要冷蔵品 製造日から14〜17日
(常温保存はNG)
常温保存品 製造日から6〜9ヶ月
開封後 冷蔵保存でお早めに
手作り 完成後、冷蔵庫で2〜3日

要冷蔵品を何時間常温に置いたら飲めなくなるかは、気温や製品にもよるのではっきりと言い切ることはできませんが、数時間でお腹を壊した人もいるようです。


要冷蔵の商品は、短時間だからと油断せずに、必ず冷蔵庫に入れましょう。

市販品に常温保存できる・できない商品がある理由

飲むヨーグルトに常温保存できる・できない商品があるのは、材料や製造方法が異なるためです。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
商品ごとの保存方法や賞味期限を守ることが大切ですが、特に、要冷蔵品を間違えて常温保存しないように注意しましょう。

「明治プロビオヨーグルトR1 ドリンクタイプ」の賞味期限は製造から14日間で、保存方法は要冷蔵(10℃以下)です。

「森永 1日不足分の鉄分 のむヨーグルト」は、独自の「ロングライフ製法」によって、製造から180日の賞味期限と常温保存を可能にしています。

「エルビー どこでもおいしいのむヨーグルト」は、瞬間殺菌と無菌充填によって、製造から270日間も常温保存できます。

要冷蔵品はもちろん、常温保存品も開封後に常温放置すると傷む可能性があるので要注意です。

賞味期限は、未開封で、指定された保存方法を守っていた場合に品質が保持される期限です。開封後は、酸素や空気中の雑菌に触れて品質が変わりやすいので、傷む前になるべく早く食べましょう。

危険な状態の見分け方も知っておくといいですね。

常温放置してしまったら状態をチェック|腐る危険も

数時間常温放置した要冷蔵品や開封後の常温保存品は、お腹を壊すこともあるので飲むのは控えたほうがいいでしょう。

常温に出していた時間がごく短かければ、状態をよく見極めて自己責任で判断しましょう。

劣化した飲むヨーグルトの特徴
見た目
変色
・カビが生えている
・変色している
・分離している
臭い
匂い
におい
違和感のある臭い

食感
触感など
・酸味が強い
・苦味を感じる

腐っていなくても、常温下では発酵が進んで、元の味より酸味が強くなることもあります。

 ヨーグルトを25〜40℃の温度帯に長時間置くと、乳酸菌の活動が活発になって酸度が高くなるので、味が酸っぱくなります。

要冷蔵品はもちろん、常温保存可能な商品も開封後は冷蔵庫で安全に保存しましょう。

 

飲むヨーグルトは要冷蔵か常温保管かを確かめて正しく保存

飲むヨーグルト 常温
市販の飲むヨーグルトは要冷蔵か常温保管可能かを確認して、指定の保存方法を守りましょう。

開封後の市販品と手作りは日持ちしないので、いずれも冷蔵庫に保存し早めに飲み切ってください。

飲むヨーグルトの正しい保存方法
常温 冷蔵 冷凍
市販品 要冷蔵品 不可 10℃以下 非推奨
常温
保存品
直射日光と
高温を避ける
冷やしたい
場合に
開封後 不可 お早めに
手作り 発酵完了後は
不可
2〜3日で
食べ切る
ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
空気中の雑菌が入り込むとカビが生えたり風味が変わることがあるので、冷蔵庫では蓋をしっかり閉めましょう。

要冷蔵品は基本的に常温保存不可ですが、飲む直前に温める飲み方もあります。

飲む直前に温める飲み方の注意点|冷凍保存は非推奨

冷たいものが苦手な人は、冷蔵庫出しの飲むヨーグルトを温めるのもおすすめです。

温める温度は、乳酸菌の働きに影響のない人肌程度にとどめ、温め後は発酵が進む前にすぐ飲みましょう。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
ヨーグルトを加熱し過ぎると分離がおこり、60℃を超えると乳酸菌が死滅するので要注意です。
飲むヨーグルトの温め方

小鍋に入れてごく弱火にかけるか、コップに入れて電子レンジで数十秒ずつ様子を見ながら加熱してください。

日持ちを延ばそうとして、飲むヨーグルトを冷凍保存することは推奨されていません。

冷凍した飲むヨーグルトを解凍すると分離がおこり、なめらかな舌触りや風味が失われてしまうからです。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
冷凍・解凍によって、ヨーグルト内のビフィズス菌や乳酸菌の菌数が減ることもあるそうですよ。

期限内に飲みきれない人は、最初から賞味期限が長い常温保存品を購入するのも一つの手ですね。

 

結論|常温保管以外の飲むヨーグルトは冷蔵で風味と安全をキープ

飲むヨーグルトのまとめ
  • 要冷蔵品はおいしさと安全どちらの面でも常温NG
  • 常温で保管できる商品は日持ちも長いので便利
  • どちらも開封後は早めに飲もう
  • 人肌に温めて飲んでもOK
  • おいしさのためには冷凍保存NG

要冷蔵の飲むヨーグルトは、常温に出しっぱなしは厳禁です。

買いだめや持ち運びにも便利な常温保存品は、長期間常温保存できるので、冷蔵庫のスペースに余裕がない人にはおすすめですよ。

どちらの商品も、指定された保存方法を守っておいしく安全に楽しみましょう。

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