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食材・料理のQ&A

ベーコンは常温保存が可能?要冷蔵の商品を常温放置する危険性!

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料理・食材
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ベーコン 常温

【執筆者:管理栄養士 小林えり】

要冷蔵のベーコンは常温保存できないため、購入後は10℃以下の冷蔵庫で保存しましょう。

常温で放置した場合、短時間で品質に異変がなければ、加熱調理後に食べられる場合がありますが、風味が劣化するだけでなく食中毒に繋がる危険性もあり注意が必要です。

一方でもともと常温保存可能な商品もあり、その場合は未開封であれば長期間の保存が可能です。

この記事では常温放置した場合の日持ち目安や、腐ったときの特徴などをご紹介していきます。

この記事を読むとわかる!
ベーコンのこと

 

  • 常温保存時の日持ち目安
  • 常温保存可能な商品
  • 腐るとどうなるのか
  • 正しい保存方法

買い物後、冷蔵庫にしまうのをうっかり忘れて食べられるか不安という人や、備蓄用に常温保存できる商品を探している人は、ぜひ最後まで読んでくださいね!

   

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要冷蔵のベーコンは常温保存不可│賞味期限の目安

ベーコン 常温放置

要冷蔵のベーコンを常温で放置した場合、温度が高くなり品質が劣化する恐れがあるため、基本的には常温保存できません。

ただし放置時間が2時間以内の短時間で、見た目やにおいに問題がなければ、加熱調理後に食べられる可能性があります。

賞味期限はメーカーによりさまざまですが、要冷蔵品と常温品で大きく異なります。

ベーコンの賞味期限・日持ち目安
市販品
(未開封)
要冷蔵品 ・製造日から10日~35日間
常温保存NGだが短時間なら
加熱後に食べられる場合もある
常温品 1~3年間程度
※パッケージ記載の日付を確認
手作り・開封後 お早めに
ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
常温放置の「2時間以内」はあくまで目安です。季節や居住地域によって環境は異なるので、食べる前は五感を使って異変がないか確かめましょう!

市販品によって賞味期限・保存方法は異なるため、購入後はパッケージ情報を確認してください。

常温保存できる・できないベーコンがある理由

ベーコンは商品によって製造の方法が異なるため、常温品と要冷蔵品に分かれます。

市販品のベーコンの多くは、製造過程で加熱処理をしている加熱食肉製品に該当し、保存基準により基本的に10℃以下で保存する必要があります。(※1)

下記の商品は、少量ずつ真空パックされていて保存性が高く見えますが、未開封・開封後にかかわらず冷蔵庫で保存しましょう。

伊藤ハム 朝のフレッシュハーフベーコン3連X10個 冷蔵商品
伊藤ハム

ただし保存基準には例外があり、下記の条件に該当する場合は保存方法や期間が変わります。

1.気密性のある容器包装に充てん後、製品の中心部の温度を120℃で4分間加熱した場合
2.上記と同等以上の効力を有する方法により殺菌した場合

缶詰の商品は微生物の増殖を抑えるために、120℃で4分間以上殺菌処理されているので、常温で約3年間保存可能です。

また「116℃で13分間加熱と同等以上」の加熱処理が行われている、日本ハムのストックポーク ブロックベーコンも、常温で約8ヶ月~1年間保存可能です。

ストックポークはベーコンのほかに、ウインナーやランチョンミートもありますよ。
ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
常温保存可能な商品は、調味済みで日持ちも長いので、災害時用の備蓄やキャンプ用におすすめですよ♪

同じ加熱食肉製品のウインナーやハムに関しては、こちらの記事をチェックしてくださいね。

温度が高くなる夏場や開封後は腐りやすいため注意が必要です。

常温放置の危険性│腐ると食中毒の可能性も

要冷蔵のベーコンを常温で長時間放置すると、賞味期限内でも腐る恐れがあります。

腐ったベーコンの特徴
見た目
変色
・カビが生える
・ぬるぬる粘りが出る
・容器が膨張している
臭い
匂い
におい
・いつもと違う臭い

食感
触感など
・納豆のような味
・酸味が強い

また要冷蔵品・常温品に関わらず、空気に触れると雑菌が繁殖して傷みやすくなるため、開封後の常温放置はやめましょう。

注意が必要なのは、未開封の真空パックや缶詰でも、酸素が無い環境を好んで毒素を生むボツリヌス菌が潜んでいる可能性があります。(※2)

食中毒症状がでる危険性があるため、容器が膨張・異臭がする場合は食べずに処分してください。

1.「要冷蔵」「10℃以下で保存」などの表示のある場合は、必ず冷蔵保存して期限内に消費する。
2.80℃で30分間(100℃なら数分以上)の加熱でボツリヌス毒素は失活するため、食べる直前に十分に加熱する。
ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
発色剤として知られる亜硝酸Naは、ボツリヌス菌を含む細菌の増殖を抑制する効果もあります。そのため手作りをした場合や無添加の商品は、短時間であっても常温保存せずに冷蔵庫に入れましょう。

常温で4時間以上放置した場合や、開封後に冷蔵庫へ入れ忘れていた場合は、見た目や匂いに異変がないか確かめてから使用してくださいね。

 

ベーコンの正しい保存方法│常温・冷蔵・冷凍別

ベーコン 常温保存

ベーコンは常温保存できませんが、冷凍保存なら1ヶ月程度日持ちします。

ベーコンの保存期間目安
 常温保存品 要冷蔵品
 未開封  開封後  未開封  開封後
常温  賞味期限まで お早めに NG
冷蔵 賞味期限まで 2~3日以内
冷凍 約1ヶ月間

空気に触れると傷みやすいため、開封後はラップや密閉袋に入れて冷蔵庫で保存して、賞味期限に関わらず早めに食べ切りましょう。

常温保存品でも、開封後に食べ切れない場合は冷蔵庫に入れてくださいね。

賞味期限が短い商品や大量に購入した場合は、早い段階で冷凍保存すると長持ちします。

開封後は小分けにして冷凍保存しよう

ベーコンは小分けにしてから冷凍保存すると、使いたい分だけ取り出せるため便利ですよ。

スライスベーコンの冷凍方法

1.ラップを敷き、間隔を空けて並べる
2.上からもラップを被せ空気を抜く
3.冷凍用保存袋に入れる

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
凍ったまま切ることができ、そのまま調理できますよ。ベーコン巻きなどに使いたい場合は、室温で2~3分間自然解凍してくださいね♪

ブロックタイプは、料理の用途に合わせて数種類の形でカットしておくと、時短になるのでおすすめです。

カット後はスライスベーコンの場合と同じで、ラップと冷凍用保存袋で保存してくださいね。

ブロックベーコンの切り方~料理別~
  • ベーコンソテーやポトフに:
    5㎜~1㎝の厚さで切る
  • パスタやジャーマンポテトに:
    1㎝の厚さで拍子木切り
  • チャーハンに:
    1㎝×1㎝のサイコロ状にカット

厚みをもたせて大判に切った場合は、冷蔵庫で自然解凍してから使用しましょう。

一度解凍した場合は、再冷凍すると風味が劣化する恐れがあるので、そのまま使い切ってくださいね!

 

結論|要冷蔵のベーコンは常温保存せず冷蔵・冷凍で保存しよう

ベーコンのまとめ
  • 要冷蔵品は長時間常温で放置すると傷みやすい
  • 缶詰や同基準で加熱処理されている商品は常温保存可能
  • 要冷蔵品・常温品のどちらも開封後は早めに食べ切る
  • 手作りや無添加商品が腐ると食中毒のリスクが高まる
  • 冷凍保存は1ヶ月程度日持ちする

要冷蔵のベーコンは常温保存すると品質が劣化するだけでなく、食中毒に繋がる恐れがあるのでやめましょう。

常温で置いておけるのは買い物帰りの1~2時間程度と考え、帰宅後はすぐ冷蔵庫に入れてください。

常温品も要冷蔵品も、開封後は賞味期限にかかわらず早めに食べ切りしましょう。

色んな料理に合う食材なので、上手に冷凍保存して活用してくださいね。

 

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