【執筆者:管理栄養士 福山理沙】
かいわれの賞味期限は、買ってそのままの状態だと意外に短いですが、ちょっとした工夫をすれば日持ちさせることも可能です。
この記事では、かいわれの賞味期限の目安や保存方法のコツなど、以下の項目を紹介します。
かいわれのこと
- 賞味期限の目安
- 黒い点は食べられるのか
- 腐るとどうなるのか
- 正しい保存方法
万が一賞味期限が切れたかいわれが冷蔵庫から出てきたときのために、安全な状態の見分け方も解説しています。
かいわれを長持ちさせながら美味しく安全に食べたい方は、参考にしてくださいね。
目次
かいわれの賞味期限は?冷蔵・冷凍別の日持ち
かいわれの賞味期限は、冷蔵だと3日週間程度、冷凍だと1ヶ月程度です。
常温 | 不可 |
---|---|
冷蔵 | 3日~1週間程度 |
冷凍 | 1ヶ月程度※ |
賞味期限:おいしく食べられる期間
買ってきたパックのまま冷蔵保存する場合は3日程度しか持ちませんが、工夫すれば1週間程度日持ちするので、のちほど保存方法をご紹介しますね。
かいわれはネットでも購入できますが、ネットだと配送に時間がかかるため早めに食べるようにしましょう。
また賞味期限内の新鮮なかいわれに黒い点が発生しても、食べられる場合もあります。
黒い点があっても食べられる可能性が
かいわれの芽や茎に黒い点が付着していても、カビの臭いがしなければ問題なく食べられる可能性があります。
発芽する種に傷がついている場合、成長した葉に黒い点が現れることがあるからです。
こちらの口コミのように黒い点がついているかいわれは、よく見かける方も多いのではないでしょうか?
かいわれ大根収穫してサラダに入れて食べた(^q^)葉の裏がちょくちょく黒いので「新鮮な筈なのに傷んでるの?」と調べたら種の時に傷ついてるんだって!食べて問題ないみたいだったので食べた(^q^)あんまり誰も気づかない pic.twitter.com/vJCSYolaLo
— chii (@xxxchiixxxx) March 7, 2022
しかし、本当にカビている可能性もあります。見た目と合わせて臭いも確認し、カビ臭さがあれば食べるのを控えましょう。
カビはかいわれが腐ると生えることが多いですが、腐るとどのような特徴があるのでしょうか?
異臭・ネバネバは大丈夫?腐るとどうなるか
かいわれが腐ると現れる特徴は、次のとおりです。
見た目 変色 |
・カビが生える ・ネバネバする |
---|---|
臭い 匂い におい |
明らかに嫌悪を感じる臭い |
味 食感 触感など |
明らかにおかしい味がする |
臭いの感じ方は人それぞれですが、甘いような臭いやアルコールのような臭いに感じられる場合もあります。
こちらの口コミでは、腐った大根のような臭いと表現しています。
うーん、このかいわれ大根腐った味がする
— ぎあもと (@farundorl) June 9, 2017
かいわれが腐敗したときの特徴に当てはまる場合、すぐに破棄しましょう。
賞味期限が短いため腐りやすいかいわれですが、保存方法を工夫すれば日持ち期間を伸ばすことが可能です。
冷蔵庫・冷凍で長持ちするかいわれの保存方法は?
かいわれの冷蔵保存は、根本が残っている場合と、根本を切った場合とで異なります。
冷蔵保存 | 根元が ある 場合 |
1.購入した際のパックに入れる 2.水を少量加える 3.ラップして輪ゴムでとめ密閉し、 立てた状態で野菜室に入れる |
---|---|---|
根元を 切った 場合 |
1.かいわれを軽く水で洗う 2.水に濡らしたキッチンペーパーを 軽くしぼり、容器の底にしく 3.底にしいたキッチンペーパーで かいわれを包み、フタをして 野菜室に入れる |
水やキッチンペーパーは、毎日取り換えましょう。
買った状態のまま冷蔵庫に保存した場合は3日程度しか日持ちしませんが、この保存方法だと1週間程度日持ちします。
かいわれを1週間以上日持ちさせたいと考える方も中にはいるかもしれません。かいわれの冷凍保存に関して確認していきましょう。
冷凍保存もできる?冷凍のコツや手順を紹介
かいわれの冷凍保存は可能ですが、しなしなになってしまうためおすすめではありません。
保存方法は、次のとおりです。
- 根元を切って使うときの大きさに切る
- 水気をよく切り、密閉袋に入れて保存
完全に冷凍する前にほぐせば、使うときにパラパラになって便利です。
保存後は、1ヶ月を目安に食べ切るようにしましょう。
かいわれと似た野菜にブロッコリースプラウトがありますが、こちらの記事でブロッコリースプラウトの保存方法を解説しているので、気になる方は参考にしてください。
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かいわれを安全に食べるためには、保存方法のほかにも気を付けることがあります。
保存方法だけでなく洗い方・切り方も大事!
かいわれはパックに入って販売されているので、洗わないで食べられると思ってしまう方もいるかもしれません。
しかし、安全に食べるためには、しっかりと洗うことが大事です。
かいわれに付着している雑菌を洗う必要があるほか、かいわれに付着した種の殻を落とせるからです。
洗い方と切り方を確認しましょう。
- ボウルに水を入れ、芽の方をひたしながらゆする
- 芽と茎の部分を流水に当てながら洗う
- 根元部分を切り落とす
- 芽のほうを持ち、根本部分をボウルに入れた水でゆすりながら洗う
かいわれは生で食べることが多いので、丁寧に洗うことが大切です。切ってから水にさらす工程も、忘れずに行いましょう。
結論|かいわれの賞味期限は短い!正しく保存して安全に食べよう
- 賞味期限は意外と短い
- 黒い点は食べても大丈夫
- 腐る見た目や臭いに変化あり
- 保存方法を工夫すると日持ちする
- 切り方や洗い方にも気をつける
かいわれの賞味期限はそのままだと3日程度と短いですが、保存方法を工夫すると、1週間程度日持ちします。
また冷凍保存をすれば1ヶ月程度日持ちしますが、シャキシャキとした食感が失われてしまうのであまりおすすめはしません。
かいわれに付着する黒い点は安全なものですが、中にはカビの場合があります。
食べる前は見た目や臭いをよく確認して、異変があれば食べてはいけません。
日持ちさせたい場合は、記事でご紹介した保存方法を試して、美味しく安全に食べ切りましょう。