【執筆者：編集部 高田ゆみ】
ウインナーが賞味期限切れから10日以上経ったら、未開封・開封後を問わずに傷んで食べられない可能性が高いです。
市販品の賞味期限は製造日から2週間から1ヶ月程度で設定されますが、開封後はあまり日持ちしません。
でも、期限切れ後すぐに傷むわけではないため、いつまでなら食べられる可能性があるのか知っておくと、フードロスを防ぐためにも役立ちますね。
そこでこの記事では、ウインナーをおいしく食べきるために知っておきたい以下の項目を紹介します。
ウインナーのこと
- 市販品に設定される賞味期限目安
- 食べられない状態の特徴
- 食中毒のリスク
- 風味を落とさない保存方法
賞味期限切れにならないように、常時ウインナーをストックしておきたい人に役立つ内容なので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ウインナーは賞味期限切れから10日以上経つと危険な理由
賞味期限切れから10日以上経った開封後のウインナーソーセージは、腹痛や食中毒のリスクがあるため食べないほうがいいです。
市販品のウインナーは商品によって製法や包装が異なるため、未開封で設定される賞味期限は異なりますが、開封後はあまり日持ちしません。
| 市販品 | 未開封 | 製造日から2週間～1ヶ月程度 ※商品によって異なる |
|---|---|---|
| 開封後 | 賞味期限の日付に関わらず 2～3日以内に食べきる |
|
| 手作り | 早めに食べきる | |
市販のウインナーに設定される賞味期限とは、比較的傷みにくい食品に表示されるもので、未開封で正しく保存していたら期限切れ後も食べられる可能性が高いです。
メーカーで設定した賞味期限の期間がわかれば、期限切れからいつまで食べられるのか大まかな目安を判断できます。
未開封なら賞味期限が2週間から1ヶ月｜期限切れ後の目安
ウインナーの賞味期限は、余裕をもって製造日から2週間から1ヶ月後の日付が設定されているため、正しく保存していたら期限切れ後も数日は食べられる可能性があります。
たとえば、シャウエッセンは製造日から30日後の日付が賞味期限に設定されています。
0.8か0.9が安全係数だと仮定して、大まかにいつまで食べられるのか確認してみましょう。
| 設定される賞味期限 | 30日 |
|---|---|
| 検査結果で得た可食期間※ | 33～37日 |
| 期限切れ後も食べられる期間※ | 3～7日 |
詳しくはこの記事をチェック！
未開封でも高温多湿の場所に長時間放置していた場合は、傷んでいる可能性が高いため食べてはいけません。
また、冷蔵庫で保存していても開封後しばらく経っているなら注意が必要です。
開封後は3日以内に｜10日以上は食中毒や腐るリスクも
開封後のウインナーは、賞味期限の日付に関わらず2～3日以内に食べきるように推奨されているため、10日以上経つと傷んでしまうかもしれません。
未開封でも賞味期限切れから2週間も経つと、腹痛や食中毒症状を引き起こす可能性があるため注意しましょう。
賞味期限切れ（2週間）のウインナー食べてから、お腹の調子が悪いのよ。
— toyo (@chang_suga) September 12, 2019
腐ると見た目や臭いに異変が生じて食べられないとわかりますが、見分け方が難しい場合もあります。
| 食べられない | 食べられる | |
|---|---|---|
| 見た目 変色 |
カビが生えた ぬめりがある 真空パックが膨張 |
皮の表面が白い 袋に水が溜まった |
| 匂い 臭い におい |
腐敗臭 酸っぱい臭い |
－ |
| 味 食感 触感など |
酸味がある ベタベタする |
－ |
皮の表面が一部白いだけなのは、スモークがかかっていないだけなので大丈夫です。
袋に水が溜まっているのは流通時に発生した結露が原因なので大丈夫ですが、白いぬめりがあって異臭がする場合は食べてはいけません。
また、真空パック入りは酸素がないため菌が繁殖しにくいと考えられますが、酸素がない環境でも増殖して毒素を生むボツリヌス菌のリスクがあるため過信は禁物です。（※2）
安心しておいしく食べるためにも、正しい保存方法を守りましょう。
賞味期限切れになりそうなウインナーの保存方法
ウインナーをおいしく食べきるには、パッケージに記載されている保存方法を守り、賞味期限までに食べきることが大切です。
保存方法が「要冷蔵（10℃以下）」と表示されている商品は、風味が落ちる可能性があるとしてメーカーでは冷凍保存を推奨していません。
| 市販品 | 未開封 | ・商品記載の保存方法を守る ・基本は要冷蔵（10℃以下） ・賞味期限までに食べきる ・開封せずにそのまま冷凍保存※ |
|---|---|---|
| 開封後 | ・ラップ+ジッパー付袋に入れる ・要冷蔵（パーシャル・チルド室推奨） ・2～3日以内に食べきる ・食べきれないなら冷凍保存※ |
|
| 手作り | ||
ウインナーをおいしく・安全に食べきるためにも、保存方法にひと手間加えてみましょう。
おいしさを保てる冷蔵・冷凍のコツ
未開封のウインナーを賞味期限内に食べきれそうもない場合は、袋を空けずに冷凍庫へ入れておき、使いたい時は冷蔵庫でゆっくり解凍するか、凍ったまま調理しましょう。
開封後はラップに包んでからジッパー付きの袋に入れて、できるだけ冷蔵庫の温度が低い場所で保存してください。
チルド（約0～2℃）室やパーシャル（約-3～-1℃）室、冷気が吹き出す付近など、できるだけ冷蔵庫で温度が低い場所に入れて、2～3日以内に食べきりましょう。
食べきれない場合は、調理しやすくカットしてからラップとジッパー付き袋に入れて冷凍し、凍ったまま調理して1ヶ月以内に食べきってください。
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結論｜開封後で賞味期限切れのウインナーは要注意
- 賞味期限切れから10日～2週間以上経ったら危険
- 未開封なら期限切れ後5日程度は食べられる可能性あり
- 開封後は2～3日しか日持ちしない
- 真空パックはボツリヌス菌に注意
- 冷凍保存は風味が劣化しやすい
ウインナーは未開封なら製造日から2週間から1ヶ月は日持ちするため、正しく保存していれば期限切れ後数日なら食べられる可能性はあります。
ただし、開封後の消費期限は2～3日程度で、商品に記載されている日付よりも早く傷むかもしれないので注意しましょう。
密封されて日持ちしそうな真空パックでも、袋が膨張して臭いに違和感がある場合は傷んでいるので食べてはいけません。
賞味期限切れになりそうで冷凍保存した場合は、凍ったまま調理してできるだけ風味を落とさないように工夫してみてください。
