【執筆者:栄養士 佐々木彩】
春菊はとても傷みやすい野菜で、あまり日持ちしない食材です。
生のまま放っておくとすぐに葉がしなびる・変色して食べられなくなる可能性があるので、すぐに使いきれない場合は冷凍保存しましょう!
この記事では春菊を長持ちさせるための以下の項目をご紹介します。
春菊 のこと
- 常温と冷蔵・冷凍の日持ち目安
- 食べられるかどうかの見分け方
- 鮮度を保つ冷蔵庫での保存方法
- 長持ちする冷凍保存のコツ
春菊を冷蔵庫に入れたままつい忘れて食べられなくなっていた、なんてことありますよね。
長持ちする保存方法や、冷凍できるか知りたい人はぜひ参考にしてくださいね♪
目次
春菊の日持ちは?冷蔵庫・冷凍庫での保存期間
春菊は乾燥・暑さに弱い食材で傷みやすく常温保存では日持ちしないので、冷蔵庫か冷凍庫で保存しましょう。
常温 | 適さない |
---|---|
冷蔵庫 | 2~3日 |
冷凍庫 | 1ヵ月ほど |
保存には冷蔵が適していますが、正しく保存しないと数日で葉がしなびる・黄色く変色するなどの変化が生じます。
変色やしなびていても食べられる?見分け方を解説
春菊がしなびていても食べられる場合がありますが、変色や溶け・腐敗臭が発生していると食中毒の可能性もあるので食べないようにしましょう。
食べられない | 食べられる場合がある | |
見た目 変色 |
黄色や茶色の変色 枯れている |
しなびている |
臭い 匂い におい |
腐敗臭 | - |
味 食感 触感など |
溶けている ぬめり |
- |
しなびた状態は水分が蒸発しているだけなので、食べられる場合もあります。
以下の手順を試してみてくださいね。
春菊の切り口を3時間ほど水につけておきましょう。失った水分がもとに戻って復活します。
ただし、水につけておいても復活しない場合は劣化している可能性があるので、食べないことをおすすめします。
傷んだ所には注意!食中毒を起こす微生物とは?
傷んだ所を間違って食べると、食中毒感染の可能性があり大変危険です!
微生物は傷んだ所に多く存在し、中には食中毒の原因となる有害なものもいます。(※1)
野菜からは有害な菌が見つかることはほとんどありませんが、過去には野菜を原因とする食中毒も発生しているので注意しましょう。(※2)
感染を起こさないためにも、傷んだ所はカットするなどして取り除いてくださいね。
素麺がいっぱいあるので昼は煮麺にした。具はしなびた春菊と卵。もみ海苔をトッピングしたら香りがUP^_^ pic.twitter.com/KV2Lm2GpxW
— SARU@コミティア140にその他ジャンルで参加_新刊は微妙 (@SARU04804590) February 14, 2015
また、このように十分加熱して食べるとより安心です。
食中毒の心配をなくすためには、春菊を劣化させない保存方法を覚えておきましょう。
正しく保存することにより、長期保存もできるようになりますよ!
春菊を長持ちさせる保存方法
春菊は冷蔵庫や冷凍庫で正しく保存することで長持ちします。
保存法 | |
冷蔵 | 1.濡れたペーパータオルで 茎を包む 2.葉の部分は乾燥した ペーパータオルで包む 3.袋に入れる 4.立てて保存 |
冷凍 | 1.水で洗って水気をふく 2.食べやすい大きさにカット 3.冷凍保存袋に入れる |
数日中に食べきるのであれば冷蔵保存、大量保存や長期保存するのであれば冷凍保存がベストです!
ただし、保存方法を間違えると日持ちが短くなるので正しい方法を知っておきましょう!
冷蔵保存のポイント!水分を保ちながら保存しよう
冷蔵保存は水分の蒸発を防ぐこと、立てて保存することがポイントです。
茎から水分補給をして、葉のみずみずしさを保つために乾いたペーパータオルで鮮度を保ちましょう。
野菜は土に植えてある状態と同じ向きで保存すると日持ちするので、立てて保存するとより長持ちしますよ。
冷凍保存のコツは?茹でてから冷凍がおすすめ
春菊は冷凍するとポリフェノールで黒く変色するので、生よりも茹でてから冷凍がおすすめです。
生のままの冷凍は手軽にできる利点がありますが、春菊に含まれているポリフェノールによって変色してしまいます。
変色しても食べられないわけではないですが、気になる人は茹でてから冷凍しましょう。
茹でてから冷凍すると色鮮やかなまま保存できますよ。
また、冷凍時に小分けにしておくと、おひたしや胡麻和えを作る時にも便利です。
このような小分けにできる保存容器があると、お弁当などにも重宝しますよ!
解凍する時は電子レンジか自然解凍で美味しく食べられます。
春菊についてもっと知りたい人はこちらの記事もご覧ください。
詳しくはこの記事をチェック!
春菊を日持ちさせるには冷凍保存がベスト!
- 冷蔵庫で2~3日・冷凍で1ヵ月
- 常温では日持ちしない
- しなびた春菊は復活できる場合も
- 冷蔵庫では立てて保存する
- 生より茹でて冷凍すると良い
春菊は乾燥しやすく傷みやすい食材なので、水分の蒸発を防ぎながら冷蔵庫で保存するか、早めに消費できないときは冷凍保存をしましょう。
生のまま冷凍すると変色する可能性があるため、茹でてから冷凍すると色鮮やかなまま保存できますよ。
正しい保存方法で春菊を長く楽しんでくださいね♪