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食材・料理のQ&A

りんごが腐るとどうなる?味・変色などの見分け方や賞味期限の目安

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料理・食材
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りんごが腐ると、皮全体が茶色っぽく変色して鼻につくような臭いがするなど、明らかに食べることができない状態だと判断できます。

しかし、新鮮な状態でも苦味を感じる場合や消毒薬のような異臭がするなど、見た目は問題なくても食べられないのでは?と見分けがつきにくい場合もありますよね。

りんご 腐る
りんごには賞味期限が記載されていないため、消費者が見た目で判断しなければいけません。

そこでこの記事では、安心して食べられるりんごを見分けるために役立つ以下の項目を紹介します。

りんごは栽培中だけでなく保管の仕方によって傷みやすい果物です。

見た目が悪くても食べられる場合が多いのですが、腐ってしまった!と思ってすぐに処分するのはもったいないですよね。

この記事を読むと、最後までりんごを無駄にせず美味しく食べきるポイントがわかるので、ぜひ参考にしてください♪

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りんごが腐るとどうなる?食べられない状態の見分け方

りんごが腐ると皮が茶色っぽく変色して汁が出るなど、新鮮な状態とは明らかに見た目が違うので食べられないと判断できます。

新鮮なりんごは、ツルがピンとして弾力があるのが特徴です。(※1)

りんご 腐る 見分け

鮮度が落ちるとツルや皮のハリがなくなって変色しやすくなりますが、ツルがピンとして鮮度が良いのに皮の色がおかしい場合もあるため見分け方が難しいものです。

他にも切ってみたら中身が少しだけ茶色に変色していた、変な臭いがする場合なども食べられる場合が多いため、食べられる状態の見分け方を知っておくことが大切ですね。

まずは、明らかに食べられない状態の特徴から確認しましょう。

変色や臭いで食べられないと判断できる状態の見分け方

りんごが腐ると以下のような特徴が見られます。

  • 皮がぶよぶよして柔らかい
  • 全体が茶色に変色している
  • 溶けて汁が出ている
  • 鼻につくようなツンとした甘酸っぱい臭いがする
  • 皮にカビが生えていて中身もカビ臭い

画像だけでは確認できませんが、全体が茶色っぽく変色しているので腐っている可能性が高いですね。

りんごが腐ると、異常な柔らかさや変色、普通よりも鼻につくようなツンとした甘酸っぱい臭いが漂うので、食べられない状態だとわかります。

このように明らかに腐った状態ではなくても、皮の表面にカビが生えた状態は要注意です。

白や緑のカビが生えていても、皮をむいて中身が問題なければ食べられると考える人もいますが、目に見えない菌糸が中身に影響しているかもしれません。

皮をむいて中身がカビ臭いなら絶対に食べないようにしてください。

カビを生えた食品を食べても下痢や嘔吐など、急性の食中毒症状を引き起こすことはまれですが、慢性的に食べ続けると発がん性などの影響が懸念されます。(※2)

皮をむけば問題ないと判断するのかは自己責任になりますが、妊娠中の女性や小さなお子さん、高齢者などにはおすすめできません。

りんごは基本的に、このような明らかに腐った状態・皮にカビが生えた状態でなければ問題なく食べられることが多いです。

このように皮がしわしわになって柔らかい状態でも、腐っていなければ食べられます。

見た目がおかしいけど食べられると判断できる事例を紹介します。

皮がヌルヌルしているだけなら食べられる!

りんごの皮がヌルヌルしているのは腐っているわけでも、人工的にワックスをかけているわけでもなく、天然成分なので大丈夫です。

りんご 腐る 食べる

完熟するとりんごに含まれるリノール酸やオレイン酸などの不飽和脂肪酸が表面に現れ、べたつくようになります。

とくにジョナゴールドや紅玉など品種によってべたつきやすくなります。(※3)

臭いや味がおかしいけど見た目は問題ない場合も食べられるケースが多いです。

臭いや味がおかしくても見た目が問題なければ大丈夫

見た目は全く問題ないのに消毒薬のような異臭がするのは、りんごに含まれる成分のカテキンの影響だと考えられます。

未熟な状態で収穫されたりんごは消毒薬のような異臭や、渋味・苦味などを感じやすいのですが、見た目が問題ないのであれば食べても大丈夫です。(※4)

また、長期間貯蔵されていたりんごは洗濯物の生乾きのような臭いに感じられる場合もありますが、こちらも問題なく食べられます。(※5)

外側は問題ないけど、カットするとカビが生えているように見える場合も大丈夫です。

カットしたらカビが生えている?のは要確認

外側の見た目や臭いは全く問題ないけど、切ったら中身にカビが生えているように見える場合もあります。

種の周りに白いモコモコしたカビのようなものや、茶色~黒っぽい空洞などが発生する芯カビ病(心カビ病)の可能性があります。

栽培中に糸状菌の影響で発生するもので、カビが生えている部分を取り除けば食べても問題ありません。(※6)

ただし、芯カビ病が発生すると傷みやすいため、変色部分が広がっているようなら無理に食べずお店に連絡後交換してもらうことをおすすめします。

他にも変色する原因はありますが、食べられる場合が多いので特徴をよく見極めましょう。

変色しているだけなら食べられる場合が多い

りんごの表面が変色している、カットしたら変色していることは珍しくありません。

「つがる」などの品種によっては維管束褐変と呼ばれる変色が発生しやすい場合もありますが、問題なく食べられます。

表面に茶色の斑点や、切ってみたら茶色の斑点ができる理由は、コルクスポットやビターピットと呼ばれるカルシウム成分不足による生理障害だと考えられます。(※7)

他にも黒い斑点ができる黒星病や黒点病、赤い色が抜けてまだらになるサビ病、押しきずなど無農薬栽培のりんごは見た目が悪い状態になりやすいですが、美味しく食べられます

このような見た目が悪くても食べられるりんごは訳あり品としてお手頃価格で購入できますよ。

フードロスを減らすためにも家庭で食べる際にはぜひ検討してみてはいかがでしょうか?

また、収穫後の貯蔵・発送や、家庭での保管状況によってはまだらに変色する蜜褐変(蜜腐れ)や、全体的に茶色っぽくなる内部褐変になる場合もあります。

これらは腐りやすくなっている状態なので、気付いたら早めに食べきることが大切です。

ヨセミテ 編集部
ヨセミテ
編集部
そのまま食べると苦味を感じる場合があるため、こちらを参考にして調理することをおすすめします。購入直後にかなりひどい変色が見られた場合は、お店に連絡後交換してもらいましょう。

りんごが劣化して腐る原因は家庭での保存状態にも影響されるので、できるだけ美味しさをキープできる方法を実践しましょう!

りんごが腐る原因とは?賞味期限の目安と保存のコツ

りんごが腐る原因は芯カビ病など栽培中の生理障害が影響する場合もありますが、購入後に家庭での保存状態が良くなかった可能性もあります。

りんご 腐る 原因

ツルに弾力がある新鮮なりんごを上手に保存した場合は、1~2カ月くらいが日持ち期間の目安になります。

りんごは低温多湿の環境を好むので、野菜室よりも温度が低めの冷蔵庫で保管しましょう。

1つずつキッチンペーパーまたは新聞紙で包んで乾燥から守り、ビニール袋に入れておきます。

ヨセミテ 編集部
ヨセミテ
編集部
ビニール袋に入れておかないとエチレンガスを発生させて他の食品を傷ませる原因になるので気をつけてください。

段ボール箱のまま常温保存したい場合は、できるだけ涼しい場所で1カ月以内に食べるようにしてください。(※8)

りんご 腐る 箱

りんごには賞味期限が記載されていないため、腐るタイミングはいつ頃なのか具体的な日数を判断するのは難しいものです。

正しく保存したつもりでも、思っていたよりも早く鮮度が落ちる場合があります。

腐るまでに早く食べきることが大切なので、鮮度が落ちたりんごを美味しく食べる方法を覚えておきましょう。

りんごが腐る前に!腐りかけでも美味しく食べる方法

鮮度が落ちたりんごは水分が抜けてシャキシャキ感がなくなり、ほどよい酸味も抜けてしまいます。(※9)

りんご しわしわ 食べられる

傷んでいる状態では生のまま食べても美味しくないので、これらのデメリットをカバーできるレシピで美味しく食べきりましょう!

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このように、工夫次第でりんごを美味しく食べきる方法があるので、鮮度が落ちても無駄にせず料理に活用してください。

結論|りんごが腐るサインを見逃さず早めに食べよう

りんごが腐ると皮全体が茶色っぽく変色して汁が出る、鼻につく不快な臭いがするなどの異変が生じるので食べられない状態だとわかります。

腐っているかもしれない?と思うような見た目の黒星病やサビ病などは問題なく食べられるので安心してください。

味や臭いがおかしい場合も、ツルがピンと張った新鮮な状態なら問題なく食べられます。

ただし、保存状態によって発生する内部褐変や蜜褐変など中身が茶色く変色する現象は腐りやすくなるサインなので、全体に広がらないうちに早めに食べきりましょう。

鮮度が落ちると食感や味が悪くなるので、加熱調理やすりおろしてから料理に使って美味しくいただきましょう!

 

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