【監修者：野菜ソムリエプロ みつはしさなこ】
【執筆者：同上】
賞味期限が切れたあとの冷凍餃子は食味が落ちやすいので、期限切れから1年経つと、食べるのはあまりおすすめできません。
基本的に冷凍保存の場合、賞味期限後すぐに食べられなくなることはありませんが、家庭用冷凍庫は長期保存には向かないので、賞味期限切れから半年や1年経過したものは注意が必要です。
冷凍餃子のこと
- 賞味期限切れでも食べられる？
- 味がちょっと心配なときは？
- 手作り餃子の保存期間は？
- 開封後はどう保存すればいい？
日持ちに便利な冷凍庫ですが、日常的にやっている何気ない行動が、実は冷凍食品の品質を下げてしまうこともあります。
そんな状態で長い間入れたままにしていると、ますます味が悪くなってしまうので気をつけましょう。
この記事では、長期保存に向かない理由や正しい保存方法、ちょっと味が心配なときのアレンジ方法を紹介しているので、最後まで参考にしてくださいね。
記事監修みつはしさなこ先生
野菜ソムリエプロ
みつはし先生の公式ブログ・Twitter・Instagram
目次
賞味期限切れ餃子はどうなる？食べられる？を解説
賞味期限切れの冷凍餃子は、冷凍中に腐ることは考えにくいですが、長い間冷凍庫に放置すると次の特徴が現れることがあります。
| 見た目 | ・霜や冷凍焼けをしている ・変色している ・袋が膨らんでいる |
|---|---|
| 味 食感 |
・皮が固くなっている ・冷凍特有のにおいがする |
こういった特徴は、保存方法や冷凍庫の使い方が原因で起きてしまいます。
食べても基本的に問題ありませんが、味が落ちている可能性が高いので、気になるときは料理でアレンジするのもおすすめですよ！
賞味期限切れですぐに食べられないわけではない
賞味期限切れの冷凍餃子は、必ずしも食べられないわけではないので、解凍して見た目や味を確かめてみましょう。
賞味期限はメーカーが「美味しく食べられる目安」として期限を定めたものですが、期限を過ぎたらすぐに食べられないわけではありません。（※1）
また、冷凍餃子などの冷凍食品は、冷凍保存中は基本的に傷むことはないと考えられています。
-18℃では食中毒の原因となる菌や微生物は活動できないため、冷凍庫では菌が繁殖して腐ることはありません。
ただし、開封後の保存がよくないと、霜や冷凍焼けを起こして味が落ちる原因となります。
冷凍食品は、空気に触れると食品の水分が飛んで霜となり、その結果食品が乾燥して固くなってしまうのです。また、冷凍後の変色やにおいも、空気に触れて酸化したことで起こります。
そのまま食べるにはちょっと…というときは、アレンジして取り入れてみてもいいですね。
- 餃子鍋
- 卵とじスープ
- 炊き込みご飯
賞味期限切れから1年経つとどうなる？
賞味期限切れから1年近く経ったものは、傷んでいないとしても味は大きく損なわれている可能性が高いため、あまり食べるのはおすすめできません。
おすすめしないのは、保存方法に加えて冷凍庫の日常的な使い方に関係があります。
- 頻繁に開け閉めをすると庫内温度が変わりやすい
- 正しく保存しないと空気に触れて味が落ちやすい
家庭用冷凍庫は、業務用と違い日常的な開け閉めで温度が変わるため、食品の温度が一定にならず長期保存向きではありません。
また袋が空いている、詰め過ぎで袋に穴があいてしまうと、冷凍食品が空気に触れて乾燥や酸化の原因になります。
このような状態で長期間冷凍庫に入れていると、味や品質が落ちる可能性は高くなります。
冷凍庫は腐らないと言われていますが、賞味期限切れで半年以上経ったら、腹痛を起こさないためにもやめておくか、1個だけ解凍した上で判断するといいでしょう。
買ったら賞味期限をチェックして、計画的に食べるようにしてくださいね。
手作り餃子・生餃子の保存期間は2〜3週間が目安
手作り餃子や生餃子を自分で冷凍する場合は、2〜3週間を目安に食べ切るようにしましょう。（※2）
なおチルド餃子や生餃子の消費期限は、作ってから約3日が目安です。
目安を過ぎたものは味が落ちて傷みやすくなっているので、冷凍保存はおすすめしません。
チルド餃子も冷凍で霜や冷凍焼けをさせないよう、次章で正しい保存方法をマスターしてくださいね！
冷凍餃子の保存を覚えてお気に入りを常備しよう
冷凍餃子を美味しく保存するには、空気に触れないようクリップなどでしっかり密閉しましょう。
手作りや生餃子の冷凍は、ラップを活用すると霜がつきにくくなりますよ！
| 市販品 | 冷凍餃子 | チルド餃子 |
|---|---|---|
| 開封後の使いかけは 空気を抜いて密閉する |
隙間ができないようラップし ジッパー付き袋で密閉する |
|
| 手作り | 隙間ができないようラップし ジッパー付き袋で密閉する |
|
また、冷凍庫の開け閉めする回数を減らすのも、冷凍庫内の温度をなるべく保つコツなので取り入れてみてくださいね。
また、最後におすすめの冷凍餃子4品を紹介しています。
あると助かる定番品から、一度は食べてみたい人気のお取り寄せまで、冷凍保存のコツを活かしながら楽しんでくださいね！
王道の「味の素」はアレンジにもおすすめ
発売から50年を迎えた味の素の冷凍餃子は、水・油を使わずそのままフライパンで焼けるのが特徴です。
慣れ親しんだ定番の味なので、ほかの料理へアレンジしやすいのも魅力ですね！
専門店の味が楽しめる「大阪王将」
中華専門店大阪王将の冷凍餃子なら、お店の味が家でも楽しめます。
2種類の餃子を食べ比べするのもいいですね！
野菜をたっぷり摂りたいなら「幸楽苑」
幸楽苑の「ベジタブル餃子」は、野菜だけをたっぷり使ったヘルシーな餃子です。
ニラやニンニクも使っていないので、夜遅い時間でも翌日ニオイを気にせず食べられますよ！
今注目なのはチルド餃子「ぎょうざの丸岡」
ぎょうざの丸岡は宮崎県にある餃子専門店で、いま注目を集めている宮崎餃子の一つです。
今日は久々にぎょうざの丸岡に行ってきました🥟
元々は、宮崎県に本店がある持ち帰り専用の餃子屋です🥟
去年、宇都宮・浜松を抑えて宮崎県が餃子消費量日本一になってから、色々な番組に取り上げられて最近はとても人気だそうです🥟
もちろん、美味しかったです🥟🥟🥟#ぎょうざの丸岡#宮崎県 pic.twitter.com/68gdVGdSyt— カブ (@tultukun) May 27, 2022
丸岡餃子は以前から西日本中心に知られていましたが、2021年に宮崎県宮崎市がぎょうざのまちとして取り上げられたことで、全国に名前が広がったようです。
こちらのお取り寄せショップなら、特製餃子のタレとセットで届けられますよ！
届くまでに1ヶ月以上かかるほど人気店なので、どんな餃子か一度食べてみたいですね♪
届いたら期限内に食べるか、早めに冷凍保存してくださいね。
さらに餃子を焼くときは、生焼けにならないよう、下記の記事も参考にしてみてくださいね。
詳しくはこの記事をチェック！
結論｜賞味期限切れの冷凍餃子は早めに食べきろう
- 期限切れ後も腐りにくいが味は要注意
- アレンジなら鍋や炊き込みご飯に
- 手作り餃子の冷凍は2〜3週間
- 生餃子の冷凍は霜に注意
- 開封後は空気が入らないよう密閉
賞味期限が切れた冷凍餃子は味が落ちている可能性があるので、早めに使い切るようにしましょう。
家庭用冷凍庫では、入れっぱなしの期間が長いほど品質が落ちやすいので、食べられるか味やにおいを一度確かめるといいですよ。
冷凍保存のコツを参考に、餃子を美味しく楽しんでくださいね。
