【監修者:野菜ソムリエプロ みつはしさなこ】
【執筆者:同上】
冷凍野菜の賞味期限は、1ヶ月が目安です。
日持ちするので1ヶ月以上入れたままにしがちですが、長期保存は美味しさが落ちてしまうので、目安内に使い切りましょう。
また冷凍するときは、単に野菜を袋に入れるのではなく、ちょっとしたポイントを意識すると鮮度や美味しさをキープできますよ。
冷凍野菜のこと
- 保存期間はどのくらい?
- 賞味期限切れは食べられる?
- 生のまま冷凍できる?
- 美味しく長持ちさせるには?
野菜のなかには、生で冷凍できるものや下ごしらえしたほうがいいもの、あまり冷凍に向いていないものがあります。
違いを知っておくと、自分に合った野菜を冷凍して上手に料理に使えるようになるので、最後まで参考にしてくださいね!
みつはしさなこ先生
野菜ソムリエプロ
みつはし先生の公式ブログ・Twitter・Instagram
目次
冷凍野菜の賞味期限は?目安を過ぎたらどうなる?
冷凍野菜の賞味期限は、1ヶ月以内が目安です。
市販の冷凍野菜ならパッケージの期限を目安にしながら、開封後は早めに使うようにしましょう。
自分で冷凍する場合 | 1ヶ月以内 |
---|---|
市販品 | ・パッケージ記載の期限が目安 ・開封後は早めに使う |
基本的に冷凍庫で腐ることはありませんが、長い間入れたままにしていると味が落ちてしまいます。
味が落ちてしまうのは、私たちの冷凍庫の日常的な使い方に関係があるからです。
なぜ冷凍庫に保存しているのに味が落ちてしまうのか、詳しく解説しているので参考にしてくださいね。
保存期間は1ヶ月が目安
冷凍野菜は、1ヶ月を目安に食べ切りましょう。
ただし、賞味期限や保存期間を大きく過ぎたものは、腐っていなくても注意が必要です。
賞味期限切れは風味が落ちている可能性
冷凍野菜は長期間入れたままにしていると、風味が落ちやすくなります。
- 冷凍庫の温度変化で品質が安定しない
- 庫内で空気に触れて乾燥する
家庭用冷凍庫は、日常的な開閉で温度変化しやすく、長期保存に向いていません。
また袋がしっかり閉じていないものや穴が空いたものは、食品が空気に触れて霜がついたり、酸化したりしてしまいます。
このような状態で長期間冷凍庫に入れていると、せっかく冷凍した野菜の美味しさが損なわれてしまいます。
そのため、冷凍野菜を活用するなら日常的によく使う野菜を中心にストックしておくと、無理なく使い切ることができますよ!
冷凍野菜の保存|野菜の特徴や調理で使い分け
野菜を冷凍するときは、ラップやポリ袋で密閉させましょう。
食べやすい大きさに切った状態にしておくと、凍ったまますぐに調理できます。
さらに野菜の入った袋を薄く平らに伸ばすと、短時間で冷凍できるため、美味しさをキープできます。
生のまま冷凍 | ・食べやすい大きさに切る ・ラップやポリ袋で薄く平らに密閉する |
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下茹でして冷凍 | ・よく絞って水気を切る ・食べやすい大きさに切る ・ラップやポリ袋で薄く平らに密閉する |
野菜は特徴や使い方によって、生のまま冷凍できるもの、下茹でしたほうがいいもの、あまり冷凍に向かないものがあります。
それぞれの違いを知っておくと、自分の料理に合わせて野菜を冷凍活用できるようになるので、最後まで読んでみてくださいね!
美味しく長持ちさせる2つのキッチングッズ
野菜を美味しく冷凍させるには、金属トレーやジッパー付き袋を活用するといいですよ。
金属トレー(アルミやステンレス)は熱伝導性が高く、食品を美味しい状態で急速凍結できます。(※1)
2枚のトレーを使って薄く平らになるよう上下から挟むと、より早く凍結するのでおすすめです!
ジッパー付き袋は、凍結した野菜を冷凍庫に保存するときに活用します。
ゆでて「サランラップ」&「ジップロック フリーザーバッグ」で #冷凍 保存すると、かさが減ってコンパクトに保存できますよ👍
もちろん、生のままでも冷凍保存OK!くわしくは👇をチェック💡https://t.co/ZkuI8ITTdZ pic.twitter.com/L31rIgThly
— 裏ワザ★レシピ (@urawaza_recipe) March 28, 2022
ラップやポリ袋と一緒に使うことで、すきまから空気が入りにくく、霜や乾燥で風味が落ちるのを防ぐので、ぜひ取り入れてくださいね。
生のまま冷凍できる野菜
次の野菜は、生で冷凍するのがおすすめです。
- 玉ねぎ
- ピーマン
- キャベツ
- ネギ
- きのこ
使うときは、凍ったまま鍋やフライパンに入れて加熱解凍しながら調理してくださいね!
下茹でしたほうがいい野菜
生で日持ちしにくい野菜、茹でると甘みが出る野菜は、下茹でしてから冷凍するのがおすすめです。
- ほうれん草
- 小松菜
- ブロッコリー
冷凍に向かない野菜
冷凍すると食感が変わりやすい野菜は、そのまま冷凍するのには向いていません。
- じゃがいも
- きゅうり
- レタス
冷凍した食品は中の水分が出やすいため、シャキシャキ感やごろっとした歯応えがある野菜は、食感が変わって違和感を感じやすいです。
上手に活用するには、いつもと形状を変えて冷凍する、もしくは調理法を変えると、冷凍後も食べやすくなります。
じゃがいもの場合はマッシュ状にしておく、きゅうりは塩揉みで水分を抜いておく、レタスはスープや炒め物にすると、使いやすくなりますよ!
野菜の冷凍保管方法には自信がないな…という方は、作ったおかずを冷凍するのも手です。
特に作りおき料理が多い方は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
詳しくはこの記事をチェック!
結論|冷凍野菜は賞味期限を目安に美味しく使おう
- 1ヶ月を目安に使い切る
- 目安を過ぎると風味が落ちやすい
- 歯応えある野菜は冷凍すると食感が変化する
- 短時間で凍らせたほうが美味しい
- 長持ちのコツは密閉保存
冷凍野菜は、賞味期限1ヶ月を目安に使い切りましょう。
冷凍庫に入れていれば腐ることはありませんが、期限を過ぎる風味が落ちやすくなってしまいます。
記事の美味しく長持ちさせるコツを参考にしながら、野菜を上手に冷凍活用してくださいね。