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食材・料理のQ&A

あんこは腐るとどうなる?賞味期限切れの見分け方と保存方法

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料理・食材
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あんこ 腐る

【執筆者:編集部 宇野山萌】

あんこが腐るとカビが生えたり酸っぱい臭いがしたりしますが、味や見た目に違和感があっても問題ないケースもあります。

腐ったものを食べるとお腹を壊す恐れがありますし、逆に腐っていないのに捨ててしまうのはもったいないですよね。

腐るとどうなるかや変化が起こる原因を知って正しく見分けられるように、あんこの状態や保存について次のようにまとめて解説します。

この記事を読むとわかる!
あんこのこと

 

  • 腐ったあんこの特徴と危険性
  • 違和感があっても大丈夫な状態
  • あんこの賞味期限目安
  • 日持ちさせられる保存方法

賞味期限まで十分日数がある市販品でも、開封後は保存に注意も必要です。

見極めや保存を正しくおこない、最後まで美味しいあんこを楽しみましょう♪

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あんこが腐るとどうなる?大丈夫な状態との見分け方とは

あんこ 腐るとどうなる

あんこの見た目や臭いに変化がある場合、腐っていて食べられないものと問題ないものがあります。

腐ったあんこと食べられる場合の見分け方
腐っている 腐っていない可能性が高い
見た目
変色
カビが生えている 表面が黒い
臭い ・酸っぱい臭いがする
・明らかに腐った臭いがする
味・触感 ・明らかに腐った味がする
・ネバネバと糸をひく
・苦みを感じる
・透明の液体がある

あんこを常温放置した結果、菌が繁殖して食中毒を引き起こしたケースもあるので注意が必要です。

あんこは腐ると味や臭いに変化が!食中毒の危険も

あんこの表面に白い綿状や緑色のカビが生えている場合は、腐っていると考えられます。

またあんこに限らず食品が腐ると臭いが変化します。

腐った食品の臭いの例(※1)
  • 嫌悪感を感じるような刺激臭
  • アルコールのような臭い
  • 甘ったるい臭い

このような特徴がある場合、残念ですが食べるのはやめておきましょう。

過去にはあんこ餅を食べて、セレウス菌による集団食中毒が発生した事例もあります。

2001年12月に保育園でのもちつき大会後に、441人中344人に嘔吐などの症状が現れる集団食中毒が発生しました。あんもちに使われたあんからセレウス菌が発見され、茹でた小豆を長時間常温に置いたことで菌が増殖したことが原因だと考えられます。(※2)

食中毒が発生しやすい夏ではなく冬に起こった食中毒事例なので、季節を問わず保存方法には十分な注意が必要だとわかりますね。

あんこが腐るとどうなるかはわかりましたが、「これは何?」と感じる味や見た目でも、含まれている成分によるもので問題ない場合もあります。

見た目や味が怪しくても腐っていない場合もある

一見「腐っているかも」と疑うような状態でも、あんこに含まれる成分が原因で、問題なく食べられる場合もあります。

食べられるあんこの状態と原因
状態 原因
表面が黒い ①小豆中のタンニンと原料中の鉄分が結合
②タンニン鉄を生成
③黒っぽく変色
苦みを感じる ・小豆に含まれるタンニンの苦み
・缶入りのしるこを長時間高温加熱
→苦みや酸味が出る場合がある
透明の液体がある 保管中にあんから分離した糖蜜

色や味に変化を感じると不安を感じますが、食べられる場合もあるのでしっかり見極めましょう。

あんこが腐るとどうなるかはわかりましたが、腐った特徴がなければ賞味期限切れでも食べられるのでしょうか?

あんこの賞味期限や、腐らせないための保存方法についても解説しますね。

あんこの賞味期限は何年?開封後の日持ちや保存方法は?

あんこ 保存方法

あんこの賞味期限は保存容器によって差があり、開封すると期限通りではなくなります。

また手作りのあんこはそのまま放置すると腐る危険が高く、日持ちも長くありません。

あんこの日持ち目安
未開封
(市販缶詰)
開封後
(市販品)
手作りあんこ
常温 約3年 × ×
冷蔵 約1週間 3~4日
冷凍 約1ヶ月

正しい保存方法を知っておかなければ、あんこを無駄にするかもしれませんね!

糖度や容器で変わる!あんこの賞味期限目安を紹介

あんこの賞味期限はメーカーや商品によって差はありますが、おおむね保存容器によって目安があります。

保存容器別 あんこの賞味期限目安(※3)
缶詰 約3年
レトルト食品
(アルミ真空パック)
約1~2年
瓶詰め 約半年~1年

缶詰・瓶詰め・アルミ真空パックはどれも食品を加熱して密閉しているため、食品を腐らせる細菌や微生物がおらず、賞味期限はかなり長く設定されています。

ヨセミテ 編集部
ヨセミテ
編集部
 瓶詰めは透明で光や日光などの影響を受ける可能性があるので、少し短めになりますよ。

たとえばホテイのゆであずき缶詰は3年の賞味期限です。(※4)

こちらのパウチゆであずきは製造から6ヶ月の賞味期限ですよ。

「賞味期限」は美味しく食べられる期限なので、期限切れのものを食べて必ずお腹を壊すというわけではありませんが、腐らないわけでもありません。

未開封でも期限内に食べ、開封後は正しく保存して早めに食べましょう。

あんこは冷凍もできる!開封後の日持ちと保存方法を解説

開封したあんこや手作りのあんこは常温では保存できません。

冷蔵庫か、もっと長く日持ちさせたいなら冷凍庫での保存がおすすめです。

あんこの冷蔵・冷凍保存方法
冷蔵庫
(手作り:3~4日
市販品:約1週間)
1.清潔な保存容器に入れる
2.乾燥しないようにラップで密閉する
冷凍庫
(約1ヶ月)
1.1回分ずつラップに包む
※シート状にすると便利
2.密閉容器に入れる

手作りあんこは冷蔵でも3~4日程度しか日持ちしませんが、砂糖を多く入れて糖度を高くすると腐りにくくなりますよ。

糖度が高い食品が腐りにくい理由

食べ物を腐らせるカビや微生物が繁殖するためには水が必要です。
砂糖の量が増えると食品中の水分が砂糖と結びついて菌の増殖に使えず、腐りにくくなります。

ヨセミテ 編集部
ヨセミテ
編集部
 糖度が高いあんこは冷凍しても完全には凍らないので、解凍しなくてもスプーンが入りますが、あらかじめシート状に伸ばしておくとそのままあんトーストを作れてとても便利ですよ♪

結論 | あんこは腐るので正しく保存しよう

あんこのまとめ
  • あんこが腐ると酸っぱい味やカビなどの変化が現れる
  • 表面が黒い・苦みはタンニンの影響なので食べられる
  • 常温放置すると腐ることがあり過去には食中毒の事例も
  • 市販のあんこは未開封で1年以上日持ちするものが多い
  • 開封後は冷蔵か冷凍で保存!

カビや酸っぱい臭いがあるあんこは腐っていますが、表面が黒かったり苦い味がしたりするのは小豆に含まれるタンニンによるもので、問題なく食べられます。

缶詰や瓶詰め・アルミ真空パックのあんこは1年以上日持ちすることが多いですが、開封後は冷蔵庫でも1週間程度しか保存できません。

長く日持ちさせたい場合は、冷凍すれば1ヶ月程度保存できるので活用しましょう!

せっかくの美味しいあんこを、最後まで食べきりましょうね。

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